1/30 お昼の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△ダイユーエイト<2662>は連日の高値、指定替えの好需給・好実態買い続く
ダイユーエイトは、４０円高の８３９円と４営業日続伸し連日の東証１部指定替え後高値更新となっている。１２月１８日に１２月２５日付けで指定替えが承認されてから、東証株価指数への算入、需給好転思惑を背景に１４０円高し、東証２部当時の高値７８５円も上抜いており、次はジャスダック市場時代の２００６年１月高値１０７０円を目指し下値での割安株買いが続いている。同社は、今２月期業績もほぼ期初予想通り順調に推移している。福島県を地盤とする中堅ホームセンターとして、出店競争激化や天候不順、改正建築基準法の悪影響が続く厳しい環境下、新規出店の継続や利益率の高い園芸用品・植物・家庭用品を強化して商品荒利益率を改善、９月に開設したネット通販サイト「ダイユーエイト・ドットコム」も上乗せ要因となっている。今２月期業績は期初予想通り売り上げ２８２億円（前期比６％増）、経常利益７億６０００万円（同６％増）、純利益４億１０００万円（同７％増）と小幅ながら連続の過去最高純益更新を見込んでいる。ＰＥＲは１２倍台、配当利回りもすでに配当落ちとなっているが、実績ベースで２．１％と割安示唆となっている。内需業態評価から１０００円大台乗せへ向けジリ高が続こう。

▼エムスリー<2413>はストップ安、３Ｑ好決算に初配当オンも利益確定売り
ソネット・エムスリーは、５万円安の３９万３０００円と急反落しストップ安まで売られている。前日２９日に今３月期第３四半期（３Ｑ）決算とともに期末配当の初配当を発表、３Ｑ業績が２ケタ増収増益で着地し３月通期予想業績対比で順調に推移したことにも反応は鈍く利益確定売りが先行している。同社の３Ｑ業績は、前年同期比３２％増収、３４％経常増益、３２％純益増益と伸び、利益は期初予想の３月通期業績に対して７６－７９％の進捗率と順調に推移した。医療従事者専門サイト「ｍ３．Ｃｏｍ」の医師会員が１万３０００人増の１５万９０００人と伸び、サイトへのログイン数も１４１３万回に達し、製薬会社向けのマーケティング支援サービスや医師会員への求人求職支援サービスなどが順調に推移したことなどが寄与した。３月通期業績は期初予想を据え置き、純利益は１９億円（前期比１８％増）と連続の過去最高更新を見込んでいる。期末配当は３０００円として初実施する。株価は、親会社への産油国の政府ファンドの株式取得で関連思惑が高まり、今年１月の米国での医療営業サービス展開報道でストップ高するなど急動意となった。下値固めからの再騰を窺おう。

△アドバンテ<6857>は３Ｑ減収減益も悪材料出尽くし感から急反発
アドバンテストは、１７０円高の２３９０円と３日ぶりに急反発し１月２４日につけた昨年来安値２０７０円からのリバウンド幅を拡大している。前日２９日に今３月期第３四半期（３Ｑ）決算を発表、減収減益で着地したが、利益水準自体は１月２４日に下方修正された３月通期予想を１００％以上上回ったことから悪材料出尽くし感が強まり売り方の買い戻しを交え買い先行となっている。前日の米国市場で同社ＡＤＲ（預託証券）が、東京市場の終値より３８円高（円換算値）で引けたこともフォロー材料となっている。同社の３Ｑ業績は、前年同期比９％減収、３２％税引前純益減益、２８％純益減益と落ち込み、昨年７月に続き今年１月に再下方修正された３月通期予想業績は上回ったが、再下方修正値は変更しなかった。半導体市場の需給バランス悪化、価格下落などにより半導体メーカーの設備投資が回復せず、メモリ半導体用・非メモリ半導体用テストシステムの受注、売り上げとも低調に推移し減収減益となった。３月通期純利益は、半導体メーカーの設備投資意欲はさらに低下するとして１月２４日の再減額値１７０億円（前期比５２％減）を据え置き、市場コンセンサス１９１億円を下回る。ただ３Ｑ純利益は、１９９億４５００万円で着地した。株価は、昨年７月の今期業績の上方修正でいったんは下げ渋ったが、その後の業績減額でつるべ落としの下降トレンドとなった。信用好需給、自己株式取得、配当利回り２．１％などを支えに戻りを試すことになろう。

