3/3『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△駅徒歩圏のファミリーマンション　まもなく竣工予定　東急不動産<8815>ほか
東急不動産とランドブレイン、ＮＥＸＴＶＩＳＩＯＮが横浜市瀬谷区に開発中の「ブランズ横濱瀬谷」（ http://www.branz-seya.com/ 、地上５階建て、総戸数71戸）が２月下旬にも竣工する予定である。「ブランズ横濱瀬谷」は、相模鉄道本線「瀬谷」駅徒歩９分にあり、周辺には商店街やスーパー、教育施設や金融施設といった生活利便施設が充実した環境にある。また、横浜へは約20分、東京や品川などの都心部へも約50分でアクセスでき、住みやすい環境となっている。共用部分には色とりどりの美しい植栽計画を施したり、住戸によっては家族がゆったり過ごすオープンスペースとしても利用できる専用庭を設けるなど、家族の暮らしに喜びを与えてくれる工夫が詰まった敷地配置計画で、さらに豊かで住みやすい環境を提供する。設備・仕様面では、管理人による有人（勤務時間内）の管理体制と、警備会社「ＡＬＳＯＫ」とオンライン化された24時間セキュリティシステムを導入したり、風除室とエントランスホール等にモニターカメラを設置したオートロックシステムを採用。さらに全戸の開閉する窓（面格子のある窓は除く）には防犯センサーを設置して、住人の安心をサポートする。間取りは２ＬＤＫから４ＬＤＫ、専有面積は57.33平方メートルから87.12平方メートル。販売価額は2,810万円から4,580万円。竣工は08年２月下旬を、引渡しは08年３月下旬を予定している。

△近くに住みたいスポット・ロケーション１位は「井の頭公園」　ネクスト<2120>
住宅・不動産情報ポータルサイト「ＨＯＭＥ’Ｓ」を運営するネクストはこのほど、「近くに住みたいスポット・ロケーション調査」の結果を発表した。（ http://homesclub.next-group.jp/research/research/ ）それによると、関東地区の「住まいの近くにほしい人気スポット」ランキング１位は、井の頭公園（昨年は２位）となった。続いてディズニーリゾート（同１位）、ららぽーと（同10位以降）、代々木公園（同７位）、駒沢公園（同10位以降）となった。関西地区の１位はユニバーサル・スタジオ・ジャパン（同１位）。続いて、万博記念公園（同４位）、神戸（同10位以降）、京都御所（同10位以降）、六甲山（同10位以降）となった。公園や海などの自然の他、テーマパークなどの商業施設に対する回答が大半を占める結果となった。同調査は、全国の都市部在住で１カ月に１回以上ＳＮＳ、コミュニティサイトを利用している20歳以上の男女を対象に951人から回答を得たもの。

△練馬・石神井公園駅前でコンパクトマンション発売　ニチモ<8839>
ニチモは、都市型コンパクトマンション「ヴォアール石神井公園」（東京都練馬区石神井町２丁目、総戸数33戸）のモデルルームを３月１日にオープンし、３月下旬から販売を始める。西武池袋線「石神井公園」駅から徒歩２分の立地。南向き角部屋住戸が中心で、１フロア２住戸で構成する。東京ガスのeco（エコ）ジョーズを採用し、ＣＯ２削減を図った。また、全開口部に防犯センサーを設置するとともに、メインエントランスには「虹彩認証システム」を採用するなど、セキュリティ面に配慮した。建物は、鉄筋コンクリート造、地上15階建て。専有面積は25.31平方メートルから67.04平方メートル。販売価格未定。竣工は08年４月末予定。

△１月住宅着工、通常の水準まで回復　国交省
国土交通省が発表した１月の新設住宅着工戸数は、前年比で5.7％減の８万6,971戸となった。改正建築基準法の影響が続き、07年７月から大幅な減少が続いていたが、年率換算値でみて119万戸とほぼ通常月の水準に回復した。国交省は、「改正建築基準法の影響は解消に向かいつつあるが、脱したと言えるまではしばらく様子を見る必要がある」と、なお慎重な見方を示している。最大で前年比75％まで落ち込んだ分譲マンションの着工も、１万4,343戸（前年比12％減）とほぼ通常月の水準に戻した。

