4/13お昼の『株価材料』

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■株価材料

△パワーアップ<3044>がストップ高、第1四半期49.9％経常増益

△エスプール<2471>が反発、自社株消却を好感

△マックス<6454>堅調、08年3月期営業益が前期推定比10％増との報道

▼カナレ電気<5819>が軟調、07年3月期予想の下方修正を嫌気
カナレ電気が軟調な展開となっている。２００７年３月期連結決算見通しについて、経常利益を１４億１０００万円から１２億７０００万円に下方修正したことを嫌気した。
　
△宮田工業<7301>が高い、07年3月期の利益予想を上方修正
宮田工業が高い。１２日に発表した２００７年３月期の利益予想上方修正が好感されているという。単体経常利益予想は従来の２億５０００万円から３億６０００万円に引き上げられた。

△スター精密<7718>がしっかり、好決算を評価し買い誘う
スター精密がしっかり。１２日に発表した決算の内容が好調だったことが評価され、買いを誘っている。同社は１２日、２００８年２月期連結決算見通しについて、経常利益が前年比１０％増の１２０億円になると発表した。年間配当金については、２００７年２月期の見込み３２円に対して１０円増配の４２円を予想している。

▼パシフィックゴルフ<2466>が連日の上場来安値、ＣＢ発行による希薄化懸念
パシフィックゴルフグループインターナショナルホールディングスが大幅安となっており、連日の上場来安値更新となっている。前日に２０１７年と２０１２年に満期を迎えるユーロ円建転換社債型新株予約権付社債（ＣＢ）の発行を決議しており、希薄化や需給懸念が圧迫要因となっている。

△オリックス<8591>が反発、マンション管理会社買収との報道
オリックスが反発。関西マンション管理会社のケイビーエスシラカワ（ＫＢＳ、神戸市）を数十億円で買収することで合意したと１３日付日経新聞で伝えられたことが手がかり材料となっている。昨年傘下に収めた第一建物管理と経営統合する方針という。

■三井情報<2665>が軟調、07年3月期連結決算予想を下方修正

▼アドテックプラズマ<6668>が売り気配、07年2月中間連結予想を下方修正

△旭化学工業<7928>：07年8月期の業績予想と配当予想を上方修正
旭化学工業は１２日、２００７年８月期業績予想の上方修正を発表した。連結経常利益は従来予想の５億４０００万円から５億８０００万円、連結純利益は４億円から４億４０００万円に増額した。主力製品の電動工具成形品と自動車部品がともに好調に推移している。好業績を受けて年間配当は従来予想の１０円から１３円に上方修正した。

（ロイター）

△リアルビジョン<6786>、医用画像表示のための新製品を開発　FVTシリーズ
株式会社リアルビジョンは、医療画像表示用の新たなソリューションとしてFVTシリーズを開発中であることを発表しました。本日から、パシフィコ横浜で開催されている2007国際医用画像総合展（ITEM2007）のリアルビジョン社ブース（ブース番号309）で試作品の展示及びデモンストレーションを行います。

△日本初のYouTube日本語ローカライズ アグリゲーターサービス『MOCO Video』と動画共有サイトAmebaVisionが業務提携合意
株式会社スパイダーネットワークスが、2006年11月21日より運営している、YouTube日本語タグ化サイト『MOCO Video』と株式会社サイバーエージェント<4751>が運営している動画共有サイトAmebaVisionはMOCO　Videoでの、AmebaVisionの動画検索及び動画投稿に関して業務提携に合意いたしました。

（News2u.net）

△ナイガイ<8013> 大幅続伸で昨年5月末以来の水準を回復している。
今期業績回復期待などを手掛かりに短期値幅取り資金が集中する格好か。日証金は、貸借取引で申込停止措置。

□共英製鋼<5440> 反発も25日線レベルが上値抵抗線として意識されている。
5日、25日線とのゴールデンクロス接近。均衡表の遅行スパンは上方転換シグナル発生期待。東証、日証金は貸借銘柄に選定している。