▼北越紙<3865>は業績再下方修正と悪材料が続き安値を覗く
北越製紙は、１６円安の４５５円と急反落し、１月２２日につけた昨年来安値４４１円を覗いている。前日２９日に今３月期第３四半期（３Ｑ）決算とともに、今期通期業績の再下方修正を発表、再生紙の古紙混合率偽装に続く悪材料となり売り先行となっている。同社の今期業績は、昨年１０月の中間期決算発表時に下ぶれ修正されたが、その修正値をさらに減額した。売り上げは１０月修正値を据え置いたが、経常利益は１３億円、純利益は５億円各引き下げられ、純利益は４５億円（前期比２％増）と増益率を縮小する。原燃料価格高騰に伴い製品価格の価格修正を進め売り上げは据え置きとなるが、利益は原燃料価格高騰が想定を上回ったことが再減額要因となった。なお再生紙問題の影響は未確定で見通しに変化があった場合に公表するとしている。株価は、再生紙環境偽装問題が響いて４４１円安値まで７０円安し底固め継続となっていたが、再度下値確認が続こう。

▼京セラ<6971>は急反落、一部業績減額とＮＹダウ続伸、ＡＤＲ高が綱引き
京セラは、３２０円安の８０３０円と急反落している。前日２９日に今３月期第３四半期（３Ｑ）決算とともに通期売り上げ、営業利益の下方修正を発表、経常利益・純利益の据え置き、市場コンセンサスのクリア、さらに米国ＮＹダウ続伸、同社ＡＤＲ（預託証券）続伸と好悪材料が綱引きとなったが売り先行となっている。２９日のＮＹダウは、利下げ期待の高まりで９６ドル４１セント高の１万２４８０ドル３０セントと続伸、同社ＡＤＲ（預託証券）も、前日の東京市場の終値に対して４６円高（円換算値）で引けた。同社の今３月期業績は、売り上げが期初予想より４００億円、営業利益が１１０億円各引き下げられ、経常利益、純利益は据え置き、純利益は１０３０億円（前期比３％減）と市場予想平均１０３９億円に並ぶ。３Ｑ業績は前年同期比１％増収、１３％継続事業税引前純益増益、５％純益減益となり、利益は期初予想の通期業績対比で７９―８１％の進捗率と目安の７５％を上回ったが、世界の景気に短期的な不透明感が高まったとして、セグメント別で半導体部品関連事業、通信機器関連事業の売り上げを減額、営業利益ではファインセラミック部品関連事業や電子デバイス関連事業などの部品事業の営業利益を引き下げ、下方修正となった。なお据え置きの通期純利益は、移転価格税制による還付が一巡することから減益となる。株価は、ＰＥＲ１５倍台、１３週移動平均線から１１％超のマイサスかい離と下げ過ぎとなっており、強弱感が対立するなかで下値確認が続く。

△日立工<6581>は通期純益再増額、四半期配当再増配も小幅続伸
日立工機は、１３円高の１４９０円と続伸して寄ったあと上値が重くなりもみ合いとなっている。前日２９日に発表した今３月期第３四半期（３Ｑ）決算が、増収増益で着地し中間期決算公表時の昨年１０月に上方修正された３月通期予想業績に対して順調な進捗を示すとともに純利益を再上方修正、第４四半期（４Ｑ）配当も増配したが、このところ１００超幅のリバウンドをしたこともあり利益確定売りが交錯している。同社の３Ｑ業績は、前年同期比１６％増収、１５％経常増益、１１％純益増益と伸び、１０月の通期業績増額値に対して利益は７４―７５％の順調な進捗率となった。米国市場ではサブプライムローン問題で住宅投資が減少する逆風が吹いたが、欧州市場ではロシア、東欧の大幅増を中心に堅調に推移して落ち込みを補い、アジア、インド、中近東、豪州なども続伸したことが、２ケタ増収益・順調進捗につながった。通期業績は売り上げ、経常利益は１０月増額値を据え置き、純利益は法人税負担が減少することを要因に１３９億円から１４５億円（前期比１０％増）へ引き上げ連続過去最高更新の更新幅を拡大する。４Ｑ配当は、特別配当２円を上乗せして１２円と３Ｑに続き再増配し、年間配当を４２円（前期実績３８円）に引き上げる。株価は、昨年１１月の戻り高値２１２５円から大きく調整したが、ＰＥＲは１２倍台、配当利回りは２．８％、１３週移動平均線から１４％超のマイナスかい離と実態的にもテクニカル的にも下げ過ぎとなっている。一段のリバウンドを窺おう。
（東洋経済新報社）

