2024 11,24 10:24 |
|
2008 03,29 10:00 |
|
米リセッション懸念後退せず、来週はドル下落圧力くすぶる ロイターNEWS 2008年 03月 28日 19:48 JST 来週の外為市場では、米国経済のリセッション(景気後退)懸念が後退せず、ドル下落圧力が強まりそうだ。3月ISM製造業景気指数や3月雇用統計など、米国の主要な経済指標が発表される予定で、弱い内容ならドル売り安心感が広がると見られている。 対照的にユーロの底堅さが目立ち、史上最高値更新の可能性も指摘されている。国内では日銀短観の発表に関心が集まる。大幅に悪化した場合には、株安を通じて円が買われる展開も予想される。 予想レンジはドル/円が97.50―102.50円、 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
外為市場は足元でエマージング通貨の選好度合いも強まるなど、信用リスクがやや緩和されてきた。ただ、米経済のファンダメンタルズは依然として弱含み、今後は主要な経済指標にらみの値動きが予想される。米経済指標は、3月米シカゴ地区購買部協会景気指数(31日)、3月米ISM製造業景気指数(4月1日)、3月米雇用統計(4月4日)の主要な指標が特に注目される。また、4月2日には、米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長が上下両院合同経済委員会で証言する予定。 みずほ総研のシニアエコノミスト、吉田健一郎氏は3月米シカゴ地区購買部協会景気指数など主要指標はいずれも米経済の減速を示唆する結果になると予想する。仮に経済指標が改善したとしても、「4月以降の米金融機関の決算を控え、ドルの本格反転は見込みづらい」と指摘する。 ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)のヘッドオブFXストラテジー、山本雅文氏も、ISMは製造業、非製造業とも小幅悪化、雇用統計はマイナス継続を予想したうえで「4月29─30日に開く次回連邦公開市場委員会(FOMC)での50bp利下げを織り込みにいく形でドル売り安心感が高まっていく」との見方を示す。 <ユーロは引き続き堅調、当局者の発言に関心> ユーロ/ドルは、ユーロの上値を試す展開が予想されている。3月24日には一時1.53ドル台まで下落したものの、その後再び強含み、史上最高値1.5905ドルに接近する局面もあった。みずほ総研の吉田氏は、ドイツ経済が底堅さを見せていることや、欧州中銀(ECB)がインフレに対して警戒的な姿勢を示していることもあって、「ドル売りの相手としてユーロは買い進めやすい」という。 ドイツのIFO経済研究所が26日に発表した3月の業況指数は104.8となり前月の104.1から小幅上昇、07年8月以来の高水準。市場予想の103.4も上回った。指数の上昇は3カ月連続。IFOは「年初からドイツ経済が強含んだことを示している」とし、6カ月先の見通しも改善したという。RBSの山本氏は、「ユーロも米国要因に左右される面が大きく、米景気悪化・追加利下げを受けてドルが売られる場合には、ユーロは対ドルを中心に一段上昇しやすい」と指摘。 山本氏は、4月11日開催予定の7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)に先立ち、4月4―5日にはユーロ圏非公式財務相会合も予定されるため「ユーロ急伸なら当局者からの発言のトーンの変化に注意が必要」としている。「ユーロ圏では景況感が以前ほど悪化しておらず、ECBはインフレリスクも重視する姿勢を崩していないため、口先介入に対する市場の反応は限定的」との見立てだ。 <日銀短観は大幅に悪化、株安なら円高> 国内では4月1日に日銀短観が発表される。RBSの山本氏は、製造業、非製造業ともに業況判断の大幅悪化を予想したうえで「日銀の利下げを織り込みにいく場合には中長期金利が低下し、金利差の面から円買い圧力を弱める方向に働く」と指摘。その一方で「悪い内容を受けて株価が下落するような場合には円高につながる」と予想する。逆に、みずほ総研の吉田は「予想の範囲内なら外為市場への影響は限定的」との見方を示している。 PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
<<さかもと未明氏「最近の投資ブームは屁。ちょっとパソコンをいじって金を稼いだだけの人は、額に汗して働く人より偉くない」 | HOME |もみあい、内外経済指標や米商業銀行決算前の思惑で上値追いづらい=来週の東京株式市場>> 忍者ブログ [PR]
|