2/15 お昼の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△ダヴィンチ<4314>は連続最高純益を買い直し朝安から切り返し４連騰
ダヴィンチ・アドバイザーズは、寄り付きの１４００円安から切り返し７０００円高の９万２４００円と４日続伸している。同社株は、２月１３日に２００７年１２月期業績を再上方修正しリバウンド幅を拡大したが、続く前日１４日の決算発表で今期業績の一転しての経常減益と純利益続伸を予想、強弱感が交錯したが、ＲＥＩＴ（不動産投資信託）への投資検討が伝えられたこともあり、下値での割安株買いが優勢となっている。同社の前期業績は、１３日の再増額通りに前々期比２．０倍増収、２．７倍経常増益、２９％純益増益と大きく伸びた。非連結としていたファンドを連結子会社化して業績が大きく伸び、マネジメント・フィーやオポチュニティ・ファンド、私募ファンドの２８物件を想定以上の価格で売却、運用終了したことで売却収入、インセンティブ・フィーが増加、保有不動産の賃貸料収入も上乗せとなり大幅増益となった。今期業績は増減マチマチを予想している。売り上げ２４５６億９４００万円（前期比１１％減）、経常利益６８０億３５００万円（同１８％減）、純利益１５６億８０００万円（同３２％増）を見込み、純利益は連続過去最高更新となる。株価は、昨年１１月の業績増額で１２万円高値まで戻したものの、不動産ファンド各社の業績下方修正やＲＥＩＴ市況の悪化などから下値を確認する動きが続いた。ＰＥＲは８倍台となお下げ過ぎであり、一段のリバウンドを窺おう。

□アース製薬<4985>は最高純益・連続増配予想も利益確定売りで反落
アース製薬は、３５円安の２４７０円と３日ぶりに反落している。前日１４日に１２月期決算を発表、前期の増収増益、期末配当増配に続き今期の４期ぶりの過去最高純益更新、連続増配を予想したが、利益確定売りが先行している。
同社株は、１月１８日につけた東証１部指定替え以来の安値２３４０円からフマキラー<4998>株式取得などを材料に２６１０円高値までリバウンドしていた。同社の前期業績は、前々期比５％増収、６％経常増益、１３％純益増益で着地した。主力の殺虫剤部門が、昨夏の高温や残暑長期化の天候要因の影響や新製品投入で、一部商品に供給不足になるなど好調に推移、日用品部門でも歯磨き剤や入浴剤の順調な出荷増も重なり寄与した。期末配当は、７０円（前期実績６０円）に増配する。今期業績も続伸を予想、売り上げは９２７億５４００万円（前期比３％増）、経常利益６１億２３００万円（同６％増）、純利益３１億１６００万円（同１２％増）を見込み、純利益は４期ぶりに過去最高を更新、期末配当も７５円に連続増配する。株価は、同社がフマキラー株式を買い増して筆頭株主となったことから、フマキラーの第３位株主のエステー（４９５１）との株式争奪戦・殺虫剤業界の業界再編思惑が高まり急反発した。ＰＥＲは１５倍台と割安で、連続増配からから配当利回りも３．０％と割り負けており、下値妙味は健在となる。

△日平トヤマ<6130>は３Ｑ業績が高進捗もＴＯＢ価格近辺で小動き
日平トヤマは、前日比変わらずの１２４４円と６営業日間変わらずと小動きとなっている。前日１４日に発表した今３月期第３四半期（３Ｑ）決算が、大幅増収益で着地し昨年１１月に上方修正された３月通期業績に対して高進捗したが、今年１月のコマツの株式公開買い付け（ＴＯＢ）価格１２５０円近辺で反応は限定的となっている。同社の３Ｑ業績は、前年同期比１３％増収、１３％経常減益、３％純益減益と伸び悩んだが、利益は通期予想業績に対して８２－８０％の進捗率と目安の７５％を上回った。引き続き自動車業界の堅調な設備投資やＩＣ、太陽電池業界の高水準な設備投資を背景に２ケタ増収となったが、購入資材の価格上昇や小型設備開発などの原価増から利益は落ち込んだ。３月通期業績は、販売拡大や原価低減に努めて昨年１１月の上方修正値を据え置き、純利益は５２億円（前期比９％減）を予想している。株価は、今年１月の昨年来安値７９６円から３月１７日までを期限とするコマツのＴＯＢに反応しＴＯＢ価格１２５０円を上抜く１３９５円まで窓を開けて急騰した。ＴＯＢ価格をベースにＴＯＢ期限までＰＥＲ１２倍台の割安修正に動く展開もありそうだ。

