2/19 朝の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△大人と子供の笑顔を自動識別するデジカメ　ソニー<6758>
ソニーは１８日、大人と子供の顔を自動的に判別する顔検出機能を搭載したコンパクトデジタルカメラ「サイバーショットＤＳＣ－Ｔ３００」を３月７日に発売すると発表した。同社が昨年開発した被写体の“笑顔”を自動的に認識し撮影する「スマイルシャッター」機能をさらに進化させ、子供と大人のどちらかの笑顔を優先検出して自動撮影できるようにした。この機能により、子供の笑顔だけを撮りためることや、タイマー撮影時に子供の笑顔をシャッターの合図にすることができる。また、被写体の誰か１人が笑顔になればシャッターが切れる。有効画素数は１０１０万画素で、光学５倍ズームを搭載。実勢価格は約４万８０００円で月産４万台を見込む。

△ガソリン、３月分卸価格また値上げへ　新日石会長が見通し示す
石油連盟の渡文明会長（新日本石油会長）は１８日の定例会見で、新日石が３月出荷分の石油製品の卸価格を小幅値上げする見通しを示した。卸価格の値上げは２月に続き、２カ月連続となる。渡会長によると、原油価格は足元の値上がりで１月に比べ１リットル当たり０・５円高くなるものの、為替レートが円高に振れたことから、２月分の調達コストは１リットル当たり０・６円程度安くなる。ただ、昨年１２月１０日以降、小売価格は８週連続で値下がりしており、これまで小売価格に転嫁できなかった値上げ分が「ガソリンで３円、灯油・軽油で１円程度に上っている」（渡会長）という。これら未転嫁分のコストを卸価格に反映させるため、値上げする。
（産経新聞）

△「クラシックカー・フェスティバル」参加車両を募集　トヨタ<7203>博物館
トヨタ博物館は、2008年5月25日の「クラシックカー・フェスティバル」開催にむけ、イベントに参加するクラシックカーの募集を2月15日に開始した。 締め切りは3月31日。同イベントはクラシックカーファンの醸成を通じた自動車文化継承を目的とし、30年以上前に生産された国産車や輸入車による公道パレードや、トヨタ博物館所蔵の珍しいクラシックカーの走行披露などを行う。1989年以来、毎年春に開催されており、08年で19回目の開催となる。今回募集するのは公道パレードの参加者。これまでで初めて車種を限定しない全国募集を行う。募集台数は約50台。応募資格は「1978年以前に生産された国産車及び輸入車」、「正規のナンバープレートがある車両」など。応募はトヨタ博物館公式ページ（http://www.toyota.co.jp/Museum/index-j.html）からダウンロードできるエントリー用紙にて行う。

△「美女ビジョ動画」グラビアアイドルの動画を携帯で　
インデックス<4835>は、NTTドコモ<9437>向けサイト「美女ビジョ動画」の提供を2008年2月18日より開始した。グラビアアイドルやビデオ女優などの動画コンテンツを配信する「グラビア」に特化したサイト。大容量・高画質の10MBiモーションのコンテンツを多数そろえる。また、DVD丸ごと一本の視聴や15分のDVDダイジェストなどといった長尺コンテンツにも対応している。インデックスとNHKが共同開発したプラットフォーム「Mojie」を使用したことで、視聴したいシーンを簡単にピックアップできるほか、検索や動画視聴中の早送り・巻き戻しを簡単にした。コンテンツについては、オリジナル撮り下ろし動画を随時展開するという。利用料金は月額315円～1050円。
（J-CASTニュース）

