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レンジ取引、不安を内包しながらのボックス圏相場に=来週の東京株式市場 ロイターNEWS 2008年 05月 23日 18:13 JST 来週の東京株式市場は不安を内包しながらのレンジ取引となる見通し。上値はバリュエーションの壁に阻まれる一方、下値では押し目買いが入る展開となり
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市場関係者が注目しているのは業種別の騰落動向だ。23日の東京市場では保険、医薬品が値上がり上位にランクされる一方、鉄鋼、海運、商社などの値下がり率が高かった。こうした動きに対して市場からは「好業績かつ割安感のあるバリュー株が大きく下落し、業績期待のそれほど大きくないセクターが高い。こうした『筋道』の通らない状況が続くと海外投資家は逃げていく」(欧州系証券)と懸念する声が出ている。 国内市場取引の6─7割を占める海外投資家の動向が注目されるのは今に始まったことではないが、日経平均を1万4500円近くまで押し上げたパワーが海外勢であり、他の国内セクターがまちまちというなかでは、いつも以上に熱い視線を集めている。 5月第3週(5月12日―5月16日)の3市場投資主体別売買内容調査によると、外国人は7週連続の買い越し。一方、個人は売り越しに転換。投信は売り越しを継続した。4月第1週からの外国人の買い越し額は1兆6942億円に達している。 だが、22─23日の日本株が底堅さをみせたのは、こうした海外勢の買いとは別な投資主体によるものではないかとの見方が出ている。「22日に設定された大型投信の影響で下支えられたようだ。CTA(商品取引顧問業者)による債券先物売り/株式先物買いの動きも出ている」(国内証券ディーラー)という。 日本株対象の投信に資金が集まったのはポジティブサインともいえるほか、同投信も割安株に投資するとの方針であり、いわゆるバリュー投資が効かなくなった原因をもたらしたと判断するのは早計と言える。ただ、国内勢の買いに海外勢にとって代わるような迫力がないのも事実であり、海外勢の動向に神経質な展開は続く見通しだ。
需給上の変化が限定的であれば来週の日本株はボックス圏取引となりそうだとの見方が出ている。日経平均は16日に1万4400円に迫ったが、その後調整に入った。「日本株はバリュエーションの壁にあたって跳ね返された格好だ。一時、日経平均株価でみて株価収益率(PER)は17倍まで買われたが、インドのSENSEX指数.BSESNでさえ17倍だ。減益予想の日本に対しインド企業は利益2割増見通しであり、相対的にみて日本株はやや買われすぎの水準まで上昇していたといえよう」(三菱UFJ証券・投資情報部長の藤戸則弘氏)。 一方、下値では1万3500円を割ることなく反発。「持たざるリスクを感じている投資家からの買いが入ったようだ」(準大手証券)とされ、下値も堅いとの見方が強まっている。 原油高が株式にもたらす影響も見方が分かれている。インフレヘッジとして株式の魅力が増すとの見方もあれば、コスト高によるインフレはスタグフレーションの可能性があるとしてネガティブととらえる向きもあり、一方向に反応する状況ではない。
週明け26日の海外市場は米国がメモリアルデー、 27日に3月S&Pケース・シラー米住宅価格指数、4月米新築1戸建て住宅販売、4月米住宅着工許可件数改定値など米国住宅関連指標が発表される。米住宅市場の底がいまだ見えない中で注目される。28日には4月米耐久財受注、30日に4月米個人所得・消費支出、5月米シカゴ地区購買部協会景気指数が発表予定だ。 国内では30日に4月消費者物価指数(CPI)や4月失業率、4月鉱工業生産速報の発表が予定されている。 4月の鉱工業生産指数速報の予測中央値(ロイター調べ)は2カ月連続の下落となる前月比マイナス0.3%。予想通りならば昨年4月の105.6以来の低水準となる。ただ「3月の大幅減の反動により増加に転じる」(三菱東京UFJ銀行)との見方もあった。 PR |
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