▼ＳＭＣ<6273>は３Ｑ増収減益着地で急反落し１万円大々台試す
ＳＭＣは、４２０円安の１万１３０円と急反落し、再び１万円大々台を試す展開が続いている。前日１４日に今３月期第３四半期（３Ｑ）決算を発表、増収減益と伸び悩んだが、減益率は中間期よりやや縮小し３月通期業績は昨年１１月の下方修正値を据え置いたことから売り買いが交錯し大々台攻防となっている。同社の３Ｑ業績は、前年同期比５％増収、６％経常減益、７％純益減益となった。ＦＡ向けの空圧制御機器の世界トップメーカーとして、半導体関連産業の設備投資低迷により日本、北米では減収となったものの、中国などアジア地域や対ユーロの円安で欧州地域も増加、金融収支改善も加わり中間期より若干減益率を縮めた。３月通期業績は、昨年１１月の中間期決算発表時に下方修正されているが、３Ｑ利益はこの減額値に対して７４－７７％の進捗率となっており、同予想を据え置いた。純利益は、５７０億円（前期比９％減）と見込み、市場コンセンサス平均５８７億円にやや未達となっている。株価は、昨年１１月の業績減額、外資系証券の相次ぐ投資判断・目標株価引き上げで２段下げとなったが、１万円台攻防で打たれ強くもなっている。自己株式取得に信用取組が株不足となっている好需給もフォローし、下値からＰＥＲ１３倍台の割安修正の展開も想定範囲になる。

△日商開発<3252>は最安値から買い気配アップ、業績増額に初配当加わる
日本商業開発は、前日１４日につけた上場来安値１１万３０００円から買い気配を切り上げ１万円高の１２万３０００円買い気配と急伸している。前日の今３月期第３四半期（３Ｑ）決算の開示に合わせて、今期通期業績を昨年１１月の新規上場時の予想から上方修正、初配当も発表したことから直近ＩＰＯ（新規株式公開）人気再燃を期待する割安株買いが増勢となっている。同社の今期業績は、売り上げが１１月予想値より２億６４００万円、経常利益が３億１６００万円、純利益が１億４０００万円それぞれ引き上げられ、純利益は４億５０００万円（前期比２．２倍）と前期の過去最高を大幅に更新する。不動産ソリューション事業で、進捗中のプロジェクトの物件売却額が増加するとともに、コスト削減も寄与して上方修正につながった。期末配当は、今期業績の上方修正や今後の業績も順調に推移すると見込み４０００円として初実施する。株価は、公開価格１７万円で新規上場され公開価格割れの初値形成から２１万５０００円高値まで買い進まれたものの、名証セントレックス上場のハンデが響き、安値低迷、値付き難が続いた。最安値水準でＰＥＲ３倍台、配当利回り３．２％の割り負け修正が期待される。

△東急<9005>は３Ｑ高進捗率業績をテコに内需主力株人気高まり続伸
東京急行電鉄は、１３円高の６４７円と続伸している。前日１４日に今３月期第３四半期（３Ｑ）決算を発表、増収増益と伸び昨年１１月に上ぶれ修正された３月通期業績に対して高進捗したことが、内需関連の主力株人気を再燃させており、信用の売り方の買い戻しも誘っている。同社の３Ｑ業績は、前年同期比０．１％増収、１５％経常増益、１８％純益減益と増減マチマチで着地した。リテール部門の一部休業で売り上げは伸び悩んだが、鉄軌道業では輸送人員が好調に推移して固定資産除却損も減少、子会社の鉄道車両引き渡し増もオンして増益となり、純利益は前期の負のノレン代一巡から減益となった。同社の今期通期業績は、中間期決算発表の昨年１１月に上方修正され、経常利益の減益率が縮小したが、３Ｑ利益はこの修正値対比で８７ー８８％となった。通期業績はおおむね計画通りとして１１月増額値を据え置き、純利益は４５０億円（前期比２３％減）と予想している。株価は、外資系証券の目標株価引き上げなどをテコとした７００円台攻防場面で信用売りが積み上がり株不足、逆日歩がつき下値で強弱感が対立している。内需業態の再評価から一段の戻りを試す展開が予想される。