△フィットネスマシンに指静脈認証　運動履歴、利用者ごとに管理
福井コンピュータ<9790>は2月18日、指静脈認証で本人確認し、利用者ごとの運動履歴をサーバで一元管理できるフィットネスマシン「medimo」を、4月1日に発売すると発表した。指静脈認証機能を備えたフィットネスマシンの販売は世界初という。太ももを引き締める「レッグ・エクステンション」や肩を引き締める「オーバーヘッドプレス」など12機種。それぞれタッチパネルディスプレイ付き端末と、個人認証用機器に接続した。認証は、ICカードか指静脈認証（日立製作所製端末）に対応。静脈認証なら会員カードも不要だ。個人認証した上でマシンを利用すると、利用者ごとのトレーニングメニューや運動履歴、消費カロリーを記録。タッチパネルで確認したりサーバに保存できる。シートの位置や負荷も利用者ごとに記録し、次にマシンに座った際は自動調節する。保存した情報を元に、トレーナーが利用者に合わせたトレーニングメニューを提案する――といったことも可能だ。女性や高齢者向けに、少ない負荷でトレーニングできるモードや、筋力を測定するモードなども備えた。価格は180万円前後で、フィットネスジムや病院、福祉施設向けに販売。発売から3年で2000台の販売を見込む。福井コンピュータは、建築や土木業向けのCADソフトなどの開発を手がける企業。「公共事業の削減や少子高齢化による住宅減少など、建設業界の行く末は明るくない」（同社ITソリューション事業部の伊与徹也部長）として、2006年にフィットネスマシンの製造や、フィットネスジムの管理システム開発事業を始めた。

△Yahoo！ブログに携帯版
ヤフー<4689>は2月18日、「Yahoo！ブログ」の携帯電話版サイトを開設した。ブログをキーワードで検索して閲覧できる。ブログランキングや新着記事の一覧も表示する。投稿された記事をランダムに表示する機能も備えた。コメントの投稿も可能だ。同ブログのユーザーは、記事投稿を携帯メールで行える。携帯のメールアドレスを登録し、専用アドレスにメールを送信すると、メールの内容を記事として反映する。
NTTドコモ<9437>、au（KDDI<9433>）、ソフトバンクモバイルの端末に対応した。ブログの新規開設は携帯サイトではできない。Yahoo！ブログは2月15日付けで開設数150万を突破した。

△ニコニコモバイル、iモード公式サイトに
ニワンゴ（ドワンゴ<3715>）が運営する「ニコニコ動画」の携帯電話向けサービス「ニコニコ動画モバイル」が2月18日、NTTドコモ<9437>のiモード公式サイトになった。iMenuの「コミュニティ/SNS」から「動画共有」を選んでアクセスできる。
ニコニコ動画モバイルはNTTドコモとKDDI<9433>（au）の端末に対応したサービス。2月10日には登録ユーザー数が100万を突破した。

△モバゲーの監視体制を強化　新潟にカスタマーサポートセンター
ディー・エヌ・エー<2432>（DeNA）は2月18日、携帯電話向けゲーム＆SNS「モバゲータウン」の監視体制を強化するため、カスタマーサポートセンターを新潟市に4月14日に開設すると発表した。ルール違反の書き込みの削除、全投稿画像のチェックなど、これまで行ってきたサイト監視をさらに強化する。新潟市のカスタマーサポートセンターは約50人体制で業務を始め、年内に約150人規模に拡大する予定。新潟と東京で合計約450人の監視体制を構築する方針だ。東京都以外にカスタマーサポートセンターを設立するのは初めて。新潟市に開設する理由は（1）人口が約80万人で、20代労働人口も国内トップクラス、（2）県と市の助成制度が充実している、（3）比較的低コストで開設・運営ができる――などを挙げている。
（ITmedia News）

