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△日本エンター<4829>の06年６月―07年２月期、経常益21％増
携帯電話向け情報配信の日本エンタープライズが9日発表した
2006年6月―07年2月期の連結業績は、経常利益が前年同期比21％増の
6億4800万円だった。企業向けに携帯電話関連のサイトなどを制作する
ソリューション事業が好調だった。売上高は8％増の27億2900万円。
自動車メーカーやテーマパークから携帯サイト制作の受託が増え、
ソリューション事業が9億円強と39％伸びた。携帯にゲームと音楽を配信する
コンテンツ事業は微減。営業利益は19％増の6億4400万円。中途社員の
採用を抑えつつ、顧客から開発案件の受注を増やしたことで、
売上高販管費比率が32.9％と1年前に比べ1.7ポイント改善した。

△２月の産業機械受注額、1.9％増・２カ月連続プラスに
日本産業機械工業会が9日発表した2月の産業機械受注額は、
前年同月比1.9％増の4731億円と2カ月連続で増加した。
国内向けは8.4％増の 2753億円で4カ月連続の増加。
素材系向けのボイラーやタンクなどが引き続き堅調な製造業がけん引した。
海外向けは5.9％減の1978億円で、2カ月ぶりの減少。

△２月の環境装置受注額、85.5％増・５カ月連続プラス
日本産業機械工業会が9日発表した2007年2月の環境装置受注額は
890億9200万円で、前年同月比85.5％増えた。5カ月連続でプラスとなった。
国内需要が堅調なことに加え、海外で廃棄物処理装置の大型受注があり、
大幅な増加につながった。

△ディップ<2379>、2007年2月期連結決算予想＝当期利益1.80億円、
　　上方修正

■ディップ<2379>の前期、経常益横ばいの６億2900万円
ネット求人広告のディップは9日、2007年2月期の連結経常利益が前の期比ほぼ横ばいの6億2900万円になったと発表した。従来予想は3億5000 万円と44％の減益を見込んでいた。求人サイトの認知度向上のための広告宣伝費を抑制した。新人社員の生産性が上がり、中途採用人数を計画より減らせたことも寄与した。売上高は従来予想を約4億円下回り、62％増の84億円。派遣スタッフ向けサイトの売上高は約2割増の23億5000万円前後と計画を下回った。掲載件数が伸び悩んだほか、単価下落が進んだ。アルバイト向けサイトは約8割増の46億円前後とほぼ計画通り。外食・小売店など人手不足が深刻な企業からの広告出稿が伸びた。純利益は48％減の1億8000万円だった。従来予想は1億300万円。業務用システムの除却損など特別損失が膨らんだ。

△大丸<8234>の前期、利益は前期に続き過去最高
大丸が９日に発表した２００７年２月期連結決算は売上高が前年同期比
２％増の８３５５億円、営業利益が１３％増の３４７億円、経常利益が１１％増
の３３４億円、最終利益が８％増の１７３億円となった。いずれも会社計画を
達成し、利益は前期に続き過去最高を達成した。年間配当は１円増の
１１円。百貨店事業は春先の天候不順や暖冬により売上が微減したが、
営業利益は１０％増となった。スーパーマーケット事業は店舗の改装や
販管費の低減が寄与し売上が１％増、利益も１４％増。
卸売事業は電子部品やホームセンター向けの日用雑貨、衣料品が好調で
売上が１４％増、利益は６５％増となった。同社は今年９月に
松坂屋ホールディングス<3051>と共同持ち株会社の設立を予定しているが、
従来ベースの見通しでは連結売上高で前期比３％増の８６１０億円、
営業利益は７％増の３７０億円、経常利益は８％増の３６０億円、
最終利益も８％増の１８７億円を見込む。

△横河ブリッジ<5911>が中期計画、３年後４０億円の経常黒字
横河ブリッジは９日、中期経営計画を発表した。８月１日に横河ブリッジは
グループの持ち株会社となり、横河ブリッジＨＤに商号を変更する。
１０月１日には横河工事<1862>を株式交換により完全子会社化する。
横河工事株式１株に対して横河ブリッジ株０．７２株を割り当てる。
中期計画の数値目標として、今２００８年３月期の連結経常利益２億５０００万
円（前期推定は４４億５０００万円の赤字）、２００９年３月期２５億円、
２０１０年３月期４０億円を挙げた。橋梁事業では技術提案力を強化する。
システム建築事業では受注面積の拡大を目指す。精密機器製造事業では
中核技術の活用・強化により技術提案力を高め、液晶パネル製造装置用
の販路を拡大させる考え。

△エスケーアイ<9446>、携帯販売好調で増額修正
エスケーアイは９日、今９月期の連結経常利益を従来計画の３億３３００万円
に対して４億５３００万円（前期比４５．６％増）に上方修正した。
同社は携帯電話販売を主力とする。主要ユーザーである
ソフトバンクモバイルの活発な営業活動を受けて売上高が好調に推移して
いる。今期の売上高は従来計画の１４３億円に対して１６１億円
（前期比１８．２％増）に修正された。

▼ラウンドワン<4680> 3月の売上状況
ラウンドワンは、2007年3月売上状況を発表した。単月の総売上は66億9000万円（計画比7800万円減）、3月までの総売上658億2600万円（同1億7300万円減・前年同期比30.9％増）。