△「ベリスタ」ブランドの広島第１号物件を発売　藤和不動産<8834>
藤和不動産は、新マンションブランド「BELISTA（ベリスタ）」の広島地区第１号物件となる「BELISTA矢賀」（広島市東区矢賀２丁目、総戸数73戸）のモデルルームを３月１日、グランドオープンする。第１期販売予定は20戸。ＪＲ芸備線で「広島」駅から１つめの「矢賀」駅から徒歩５分の立地。高台のため、採光や通風性に優れている。キッチンスペースのあるオーナーズラウンジも備える。現地周辺で開通予定の広島高速２号線、５号線など、道路網の整備も進められている。建物は鉄筋コンクリート造地上15階、地下４階建て。専有面積は66.83平方メートルから85.46平方メートル。間取りは３ＬＤＫと４ＬＤＫで、第１期販売予定価格は1,900万円台から3,200万円台。竣工は08年11月下旬予定。
（住宅新報）

△JAL<9205>の新中期経営計画、格付け評価上はポジティブ＝JCRが見解
日本格付研究所（JCR）は29日、日本航空が同日発表した総額1515億円規模の第三者割当増資などの新中期経営計画に対して、「優先株発行は、格付け評価上はポジティブ」としながらも、「安定的に高水準のキャッシュフロー創出できる事業基盤の整備状況などを見極める」とのコメントを発表した。　

△大阪府、凸版印刷<7911>に補助金36億円＝シャープ<6753>の堺進出で、08年度から7年間
大阪府は29日、シャープが堺市に大型テレビ向け液晶パネル工場を建設するのに伴い、同工場に部品を供給するカラーフィルター大手の凸版印刷に対し、7年間で計36億円の補助金を交付すると発表した。交付期間は2008年度から14年度まで。　

■三洋電機<6764>、フィリピンと香港の子会社2社を解散へ
三洋電機は29日、フィリピンと香港の連結子会社2社を解散すると発表した。事業構造改革として行う販売拠点の再編・集約の一環。　

■ホンダ<7267>、シンガポールのカーシェアリング子会社を解散＝7月末までに
ホンダは29日、乗用車貸出業（カーシェアリング）を手掛けるシンガポールの子会社、ホンダICVSを7月末までに解散すると発表した。同子会社は、事前予約なしで乗用車を貸し出すサービスを提供し、約2500人の顧客がいる。ただ、乗り捨てられた車の回収などの課題がクリアできず、事業継続は難しいと判断した。ホンダの連結業績への影響は軽微という。　

△NEC<6701>、「ナナコ」「ワオン」に対応＝決済装置、計8種類に
NECは29日、同社が小売店や自動販売機向けに販売する電子マネー決済装置「マルチサービス・リーダライタ・システム」がセブン＆アイ・ホールディングス <3382> の「nanaco（ナナコ）」とイオン <8267> の「WAON（ワオン）」に対応したと発表した。これにより同システムが扱える電子マネーは6種類から8種類に広がった。　

△住友軽金属<5738>、アルミ圧延品を値上げ
住友軽金属工業は29日、アルミニウム圧延品の加工賃を4月1日出荷分から10―20％引き上げると発表した。燃料や、加工賃に含まれる副原料の価格が高騰しているため。　

△NTT<9432>東西、光回線の契約純増目標340万件に＝08年度計画
NTT東西は29日、両社合わせて光回線の契約純増数を340万件とした2008年度の事業計画を発表した。両社は同日、増田寛也総務相に認可申請した。内訳は東が200万件、西日本が140万件で、08年度末時点の両社累計契約数は前年度末比37．9％増の1238万件となる。NTTグループでは、 2010年度末時点で2000万件の契約を目指している。　

△「シニアの健康」を包括支援＝年最大10店で開設へ―ヨーカ堂（セブン＆アイＨＤ<3382>）
イトーヨーカ堂は29日、高齢者向けに介護用品売り場や軽度の運動施設に加え、介護に関する地域の情報提供を兼ね備えた総合支援サービスを展開すると発表した。2008年度から毎年、最大10店程度で提供する。　

△新日石<5001>、国連からCO2排出権取得＝ベトナム沖油田で449万トン
新日本石油は29日、共同で権益を持つベトナム沖油田で発生する随伴ガスの有効利用で、国連機関から2005年12月までの4年分として、449万トンの二酸化炭素（CO2）排出権が発行されたと発表した。発行されたCO2排出権としては世界一の規模。排出権は同油田の権益を持つ同国政府などと分配し、新日石も一定割合の排出権を取得する。　

△JCR、東燃ゼネラル石油<5012>の長期優先債務格付け「AA－」に引き上げ
日本格付研究所（JCR）は29日、東燃ゼネラル石油の長期優先債務格付けを「A＋」から「AA－」に引き上げたと発表した。見通しは「安定的」。　