△宮入バ<6495> 4日続伸で約1ヶ月ぶりに250円を回復してきている。
東証は日々公表銘柄指定を解除。5日、25日線との短期ゴールデンクロス発生。均衡表では雲下限が285円レベル。厚い雲であるため突破は厳しそうだが、下限レベルまでのリバウンドはありそう。

▼菱ガス化<4182> 連日の年初来安値更新。
下方修正などが引き続き嫌気され、下落基調が続いている。信用倍率は13倍に悪化しており、需給も重石に。なお、伊藤忠<8001>などと共同で、ブルネイにメタノールの生産拠点を2010年に稼動すると発表。

△ＡＮＡ<9202> 反発。
モルガン・スタンレーが、全日空が保有する13ホテルを一括して購入することが明らかになっている。価格は2800億円前後と伝えられており、約1700億円の売却益を計上する見通しと。また、今年のＧＷは、日数は減少も旅行者数は最高との予測。

▼プラズマ<6668> 大幅安、年初来安値を更新。
中間期の下振れが嫌気されているようだ。07年2月中間期の利益予想を下方修正しており、経常利益については従来予想の0.98億円に対して0.03億円（前年同期0.32億円）にとどまる見通し。通期予想は据え置かれたものの、3期ぶりの増益転換に不透明感が生じているもよう。

△ケミプロ<4960> 連日の急騰。
有機ＥＬ関連銘柄として人気化している。前日にはソニー<6758>が有機ＥＬテレビを商品化と伝わっているが、本日は東芝の有機ＥＬテレビ09年度中に投入計画なども報じられており、一段と関心が高まる格好のようだ。また、モルガンでは有機ＥＬ関連企業をピックアップ、同社などもリストアップされている。

△パワーアップ<3044> ストップ高。
業績の上振れ期待から物色されているようだ。第1四半期は経常利益で前年同期比49.9％増の2.56億円、上期予想に対する進ちょく率で81.3％となった。07年11月期は上期、通期ともに期初予想では減益となっているが、四半期決算を受けて増益期待につながっているもよう。

△バリオセキュア<3809> ストップ高。
四半期決算の内容が評価材料となっているようだ。第3四半期までの業績は、経常利益で前年同期比57.1％増の2.32億円となった。07年5月期に対する進ちょく率は83.8％となっており、再増額期待が高まっているとみられる。

▼ファストリテ<9983> 東証１部下落率トップ。
昨日発表している中間決算内容がネガティブサプライズにつながる格好。中間期経常利益は従来計画を50億円程度下回り前年同期比10％減益、さらに通期予想は764億円の従来予想から721億円に下方修正した。粗利益率の低下が背景となっているようだ。ＧＳやＵＢＳでは目標株価を引き下げ、8600円目標としている。

△ＤＡＣ<4281> ストップ高買い気配。
四半期決算の内容がサプライズとして受け止められているようだ。第1四半期は売上高が前年同期比17.1％増の86.48億円、経常利益については同98.1％増の3.22億円となった。ネット広告業界では足元の成長鈍化懸念が強まっていたこともあり、意外感が働いているもよう。なお、同社では業績予想を開示していないが、四季報では07年5月中間期の経常利益で5億円と予想している。

▼ソフトバンク<9984>---通信セクター内での資金シフトの動きとも
3日続落で3/8以来の2700円を割り込んでいる。ＫＤＤＩが高値を更新するなど、通信セクター内での資金シフトの動きとも。一目均衡表の雲下限を割り込んでおり、3/5安値2550円が意識されてきている。

△新日鉄ソリュ<2327>---買い先行、ＪＰＭでは投資判断を格上げ
買い先行。ＪＰモルガンが投資判断を「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価を3700円としている。金融や流通サービスからの着実な需要増に加えて、自動車向けも潜在的な成長をもたらす可能性があるなど、堅調なファンダメンタルズを評価としているようだ。

△ヤフー<4689>---米ヤフー、楽天上昇が刺激に
8営業日ぶりに反発。ＮＹ市場では米ヤフーが上昇。新型システム「パナマ」の好調を手掛かりに目標株価引き上げが相次いでおり、刺激材料に。そのほか、任天堂の「Ｗｉｉ」にネット検索機能の提供を始めたほか、楽天の上昇も手掛かりに。

