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2008 07,25 21:00 |
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中堅ゼネコン「平和奥田」元社長ら、特別背任容疑で逮捕 読売新聞 2008年7月25日19時48分 大証2部上場の中堅ゼネコン「平和奥田」(本社・滋賀県東近江市)の元社長・奥宗嗣(おくむねつぐ)容疑者(46)(滋賀県東近江市)らが、和歌山県内の山林の資産価値を偽り、実勢価格の約60倍の2億円で同社に購入させ損害を与えたとして、大阪、滋賀両府県警は25日、奥容疑者と、取引を仲介した不動産会社役員・山元康幸容疑者(51)(千葉市中央区)ら4人を特別背任容疑で逮捕した。 ほかに逮捕されたのは、平和奥田の元取締役総務部長・上原平太郎(61)(滋賀県東近江市)、別の不動産会社社長・中村嘉秀(46)(同県草津市)の両容疑者。奥、山元両容疑者は容疑を否認、残る2人は認めているという。 発表によると、奥容疑者らは共謀。山元容疑者から平和奥田への借金返済が困難になったことから、実際には約330万円の価値しかない和歌山県那智勝浦町の山林(8万6000平方メートル)について、山元容疑者を介在させて転売、最終的に平和奥田に高値で買い取らせて、売買代金から返済金を捻出(ねんしゅつ)することなどを計画。 2004年6月、山元容疑者の転売先となった建設会社との間で、平和奥田にこの山林の売買契約を結ばせ、05年3月まで数回にわたり計2億円を支払わせ、平和奥田に同額の損害を与えた疑い。 購入資金の一部は、山元容疑者の借金返済に充てられたほか、暴力団関係者にも流れたという。この土地取引で、奥容疑者らは、平和奥田が2億円の資産を得たように装い、決算を粉飾しようとしたとみられ、両府県警は経緯を調べる。 山元容疑者は昨年2月、東京・南青山の土地取引について国会質問をした衆院議員を脅したとして警視庁に逮捕され、今年3月に懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を受け、控訴中。山元容疑者は、南青山の複数の土地について地上げ交渉をしていたが、その際、「平和奥田相談役」の名刺を使っていた。 平和奥田は1953年に設立。96年に大証2部に上場した。資本金は約13億6000万円。不適正な会計処理が発覚し、奥容疑者は昨年12月に社長を引責辞任した。大阪証券取引所は不適正な会計処理を繰り返したとして今年7月、同社の株式を8月15日付で上場廃止にすると発表している。 PR |
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