△昭和シェル<5002>は今期減収益予想もＷＴＩ価格続伸で押し返し３連騰
昭和シェル石油は、３２円高の９５５円と３日続伸している。、前日１４日に１２月期決算を発表、前期は期中の３回の上方修正値を上ぶれて着地し、今期は一転して減収減益を予想したものの、在庫評価益を除外すると経常利益は実質増益となることを手掛かりに買い先行となっている。同じく前日の米国市場で原油先物（ＷＴＩ）価格が、２．１９ドル高の１バーレル＝９５．４６ドルと続伸して引け、一時１カ月ぶりの高値をつけたこともサポートしている。同社の前期業績は、第１四半期、中間期、第３四半期と決算発表のたびごとに上方修正され、実績は前々期比５％増収、１９％経常増益、５％純益減益で着地し、昨年１１月の再々増額値を若干ながら上回った。石油事業では、国内の灯油、重油などの販売数量は減少したが、販売価格が上昇し、ガソリンの増販や軽油を中心とする輸出拡大でカバー、たな卸資産評価益４８５億円の発生で売り上げ原価が押し下がり経常利益は２ケタ増益となった。今期業績は、原油価格が引き続き高値で推移するとして、売り上げ２兆９３００億円（前期比５％減）、経常利益６００億円（同３５％減）、純利益３５０億円（同２０％減）と伸び悩みを予想しているが、たら卸資産評価益をゼロとした経常利益は前期の同４４２億円対比で実質３５％の増益となる。株価は、年明けにＷＴＩ価格が１バーレル＝１００ドル台乗せと最高値をつけたところから、逆に原油コスト増、価格転嫁遅れを懸念する売り物が先行、昨年来安値８８０円まで突っ込むとともに信用売りも積み上がり株不足となっている。ＰＥＲ１０倍台の下げ過ぎ・割安修正が継続しよう。
（東洋経済新報社）

▼ＣＣＣ<4756>が３日ぶり大幅反落、今期利益予想の下方修正に失望売り
カルチュア・コンビニエンス・クラブ（ＣＣＣ）が３日ぶり大幅反落。４８円安の３６５円まで売られている。１４日に今０８年３月期第３四半期（０７年４月～１２月）連結決算、通期利益予想の下方修正を発表、失望売りが強まっている。通期経常利益を従来計画の１５０億円→１４０億円（前期実績は１４８億７００万円）、最終利益を同６５億円→２６億円（同７２億８１００万円）に減額した。経営再建中の子会社「すみや」における不採算店舗閉店の前倒しや、商品在庫の低価法早期適用などが影響した。売上高、営業利益は従来予想を据え置いている。第３四半期経常利益は前年同期比１１．５％増の１１５億９５００万円だった。株価は０７年９月２６日に付けた上場来安値３４０円が目先の下値メドとなりそうだ。
（株式新聞ダイジェスト）

△Ｗマネー<2167>が大幅続伸、３Ｑ業績順調で見直す
ウェブマネーが大幅続伸して値幅制限いっぱいの２万円ストップ高まで買われ、なお買い気配が続いている。前日引け後に発表した０８年３月期の第３四半期業績がほぼ予想どおりの内容で、収益が順調に拡大していることが確認されたことを受け、寄り付き段階から見直し買いが増加した。電子決済の主力であるオンラインゲームをはじめ、携帯コンテンツや音楽配信、映像配信などデジタルコンテンツへの需要が伸びており、第３四半期の連結経常利益は４億４７００万円を確保した。通期予想６億円に対する進ちょく率は約７５％だった。株価はＩＰＯ直後の昨年１２月の４５万３０００円という高値から２月１３日には１２万９０００円の安値まで売り込まれており、値ごろ感が強まっていた。また、期末に初めて１０００円配当を実施すると発表したことも材料視された面がある。前日に好調な第３四半期業績を開示した親会社のフェイス　<4295>　もストップ高まで買われた。