▼トヨタ自<7203>---4/3以来の年初来安値更新
4日続落で4/3以来の年初来安値更新。自動車株全般冴えない値動きとなっている。前日にモルガン・スタンレーではメーカー各社の目標株価を軒並み引き下げていた。為替相場が再び118円台に入っていることも手控え要因に。

△ケンウッド<6765>---買い気配、野村が投資判断を新規に「２」
買い気配。野村が投資判断を新規に「２」としていることが買い材料。今月頭に大幅な下方修正を行なっていたこともあって、ポジティブなインパクトは強まりやすい模様。最悪期は脱して、今後は無線事業の価値に注目できる局面と評価しているようだ。なお、妥当株主価値は210-260円としている。

△ソニー<6758>---買い優勢、今期営業利益4000億円超との報道で
買い優勢。今期営業利益が4000億円を上回りそうだとの観測報道が評価材料視されている格好。エレクトロニクス事業が業績の牽引役、目標としていた営業利益率5％を達成する公算が大きいとされている。比較的、今期の見通しにはポジティブインパクトが期待できるとの見方は多くなっていたが、ハイテク株への関心が高まりにくかった状況下、本日あらためて評価高まる状況に。

△楽天<4755> 買い気配から。
みずほ証券では投資判断を新規に「2」、目標株価を6.7万円としており、買い材料視されているようだ。セクター判断を「強気」としているため、ヤフー<4689>と並ぶ当該セクターの代表銘柄である楽天に対しても「強気」の見通しを持っていると。インターネット上のトラフィックをマネタイズする考え方や手法は大きく異なるものの、「楽天経済圏」というアプローチについても高く評している。なお、ＤｅＮＡ <2432> についても新規に「2」、目標株価を45万円としたもよう。

△ケミプロ<4960>---有機ＥＬ関連企業への収益拡大期待強まる
買い気配スタート。ソニー<6758>が前日に続き、「有機ＥＬを使った30-40型以上のテレビの量産技術にメド」と伝えられている。東芝なども投入を予定しており、有機ＥＬ関連企業への収益拡大期待が強まっている。

△東芝<6502> 昨日、09年度までの中期計画を発表。
半導体に1兆円を投じるなど、3年間の設備投資額は合計1兆7500億円。そのほか、米ＷＨの買収資金回収期間を、当初の17年から14年に短縮することが明らかにされた。受注が好調に推移していることが背景と。

△ソニー<6758>---有機ＥＬを使った30-40型以上のテレビの量産技術にメド
「有機ＥＬを使った30-40型以上のテレビの量産技術にメド」と伝えられている。前日には「世界で初めて11型を年内に発売する」と伝えられていた。米ＡＤＲ市場では1ドル119.11円換算で、156円高の6496円と上昇している。

（フィスコ）

▼整備ミス認識しながら運航＝3機で主翼など3項目－スカイマーク<9204>厳重注意・国交省
スカイマークが保有するボーイング767型機で、主翼などの点検期限が切れたことを認識しながら、同社が運航を続けていたことが13日、分かった。点検を行わないまま3機で計24便飛行しており、国土交通省は同社を厳重注意した。同省によると、点検が未実施だったのは、離着陸時に浮力を増すために使われる主翼前縁スラットの作動装置2件と機内調理室の冷蔵庫。それぞれ6000飛行時間ごとにチェックする規定だったが、3機は期限を最長2年8カ月超過していた。3機のスラットを作動させるギアボックスの未点検と冷蔵庫の整備ミスは、3月27日夜に判明したが、28、29日に作業を終えるまで計24便をそのまま運航したという。

（時事通信）

△ＭＬ証がマブチ<6592>を「中立」に格上げ
メリルリンチ日本証券ではマブチモーターの投資判断を「売り」から「中立」に引き上げた。リポートでは格上げの要因として（１）プロダクトミックス改善によるモーター平均単価底打ち（２）生産拠点統廃合、販管費削減等リストラ遂行等を背景に、業績が改善基調に入ったと判断することーーなどを挙げていた。