▼ブリヂストン<5108>、個人情報書類を紛失…就職希望者約200件
ブリヂストンは、採用イベントで学生から受領した個人情報を含む書類を紛失したと発表した。同社社員がイベント会場に置き忘れたことによるもので、現時点で発見されていない。同社によると、2月10日、11日に東京ビッグサイトで開催された採用イベント「リクナビLIVE EAST」の会場で、同社ブースに立ち寄り、学生から預った書類「コミュニケーションカード」の一部、約200件の入った紙袋を11日に同社社員が会場に置き忘れ、翌日に捜索したが発見されなかった。コミュニケーションカードには、氏名、学校名、学部名、電話番号（自宅・携帯電話）、メールアドレス、住所、休暇中の連絡先が記載されている。同社では再発防止策として情報管理責任者を明確化するなど、採用イベント実施時の個人情報取り扱いルールを策定するとともに、ルールに関する社員教育を実施し、情報管理意識の向上、ルールの徹底を図るとしている。

△東洋ゴム<5105>、大阪オートメッセなどで装着率トップに
東洋ゴム工業は、2月9日-11日にインテック大阪で開催された「大阪オートメッセ2008」で、展示車両のほぼ5台に1台の割合で「TOYO TIRES」が装着され、同社製タイヤの装着率がトップだったと発表した。大阪オートメッセ2008での装着率トップは昨年に続くもので、2月15日-17日に福岡Yahoo! JAPANドームで開催された「福岡オートサロン2008」でも、ほぼ4台に1台の割合で、昨年に引いて装着率トップとなった。また、海外でも、昨年11月に米国ラスベガスで開催された世界最大規模の自動車アフターマーケット製品のトレードショー「SEMA Show 2007」で、展示された1400台を越える車両のほぼ5台に1台の割合でTOYO TIRESが装着され、装着率はトップだった。SEMA Showでは1999年-2007年の期間9年連続トップとなっている。同社では、TOYO TIRESブランドが国内外を問わずチューニング、ドレスアップの分野で高い評価を受けているためとしており、今後もイベントでTOYO TIRESブランドのイメージ向上を図っていく方針だ。

▼カメイ<8037>4-12月期決算…減収減益　販売競争激化で
カメイが発表した2007年4 - 12月期の連結決算は、営業利益が前年同期比28.9％減の19億7600万円と大幅減益となった。同社グループでは燃料油の販売価格改定と新規顧客獲得などを最重点課題として積極的な営業活動を展開してきたものの、需要減少と販売競争の激化で売上高は同2.1％減の4117億4500万円となった。経常利益は同28.3％減の23億4000万円、四半期純利益は同76.6％減の4億2100万円となった。通期業績見通しは前回発表したものを据え置いた。

▼ロックペイント<4621>4-12月期決算…営業減益　原材料価格高騰で
ロックペイントが発表した2007年4 - 12月期の連結決算は、当期損益が4億1400万円の赤字に転落した。前年同期は3億6800万円の黒字だった。収益が悪化しているのに加え、役員退職慰労引当金繰入額を特別損失に計上したため。売上高は同0.9％減の190億3100万円だった。車両用塗料や工業用塗料は増加となったが、家庭用塗料、建築用塗料が低迷、値上げしたものの、微減となった。損益では、高騰する原材料価格の値上げ分を吸収できず、営業利益は同64.7％減の1億6800万円と大幅減益となった。経常利益も同47.9％減の4億1100万円と収益率が悪化した。通期業績見通しは修正し、売上高が同0.7％減の249億円、営業損益が8000万円の赤字となり、経常利益は同68.3％減の2億4000万円、当期損益が5億4000万円の赤字となる見通し。

△東葛ホールディングス<2754>4-12月期決算… フィット 効果で増益
東葛ホールディングスが発表した2007年4 - 12月期の連結決算は、売上高が前年同期比6.2％減の45億1000万円、営業利益が同4.8％増の2億2700万円となり、減収増益となった。主力のホンダ車販売台数は軽自動車の販売低迷で落ち込み減収となったものの、『フィット』などの登録車の比率が高まったことから、収益率がアップしたほか、サービス部門が増収となったことから、増益となった。経常利益は同13.1％増の2億3400万円、当期純利益は同1.5％増の1億1200万円だった。通期業績見通しは前回発表したものを据え置いた。
（レスポンス）

