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ドル売り圧力の持続性に関心、株価と連鎖安再来の可能性 ロイターNEWS 2008年 03月 2日 18:24 JST 米国経済や金融システムへの懸念を背景にドルが広範囲に売られており、円に対してもドル売り圧力がかかっている。ドル/円は直近の安値を回り101―102円の水準が視野に入ったとの声も出ている。 予想通りにドル安が進行するようだと輸出企業の業績下振れ懸念から日経平均が1万3000円を割り込む可能性も指摘されている。一時的に収まっていた 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
<マクロ関係> ●日銀金融政策決定会合開催、7日に福井総裁最後の記者会見 6、7日に日銀金融政策決定会合が開かれる。米景気悪化に伴い世界経済の減速懸念も一段と強まっている中、国内経済も景気メカニズムの起点となる生産にかげりが見えている。日銀では2月の金融経済月報でこうした点について判断を下方修正しているが、緩やかながらも景気拡大が持続できるのか、あるいはメカニズムが崩れて景気が悪化に向かうのか、この1─3月は正念場を迎えているとの認識もあり、今回は金利を据え置いて様子を見ることになりそうだ。福井俊彦総裁は3月19日に任期を終えるため、今回の決定会合後の記者会見が最後となる。量的緩和そしてゼロ金利から脱却してプラス金利を回復させたが、金融正常化は道半ばにして退任することになる。 ●日銀総裁人事、国会情勢の混乱が政府案提示にも影響 国会情勢の混乱のあおりで、福井俊彦日銀総裁の後任人事選びが大詰めで揺れている。2008年度予算案と揮発油税の暫定税率延長を含む租税特別措置法改正案の衆院通過をめぐって、与野党が真っ向から対決。野党は与党の強行採決には、週明け以降の参院での予算案審議に応じない方針を固めており、国会の非正常化が日銀正副総裁人事の同意にも影を落としている。3月19日の任期切れまで1カ月を切ったが、政府案の提示時期の見通しも立たない情勢となっている。 <マーケット関係> ●株式市場はナーバスな展開続く、悲観と楽観のあいだで揺れ動く市場心理 東京株式市場も神経質な状況が継続するとみられている。悲観と楽観のあいだで市場センチメントが激しく揺れ動いており、荒い値動きが続く見通しだ。 ●ドルは底値探る展開、各国中銀の金融政策に関心 外為市場は、ドル安の地合いが強まるなか、底値を探る展開になりそうだ。2月米ISM製造業・非製造業景気指数や2月米雇用統計などの重要指標が相次いで発表される予定で、米景気後退を示す内容となれば一段のドル売りが進むと予想されている。市場では、対円で101―102円の水準が視野に入ってきているほか、対ユーロでは高値警戒感が出ていないと指摘されている。一方、欧州中銀(ECB)のほか英国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダの中銀で政策金利が発表される。米連邦準備理事会(FRB)は3月の追加利下げが見込まれており、実質的な金利差拡大からドル売りにつながるとの見方もある。 ●長期金利は1.3%台での低下余地見極め 円債市場で、10年最長期国債利回り(長期金利)は1.4%付近を中心に低下圧力がかかりやすいと予想されている。米国の景気減速懸念から円高、株安、債券高の流れが強まるなか、米指標の結果と米金利の動向、株価次第では長期金利は1.3%台へとさらなる低下余地を模索する可能性がある。ただ、今回の金利低下局面ですでに米指標の悪化などを先回り的に織り込み済みとの見方も多い。長期金利が1.3%半ばを割り込んで定着するには、外部環境の一段の悪化など新規の材料が必要となりそうだ。 ●財務省入札関連予定 4日(火) 10:20 政府短期証券の入札発行 10:30 10年利付国債の入札発行 10:30 5年利付国債(3月債)の発行予定額等 12:35 政府短期証券の入札結果 12:45 10年利付国債の入札結果 15:15 10年利付国債の第II非価格競争入札結果 17:00 買入消却入札において買入れた国債の詳細及び累計 5日(水) 10:20 政府短期証券の入札発行 10:20 政府短期証券の発行予定額等 10:30 交付税及び譲与税配付金特別会計の借入金の入札予定 12:35 政府短期証券の入札結果 13:00 交付税及び譲与税配付金特別会計の借入金の入札結果 6日(木) 10:30 流動性供給入札の発行予定額等 7日(金) 10:20 割引短期国債の発行予定額等 <企業ニュース関係> ●新規上場は中小型銘柄2社 東証マザーズに5日にナノキャリア(4571.T)、6日にネットイヤーグループ(3622.T)がそれぞれ上場する。前週は、ジャスダックに上場の博展(2173.OJ)の初値が公開価格を38%上回ったほか、セブン銀行の初値も公開価格を20%上回るなど好調だった。新興3市場に底堅さが見られる動きとも相まって、どのような初値を付けるのかに注目だ。 ●起債見通し=SBでイーアクセス(9427.T)、サムライ債で豪ANZが起債 <主な経済指標関連> 5日(水曜) 08:50 10─12月期法人企業統計(財務省) 法人企業統計の中で公表される10─12月設備投資(原数値、ソフトウェア投資含む)は前年比マイナス2.0%程度と、3四半期連続の減少となりそうだ。発表数字が予想通りになれば、12日に発表される実質国内総生産(GDP)2次速報の下方修正要因となりそうだ。 6日(木曜) 14:00 1月景気動向指数(内閣府) 景気の先行きに対する不安感が示されそうだ。先行DIは30程度と、景気判断の分かれ目である50.0を6カ月連続で下回りそうだ。一致DIも22程度で、2カ月ぶりの50割れと、さえない数字になりそうだ。 PR |
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