△サイバー<4751>とネットプラ<3328>がＳ高、成長期待も
サイバーエージェント（東証マザーズ）が前日に続いて値幅制限いっぱいの１万４００円ストップ高まで買い進まれ、なお買い気配となっている。１３日の通常取引終了後に発表した０８年９月期の第１四半期業績が好調だったほか、同社が運営するブログメディア「Ａｍｅｂａ（アメーバブログ）」の会員数が２５０万人を突破。月間のアクセス数が広告媒体価値が高まるとされる３０億ＰＶを１月に突破するなど急成長しており、これが今後の収益に大きく寄与してくるという期待感も買い材料になっている。
さらに子会社であるネットプライスドットコム（同）の急騰も刺激材料。ネットプライスは同社ネット通販事業の中核であるギャザリングの受注高が増加。２月８日には３月中間期の利益予想を上方修正していた。さらにネット競売の日米最大手である米イーベイと日本のヤフーが業務提携してネットオークションサービスを相互乗り入れする計画を進めているが、この事業においてネットプライスが決済はじめ各種仲介業務を受託する見込みで、その将来性に注目する向きも多いようだ。

△ＰＧＧＩＨ<2466>が高い
パシフィックゴルフグループインターナショナルホールディングスが高い。同社が前日に発表した０７年１２月期連結業績で、経常利益が前の期に比べて８．２％増になったのに続き、今期も前期比１５．５％増の１１６億円を見込んでいることが評価されているという。

△商社株がしっかり
三菱商事<8058>、三井物産<8031>などの商社株が総じてしっかり。特に新規の材料が出ているわけではないが、第３四半期業績発表以降、好業績を見直した買いが入っているようだ。原油価格など資源価格の上昇傾向も追い風になっているようだ。市場では「資源価格の高騰が、値上げによって来期の業績に寄与する」との見方も出ている。

△ＭＳがＮＲＩ<4307>を「強気」に格上げ
モルガンスタンレー証券は野村総合研究所の投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に引き上げた。目標株価は３４５０円。株価が下落しているが、経営体質や経営力は信頼でき中期的な成長も力強い、などが要因としている。
（ラジオNIKKEI）

△本田医師“そばすすり音”が着信音に
料理研究家の王理恵さん（３７）との結婚が延期になった医師の本田昌毅氏（３７）が、そばを食べる時の音を携帯電話の着信音で公開する。
１５日からｄｗａｎｇｏ．ｊｐ（ドワンゴ<3715>）の各サイトで配信される。この着信音は「着と～くムービー」と呼ばれ、音と動画で着信を知らせるシステム。本田氏は自ら出演し、結婚延期の引き金となったとされる「音を立ててそばを食べる」姿を披露する。また、音を立てずにそばを食べる別バージョンも撮影し、進歩した？姿をアピール。「そばは健康に良いんです。みなさん、そばを食べましょう」と語りかけたり、「朝から愛し続けます！」などと理恵さんへのメッセージともとれるせりふ付き編もあるという。先月２９日の記者会見では「そばを食べる姿を披露」などと取材陣を集めながらドタキャンしており、本田氏にとって、そばはサイドビジネスになりつつある。
（スポーツニッポン）

△スズキ<7269>、「ALTO」でインドの覇者に　販売台数37か月連続1位
スズキのインド子会社マルチ・スズキ社は2月14日、同社で生産している「ALTO」の累計生産台数が100万台を達成したと発表した。2000年9月よりインド市場に投入後、7年5か月での達成となった。マルチ・スズキ社は、これまでに「マルチ800」と「オムニ」がすでに生産100万台を達成しており、「ALTO」で3機種目となる。「ALTO」はインドで37か月連続で月間販売台数1位を獲得し続けている人気の小型乗用車だ。インドの消費者の日常の使い勝手を考慮し、エアコンやパワーステアリングを装備した最上級グレード「LXi」が一番売れ筋だ。また価格も約23万4000ルピー（約65万7000円）からと他社に比べて手ごろな価格設定で、インド国民に受け入れられた。経済成長を続けるインドはスズキの世界戦略においても特に重要な市場だ。2002年にインド政府との合弁会社マルチ・ウドヨグ（現・マルチ・スズキ・インディア）を子会社化し、今では連結経常利益の4割を占める。インドでは自動車のことを「スズキ」と呼ぶ人も多く、自動車シェアの4割をスズキが占めている。
（MONEYzine）