△ソフトバンク<9984>、何と先週の信用買い残は増加！
ソフトバンクが小動き。株式市場全体の信用買い残の急激な減少が続く中で、同社株の場合、２５日申し込み現在の信用買い残は１４２万株増加の２６１４万株となった。３市場における信用買い残が約３年ぶりの低水準となる中で「個人投資家のメンタル面を測る指標銘柄」とも言われるソフトバンクの買い残は増加した。この「ダイバージェンシー（逆行現象）」が個人のリスクテイク意欲の底打ちを示唆するものかどうか、注目される。

△海運株が上伸
日本郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株が高い。前日昼に郵船が０８年３月期業績の上方修正を発表したことで見直し買いが継続。また、この日は外航大型ばら積み船の中長期契約用船料が上昇していると伝わったことも株価の後押し要因になったようだ。世界的な粗鋼生産拡大による原料需要の増加で大型船のスポット用船料が上がっていることが要因で、１年前よりも３～６％高いという。クレディスイス証券は郵船の決算を受け、同社株の投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に引き上げている。厳しい環境下の上方修正は好印象、などとしていた。目標株価は１０６０円。
（ラジオNIKKEI）

■指名停止中の清水建設<1803>と随意契約　新たに１億１７００万円　堺市
堺市が、公共工事に関して指名停止中の清水建設（本社・東京）との間で、土地の造成工事を巡って約８億６０００万円の随意契約を交わしていた問題で、同市がシャープ<6753>の新液晶工場建設工事の一環の水道工事でも同社と約１億７０００万円の随意契約を結んでいたことが３０日、分かった。市によると、新たに契約したのは、同市堺区の臨海埋め立て地に進出するシャープの大型液晶工場まで上水道本管（総延長４キロ）を埋設する工事。同市上下水道局が今月２３日、８月下旬までの工期で約１億１６５５万円で結んだ。シャープはこの本管から、自費で工場内に水道を引き込む。昨年１２月に交わした清水建設との随意契約は、同市が大型液晶工場隣接地に整備する面積約１０ヘクタールの市企業分譲地を通過する道路を含む造成工事。清水建設は今年６月まで１年間の指名停止中だが、同市の入札要綱では指名停止業者でも市長の判断で契約ができる特例を設けている。今回の件に関し同市は「隣接地の造成工事と調整して、水道工期を短縮する必要があった」としている。

■人気乙女ゲーム「遙かなる時空の中で４」が６月に発売延期
コーエー<9654>は２９日、プレイステーション２とＷｉｉ用の女性向け恋愛シミュレーションゲーム「遙かなる時空の中で４」（税抜６８００円）の発売日を、品質向上を理由として当初予定の３月１９日から６月に延期すると発表した。原画資料集などのグッズを同梱した「プレミアムボックス」（同８８００円）と「トレジャーボックス」（同１万２８００円）の発売もそれぞれ６月に延期されることとなった。「今後の発売スケジュールに関しましては、決定次第改めてご案内させていただきます。開発を心待ちにされているユーザーの皆様をはじめ、関係各位には誠に申し訳ございませんが、何とぞご理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします」とのコメントを同社サイトに掲載した。「遙かなる時空の中で４」は、主人公の女子高生、葦原千尋（あしはらちひろ）が、異世界にある「中つ国」の姫となり、圧政を敷く「常世の国」や荒れすさぶ八百万の神々から人々を救うために、風早（かざはや）ら従者とともに戦うストーリー。「許されぬ恋心を胸に」が重要なポイントで、保志総一朗さん、石田彰さん、三木眞一郎さんといった“乙女ゲーム”には欠かせない人気声優が多数出演している。
（産経新聞）