△「造船三国志」から連想した、造船２銘柄（田北知見の銘柄ウォッチ）
過日、『東洋経済オンライン』サイトで、「復活　日本――日中韓・造船三国志」という記事を読んだ。上記３ヵ国の造船業界事情について、詳細にレポートされていて、ゾクゾクするほどおもしろかった。
ところで、国内株式市場でも、一時、造船株が人気化し、三井造船<7003>や日立造船<7004>などが騰がっていた。その後、地合いの悪化とともに続落ぎみで来て、最近はアク抜け。テクニカル的にも、また、ＰＥＲなどの面から見ても、割安、買い時となっている。というわけで、造船銘柄。今回は、上記２銘柄ではなく、東証２部と大証１部に上場している、ちょいマニアックな？２銘柄を取り上げた。
○名村造船所<7014>は業績好調、大口株主も堅い優良企業株
名村造船所は本社を大阪市に置く、中堅造船会社。大口株主には、新日鉄、日本郵船、商戦三井、三菱重工業などの優良企業が並ぶ。業績は好調。今期２００８年３月期連結業績予想は、前年実績比増収増益。売上高は約１割の増収、営業・経常・純利益はそれぞれ４～５割超の増益を見込んでいる。業界観測では、会社側予想値より上ブレの予想値を出しているところもあり、また、次期２００９年３月期もさらに増収増益と見られている。チャート的には、昨年１０月につけた上場来高値２５１０円をピークに続落。この１ヵ月ほど、１０００円ラインでようやく底打ちの様相となっている。このまま続伸して、まずは次のフシであり１３週移動平均線でもある１４００円ライン、さらに次のフシであり２６週移動平均線でもある１６００円へ…と戻り足で行きたい。１４日終値１１２４円で、ＰＥＲは１１．２９倍と割安。ＰＢＲは１．６５倍と、成長期待値もありだ。
○内海造船<7018>は１月新安値からジリ高、一目均衡表の雲を上抜けへ
内海造船は広島市に本社を置く、中堅造船会社。大口株主には日立造船をはじめ、広島銀行、損保ジャパン、ＪＦＥスチールなど、これも優良企業が並んでいる。業績はこれまた好調。今期２００８年３月期連結業績予想は、売上高３６６億円（前年実績比４２．６％増）、経常利益１５億８０００万円（同８８．８％増）、純利益７億３０００万円（同７１．３％増）の、大幅な増収増益を見込んでいる。業界観測では、次期２００９年３月期もさらに増収増益と見られている。チャートを見ると、昨年６月につけた上場来高値１０５０円から続落。１月１７日につけた年初来安値３３６円を底に、反発。ジリ高で来ている。１４日終値は４７５円。現在の５００円ラインはひとつのフシだが、一目均衡表では、ちょうど雲に入ったところだ。このまま雲を上抜け、次のフシであり２６週移動平均線でもある、６００円ラインを目指したい。現在の株価でＰＥＲは１４．６６倍、ＰＢＲは２．１７倍と、買い頃の数字だ。