△四国電力<9507>、地元対策で原発組織強化
四国電力は29日、同社「原子力本部」内に3月1日付で「愛媛原子力総合対策室」（10人態勢）を新設するなどの組織強化を行うと発表した。同社の伊方原子力発電所がある愛媛県や伊方町など関係自治体との連携の緊密化、広報活動の強化などが狙い。これに伴い、同県内に配置される同社社員は現行の約310人から 350人程度に増加する。　

△四国電力<9507>、MOX燃料を3月に製造開始
四国電力の常盤百樹社長は29日の定例記者会見で、同社のプルサーマル計画に使用するウラン・プルトニウム混合酸化物（MOX）燃料の製造を3月末をめどにフランスで開始すると発表した。12月末までに全21体を製造。伊方原子力発電所（愛媛県伊方町）には2010年度までに全量の輸送を終える予定。　

△台湾でリサイクル新事業＝日鉱金属（新日鉱ＨＤ<5016>）
日鉱金属は29日、台湾に保有する共同子会社3社を4月1日付で統合するとともに、統合新会社がリサイクル原料の集荷・前処理事業を新たに開始すると発表した。新事業の設備投資額は約8億6000万円で8月の営業開始を予定している。　

△新日鉱<5016>、東邦チタ<5727>へのTOB終了
新日鉱ホールディングスは29日、東邦チタニウムに対するTOB（株式公開買い付け）が終了し、500万4200株の応募があったと発表した。このTOBは三井物産 <8031> が保有する東邦チタニウム株のうち500万株を取得するのが目的だった。新日鉱は応募株式をすべて買い取り、保有比率が34．28％から42．52％に上昇する。株式取得費は111億8900万円。　

△Jパワー<9513>、本店ビルの信託受益権を買い戻し＝特別利益122億円
電源開発（Jパワー）は29日、2001年に売却した同社本店ビル（東京都）の信託受益権について、8月に買い戻すと発表した。取得価格は300億円。またこれに伴い、同受益権を保有する匿名組合の出資者である同社には、09年3月期に約122億円の特別利益が発生する見通し。　
（時事通信）

□三菱自動車<7211>　国内販売目標は異例のマイナス　中期経営計画
経営再建中の三菱自動車は２９日、０８年度から３年間の中期経営計画を発表した。赤字の国内事業は販売目標が現状を下回る異例の計画。新興・資源国での販売拡大で、最終年度の１１年３月期連結決算は営業利益９００億円（０８年３月期見込み比１３％増）を目指す。ただ、収益回復を左右する新興市場は、日米欧の有力メーカーがひしめいており、経営体力が十分回復していない三菱自が狙い通りに販売を拡大できるかは懸念も残る。国内販売は１０年度の目標を約２２万台と、０７年度の販売見込みより約５％減にした。ただ、販売店も約１割減らしてコストを削減し、国内事業は１０年度中の黒字化を目指す。
一方、市場拡大が続くロシアや中東など新興・資源国は「重点市場」と位置づけ、ロシアでの現地生産のほか、利益率の高いＳＵＶ（スポーツタイプ多目的車）の拡充など営業戦略を強化する。１０年度の世界全体の販売目標は１４２万台（０７年度見込み比８万台増）とした。低迷してきた北米市場は米景気減速で「市場に不透明感が拡大している」として、北米工場での輸出向け生産を高める。益子修社長は記者会見で「再建は８合目から９合目に上りつつある。今後は持続的な成長の基盤を確立する」と語った。

△ドトールコーヒー（ドトール・日レスＨＤ<3087>）３月１３日から値上げ　ドリンク全品目
ドトールコーヒーは２９日、関東地方を中心に展開するコーヒーチェーン「エクセルシオール・カフェ」のドリンク全２９品目の店頭価格を１３日から平均９％値上げすると発表した。コーヒー豆などの原材料費が高騰しているほか、原油高で包装資材の価格も上昇しているため。値上げは９９年７月の開業以来初めて。主力商品のカフェラテＳサイズは、２８０円から３１０円に上がる。