△JOMOステーション08年度販売施策を策定
ジャパンエナジー（新日鉱ＨＤ<5016>）は、2008年度のJOMOステーション販売施策である「TACS2008」を策定した。今後、この施策を全国の系列特約店とJOMOステーションに提案する。TACS 2008のテーマは「安心」「信頼」「好感」 - smile life with JOMOの実現 - とし、顧客とのコミュニケーションに重点をおいた「安心」「信頼」「好感」のステーションづくりに重点を置く。具体的には「CS経営の実践」を基本方針として、JOMOステーションの競争力強化に取り組む。このため、系列特約店の経営幹部などを対象としてCS経営を導入するための研修を開催する。また、「行ってみたくなる」「入りたくなる」「また来たくなる」を開発コンセプトとする「Value Style」の認知度向上のためのキャンペーンを行う。さらに、クレジットカード「JOMOカードライト」を2008年度中に20万枚新規発券するほか、新型POS（販売時点情報管理）システムを2008年度上期から順次導入する。2007年度に導入した「フィールドコミュニケーションプログラム」を継続的に取り組み、顧客とのコミュニケーションの「量」と「質」を高める。
（レスポンス）

△東洋インキ<4634>、ＬＥＤ専用のＵＶインキを開発
東洋インキ製造は１４日、ＬＥＤ（発光ダイオード）方式専用のＵＶ（紫外線）プロセスインキを開発したと発表した。リョービと共同開発した「ＬＥＤ－ＵＶ印刷システム」向けで、同システムを用いることで従来のランプ方式に比べ消費電力が約４分の１と省エネルギー化が図れるほか、光源が長寿命のため光源交換頻度を大幅に削減できるなどの特徴がある。インキ性能は従来のランプ方式と同等としている。東洋インキでは当面、リョービ製オフセット枚葉印刷機の専用資材として供給するが、ＬＥＤ方式ＵＶ乾燥装置の広範な活用分野を期待している。

△積水化成品<4228>、韓国に複合樹脂発泡体の販売合弁設立
積水化成品工業は１４日、韓国にポリスチレン・ポリオレフィン複合樹脂発泡体「ピオセラン」の販売会社を合弁で設立したと発表した。今後、韓国で自動車部材や家電・ＩＴ関連のこん包材の需要拡大が見込まれることに加え、同国には予備発泡ビーズ製造の協力会社があることから製販一体化によって事業基盤を強化し、シェア拡大を図るのが狙い。売り上げ目標は、２００８年に２億円、１１年には２０億円を目指す。

△クラレ<3405>メディカル、プライマー不要の歯科用レジンセメント
クラレメディカルは、プライマー処理不要の歯科接着用レジンセメントを今月２１日からモリタ（本社・大阪府吹田市）を通じて発売すると１４日発表した。リン酸エステル系接着性モノマー「ＭＤＰ」の高濃度配合と独自の触媒システムを組み合わせることにより、接着性能と硬化性を向上させた。全国の歯科医師向けに販売し、初年度１０億円（メーカー希望小売価格ベース）を目指す。同社は８３年にＭＤＰを導入したレジンセメントを発売して以来、品揃えを広げてきた。新製品の「クリアフィルＳＡルーティング」は、被着面の接着性を上げるために通常行うプライマー処理を不要にし、操作ステップを短縮化したのが特徴。扱いやすいペーストタイプにしたことで迅速・簡便に接着でき、余剰セメントの除去性にも優れる。

△東亜ＤＫＫ<6848>、水質計の販売でスイス社と提携
東亜ディーケーケーは１４日、スイスのハック・ウルトラグループ（本社・ジュネーブ）が手掛ける分析計などの国内販売を開始したと発表した。ナトリウム計などの水質分析計３製品で、半導体や発電・ボイラーなどに用途展開していく。ハックの日本販売会社との連携も強化していく方針。東亜は製品ラインアップの拡充で、競争力の強化を図る。今年１月に販売を開始した。ハックは０３年に６社が統合し誕生したグループ企業。ボイラー水質管理やガス濃度測、溶存ガス濃度測定、純粋の純度分析など水やガス関連の高感度分析を得意とする。