△野村証がケンウッド<6765>を新規「２」評価
野村証券はケンウッドの投資判断を新規に「２」（やや強気）としている。妥当株式価値は２１０円～２６０円としている。リポートでは「無線事業は安定した業界構造と当社の高い技術力から、長期的に高収益性が維持できる見込み」などとし、０８年３月期の連結経常利益は前期推定比２．７倍の４３億円と試算していた。

▼Ｆリテ<9983> が安い、減額修正を嫌気
ファーストリテイリングが大幅安となっている。同社は前日に０７年８月期２月中間決算を発表したが、通期見通しについて下方修正したことが嫌気されている。連結経常利益は前回予想の７６４億円（前期比４％増）から７２１億３０００万円（同１％減）になる見通し。期初予想８０５億円（同１０％増）を第１四半期発表時点で見直しており、２度目の減額修正となる。暖冬の影響で冬物の在庫処分に伴う値引きなどが影響しているという。

（ラジオNIKKEI）

△九電<9508>、中国で風力発電へ　現地企業と協定締結　ＣＯ２排出権の創出目指す
中国で風力発電事業を計画する九州電力は１２日、共同実施相手として交渉していた中国の電力大手、中国大唐集団公司（北京）と、住友商事<8053>の３社で協力協定を結んだ。自然エネルギー利用の枠組みを、将来は太陽光や水力にも拡大する。地球温暖化防止を目指す京都議定書に基づき、途上国での温暖化ガス削減分を自国の排出権に繰り入れるクリーン開発メカニズム（ＣＤＭ）の活用も目指す。中国でＣＤＭを活用し、排出権を創出した日本企業はなく、実現すれば第１号になる。中国の温家宝首相の来日に合わせ、この日東京で開いた「日中エネルギー協力セミナー」で３社が調印した。自然エネルギーを利用した発電は、二酸化炭素（ＣＯ２）を排出せず、地球温暖化防止につながると期待されている。九電は、第１弾として、中国の内モンゴル自治区で風力発電所を建設する。２００５年から検討していたもので、発電能力は５万キロワット。総事業費は８０億円規模。０８年の発電開始を目指し、現地の電力会社などへの卸販売を目指す。中国の電力供給は、石炭火力発電が約８０％を占める。風力発電に代替させた場合、ＣＯ２削減効果が大きく、ＣＤＭの活用が期待される。九電は、電力業界や自社で掲げるＣＯ２の排出削減目標の達成に役立てたい考えだ。中国大唐集団公司は０２年設立。国有５大発電会社の１社。０５年の売上高は８８３０億円、当期利益は５８６億円。従業員数は８万人。発電設備は４１６６万キロワット。

（西日本新聞）

△アドウェイズ<2489>、バジンプと携帯向けブログ記事広告サービスで業務提携

△ダイキン<6367>、オランダに空調機器販売会社を設立

△日本ミルクコミュニティ、富士通<6702>、日本ユニシス<8056>などとの共同プロジェクトによる経営統合システムが稼働開始

△三井化学<4183>ポリウレタン、韓国における錦湖三井化学のＭＤＩ生産能力を増強

△米国日立<6501>コンサルティング社、英国コンサルティング会社のインパクト・プラスを買収

△長谷工<1808>、自社設計・施工の分譲マンションで事業主に免震構造採用への取り組み強化

△松下<6752>、頑丈・軽量で最大１４時間の長時間駆動ワイヤレスディスプレーを発売

△ヤフー<4689>、任天堂<7974>「Ｗｉｉ」のインターネットブラウザに標準検索機能を提供

△ＹＯＺＡＮ<6830>、株式取得でサイバーリンクトランスデジタルを子会社化

（日経プレスリリース）

△ＤＡＣ<4281>がストップ高買い気配
大証ヘラクレスのデジタル・アドバタイジング・コンソーシアムがストップ高買い気配。０６年１２月―０７年２月期の連結経常利益が３億２２００万円（前年同期比９８％増）となったことが好感されている。