△イオン<8267>　「凍結」一転値上げへ　穀物や原油の高騰で
食品や日用品を中心に値上げが続く中、「価格凍結」を宣言し、店頭価格を据え置いてきたイオンが、一部食品で値上げに踏み切る。スーパーなどで販売する自主企画商品のうち、マヨネーズなど２品目を１日から値上げし、その他の商品についても、値上げを検討中だ。穀物や原油の高騰が続き、転換を迫られた。１日に自主企画の「トップバリュ」のブランドで販売しているマヨネーズ（５００グラム）を、１４８円から１６８円に値上げする。同日、商品改定するキャノーラ油も、１５００グラムで２９８円の商品を１０００グラムで３２８円とし、事実上の大幅値上げとなる。約５０００品目のトップバリュ商品すべてについて見直しを進めており、数百品目で価格や量などを改定する方針。ただ、一部商品は値下げもあり得るという。また、メーカーから仕入れる一般商品も価格交渉中で、一部は店頭価格を引き上げる見通しだ。原材料高騰を背景にメーカーの値上げが相次ぐ中、イオンは消費への影響を懸念し、店頭価格を据え置いてきた。昨年８月には、１００品目を対象に「価格凍結」を宣言。１１月末にはトップバリュの２４品目を値下げした。今回の値上げについて同社は「穀物などの高騰は激しく、原料に占める比率が高い商品については上げざるを得ない」と説明している。
（毎日新聞）

△もれなくリラックマのマグカップがあたる
ローソン<2651>は2008年3月4日から、「リラックマ　マグカップ」をプレゼントするキャンペーンを実施する。全国のローソン店舗で、オリジナルベーカリー「とっておき宣言」、オリジナルデザート「カジュアルスイーツ」などの商品を買い、貼付してあるポイントシールを20点集めると、もれなくリラックマの顔をデザインしたオリジナル・マグカップが当たる。引き換え期間は、3月4日～5月6日。マグカップの在庫が終了した場合は、引換券を発行し、引換券に記載された日付以降の引き換えになる。
（J-CASTニュース）

△ニフティ<3828>「MOOCS」が音楽情報＆SNSサイトに
ニフティは2月29日、SD-Audio方式の楽曲を販売してきた配信サイト「MOOCS」の楽曲販売を終了し、音楽情報＆SNSサイトとしてリニューアルした。音楽コミュニティーサイト「Human Music Community」もMOOCSに統合した。Human Music Communityで展開してきたアーティストインタビューなどを引き継いで掲載してくほか、楽曲のアップロードや日記・コミュニティー作成、ライブ企画などができる音楽SNS「MOOCS park」（ムークス・パーク）を展開する。

△「ニコニコ映画祭」次回のテーマは「15秒」
ニワンゴ（ドワンゴ<3715>）は、「ニコニコ動画」のユーザーからオリジナル動画作品を募集し、ユニークな作品に賞を授与する「国際ニコニコ映画祭」の第4回募集を3月1日に始める。応募は3月31日まで。今回から新たにテーマを設定。今回のテーマは「15秒」で、オタ芸やハプニング映像、意味不明なシュール番組など、15秒というテーマが盛り込まれていればなんでもOKという。動画の長さは1秒から15“分”までOKだ。一般作品のほか、映画祭審査会のオープニングを飾る「オープニング動画部門」と、初音ミクを使用した「初音ミク部門」の3部門で募集する。昨年公開の3Dアニメ映画「ベクシル―2077 日本鎖国―」（曽利文彦監督）の映像素材も提供する。専用サイトから映画のワンシーンをダウンロードし、作品に取り入れて投稿できる。受賞作の発表は4月25日。賞金は50万6445円（25万円：ニコ万円にキャリーオーバー分の25万5554円を足した分）から、「ニコニコ大賞」や「優秀賞」など各賞に分配する。優秀作をまとめて映画館で上映することも検討中している。審査員は、手塚眞さんや西村博之さんなど。「クレラップ」のクレハが後援する。