△サンリオ<8136>、新宿店を改装し「ハローキティ像」
サンリオは、「ハローキティ」など人気キャラクター商品を扱う東京・新宿の直営店舗「新宿ギフトゲート　エレガント」を２月２日に改装オープンする。高さ２・５メートルと世界最大のハローキティ像を店頭入り口に置き、外国人観光客の新名所になりそうだ。サンリオによると、ハローキティ商品は約６０か国で販売されており、海外での人気の高まりを受けて、国内のサンリオ店舗を訪れる外国人観光客も急増しているという。全国１４０の直営店のうち、来店客に占める外国人の割合が３割超に達し、１９７１年に１号店として開店した新宿店を来日観光客向けの旗艦店と位置付け、改装することにした。
（読売新聞）

△セイコー<8050>クロック、鮮やかなLED表示のデジタル電波時計
セイコークロック（本社：東京都港区）は、AC電源を使ったLED表示と目ざまし機能を搭載したデジタル電波時計2機種を2008年2月中旬から発売する。希望小売価格は、湿度表示機能付きの「DL202K」が1万500円。2099年までのフルオートカレンダー機能付きの「DL203N」が8925 円。夜間でも見やすいよう、2機種とも黒地に鮮やかなオレンジ色の数字が浮かび上がるLED表示を採用した。また、10万年に1秒の誤差といわれる「原子時計」をもとにした時刻情報電波を受信し、自動で表示時刻を正確に修正できる。このほか鳴り止めボタンを押さなくても約5分後にアラームが止まる「アラームオートストップ機能」を搭載した。「DL202K」は、過去の最高・最低の温度・湿度を記録でき、現在の温度・湿度と見比べることで健康管理に役立つという。「DL203N」は、日付・秒・アラーム時刻の3つの表示を簡単に切り替え可能で、日付情報は2099年まで、うるう年でも修正不要。

△「VAIO type T」 天板デザインに精緻な幾何学模様など4種を追加
ソニー<6758>スタイル・ジャパンは、B5（11.1型）モバイルノートパソコン「VAIO type T」の天板デザインに、精緻な幾何学模様など4種のプレミアムデザイン（柄）を追加し、2月8日から先行予約販売を始める。型番VGN-TZ92NS、 VGN-TZ92S、VGN-TZ92HSのオーナーメードモデル（BTO）限定で、直販価格は送料込み17万9800円から。OSはWindows Vista Business/Home Premium/Home Basic。天板には、13.3型「type S」のプレミアムデザインと同じ技術を採用。インク量を加減して表面に凹凸感を持たせたり、解像度1200dpiの高精細なグラデーションや図柄を描いた。黒地の黄緑の細いラインを交差させた「モードメッシュ」や、黒地に立体感のある黒い花模様を印刷した「エレガントフラワー」といったtype Sと共通のデザインのほか、シャンパンゴールドの地に織り布風の幾何学模様を配した「モダンテキスタイル」、銀のハートとダイヤをあしらった「ロマンティックフロスト」をそろえる。従来カラー「プレミアムカーボン」「ボルドー」「グリーン」「シャンパンゴールド」「ホワイト」「ブラック」の6色も引き続き販売する。VAIO type TのCPUは、Celeron M523（933MHz）、Core 2 Duo U7600（1.20GHz）、Core 2 Duo 7700（1.33GHz）の3つから選べる。メモリー容量は1Gバイトまたは2Gバイト。ドライブはSSD（フラッシュメモリー）、HDD、DVDから最大2つを組み合わせて搭載可能。48G/64GバイトのSSD、160G/250Gバイトの2.5型HDD、80G/120Gバイトの1.8型HDD、 DVDスーパーマルチドライブが用意されている。折りたたみ時の大きさは幅277mm、奥行き198.4mm、高さ22.5mm。重さはバッテリーパック装着時で970～1400g。標準バッテリーでの駆動時間は公称値で7～12時間。
（nikkei TRENDYnet）