△ＸＭＬソフト開発のインフォテリア<3853>は続伸。新製品・サービスで成長戦略、次期黒転も　インフォテリアは続伸。１０５０円高の２万０９５０円で引けている。
２月１４日に発表した第３四半期（２００７年４～１２月）連結決算は、売上高６億１２００万円（前年同期比１５．５％減）、経常損失１億３５００万円（前年同期は１億４４００万円の利益計上）、純損失１億８５００万円（同２億３８００万円の利益計上）となった。２００８年３月通期連結業績予想は、売上高１０億５０００万円（前年実績比４．０％増）、経常利益３７００万円（同８２．２％減）、純損失８２００万円（前年実績は３億１４００万円の利益計上。減益の理由は、西日本事業所の開設、事業拡大に向けた人員増強、上場関連費用の計上、研究開発投資、繰延税金資産を取り崩した影響など。同社はＸＭＬ（データ形式の仕様）専門のソフト開発会社。企業向けシステム連携用ソフト『アステリア』シリーズが主力商品だ。パッケージでの販売だけでなく、最近は、ユーザーが必要な機能のみをネット経由などでダウンロードして、あるいは必要な時だけネット経由などでオンライン式で使用する、ＳａａＳ方式での提供も行なっている。１５日にひらいた説明会の席上、平野洋一郎社長は、業界動向を説明したうえで、同社の成長戦略として「アステリアの既存品（パッケージ）と、ＳａａＳなどのオンライン向けを柱に、長期的には世界市場への展開を行なう」と説明。アステリアの導入社数はすでに、４４０社にのぼっていることを明らかにした。また、昨年１０月にリリースした新製品（表計算サービス）『オンシート』、ソーシャルカレンダー『ｃ２ｔａｌｋ２．０』などについても説明した。チャートを見ると、２月１２日につけた上場来安値１万８２００円を底に、反発。ジリ高となっている。このまま戻り足形成で、まずは次のフシであり１３週移動平均線でもある２万７０００円ライン、続いてさらに次のフシであり、２６週移動平均線でもある３万４０００円ラインへ…と、続伸トレンドで行きたい。業績については、業界観測では、次期２００９年３月期はＶ字回復かつ黒字転換との予想値も出ている。

△毎日コムネット<8908>がモミ合いを放れる動き、好決算を発表した銘柄が買い直される展開
学生向けマンション管理などを手掛ける毎日コムネットが、２０円高の４７５円とモミ合いを放れる動きになっている。同社の２００８年１１月期業績予想は、売上高が前年比２３．１％増の１０３億円、経常利益が同４．１％増の１２億５０００万円、純利益が同４．６％増の７億１０００万円、年配当は同１円増配の２０円と今期も業績好調が見込まれることを好感している。全般相場は、好決算を発表した銘柄が買い直される展開で、毎日コムネットは４５０円処が下値として固まった感から買われているようだ。

△アライドテレシスＨＤ<6835>が急騰、今期業績の大幅増益見込みを好感
ネット機器を国際展開するアライドテレシスホールディングスが、２０円高の７６円と急騰している。前週１５日に、２００７年１２月期決算と併せて０８年１２月期業績予想を発表、今期業績の大幅増益見込みを好感した買いが入っている。売上高は前年比１．６％増の５４７億円、経常利益が同３．９倍の１９億５０００万円、純利益が同３．８倍の９億７０００万円を見込む。
（証券日刊新聞）

△アルデプロ<8925> 子会社を6億円で売却
アルデプロは、100％子会社の尾高電工を全株6億2000万円で売却すると発表した。業績に与える影響は精査中としている。

▼パイロット<7846> 今期減益想 市場予想下回る
パイロットは、2008年12月通期連結予想の修正を発表した。売上高840億円（前年同期比0.1％増）、経常利益60億円（同19.1％減）、当期純利益33億円（同16.2％減）。市場予想は、クイックコンセンサスで当期純利益33.95億円。

■日本プライム<8955> 前12月運用状況 6月予想
日本プライムリアルティは、2007年12月運用状況を発表した。営業収益104億円（前年同期比3.9％増）、当期純利益41億円（同4.6％減）、分配金6671円。6月の予想は、営業収益104億円（前年同期比0.4％増）、当期純利益42億円（同1.2％増）、分配金6750円。

△ジャパンエクセレント ＲＥＩＴ<8987> 前12月期決算 6月予想
ジャパンエクセレント投資法人は、2007年12月運用状況を発表した。営業収益69億円（前年同期比26.8％増）、当期純利益24.2億円（同8.1％増）、分配金1万5784円。6月予想は、営業収益78億円（同11.9％増）、当期純利益25億円（同3.4％増）、分配金1万6200円。

