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2008 05,31 16:00 |
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長期投資には罠がある。デイトレーダーこそ賢明な投資家だ MONEYzine 藤井 英敏[著]2008年04月23日 「デイトレは馬鹿で無責任」とのたまったお役人がいたけど、本当にそうだろうか。よほど、翌日も相場が上がるという確信が無い限り、その日のうちにポジションをキャッシュ化するデイトレの方が賢明ではないだろうか。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
■翌日も相場が上がるとは限らない MONEYzine(マネージン)の読者の皆さん、こんにちは。 さて世間一般の常識(?)としては、株式投資の王道は「長期投資」で、短期投資は「邪道」、ましてや、1日に何回も売り買いを繰り返す「デイトレ」なんてもってのほかという認識がある。また、長期投資は、短期投資に比べて、あたかもリスクが低いという風に認識されているフシがある。でも、本当にそうだろうか? 真剣に考え直す必要があると思う。 例えば、証券会社の自己売買部門。いわゆる「ディーラー」と呼ばれるプロの投資家だ。 彼らの多くは宵越しのポジションは持たない。よほど、翌日も相場が上がるという確信が無い限り、その日のうちにポジションはキャッシュ化するんだ。それはなぜか? リスクを極力抑えるためなんだ。だって、仮にその晩のNYダウが急落したら、翌日は朝から評価損を抱えてスタートしないといけないからね。そういうリスクを多くのプロは回避するんだ。 「リスク資産(リスクアセット)」という言葉は知っているかな? これは、現預金とは異なり、元本割れ(目減り)もすれば、利益も生み出す可能性がある資産のこと。当然、株式はリスク資産だ。このリスク資産である株式を長く持ち続けるのと、リスク資産である株式を短時間しか保有しようとしない短期投資や「デイトレ」とを比べた場合、どっちがリスクが大きいだろうか? 単純に考えると、 ということは、投資の王道と言われる長期投資は株式を保有する時間が長いわけだから、短期投資やデイトレに比べて、「めちゃくちゃ大きなリスクを取っているから、めちゃくちゃ儲かる可能性があるけど、めちゃくちゃやられる可能性が高い」と言うべきなんだ。
逆に、短期投資やデイトレは、リスクを抑えているから、長期投資のようにめちゃくちゃ儲かる可能性は低いけど、長期投資のようにめちゃくちゃやられる可能性も低いということなんだ。 普通の個人投資家は、リスク回避型の人が多いはずだから、投資手法として選ぶべきは長期投資ではなくて、短期投資や「デイトレ」ということになるはずなんだけどね。 例えば、天気予報を考えてごらんよ。明日、明後日程度の天気予報はあてにすると思うけど、(もしあったとしても )5年後の明日の天気予報なんて信じるかい? 同じように、今1000円で売り買いされている株の1分後の株価予測は当たる可能性は高いだろうけど、5年後にその株がいくらで売り買いされているかの予測が当たる可能性はどうだろう?
「デイトレは馬鹿で無責任」とのたまったお役人がいたけど、デイトレーダーは、リスクを最小限に抑えて株式投資を行い、市場に流動性を供給してくれる投資家なんだ。 花の蜜を取る代わりに、受粉してくれるミツバチみたいな存在だ。だから、デイトレーダーは、馬鹿な投資家ではなく、逆に、メチャクチャ賢明な投資家だと思うよ。むしろ、自分のキャパをはるかに超えたリスクを取り続ける長期投資家の方が愚かだと思うね。
はっきり言って、先ほどのお役人さんの例にならって、投資家を馬鹿と賢明に分けるとするなら、評価損を抱えている投資家はお馬鹿さん、評価損が無い投資家は賢明と区別するべきだね。評価損を抱えて、「 自分は長期投資家ですから」 とか、「評価損を抱えていてもいいんです。その会社を応援していますから」とか言っちゃっている人は、とってもおめでたいお馬鹿さんだと思うね。そんなに評価損が好きなら、評価損抱えたまま、投資家の負け組みとしてトレードし続ければいいさ、と言いたくなるね。 だけど、ライブドア・ショック以降の新興市場の暴落や昨年夏のサブプライム・ショック後の日経の暴落で、多くのデイトレーダーが致命的なダメージを食らって市場から去っていたことも事実だ。 でも、長期投資をほざいている投資家の保有株にも多額の評価損が残っていると思うよ。彼ら長期投資家は、評価損を抱えるという致命的なダメージに対して、メチャクチャ鈍感なんだろうね。 それはともかく、当コラムでは、賢明なるデイトレーダーや短期投資家の方のために、役に立つテクニックとか、セオリーなどを紹介していきたいなと思っています。次回は、デイトレ、短期投資向きの銘柄選びのセオリーについて書きたいと考えています。 PR |
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