△iPod充電器にも──フィルム型太陽電池の柔軟な活用法
掛け軸のようにぐるぐる巻けます――太陽電池や水素・燃料電池の展示会「PV EXPO 2008」「FC EXPO 2008」（東京ビッグサイト、2月29日まで）で、フィルム型の太陽電池が多数展示されている。軽くて割れにくく、曲げられるのが特徴。登山に持って行ったり、iPodのポータブル充電器に応用するなど、使い方もさまざまだ。
富士電機<6504>システムズが展示しているフィルム型アモルファス太陽電池「FWAVE」は、基板にプラスチックフィルムを使い「サランラップに電極を付けたようなイメージ」（説明員）の太陽電池だ。薄さは50μメートル、重さは1平方メートル当たり1キロ。ガラス基板を使った従来の太陽電池より軽く、自由自在に曲げられる。体育館などドーム型の屋根に貼り付けることも可能だ。94年ごろから研究を始め、昨年10月、本格的に量産を始めた。アルピニストの野口健さんがエベレストに登る際、FWAVEを掛け軸のように巻いて持っていき、テントに貼って発電。その電力でPCに給電し、ブログを更新していたという。
フィルム型太陽電池でMP3プレーヤーを充電――桐蔭横浜大学発のベンチャー、ペクセル・テクノロジーズとグンゼ<3002>がそれぞれ「フィルム型色素増感太陽電池」のデモを行っていた。色素増感太陽電池は、高温・高真空の製造工程が不要で、低コストで生産できるのが特徴。実用化に向けて各社が研究を進めている。ペクセル・テクノロジーズは「iPod」「iPod nano」向け充電器の試作品を展示。ケースの前面にフィルム型色素増感太陽電池が付いており、iPodを差し込むと、直射日光なら約1時間でフル充電が完了するという。ズボンのベルトなどに通して持ち運べ、アウトドアにも便利だ。ブースを訪れた人からは「是非すぐに売り出してほしい」という声が寄せられたという。グンゼの太陽電池付きトレーニングウェアも注目を集めていた。両袖とズボンの側面に、フィルム型色素増感太陽電池が一列に並んで付いており、MP3プレーヤーを接続すれば、運動しながら充電することが可能だ。フィルム型だから、体を激しく動かしても割れる心配はない。グンゼは3年ほど前から、岐阜大学と共同で太陽電池の研究を始めた。下着などアパレル事業のほかに、ペットボトルの包装フィルムやタッチパネルの生産も手がける同社。太陽電池の研究にも、タッチパネルの開発技術を応用しているという。
（ITmedia News）

△共和工業<5971>の第3四半期決算…増収増益　自動車用鍛造品など好調
共和工業所が発表した5 - 1月（第3四半期）の連結決算は、営業利益が前年同期比16.5％増の13億9900万円と大幅増益となった。売上高は同12.3％増の72億8700万円と、2ケタの増収となった。建設機械向け製品が好調だったほか、自動車用鍛造品も受注は好調に推移した。売上げが好調なことから、収益面でも経常利益が同17.2％増の14億2300万円、当期純利益が同17.2％増の8億4300万円だった。通期業績見通しは売上高が同12.2％増の98億円、営業利益が同16.8％増の18億3000万円、経常利益が同16.7％増の18億5000万円、当期純利益が同16.6％増の11億円となる見通し。

△三菱<7211> アウトランダー 欧州向けはオランダで生産
三菱自動車は、欧州向け『アウトランダー』の生産を日本からオランダの生産拠点に移管すると発表した。同社の欧州現地生産工場のネザーランズカー（ネッドカー）は、ダイムラークライスラー（現・ダイムラー）からの受託生産車が打ち切りとなり、稼働率が低下している。今回、欧州市場向けアウトランダーの生産を日本から移管するのに加え、欧州向けSUVモデルも新たに生産する計画だ。グローバル市場での需要増加に対応可能な効率的な生産体制を構築し、販売機会ロスの解消と収益の拡大を図る。

△08年度産業機械受注見通し、過去最高を更新
日本産業機械工業会は、2008年度の産業機械の受注見通しを発表した。2008年度は、外需が好調に推移し、2007年度見通しと比べて2.4％増の6兆7486億円と過去最高となる見通し。2007年度は内需が前年度比2.0％増と小幅な伸びだが、外需が同11.7％増の2兆9425億円となる見通し。合計は同6.1％増の6兆5893億円を予想している。
2008年度見通しで内需は、民需が底堅く推移し、官公需も緩やかなに回復すると予想、前年度を若干上回ると見通した。民需は、経済のグローバル化を意識した設備投資の拡大や、CO2排出量の削減・原材料消費を抑えた効率生産への移行など、省エネ化や環境対策への投資拡大による増加を予想する。ただ、国内市場が伸び悩む中で、生産能力の拡大に向けた大型投資は一段落する見通し。過去数年にわたって高水準な受注状況が続いた需要先によっては一巡効果も現れるとみて、受注金額としては高水準だった前年度をやや上回る程度の見通し。環境装置の中心となる官公需は、更新需要などが拡大する見通しで低水準ながら微増となる見込み。内需全体では、2007年度見通し比1.0％増の3兆6842億円の見通し。外需は、資源国や新興国の旺盛な消費と設備投資意欲を背景に、素材・エネルギー関連や工業化・インフラ投資による需要が引き続き好調に推移すると予想。地域的には主力のアジアに加え、多くの地域で前年度を上回る見通し。ただ、ほとんどの機種が高水準な受注状況が続いており、外需全体の伸び率は前年度までに比べやや鈍化すると予想した。外需全体では、2007年度の見通しよりも4.1％増の3兆643億円の見通し。