△イビデン<4062>、フィリピンのＢＧＡパッケージ工場増強
イビデンは、フィリピンで製造しているフリップチップ用ＢＧＡ（ボールグリッドアレイ）パッケージを増強する。今年度、来年度と合わせて日本円で約１３０億円を投じてフィリピン拠点の生産能力を約１・５倍に引き上げる。イビデンは日本とフィリピンの２カ所でフリップチップ用ＢＧＡパッケージを製造しており、フィリピンはパッケージ関連の需要家に向けた戦略的な製造・輸出拠点となっている。今回の設備増強によって、おう盛な市場ニーズに対応しながらフィリピンからの輸出展開を一段と強める方針。

△大陽日酸<4091>、液化アルゴンの供給体制を強化
大陽日酸は、シリコン製造向け需要の拡大などにより需給バランスがタイト化している液化アルゴンの供給体制を強化する。今後、原料となる粗アルゴンの調達に余力がある拠点の選定を進め、液化精製装置の能力を増強していくもの。これにより、生産拠点の偏在がコスト増の一因となっている供給体制の適正化を図る。投資額は数十億円を見込んでいる。設備更新に合わせて実施していく方針で、早ければ来年初旬からの稼働入りを目指す。アルゴンは空気分離装置によって、酸素、窒素とともに製造される。しかし、空気中に０．９％しか存在しないため、生産拠点は製鉄所内などに設置されている大型の空気分離プラントに限定され、地域的にも偏在している。一方で需要は、半導体メーカーの増産にともなうシリコン結晶の引き上げ用途を筆頭に、ステンレスや特殊鋼でのＳＵＳ製錬用や自動車・自動車部品の溶接用などが拡大しており、需給はひっ迫している。こうしたなか大陽日酸では、空気分離プラントを酸素需要を超える稼働率で運転させたり、近隣からの調達が難しい需要拠点に向けた長距離輸送を実施するなどにより、液化アルゴンの安定供給に努めてきたが、このことは製造・輸送コスト上昇の一因ともなっていた。
（化学工業日報）

△アイカ<4206>　５日線が２５日線を上抜くミニゴールデンクロスを示現。
住宅関連アゲインストの風を乗り越えた。

△伊藤忠食<2692>　好業績見直しで押し目買いが膨らむ。
ＰＢＲ０．８倍は割安。

△タカラレーベン<8897>　ＰＥＲ３倍台、ＰＢＲ０．６倍、利回り３．７％と超割安。
しかも連日の逆日歩状態。
（株式市場新聞）

△音楽配信事業等を展開するフェイス<4296>は反発。今期純益黒転をバネに本格的なリバウンドへ
フェイスは反発。８８０円高の１万０８５０円まで買われている。前日１４日大引け後に発表した、第３四半期（２００７年４～１２月）連結決算は、売上高３６３億２０００万円（前年同期比１３．１％増）、経常利益１４億７９００万円（同６３．７％増）、純利益１３億０６００万円（前年同期は３７億８５００万円の損失計上）となった。２００８年３月通期連結業績予想は、売上高５００億円（前年実績比１３．２％増）、経常利益１７億円（同９９．１％増）、純利益１３億円（前年は１８億８３００万円の損失計上）の前回予想を据え置いている。チャートを見ると、昨年１２月６日につけた直近高値１万９２５０円から続落トレンドで来ていた。この１ヵ月ほどは１万円ラインの下値固めをしている。続伸といっても、日足・週足とも移動平均線からローソク足が下方乖離しており、まだまだ安値圏。純損益黒字転換をバネに、本格的なリバウンド局面と行きたい。同社は音楽技術のライセンス事業、音楽をはじめとしたコンテンツ配信事業を行なっている。

△第一中央汽船<9132>が４日続伸、海運株が東証１部業種別指数・値上り率ランキング上位
第一中央汽船が、１８円高の８１８円と４日続伸し上値追いとなっている。２００８年３月期業績予想を上方修正が買い手掛かり。また、バルチック海運指数（ＢＤＩ）が上昇し、世界経済の後退懸念が薄らいでいることに加え、自社株買い実施が下支え要因となっている。ここへきて信用需給が改善していることも注目となったようだ。前週末の信用売残は、２６７万株増加、一方買残は３１万５０００株減少し取組倍率は１．３９倍の好取組になった。日本郵船＜９１０１＞（東１）が４ケタ回復、海運株が東証１部業種別指数・値上り率ランキング上位に入っている。