▼レイ<4317> 下方修正 無配に
レイは、2007年2月通期連結予想を発表した。連結納税制度対象外の2 子会社の損失が大きかったため、法人税及び住民税額の負担が大きく、下方修正となった。売上高98.61億円（前予想98億円）、経常利益0.28億円赤字（同0.66億円赤字）、当期純利益0.16億円赤字（同0.2億円赤字）、年・期末配当無配（同5円）。

△アトリウム<8993> 上方修正 増配
アトリウムは、2007年2月通期連結予想を発表した。
不動産融資保証事業にて計画以上の融資保証残高を達成できた他、
サービサー事業についても計画を上回る債権回収が図れたこと、
更には、営業貸付金の回収に伴う貸倒引当金の戻入を特別利益として
計上し上方修正・増配となった。売上高1050億円（前予想1000億円）、
経常利益137億円（同120億円）、当期純利益70億円（同57億円）、
年・期末配当41円（同35円）。

△プロジェＨＤ<3114> 上方修正
プロジェＨＤは、2007年2月通期連結予想を発表した。
子会社化した不動産コンサル事業が好調に推移し、
子が一社の株式売却益が発生し、貸し倒れ引当金戻りいれの特別利益も
発生し、上方修正となった。売上高57億円（前予想56億円）、
経常利益5億円（同3.6億円）、当期純利益2.8億円（同1.61億円）。

▼エース交易<8749> 下方修正
エース交易は、2007年3月通期連結予想を発表した。商品市況の調整局面や営業活動における行為規制の強化などの影響から国内商品市場の出来高が低迷し受け取り手数料が当初の予想を下回り、子会社のアルバース証券の業績も低迷し、下方修正となった。営業収益85億円（前予想114億円）、経常利益17億円（同35億円）、当期純利益16.8億円（同27億円）。

▼ポケットーカード<8591> 今期予想増益 市場予想下回る
ポケットカードは、2008年2月通期非連結予想を発表した。営業収益403億円、経常利益57億円、当期純利益28億円、一株利益47円30銭。市場予想は、当期純利益34.62億円（クイック調査）であった。

▼新日鉱ＨＤ<5017> 中期経営計画
新日鉱ＨＤは中期経営計画を発表した。2006年度の見通しは売上高3兆8000億円、経常利益2150億円、当期純利益1030億円。2009年度計画は、売上高3兆6400億円、経常利益1600億円、当期純利益900億円。銅価下落、買鉱条件悪化等によりが減益要因になるとしている。

□ＵＳＥＮ<4842> ブロードバンド事業の進捗状況
ＵＳＥＮは、2007年3月のブロードバンド事業の進捗状況を発表した、顧客獲得状況は、契約者数が71万7846件（前月比 7043件増加）、取り付け状況が59万7925件（同1万2418件）と発表した。

□日本プロセス<9651>の06年６月―07年２月期、経常益９％増
システム開発の日本プロセスが9日発表した2006年6月―07年2月期の連結業績は、経常利益が前年同期比9％増の3億8200万円だった。好採算のデジタル家電などへの組み込みソフト事業が好調で、売上高総利益率が改善した。売上高は19％減の37億4500万円。相乗効果の少ない子会社を売却した。組み込みソフトが好調だったが、補えなかった。子会社株や遊休資産の売却などで8600万円の特別利益を計上。純利益は44％増の2億5900万円だった。

▼日商エレク<9865> 経常利益下方修正
日商エレクトロニクスは、2007年3月通期連結予想を発表した。エンタープライズ向けビジネスが、新規ソリューションビジネスの伸長遅れやSI 業者向けビジネスの減少等により低調に推移。また、大手家電メーカ向けハードディスクドライブの販売が減少し売上減・経常利益が減少したが、繰越税金資産の計上の法人税額調整により、最終利益は大幅増となった。売上高621億円（前予想680億円）、経常利益20億円（同25億円）、当期純利益34億円（同13.5億円）。

▼バックスグループ<4306> 下方修正
バックスグループは、2007年3月通期連結予想を発表した。利益率の高い受注不足や、外注依存度が高く利益率の低い顧客の売上構成比率が増加した事で、下方修正となった。売上高100億円（前予想105億円）、経常利益3.2億円（同5億円）、当期純利益1.82億円（同2.92億円）。

▼大王製紙<3880> 経常利益は下方修正
大王製紙は、2007年3月通期連結予想を発表した。原燃料価格の高騰等により、経常利益は減少したが、法人税調整額が減少する見込みで、最収益は上方修正となった。売上高4130億円（前予想4050億円）、経常利益190億円（同240億円）、当期純利益110億円（同95億円）。

▼Ｃ＆Ｒ<4763>の前期、純利益86％減
コンテンツ（情報の内容）制作支援のクリーク・アンド・リバー社は9日、2007年2月期の連結純利益が前の期比86％減の2000万円になったと発表した。従来予想は1億5000万円。ＩＴ（情報技術）エンジニア派遣の未上場企業など保有株の評価損を計上し、特別損失が膨らんだ。年間配当は従来予想通り、前の期並みの100円を維持する見通し。売上高は予想を1億円上回り、22％増の141億円。ウェブサイトの制作請負や通販会社向けカタログ制作受託など総じて受注が好調だった。経常利益は37％増の3億5000万円。自社で制作した2本の映画の広告宣伝費がかさんだ。