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来週の日経平均は下値固め、外部環境好転なら戻り試す展開に ロイターNEWS 2008年 02月 15日 19:57 JST 来週の東京株式市場は、下値固めとなりそうだ。第3・四半期の決算発表が 米国株高など外部環境が好転すれば、日経平均は2月4日に付けた 来週の日経平均株価の予想レンジは、1万3200円─1万4000円。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
世界的な景気減速に対する過度な懸念が後退している。警戒されていた1月の米小売売上高が予想外に増加、国内の2007年10─12月期国内総生産(GDP)も事前予想を上回り、市場にはわずかながら安心感が広がった。 波乱要因は残しつつも日経平均は底堅さをみせている。格付け会社ムーディーズは14日、米金融保証会社(モノライン)FGICの格下げを発表した。また、アムバックとMBIAの格付け見直しを数週間内に完了すると発表した。「モノライン大手が実際に格下げとなれば波乱材料だが、悪材料に対する織り込みは進んでいる。為替相場が落ち着いていることや、決算発表が一巡して悪材料が出にくくなっていることを考えれば日本株の下値は堅そう」(新光証券の高橋幸男マーケットアナリスト)とみられている。「実需筋の動きは依然鈍いものの、ショートポジションが積み上がっているため、悪材料よりも好材料に反応しやすくなっている。目先は2月4日に付けた戻り高値1万3889円を試す展開。これを抜けば買い戻しが加速する可能性もある」(準大手証券トレーダー)との指摘が出ている。 <本格反騰は海外勢の動向次第> 需給面でのカギを握る海外勢は売り越し姿勢を崩していない。15日に財務省が発表した2月3日─2月9日の対外対内証券売買契約等の状況(指定報告機関ベース)によると、対内株式投資は391億円の資本流出超となった。外国人の売り越しは6週連続で、これは2005年1月の統計開始以来初めて。2月15日が3月期末に解約するヘッジファンドの45日前告知ルール応答日に当たるため、外国人売りはピークを越えたとの見方もあるが、「海外勢が売り越している限り新規の買いは入れにくい」(準大手証券エクイティ部)との声もある。 市場は売買シェアの7割近くを占める海外勢の動向を注視している。「いずれ新年度運用資金が日本株にも流入するはずだが、時期は読みにくい。現状は中東系資金や政府系ファンドの一部が打診買いを入れている程度」(ちばぎんアセットマネジメントの安藤富士男専務)とみられている。海外勢が買い越し基調に転じなければ、日本株の本格反騰はないというのが市場関係者の一致した見方になっている。 スケジュール面では目立ったものは見当たらない。20日発表の1月米住宅着工件数で、米国経済の先行きの減速度合いを占うことになる。三菱UFJ証券シニア投資ストラテジストの吉越昭二氏は「個別では三菱重工のように2月4日の戻り高値を抜いている銘柄もある。トヨタなど配当利回りから見直し買いが入っている銘柄も多い。指数ではなく個別対応で臨む局面だろう」と指摘している。 PR |
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