△フロンティアＲＥＩＴ<8964> 運用見通し
フロンティア不動産投資法人は、2008年6月予想を発表した。営業収益42億円（前年同期比17.2％増）、当期純利益22.39億円（同13.7％増）、分配金1万7900円。

▼武田薬品<4502> 抗癌薬の開発中止
武田薬品は、ドイツのメルク社と共同で開発していた抗癌薬matuzumabの開発を中止すると発表した。第２相臨床試験を実施していたが期待された結果が得られなかった為に中止となったとしている。

□イトーキ<7972> 今期増益予想 市場予想下回る
イトーキは、2008年3月通期連結予想の修正を発表した。売上高1235億円（前年同期比4.3％増）、経常利益62億円（同5.7％増）、当期純利益33億円（同15.8％増）。市場予想は、四季報で当期純利益36億円。

□デジタルアド<4772> 第3四半期業績 通期予想据え置き
デジタルアドベンチャーは、2007年12月連結第3四半期業績を発表した。売上高29.14億円（前年同期比5％増）、経常利益2.56億円（同2.76億円赤字）、当期純利益0.61億円（同31.99億円赤字）。通期業績予想は、当期純利益3.3億円で従来予想を据え置きした。

△ムーディーズ キヤノン<7751>を格上げ
ムーディーズは、キヤノンの発行体格付けをＡａ２→Ａａ１に引き上げた。
（證券新報）

△チップワンストップ<3343>、制御系部品通販を一部継承
電子部品・半導体の通販サイトを運営するチップワンストップ（横浜市港北区）は、オムロンツーフォーサービス（ＯＴＳ）が運営する制御機器部品などの通信販売事業の一部を継承することで合意した。ＯＴＳは、１９９７年に会員制カタログ「ＪＵＳＴ　ＰＡＲＴＳ」による通販事業を開始し、２０００年から通販サイトも開設して、オムロンの制御機器部品を中心に幅広い商品ラインアップをそろえてきた。今回、ＯＴＳではオムロン商品と推奨品や指定品などについては引き続き取り扱うが、商品群の大半をチップワンに移譲する。チップワンは、取扱商品に制御系部品、設備系部品、ＦＡ（ファクトリーオートメーション）部品などが加わることで、新規顧客獲得と売り上げ拡大を見込む。

△アマガサ<3070>、小売り事業の販促強化
婦人靴の卸販売を展開するアマガサ（東京都台東区）は、２０１０年１２月期を最終年度とする３カ年の中期経営計画を策定した。１０年１２月期業績（単体）の売上高は０７年１２月期に比べ１３・８％増の７５億５０００万円、経常利益は同２５・９％増の５億２４００万円にまで増やす計画。売上高の約９割を稼ぎ出す卸販売事業に依存する収益構造からの脱却を目指し、中計の期間中に直営店販売などの小売事業の強化に乗り出す。直営店でしか販売しないブランドや商品開発、利益率の高い２つの高価格帯ブランドの認知度アップに向け販促活動を強化する。さらに、需要が少ない小さいサイズや大きいサイズの靴の品揃えも拡充することで、収益力の向上を目指す。

△アビックス<7836>、商業用映像看板のレンタル事業に参入
発光ダイオード（ＬＥＤ）映像表示器といった商業用映像看板の製造・販売を手掛けるアビックス（横浜市西区）は、商業用映像看板を企業に貸し出すレンタル事業に参入する。顧客から展示会などのイベントの期間中だけレンタルできないかといった短期利用の要望が多く、大きなビジネスにつながると判断。これまで販売のみだった収益源を多様化させ、早期に収益の柱に育成する考えだ。本格参入にあたり同社は専門部署として、レンタル事業部を新設した。レンタル事業の企画立案のほか、顧客にサッカーや野球などのスポーツ観戦やテレビ放送のスタジオ機材など様々な用途を提案し、利用の促進を目指す。事業部の人員は当初、３人でスタートするが、業容に応じて拡充していく考えだ。
（FujiSankei Business i）