△三菱レイヨン<3404>グループ、ハイグレードカートリッジタイプの浄水器「クリンスイモノ　ＭＤ１０２」を発売

△ＯＫＩ<6703>、ＡＴＭの厳正な現金管理を行う「ＡＴＭ統合現金管理システム」を発売

△日商エレクトロニクス<9865>、ジュニパー製イーサネットスイッチ「ＥＸシリーズ」を販売

△ソフトブレーン<4779>、中国語・日本語のｅラーニング語学学習システムを提供

△ゴールドウイン<8111>、スマートデザインのホイール付きアドベンチャートラベルバッグを発売

△日立情報システムズ<9741>、システム開発・変更案件管理パッケージ「ＰＲＯＣＥＳＳ　Ａｕｄｉｔ」を発売

△ＮＥＣエレクトロニクス<6723>、モバイル機器の小型化に貢献するパワーＭＯＳＦＥＴを発売

△アドウェイズ<2489>、中国オンラインゲーム会社と「ＣＨＡＮｅｔ」のアフィリエイト広告掲載で提携

△昭和電工<4004>、４月１日出荷分からコンデンサー用高純度アルミニウム箔の価格を値上げ
（日経プレスリリース）

△三菱化学産資（三菱ケミカルＨＤ<4188>）、平塚に水発泡ウレタンの試験製造装置
三菱化学産資は、４月に事業統合する三菱樹脂の平塚工場内で、水発泡ポリウレタンの試験製造装置を導入する。同装置により、生産効率や表面外観などに優れた水発泡ポリウレタンを開発し、三菱樹脂の塩ビ樹脂板との複合パネルの新製品を開発する考え。同パネルは、パーテーション分野やクリーンルーム用材料などとして市場展開する構想で、事業統合によるシナジー創出プログラムの一つとして推進していく考え。三菱化学産資は現在、横浜研究所で水発泡ポリウレタンの研究開発を推進中。この活動を、新たに三菱樹脂の硬質塩ビ板の製造拠点である平塚工場で実施するもの。１辺が６メートル級の大型複合パネルを試作して評価できる試作機や評価装置などを近く完成させる。

△ＮＥＣトーキン<6759>、電池事業再編を前倒し
ＮＥＣトーキンは電池事業の再編を前倒しで取り組む。現在、国内および中国で角形リチウムイオン２次電池（ＬｉＢ）の生産拠点統合を進めているが、さらに今期中をめどに重複する設備と調達した部材の一部を廃棄する。これにより０８年度からマンガン（Ｍｎ）系２次電池の強化を本格化させる考え。同社はこれまで国内では栃木県と富山県、中国では呉江と厦門でＬｉＢを生産していたが、０６年度に発生した角形ＬｉＢのトラブルを機に栃木と呉江の２拠点への集約を決めた。近く完了する予定で、生産能力は維持する。今回はさらに拠点集約にともない重複する設備と、在庫化していた部材を前倒しで廃棄し構造改善を加速するもので、０７年度における同事業の構造改善費用は４０億円規模となる。

△住友重機械<6302>、全自動２材成形機に新機種追加
住友重機械工業は２９日、全自動二材成形機「ＳＥＨＳ－ＣＩシリーズ」に新機種２機を追加し、販売を開始したと発表した。型締力２２５０キロニュートン（２３０トン）、２７４０キロニュートンと（２８０トン）の２機種で、これまでの３機種のラインアップが５種類に増え、携帯電話や自動車部品などの顧客の要望にきめ細かく対応できるようになる。従来の３機種を含めた５機種で国内外市場を対象に２～３年後に年間２００台の販売を目指す。
（化学工業日報）

△トシンＧ<2761>はしっかり
トシン・グループはしっかり。２月１日～４月３０日まで１０万株を上限（総額３億円）に自社株買いを発表。今５月期は再増配含みにあり、年間４７円（中間２５円）配で２．１％利回りも魅力。

