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【一目均衡】会社が株主を選ぶコスト 2008/02/05 日本経済新聞 朝刊【一目均衡】編集委員 前田昌孝 世界の株式相場に不透明感が漂うなか、米国では驚くようなことが起きる。マイクロソフトがヤフーに買収を提案したという。 キリスト教では人間を罪に導く可能性がある感情を七つの大罪と呼ぶという。ごう慢、嫉妬(しっと)、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲の七つだ。 「危ない表現をすると、株主は(企業経営の)能力がないうえに浮気者、それから無責任、有限責任であり、配当を要求する強欲な方。 だから日本では今後、株主平等主義を棚上げし、「方向としてはむしろ会社が株主を選ぶべきだ」という。 しかし、会社が株主を選ぶコストは小さくない。最近では伊藤園が昨年九月三日に東京証券取引所に上場した無議決権優先株の例がある。当初は議決権のある普通株と大差ない株価でスタートしたが、二月四日終値は普通株が二千二百五十五円に対し、無議決権株は千五百六十一円。 いつ現れるとも知れない「歓迎されざる株主」のために、買収防衛策を導入し、経営諮問委員会を設置する費用も安くはない。 最近の株式相場の下落を受け、持ち合い株の含み損の大きさに驚いた企業経営者も多いだろう。 PR |
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