■新明和<7224>、理美容機器製造から撤退…理容店が減少
新明和工業は、連結子会社の新明和リビテックが事業撤退すると発表した。リビテックは、1970年に設立し、理美容機器及び医科機器の製造・販売事業を行ってきた。最近では、同社の主力製品である理容機器の主要顧客である理容店が減少し、既設店も経営者の高齢化が進むなど、市場環境は縮小傾向にあり、販売面でも熾烈な競争下にある。加えて、新明和工業の主要事業とリビテックの事業とは市場、技術の関連が薄いことから、今後主要事業に集中して経営資源を投入するため、リビテックの事業から撤退する。リビテックの従業員は約70人。2008年度中清算する予定だ。新明和工業では、事業撤退で棚卸資産処分損、特別退職金が発生するため、今期に特別損失4億円を計上する。2008年3月期連結業績見通しの当期純利益を26億円から22億円に下方修正した。

△三協立山<3432>アルミ、カーポート カムフィNex 発売…耐風圧強度を向上
三協立山アルミは、主力のカーポートシリーズ「カムフィ」をリニューアル、耐風圧強度を向上した『カムフィNex』を発売する。新製品は緩やかな曲線の「R」、屋根の形状がフラットな「F」、2台分のスペースがとれる「Rワイド」、3台駐車可能な「Rトリプル」の4つの基本タイプと、奥行延長、奥行連結などの組み合わせバリエーションから、駐車台数や敷地条件などに合わせて選べる。雨の日の乗り降りや、車と自転車の駐車などにも適したゆとりあるサイズ設定を、リーズナブルな価格で実現したとしている。ほとんどのサイズが2本柱で、ドアの開閉に邪魔にならず、乗り降りしやすい。本体色は、サンシルバー、アーバングレー、ダークブロンズ、ブラック、ホワイト、ブロンズの6色を設定した。屋根パネルは、耐衝撃強度を高めた「ポリカーボネート板」、耐衝撃強度＋光拡散でカースペースを明るくする「FRP板」、太陽光の熱量を半減して車内温度の上昇を抑える「熱線遮断FRP板」の3種類の材質から選べる。また、従来製品シリーズの耐風圧強度（Vex）＝34m/s相当だったが、新製品では38m/s相当に性能をアップした。Rワイドは42m/s相当まで対応する。価格は、カムフィNexの「R」で26万2710円（搬入費、組立費、取付費等は含まれない）。

▼自主回収　ミクニ<7247>、バスの暖房用燃焼式ヒータ
ミクニは、同社製の「バス用暖房用燃焼式ヒータ」に不具合があり、自主回収すると国土交通省に報告、29日から改善を実施する。不具合が見つかったのはバスの燃焼式ヒータで、燃焼機の燃料ポンプの製造が不適切なものがあり、そのままの状態で使用すると燃料ポンプから燃料が漏れ、最悪の場合、漏れた燃料がヒータ熱で発火するおそれがある。対象は2005年2月1日から2007年11月30日までに製造したバーナーヘッド一式または補修用の燃料ポンプで194台。同社では、業績に与える影響については、軽微としている。

△スズキ<7269>、先進安全自動車 ASV-4 の公道実験
スズキは、3月から神奈川県で、先進安全自動車『ワゴンR ASV-4』と『スカイウェイブ250 ASV-4』の公道走行実験を開始すると発表した。この実験は国土交通省の「先進安全自動車（ASV）推進計画」に基づくもので、第4期となる今回は車車間通信を利用した安全運転支援システムの実証実験に参画するため、実験車を開発した。国土交通省は、同実験を栃木県、神奈川県、愛知県、広島県で実施する計画で、スズキは神奈川県で「出会い頭衝突防止システム」と「追突防止システム」の実証実験を行う。今回開発した安全運転支援システムは、電波による車車間通信機を使って車両相互に位置・方向・速度などの情報を交換し、他車両と衝突の可能性がある場合に音と画面表示で運転者に警告する。具体的には見通しの悪い交差点などで車両が一旦停止してから再発進しようとした際、運転者が優先道路側の他車両を見落とす可能性があり、こうした場合に音と画面表示で注意喚起することで安全運転支援を行う。スズキは、交通事故削減のための先進自動車技術の開発して、交通社会に求められる安全技術の研究を行っていく。