△コーセー<4922>は新安値から反発。好業績、テクニカル的にも「買い」
コーセーは反発。４５円高の２３９０円まで買われている。とくに材料が出たわけではないようだが、きのうは２２７０円をつけて年初来安値を更新した。そこからのリバウンド局面となっているもようだ。今期２００８年３月期円血業績予想は前年比増収増益で、とくに経常・純利益は２ケタ増益を見込んでいる。業界観測では、次期２００９年３月期もｓらに増収増益と見られている。チャート的にも、日足・週足とも移動平均線からローソク足が下方乖離しており、買い時となっている。中期で、年始急落前の３０００円ライン奪回を目指したい。

△沢井製薬<4555>は反発。当サイト指摘どおり、調整をはさみつつ上昇トレンド
沢井製薬は反発。８０円高の４５００円で始まり、寄り後は４６２０円まで買われている。当サイト１２日付けで指摘したとおり、調整をはさみながらも、上昇トレンドをえがいているようだ。現在の株価でＰＥＲは２９倍台と、とくに割安感はない。また、チャート的にも、高値圏となっている。が、やはりジェネリック（後発医薬品）は中期で「買い」。次のフシ５０００円ライン奪回を目指す。

△日本合成化学工業<4201>が半値戻り達成から上昇に弾み
日本合成化学工業が、２３円高の６３４円と６日連騰となっている。２月７日に２００８年３月期第３四半期決算と併せて通期業績予想の修正を発表、通期の営業利益が前回予想を１０億円上回る７９億円（前年比３７．１％増）と事前予想を上回る増額修正となったことが買い手掛かり。１１月１日に昨年来高値７７５円をつけた後、モミ合いとなっていたが、銀行系証券の投資判断引き下げをキッカケに、１月２２日安値４３０円まで調整を挟んで切り返し急となっている。前日に半値戻しを達成したことで上昇に弾みがついてきたようだ。

△ランドコム<8948>　０７年１２月期連結業績は大幅な増収増益を達成
ランドコムは、１４日に０７年１２月期連結業績を発表した。売上高２７９億７０００万円（前々期比２．１４倍）、経常利益２４億９４００万円（同７２．８％増）、純利益１５億８２００万円（同９６．９％増）、１株当り純利益７３７４円３３銭と大幅な増収増益を達成した。同社は不動産価値の最大化をテーマに、成長分野の不動産流動化事業、マンション関連事業、ハウス関連事業を展開している。前期の業績をセグメント別に見ると不動産関連事業の売上高２３１億円（同３．２９倍）、営業利益４０億８８００万円（同２．９９倍）、マンション関連事業の売上高２４億８４００万円（同２．８１倍）、営業利益２億１７００万円（前々期９６００万の損失）、ハウス関連事業の売上高１７億１１００万円（同６９．６％減）、営業利益４６００万円（同９３．１％減）となった。今期は、引き続き好調である不動産流動化事業に注力し、都心のオフィスビル、商業ビルの開発を中心に行う計画。
今期連結業績予想は、売上高４１３億９８００万円（前期比４８．０％増）、経常利益３７億９６００万円（同５２．２％増）、純利益２２億７８００万円（同４４．０％増）、１株当り純利益１万５４７円１４銭と大幅増収増益を見込む。配当は、期末１８００円（前期は１２００円）と６００円の増配予想。
（証券日刊新聞）

■ロイヤルホスト　中国製食材削減
ファミリーレストランチェーンの「ロイヤルホスト」を展開するロイヤルホールディングス<8179>は１４日、３月からメニューを刷新するのに合わせ、現在使っているアサリのむき身やイカフライなど１１品目の中国製加工食材を９品目に減らすことを明らかにした。コスト削減などを狙った調達先見直しの一環で、中国製冷凍ギョーザ中毒事件の発覚前から検討していたという。同社は約４００品目の食材を使っているが、今後も多様な調達先から確保する考えで「中国産の比率は減る方向にある」としている。
（FujiSankei Business i）