2024 11,25 01:33 |
|
2008 06,21 12:00 |
|
サブプライム、大型刑事事件に 産経新聞 2008.6.21 00:56 【ワシントン=渡辺浩生】低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローンの焦げ付き問題に絡む米金融・証券会社の不正が次々と明らかになっている。証券大手の社員2人が19日逮捕されたのに続き、米上院の民主党の有力議員が、同問題で巨額損失を計上した住宅金融最大手カントリーワイドから優遇金利で住宅ローンを借りていたことが分かり、議会倫理委員会が調査を開始した。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
ローンを借りていたのは次期大統領選の民主党予備選にも出馬したクリストファー・ドッド上院銀行委員長ら。同委員長は、サブプライム対策で連邦住宅局(FHA)による総額3000億ドルの保証をつけた住宅ローン借り換え法案を中心となって作成した。カントリーワイドは同法案で「多額の不良債権を処理できるようになる」との指摘もあり、スキャンダルとなりそうだ。 米メディアの報道によると、ドッド議員のほか上院予算委員長のコンラッド議員は、カントリーワイドのアンジェロ・モジロ最高経営責任者(CEO)から、友人を対象にした優遇金利で住宅ローンを受けていた。2人は融資の事実は認めたが、「特別な待遇を期待したことはない」(ドッド氏)と主張した。 カントリーワイドは昨年経営難に陥り、米銀大手バンク・オブ・アメリカに買収される過程。低所得者や移民らを標的に不正な手口でサブプライム融資を拡大したとして捜査当局の調査や多数の訴訟を抱える。 モジロCEOは、ファニー・メイ(米連邦住宅抵当金庫)のジョンソン元CEOにも優遇金利で住宅融資し、ジョンソン氏は民主党大統領候補のオバマ上院議員の副大統領候補選びの特別チーム責任者を今月辞任する騒ぎになったばかり。 オバマ氏はサブプライム問題でカントリーワイドなど大手金融機関の責任や政権の対策の遅れを追及してきただけに、共和党は反撃の機会とみて、ドッド氏主導の法案について「カントリーワイドに有利に働くのではないか」と、採決の延期と調査を求めている。 同法案は数10万人の借り手をローン焦げ付きによる差し押さえから救うとされるが、ホワイトハウスも19日、「貸し手を救済してはならない」として、大統領拒否権を行使する方針を示している。 【関連記事】 PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |