2024 11,27 06:44 |
|
2008 04,26 08:00 |
|
来週の日経平均は1万4000円台も、減益予想には耐性 ロイターNEWS 2008年 04月 25日 19:44 JST 来週の東京株式市場では、日経平均が高値もみあいの展開になるとみられている。決算発表シーズンが本格化しているが、株価は事前に2009年3月期の減益予想をある程度織り込んでいることから、ネガティブ・サプライズがなければ 為替が落ち着いていれば、センチメントの改善で1万4000円の上値をトライする可能性もあるという。ただ、このところの商いの乏しさに加え、ゴールデンウィークや米連邦公開市場委員会(FOMC)などで参加者は動きにくく、先物の動きが活発化すればボラタイルな展開になることもあり得るという。 来週の日経平均株価の予想レンジは、1万3300円─1万4100円。
2009年3月期業績については減益決算を見込む声が多く、株価もすでにある程度は織り込んでいるという。24日に業績予想の下方修正を発表したキヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)が織り込み済みとして25日に年初来高値を更新しており「サプライズがなければ、業績悪には耐性がついてきた」(準大手証券)との声が聞かれる。 ただし、こうしたセンチメントを支えているのは、ドル高/円安基調にある足元の為替だ。会社側の減益予想の主因は前提となる為替が1ドル=100円程度までドル安/円高にシフトしつつあるためだが、足元でドルが100円を上回っているため「減益見通しのインパクトが薄れている」(いちよし証券投資情報部チーフストラテジスト、高橋正信氏)という。為替が再びドル安/円高に振れれば、減益予想とあいまって売り圧力が強まりそうだ。 一方、一部で2009年3月期の増益見通しが報じられた三菱商事(8058.T: 株価, ニュース, レポート)など、業績期待の強い商社の決算発表が参加者の関心を集めそうだ。「株価は期待感を先取りしているため、いったんは利食い売りが出る可能性もある。ただ、押したところは買いのチャンスだ」(かざか証券市場調査部長、田部井美彦氏)との声が聞かれる。 <FOMCは0.25%利下げ予想、株価は織り込み済み> 29─30日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。「0.25%利下げしたうえで今後も必要なら利下げする姿勢を示すことが、市場のメーンシナリオだ」(日興コーディアル証券シニアストラテジスト、河田剛氏)との声が上がっている。 一時はより大幅な利下げ観測も強かったが、市場のセンチメントが落ち着いてきたこともあって「0.25%にとどめることで、危機が収束に向かうとのサインを送ることができる」(日興コーディアル証券、河田氏)という。 <1万4000円前後では上値もみあい、連休谷間は荒い値動きも> センチメントの改善による買い戻しで、日経平均は25日に直近高値(21日の1万3739円44銭)を更新しており、1万4000円台をトライする可能性も出てきた。一方では高値警戒感もくすぶり「短期で入った買い方のなかには下りる向きも出てきそうだ」(かざか証券、田部井氏)との声も聞かれる。「買い戻し中心でここまで戻ってきたが、一巡したあと1万4000円台を買い上げる手掛かりはない」(いちよし証券、高橋氏)ことから、1万4000円前後ではもみあいそうだという。 東証が発表した4月第3週の投資主体別売買動向によれば、外国人投資家は3週連続で買い越しだった。株価の戻りで参加者のリスクテイク意欲も一時よりは高まっている。しかし、市場では薄商いが続いており、関係者は先高観を持ち切れない。「決算発表を見極めるという格好のいいわけもあり、実需買いはは入りにくい」(準大手証券)とみる声が多い。 ゴールデンウィークに入るとあって商いはますます膨らみにくくなるとみられ、CTAなど先物筋の動きが活発化すれば日経平均の値動きが荒くなる可能性もあるという。 PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |