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2008 07,27 23:40 |
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7/28 今週の決算発表予定銘柄コメント 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
[執筆者紹介]
7月28日からの週も重要企業の決算発表(09年3月期1Q)が目白押しです。前半のピークの週になるので、注意して決算を観察したいものです。 7月29日は、ネットイヤーグループ、コマツ、ソニーがあります。 ネットイヤーグループは、ウェブサイトのコンサルティング、構築、運営が主力業務の会社です。ネットベンチャーとして人気の会社です。 コマツは、新興国の重機需要の動きが注目されます。キャタピラーの4-6月決算は好調でした。 ソニーは、ゲーム部門の採算改善度合いがどの程度なのか、エレクトロニクス部門がサブプライム問題の影響を受けているのかどうかが注目点です。電機株の代表格の一社なので、決算を注視する必要があります。また、東芝、松下電器産業が同じ29日に、日立製作所、NEC、富士通、シャープが31日に決算発表するので、電機株の間でテレビ事業や半導体事業を比較すると興味深いでしょう。 30日には任天堂の決算があります。欧米でのWii、DSの売れ行き、WiiFitやマリオカートなどのソフトの売れ行きが良いようですし、円安ですから、1Q決算には注目できそうです。ソニー決算との比較や業績見通しの上方修正の可能性にも注目する必要がありそうです。 31日は、まず大手鉄鋼会社の決算発表です。新日本製鉄、JFEホールディングス、住友金属工業、神戸製鋼所の決算があります。鉄鋼大手は大幅な原料高に対応して自動車向け鋼板の値上げを実施します。減益幅の縮小程度や業績見通しの有無(期初は通期の業績見通しを公表しませんでした)に注目したいです。 三菱重工業、川崎重工業など重工、造船大手の決算発表もあります。各社とも原材料高や造船需要の変調の影響をどの程度受けているのか注目されます。 三菱商事、伊藤忠商事もこの日に決算発表があります。三菱商事は資源高メリットをフルに受けている会社です。期初の業績予想が控え目だったので、業績見通しに注意したいものです。 みずほフィナンシャルグループの決算発表もあります。08年9月期はサブプライム関連損失がありましたが、その後の経営戦略が注目されます。前週に三井住友フィナンシャルグループがありましたので、それとの比較も重要でしょう。 三井不動産、三菱地所は、不動産業界の変調の影響が気になります。マンション価格の下落やオフィス空室率の上昇といった逆風がこの業界に吹き始めました。新興不動産業者の破綻も起きています。大手の業績と戦略を確認したいと思います。 8月1日も数多くの決算発表がありますが、業界大手よりも中堅企業、新興企業の決算発表が数多く予定されています。例えば、一休は高級ホテルの予約サービスで伸びてきた会社ですが、大手予約サイトが同様のサービスを強化しているため、伸び悩んでいます。現状を確認したいと思います。 前週からの2週間で金融、電機、インターネット、ゲーム、不動産、建設、機械など、一通りの業界で、大手から中堅、新興企業の決算が発表されます。1Qの業績動向は09年3月期通期を見通すときに非常に重要です。これまでの経験に即して言えば、1Qが好調な会社は、通期も好調で業績見通しを上方修正する可能性が少なからずあります。相場の足元と絡めて考えても重要な時期ですので、注意深く決算を分析したいと思います。 ※上記コメントは、7月24日(木)作成時点におけるもので将来の市場環境等の変動等を保証するものではありません。 PR |
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