△日本小型船安全普及協会、ヤマハボーティングクリエイトに社名変更
ヤマハ発動機<7272>は、連結子会社の日本小型船安全普及協会が臨時株主総会を開き、4月1日付けで社名を「ヤマハボーティングクリエイト」に変更することを決定したと発表した。日本小型船安全普及協会は、ボート免許教室やヤマハマリンクラブ「Sea-Style」の運営などを行っている。同社は、1974年にヤマハ発の子会社として設立、以来、ヤマハボート免許教室の運営において100万人以上の小型船舶免許取得者を送り出すなど日本型マリン文化の創造と海洋レジャーの健全な発展に寄与してきた。今回の社名変更は、ヤマハ発動機グループであることを明確化し、同時に、事業内容が理解されやすい社名にすることで社会的認知度を高め、事業の拡充を図るためとしている。今後は、製造・販売といったハード面を担当するヤマハボーティングシステムと、ボート免許教室、ヤマハマリンクラブ運営など、ソフト面を担当するヤマハボーティングクリエイトが一体となって一般消費者が楽しめるボーティングシーンを提供していく方針だ。
（レスポンス）

△セブン銀行<8410>は昨年上場のソニーフィナンシャル<8729>より「４分遅く寄り付く」　公開値段に対してもソニーＦの５％高を上回る２０％高　期待の大きさが出る
この日、ジャスダックに新規上場のセブン銀行は、公開価格が１４万円。スタート（寄り付き）は１６万８０００円、時に９時２４分であった。マーケットの分析家は、「昨年１０月１１日上場のソニーフィナンシャルホールディングスに次ぐ大型の上場だが、ソニーフィナンシャルは９時２０分の寄り付きで、売り出し価格より５％高のスタートだったのに比べるとセブン銀行は４分ばかり多く時間がかかり公開値段よりも２０％高だった。この差は銀行に不可欠の大衆密着という側面において、セブン＆アイ・ホールディングス＜３３８２＞（東１）の傘下という強さがある」と指摘。それを物語るように午後２時５９分に高値１７万４０００円をつけ、そのまま高値で取引を終えた。当時のソニーフィナンシャルが寄り付き値段より５０００円安で引けたのに比べると大きな差がある。つまり、寄付きを買わせた人には、既に６０００円の儲けを与えているのだ。これは大衆路線を行くビジネスとしては大切なことである。約１万３０００台のコンビニ等に設置のＡＴＭを使って営業を展開できる。０９年３月期は増収増益で予想１株利益は１万７３７円、ＰＥＲ２５倍の２６万８０００円は見込めるだろう。

△ユニークな事業構成を持つニフコ<7988>は反落。死角なし？の優良株、買い時と見る
ニフコは反落。一時、１２５円安の２２３０円まで売られた。ＳＭＢＣフレンド調査センターが２７日付けでレーティング「やや強気」（今後６ヵ月の対ＴＯＰＩＸ相対評価で、５～１５％上まわると予想する）とした。２７日には２３９５円まで買われた。そこからの調整局面となったもようだ。現在の株価でＰＥＲは１２倍台、ＰＢＲは１．６倍。信用残は売り長。自動車用樹脂部品メーカーだが、なぜか高級ベッド『シモンズ』事業、英字新聞『ジャパンタイムズ』事業も行なっている、ユニークな？企業だ。大口株主には信託口や生保なども入っており、９月中間末で実質無借金、前期末で現金等１９４億４８００万円のキャッシュリッチ、業績は堅調に右肩上がり。全方位、死角なし？といったところか。まずは次のフシ２５００円ラインまでの戻りを目指してみる。

■ダイハツ<7262>に対し出遅れで動意づいたスズキ<7269>だが「乗り換え失敗」で反落　ダイハツのＣＭ攻勢にも影響受けているか
スズキが全般安もあって１１０円安の２８６０円と下げた。２月１８日には１月１１日となる３０００円を回復しその後も何度か３０００円に乗せるなど粘っこい動きをしていたが、伸びきれなかったことから短期売買を主眼とする筋の見切り売りを誘ったようだ。
同業のダイハツ工業が１月２２日の８６０円から２月２２日の１２６６円まで短期間に４６％高となったことから、「ガソリン高騰で軽自動車は時流に乗る。スズキは安値からほとんど上がっていない。割安」としてダイハツ株から乗り換える動きが出ていた。しかし、マーケットの辛口家は、「実際の商売のところではダイハツ車からスズキに乗り換える人はいないのではないか。その逆は、最近のダイハツのテレビＣＭ攻勢で起きている可能性はありうる」という見立てだ。だから、このところスズキ株のモタつきになっているというのだ。たかが株価といってあなどれない。このままダイハツ株健闘、スズキ株停滞になると春の新車販売にも影響が出る可能性がある。