△大幅反発の楽天<4755>
ジャスダックの楽天が大幅反発。みずほ証券が同社株の投資判断を新規に２としたことが手掛かりになっている。

△日新鋼<5407>　中国・上海市にステンレス鋼板を保存・加工するコイルセンターを新設する。６月末に稼働、年間６万トンの販売目指す計画。

▼日本橋梁<5912>が大幅安
日本橋梁が大幅安で５日続落となっている。１２日に発表した０７年３月期の収益減額修正を嫌気している。受注競争激化で連結経常損益は従来予想の１３億６６００万円の赤字から２７億３３００万円になる見通しだ。

△サマンサＪＰ<7829>　世界の歌姫ビヨンセ来日で一大ブームを期待する声も。

△住友商<8053>　競合他社に比べ、資源・エネルギーの利益依存度低く、堅実なバランス経営に注目。

△イズミ<8273>が大幅続伸
イズミが大幅続伸している。０７年２月期の連結経常利益が２４１億円（前の期比６％増）と過去最高になったことが好感されている。

△宮田工業<7301>が急伸
東証２部の宮田工業が急伸、年初来高値に進んでいる。１２日に発表した０７年３月期の業績修正を好感している。原価率低減、販売管理費削減などで、経常利益は従来予想の２億５０００万円から３億６０００万円になる見通しだ。

（株式市場新聞）

△三井海洋開発<6269>は「東シナ海ガス田の日中協議加速」で反発。中期でも買い
三井海洋開発は反発。８０円高の３４２０円で始まり、その後３５００円まで買われている。とくに何か材料が出たわけではないが、中国の温家宝首相が訪日し、共同発表のひとつとして、「東シナ海ガス田問題の協議加速」が相互に確認されたことが、同社株の買いにつながっているもようだ。チャートを見ると、短期日足では続伸してきているので、オシレーター的には、買われすぎの「過熱」水準。しかし、現在の株価で、ＰＢＲは約３倍と割高めだが、ＰＥＲは約３０倍とふつう。また、浮体式の海洋石油・ガス生産設備の設計・建造では、世界２位という。もし、同ガス田の関連受注がなかったとしても、この分野の需要は、中長期では減少することはないだろう。信用残は売り長でもある。買い時と見た。

△新和海運<9110>が年初来高値を更新、日中関連として注目
日本郵船<9101>系の新和海運が、１２円高の６３０円と続伸し３月２７日につけた年初来高値６２６円を更新している。新日本製鐵<5401>が、中国の宝鋼集団、欧州のアルセロール・ミタルとの間で、中国での自動車用鋼板の合弁生産を増強することで合意したと伝えられたが、日中首相会談で確認された協調路線で、最も恩恵を受ける業種として改めて鉄鋼関連が見直されることとなった。日本郵船が筆頭株主で、歴史的に中国との関係深く、主力荷主の新日鉄向けが３割弱。２００７年度は大型鉄鉱石船、大型原油船など８隻竣工する。四季報では０８年３月期予想１株利益が、新春号の４８．１円→春号では６１．７円に膨らむと予想を上方修正している。チャート妙味も加わり、上昇第２ラウンド入りが期待されてきた。

△ソニー<6758>が反発し年初来高値を更新、業績が大幅に改善との観測報道を好感
ソニーが、２６０円高の６６００円と反発して２月２７日につけた年初来高値６５４０円を更新している。ソニーの業績が大幅に改善するとの日本経済新聞社の観測報道を好感している。２００８年３月期の連結営業利益は前期推定（６００億円）の６倍強にあたる４０００億円を上回るとしている。北米で好調な液晶テレビの販売増などエレクトロニクス部門がけん引するほか、ゲーム事業の損益改善も寄与。米景気の減速など不透明要因もあるが、今期の目標である売上高営業利益率５％を達成する公算大と指摘している。次の目標は、０２年５月高値７４６０円トライとなりそうだ。

