過去１０年の連休明け日経平均の値動きを徹底分析！

ダイヤモンドZAi　2008年5月1日
http://zai.diamond.jp/servlets/Query?SRC=zai/news/top&newsid=1183

 
　日経平均株価は一時、１万4000円をつけた。しかし、昨年来安値をつけた３月17日から１カ月半の間に2000円以上も上昇したこともあり、今は１万3000円後半で揉み合っている。

　ただテクニカル面で見ると、抵抗帯と言われる一目均衡表の雲を上抜けたことや、25日移動平均線が75日移動平均線を上回り、ゴールデンクロスしていることを勘案すると中期的な上昇トレンドは続いていると考える。

　日経平均は調整せず、上昇が続くだろうか？　過去10年間の、日経平均の連休明けの値動きを調べてみた。

興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック！

[0回]

■意外と大きな動きになる可能性も…

　さて、ゴールデンウィーク明け10営業日後の日経平均の騰落率をまとめたのが上の表だ。検証期間は1998年から2007年の10年間。ここでは、「ゴールデンウィーク明け」の定義を、「こどもの日」を過ぎた直後の営業日とした。今年でいえば、５月７日から５月20日までの10営業日となる。

　結果は一目瞭然。平均騰落率はマイナス2.43％、下落した回数は10年中８回にもなり、下落する傾向が高いことがわかった。しかも、その８年中４回はマイナス５％を超えており、大きく下落する可能性も秘めている。よって、連休明け直後については、日経平均への投資は見送るのが賢明であろう。
（市川アナリスト ［ＤＦＲ］）