△ワールドインテック<2429>はストップ高。好チャート、好業績、割安、成長期待と、材料揃う
ワールドインテックは１３万８０００円ストップ高。１月２２日につけた上場来安値７万７２００円と、２月７日につけた直近安値７万７３００円でダブル底形成。当サイトでも既報のとおり、１２日に発表した２００７年１２月通期連結決算は大幅な増収増益。今期２００８年１２月期もさらに増収増益を見込んでいる。現在の株価１４万円ラインはひとつのフシ。目先、調整は入ろうが、中期ではさらに上値追いの展開になると見る。次のフシ１８万円ライン奪回を目指す。急伸したとはいえ、現在の株価でＰＥＲは１０．２４倍と、まだまだ割安。ＰＢＲは２．１倍と、成長期待値は高めだ。
（証券日刊新聞）

△アップル<2788> 今期増益予想 市場予想上回る
アップルインターナショナルは、2008年12月通期連結予想を発表した。売上高600億円（前年同期比7.4％増）、経常利益10億円（同14.1％増）、当期純利益4.5億円（同34.7％増）、一株利益3611円、年間配当1700円（据え置き）。市場予想は、四季報で当期純利益4億円。

▼プロスペクト ＲＥＩＴ<8969> 下方修正 減配
プロスペクトレジデンシャルは、08年1月運用状況を発表した。営業収益23.32億円（前予想22.94億円）、当期純利益6.62億円（同6.96億円）、分配金8820円（同9268円）。

▼ミズノ<8022> 下方修正 市場予想下回る
ミズノは、2008年3月通期連結予想の修正を発表した。未払い賃金の額が確定し、18億6000万円計上したことで、 当期純利益28億円（前予想40億円）となった。市場予想は、クイックコンセンサスで当期純利益40.25億円。

▼岩崎通信<6704> 下方修正 無配
岩崎通信は、2008年3月通期連結予想の修正を発表した。主力の中小型オフィスコミュニケーションシステムの国内需要が想定以上の長期で低迷し、競争激化したおり、下方修正無配となった。売上高230億円（前予想250億円）、経常利益7.4億円赤字（同0.1億円）、当期純利益3.5億円赤字（同2.5億円）、期末年間配当無配（同2円）。

▼日立プラント<1970> 下方修正 期末無配
日立プラントテクノロジーは、2008年3月通期連結予想の修正を発表した。競争激化による売価ダウン・資材や労務費の高騰や追加原価の発生、原価低減の達成が困難となり、受注損失引当金の計上、退職給付制度以降の引当金計上などで、下方修正となった。売上高3900億円（前予想3810億円）、経常利益65億円赤字（同55億円）、当期純利益78億円赤字（同10.5億円赤字）、期末配当無配（6円）。

▼稲葉製作所<3421> 下方修正
稲葉製作所は、2008年7月通期連結予想の修正を発表した。原材料・燃料価格の値上がりや改正建築基準法の影響で売上減となり、下方修正となった。売上高331億円（前予想358億円）、経常利益13.3億円（同27.4億円）、当期純利益7.1億円（同15.6億円）。

□トヨタ紡織<3116> 上方修正 市場予想下回る
トヨタ紡織は、2008年3月通期連結予想の修正を発表した。主要顧客向けの販売が好調に推移していることに加え、グループあげての合理化が順調に進んでいる為、上方修正となった。売上高1兆2000億円（前予想1兆1800億円）、経常利益630億円（同550億円）、当期純利益400億円（同340億円）。市場予想は、クイックコンセンサスで当期純利益406億円。

▼住友石炭<1503> 下方修正
住友石炭は、2008年3月通期連結予想の修正を発表した。豪州ワンボ社からの期末の受取配当金の減少で経常利益が減少となり、じん肺訴訟で若いし和解金11億5000万円を計上したことで、下方修正となった。経常利益5.5億円（前予想6.5億円）、当期純利益9億円赤字（同3億円）。

■セブン銀行<8410> 08年3月予想
セブン銀行は、08年3月単体通期予想を発表した。経常収益834億円（前年同期比10.5％増）、経常利益233億円（同6.9％減）、当期純利益131億円（同3.4％増）、配当4100円（同900円減）。
（證券新報）