△飯野海運<9119>は反発。日中「雪解け」で海運株が人気
飯野海運は反発。３０円高の１３５９円で始まっている。中国の温家宝首相の来日と、日中両国の経済閣僚による『ハイレベル経済対話』が発足したことにより、中国と、よりいっそうの対話が進むと期待されている。そのため、きのうは鉄鋼、今朝は海運業セクターが高い。東証１部業種別株価指数で、海運業が値上がり率トップとなっている。飯野海運の中期チャートを見ると、この２年ほどで５００円ラインから居所をかえ、１０００円台乗せ。今年２月には、直近高値１５３４円まで買われた。とはいえ、現在の株価でＰＥＲ３０倍台、ＰＢＲ２倍台と、とくに過熱感があるというほどではない。また、一部、不動産事業も行なっているので、そちらからの人気も期待できる。

△リンナイ<5947>が３日続伸、上場廃止懸念・不祥事勃発は外資に狙われる
リンナイが、４０円高の３４３０円と３日続伸し上値追い鮮明となっている。大氣社<1979>などノーザン・トラストが大株主になっている銘柄が物色されている。リンナイは、３月１３日、経済産業省が湯沸かし器やストーブなどのガス機器の不完全燃焼による一酸化炭素（ＣＯ）中毒の死亡事故についての調査結果を公表され下落したが外資系証券などの投資判断引き上げがキッカケで株価は上昇に転じている。前日、大気社は取締役３人が辞任と報じられ株価が急騰した。同社は１月５日から監理ポストに割り当てられ、その後２月２日は半期報告書が提出されたものの、上場廃止のおそれについて投資家に周知する必要があるとして引き続き監理ポストに割り当てられたことで、ＰＢＲ１倍以下の水準まで売り込まれていた。また、日興コーディアルグループ<8603>のように上場廃止危機によって実態価値より著しく下げた銘柄が外資系ファンドに買われる傾向が顕著になってきた。本日は消費者金融大手株に外国系ファンド続々と報じられたが、このような動きが今後も不祥事や環境の悪化などによって極端に実態以上に売り込まれた銘柄に対して、外資系ファンドの動きは活発化すると思われる。

△ビックカメラ<3048>はモミ合い。中間好業績と統合撤回の、好悪材料が混交
ビックカメラは、きのうに引き続き、１３万円台央でモミ合い。きのう大引け後に発表した２月中間連結決算は、売上高が前年比２０．１％増の２６４６億７８００万円、経常利益が同２５．９％増の８６億２７００万円、純利益が同２４．１％増の３２億８４００万円だった。２００７年８月通期連結業績予想も、前年実績比増収増益としている。株価は、３月末に、エディオン<2730>との経営統合計画の撤回が明らかになって以降、１５万円ラインから、１３万円台央へと続落してきた。今朝の日経新聞等で、同統合計画の撤回をあらためて報道されたことで、売りが続いているようだ。なので、オシレーター的には今が買い時。また、現在の株価で、ＰＢＲは２倍台だが、ＰＥＲは１０倍台の割安水準となっている。なお、同社系のソフマップ<2690>は続伸中。

■ファーストリテイリング<9983>は２月中間減益で大幅続落も、中期ではまだまだ伸長余地あり
ファーストリテイリングは大幅続落。５０円安の９１８０円で始まり、寄り後は８７００円台まで売られている。きのう大引け後に発表した、２月中間決算が前年比減益だったため、失望売りが広がっているもようだ。２月中間連結決算は、売上高が前年同期比１９．１％増の２８４１億５１００万円、経常利益が同９．７％減の４２６億２３００万円、純利益が同１４．６％減の２２６億７７００万円。暖冬の影響で冬物衣料が不振だった。新規出店の加速と、値引き販売による集客などにより、増収となったが、利益が悪化したという。２００７年８月通期業績予想も、前年実績比増収減益としている。今後は、販売・生産計画の精度を向上させていくという。欧米ブランド等とのＭ＆Ａ、中国での展開本格化なども推進していく。株価を見ると、短期的には押し目となっているようだが、中期ではまだまだ企業としての成長余地はあり、上値を追えそうだ。

