4月の米住宅着工件数、前月比8.2％の伸び 住宅市場に光か

AFP BB NEWS　2008年05月17日 14:46　発信地:ワシントンD.C./米国
http://www.afpbb.com/article/economy/2392262/2936336

　米商務省が16日（日本時間16日21：30）に発表した4月の米住宅着工件数は、年率換算で103万2000戸となり、前月比8.2％の増加となった。アナリストによる事前予想の平均94万戸を大きく上回ったことで、過去数十年間で最悪となる住宅市場の冷え込みに光が差してきたようにも見える。

　住宅着工件数および許可件数は2か月ぶりにの水準まで回復し、特に着工件数の伸びは2006年1月以来最大となり、17年ぶりの水準まで低迷した3月からの回復が鮮明となった。(c)AFP

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日本時間16日21：30･･･米国時間16日早朝、米国市場開場前。
･････で、結果は下記です。

米国株(16日)：売り優勢､小売株や銀行株安い-消費者信頼感が低下

Bloomberg NEWS　2008/05/17 06:50 JST
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=ajwyl_FOWrIo&refer=jp_news_index

　米株式市場は売り優勢で引けた。小売株や金融株が特に売られた。午前に発表された消費者信頼感指数が28年ぶりの水準に低下したほか、メリルリンチが地銀２行の株を売りに指定したのが手掛かりだった。

　百貨店ＪＣペニーとディラーズはいずれも下落。５月のロイター・ミシガン大学消費者マインド指数が予想を下回る数値だったほか、ゴールドマン・サックス・グループがエネルギーコストの上昇で小売り各社の業績が悪化するとの見方を示したのが背景。オハイオ州２位の銀行キーコープとアラバマ州のリージョンズ・ファイナンシャルを中心に金融株が下落。メリルリンチは信用市場の悪化が業績の落ち込みにつながる可能性があると指摘した。エネルギー株の上昇を背景にＳ＆Ｐ500種株価指数は３日上昇、ここ１カ月で最大の値上がりだった。

　ニューヨーク証券取引所（ＮＹＳＥ）の騰落比率は７対８。Ｓ＆Ｐ500種株価指数は前日比1.78ポイント（0.1％）上げて1425.35で終了した。週間ベースでは2.7％上昇。ダウ工業株30種平均は同5.86ドル（0.1％）下落して 12986.80ドルで終えた。ナスダック総合指数は4.88ポイント（0.2％）下げて 2528.85。

　ワコビア証券の主任投資ストラテジスト、ロッド・スマイス氏は、「信用収縮によって消費者の貯蓄は取り崩され、借り入れも限界にきている。消費者が傾けば、景気も傾く」と語った。

　ダウ工業株30種平均は週間ベースで1.9％高、ナスダック総合指数は同 3.4％上昇した。

小売株が軟調

　Ｓ＆Ｐ500種に採用されている小売株は1.1％下落。ディラーズは４％安。ゴールドマンはディラーズの今年と来年の１株当たり利益見通しを引き下げ、売り銘柄に指定した。

　ニューヨーク原油先物相場は初めて１バレル127ドルを突破。中国のディーゼル油輸入で供給がひっ迫するとの見通しに基づき、ゴールドマン・サックス・グループが原油価格予想を引き上げたことから買いが膨らみ、他の商品もこれに追随した。

　ニューヨーク商業取引所（ＮＹＭＥＸ）で取引されている原油先物６月限は前日比2.17ドル（1.75％）高の１バレル＝126.29ドル。一時は127.82ドルに上昇し、最高値を更新した。

　ゴールドマンはエネルギー高を材料にＪＣペニーや他の小売株の投資判断も引き下げた。アパレルメーカーのリズ・クレイボーンが安い。

住宅関連小売りのホーム・デポやロウズも下落した。

銀行株や住宅建設株も安い

　５月のロイター・ミシガン大学消費者マインド指数（速報値）は59.5と、４月確報値の62.6から低下。1980年６月以来の低水準となった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想中央値（62.0）も下回った。

　銀行株で構成する指数はこの日2.1％の値下がり。メリルリンチはキーコープとリージョンズ・ファイナンシャルの株式投資判断をいずれも「ニュートラル（中立）」から「売り」に引き下げた。オハイオ州最大手銀のナショナル・シティーは４％下落した。

　Ｓ＆Ｐ500種の住宅建設株価指数は0.6％安。午前に米商務省が発表した一戸建て住宅の着工件数は69万2000戸と、過去17年で最低だった。米住宅建設大手のＤ．Ｒ．ホートンとレナーはいずれも売られた。
翻訳記事  楽山 麻理子 Mariko Rakuyama