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2008 05,06 15:00 |
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5/5 米国市場短観 □NYSE(NYダウ) 12969.54(- 88.66)▼0.68%
本日発表された4月の非製造業のISM指数は、市場予想の49.1(3月に比べて下落)に対して、2.4%上昇し52.0でした。 4月の米ISM非製造業総合指数は52.0、4カ月ぶりに50上回る
マイクロソフト、ヤフー買収を断念 先週金曜日の夕方に、週末の間に話し合いがもたれ、まとまるだろうとの観測があったのですが、土曜日の朝にMicrosoftが買収提案の取りやめを発表しました。Microsoftのサイトにプレスリリースがあり、そこに、バルマー氏からYahoo CEO Jerry Yang氏宛のレターが添付され掲載されています。その手紙によると、Microsoftは、提案額を$33まで引き上げたものの、Yahooの希望価格は$37以上で、さらに敵対的な買収にMicrosoftが動いた場合のYahooの行動計画を考慮すると、買収の意味合いがなくなるとして、撤退を表明しています。 Friedman, Billings, Ramsey & Co.のアナリストPaul Miller氏が、調査レポートで、Bank of AmericaはCountrywideの買収を撤回、あるいは、買収価格を大幅に引下げるべきだと書いたことが、大きく報道されています。理由として、悪化が続く住宅ローン市場の影響を挙げています。現状の見込みだと、Countrywideの住宅ローンの損失として200億から300億ドルの損失を計上する可能性があるとしています。Miller氏は、買収継続の場合の新たな適正価格は、$0から$2の間とし、ターゲットの価格を$2に設定しています。1月に明らかにされたBank of AmericaによるCountrywideの買収は株式によるもので、約40億ドルで合意されています。先週金曜日のBank of Americaの株価$39.79を使った場合、Countrywideの株価$7.25に該当するとのことです。Countrywideの株は、本日10.37%下落し$5.36で終了しています。
◆ファイナンス ◆住宅 ◆小売り ◆テクノロジー
週末に発表されたMicrosoftのYahoo買収断念のニュースで、Yahooは大きく下落して始まりました。その後多少戻して、15%の下落で終了しています。この程度の下落ですんでいるのは、株主達の働きかけでMicrosoftとの買収がまとまる、あるいは、YahooがMicrosoftに代わる何か魅力的な取引をどこかと決めるのではといった投機的な期待の買いが入ったためと思われます。取引数量は、約2億8000万株と非常に多い取引が行われました。(デイトレーダーが大活躍したものと思われます。) Countrywideに関連するニュースも結構インパクトのあるもので、株価は10%以上下がり、他のファイナンス関連の企業の株価にも影響を与えた様に思えます。今の時点では、アナリストのレポートの話ですが、もしも万が一Bank of Americaが買収撤回をしたりした場合、市場に大きな波紋と影響を与えると思います。 また、原油の6月の取引価格は再び大きく上昇し$120近くになってきています。原油価格の上昇が、物価上昇や消費者支出の低下等市場に与える影響が予想されます。個人的には、市場に与える影響はかなり大きく、注意しなければいけない状況なってきていると思います。 発表された4月ISMの非製造業の指数は、予想の下落ではなく上昇となりましたがほとんど材料視されなかった様です。 明日は、Cisco, Walt Disney等が決算を発表します。先週Sun Microsystemsが予想よりも大幅に悪い決算で大きく下落しましたが、Ciscoの決算が予想と大きく異なる場合、セクター全体に大きな影響を与える可能性があるので注目しています。個人的には、Ciscoはそれ程悪い決算を発表しないと思っています。第1四半期の企業決算のピークも後少しで終わりとなります。ここ数日は市場はかなり安定してきている様に思えます。 PR |
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