△第一建設工業<1799>が連日の年初来高値更新、ＪＲ東<9020>関連の割安銘柄として水準訂正の動き
東日本旅客鉄道<9020>系の第一建設工業が、６円高の９４７円と続伸し連日の年初来高値更新となっている。同社が、コンクリート補修・補強事業を強化すると日本経済新聞社が報じている。地元の新潟支店に専門部署を設立し、主力の鉄道関連工事で培った技術を自治体発注の橋梁（きょうりょう）補修工事に拡大するという。公共工事の減少で新規の土木工事が落ち込んでいるのを補修部門の伸びで下支えする。現在７億円の補修部門の売り上げを２０１０年度までに約３倍の２０億円に引き上げる考えとしている。２００８年３月期予想ＰＥＲ８倍台、ＰＢＲ０．７４倍と割安感もある。ＪＲ東関連の割安銘柄として水準訂正の動きが続きそうだ。

△全日空<9202>はギャップアップ、国内１３ホテル売却報道で
全日本空輸はギャップアップ。７円高の４７８円で始まり、寄り後は４８０円台に乗せている。今朝の日経新聞等で「全日空が保有する、国内の１３ホテルを、米大手証券グループのモルガン・スタンレーに売却」「モルガンの買収額は２８００億円、全日空の売却益は１７００億円」と報道されたことが買い材料となっている。全日空は今朝８時に「当社として発表したものではない。本日開催の取締役会の上程議案となっており、決議後、内容について速やかにお知らせする」とのコメントを発表している。

△栗本鐵工所<5602>は環境関連の超出遅れ、有力筋出動で高値奪回へ
栗本鐵工所は環境関連の超出遅れ。日中首脳会談での最大のテーマは、環境・エネルギー関連だけに、ダイオキシン処理システムなどの環境装置や資源リサイクル、バイオ・エネルギー関連で同社株に対し評価が高まっている。また、バイオガスシステムと高強度・高靭性マグネシウム合金の成長性に注目。バイオガスシステムは有機性廃棄物処理を可能にするため、処分したゴミからエネルギーを回収し、地球温暖化防止に貢献する。一方、高強度・高靭性マグネシウム合金はアルミ合金より軽量で高強度な素材。ＰＣ、携帯端末、自動車、航空機への展開大。有力筋の出動で高値奪回へ。

（証券日刊新聞）

△ＷＯＷＯＷ<4839>が映画製作事業参入　第１弾は「犯人に告ぐ」
ＢＳ（放送衛星）大手のＷＯＷＯＷ（東京都港区）は１２日、映画製作事業に参入すると発表した。「ＷＯＷＯＷ　ＦＩＬＭＳ」と名付けた劇場用映画レーベルを立ち上げ、独自で企画・製作する映画を、２００７年度に３本以上手掛ける計画。地上波局などと異なるコンテンツ（情報の内容）を扱い、差別化を図る。同日、第１弾で今秋公開のサスペンス作品「犯人に告ぐ」（瀧本智行監督、豊川悦司主演）の製作報告会も併せて、都内のホテルで行った。「犯人に告ぐ」は劇場公開に先がけ、ＷＯＷＯＷで６月２４日に、一夜限りの先行放送する。

△「地球環境大賞」　ライオン<4912>に大賞　自然と調和、経済に活力
産業の発展と地球環境との共生を目指し、環境保全活動に熱心な企業、団体を表彰する「地球環境大賞」（フジサンケイグループ主催）の第１６回授賞式が１２日午後、秋篠宮ご夫妻をお迎えして、東京・元赤坂の明治記念館で行われた。衣料用洗剤の洗浄成分を植物原料に転換し、家庭での洗濯に伴う二酸化炭素（ＣＯ２）排出量を半減させることに成功し、大賞に輝いた家庭用品メーカーのライオンをはじめ、合計１２の企業や自治体、高校、市民グループに栄えある各賞が授与された。

△損保ジャパン<8755>が代理店支援の専門会社設立
損害保険ジャパンは、代理店に対する研修や教育を担当する専門子会社を設立した。従来は本社の複数の部署が別々に代理店に対する研修などを行っていたが、専門会社に代理店への研修を一元化し代理店への支援体制を拡充することで、質の向上や販売の拡大を図る。

（FujiSankei Business i）

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