△テイカ<4027>　前日まで４連騰の強い動き。
商い急増し２５日線を上抜く。トレンド転換のパターン。

△東スタ<8112>　安値圏で売り残が急増。
日証金では株不足が常態化し、仕手相場入りも。

△システクアイ<2345>が続伸
システム・テクノロジー・アイが続伸。今３月期中間経常利益予想を上方修正した。

△ケンウッド<6765>は好業績歓迎
ケンウッドが高い。２００７年４～１１月期の連結営業利益が前年同期比１５％増の１４億円と好調だったことが好感された。海外で車載機器の販売が拡大したため。
（株式市場新聞）

△サムシングホールディングス<1408>は続伸。リバウンド局面だが、中期でも買い材料アリ
サムシングホールディングスは続伸。前場は３５００円高の８万７５００円まで買われて引けた。前引け時で大証ヘラクレス市場値上がり率２３位にランクインしている。とくに材料が出たわけではないようだが、２２日につけた上場来安値７万円を底に、リバウンド局面にあるようだ。このままジリ高で、まずは次のフシ１０万円ライン奪回を目指したい。戸建て用地・商業用地の地盤改良工事・地盤保証事業を行なっている。今期２００８年８月通期連結業績予想は、増収減益としているが、これは現在、改正建築基準法などの関係で住宅関連が不振なことなどが背景にある。が、業界観測では、次期２００９年８月期は増収増益と見られている。２００９年度には「特定住宅瑕疵担保責任保険」の導入などが見込まれており、同社のビジネスチャンスはさらに拡大しそうだ。

△岡野バルブ製造<6492>はジリ高つづく。東証２部市場では「バルブ銘柄」が人気？
岡野バルブ製造は続伸。４０円高の５６０円まで買われている。東証２部市場値上がり率上位にランクインしている。とくに材料が出たわけではないようだが、１６日につけた年初来安値４３７円を底に、反発→ジリ高傾向で来ている。
また、今朝はトウアバルブグループ本社<6466>も東証２部市場値上がり率上位に入っており、「バルブ銘柄」が買われている？のかもしれない。
現在の株価でＰＥＲは１２倍台と割安ぎみ。ＰＢＲは約１．８倍。このままジリ高で、まずは次のフシであり、２６週移動平均線でもある８００円台奪回を目指したい。業績を見ると、今期２００８年１１月通期連結業績予想は、前年比微増収減益としているが、これは国内の原子力発電所向けバブル・部品等の取替え減少、海外向けの競争激化を見込んでいるため。また、メンテナンス事業で、柏崎刈羽事業所の原発定期検査工事の繰り延べのためで、これは一時的なものだ。
大口株主には、丸紅<8002>、三井物産<8031>などの優良企業のほか、信託口、損保、地銀なども入っている。財務面も堅実で、買い安心感は充分だ。

□ファーストエスコ<9514>は「バイオ燃料併用、検討」報道も、続落。調整後は中期で上昇へ
ファーストエスコは続落。一時、１８００円安の５万５２００円まで売られた。今朝の日経新聞で「発電事業などのファーストエスコは、従来の化石燃料だけでなくバイオ燃料を発電に併用する方向で検討を始めた」「下水汚泥から精製するバイオガスを天然ガスに、廃油などから作るバイオディーゼルを重油に、それぞれ混燃する」と報道されたが、市場は反応薄だ。チャート的には、１７日につけた上場来安値４万１５００円→反発局面→調整局面となっている。ちょうど５日・２５日移動平均線のあたりに引っかかったところで調整となっている。しかし現在の株価でＰＥＲは１５倍台、ＰＢＲは０．５倍台と割安水準。業績は急速に回復している。同社の事業である、省エネルギー支援サービス事業などは、今後も一定の需要が見込まれる分野だ。大口株主には生保、信託口のほか、ＩＨＩ、荏原、明電舎、住友電設など、優良企業が入っている。目先、調整後は、中期で再び上昇と見たい。まずは次のフシ７万円ライン奪回を狙ってみる。

△エプソントヨコム<6708>は３Ｑ好決算で急伸。割安、テクニカル的にも買い時
エプソントヨコムは急伸。４６円高の４２７円まで買われている。きのう大引け後に発表した、第３四半期（２００７年４～１２月）連結決算は、売上高７４３億６１００万円（前年同期比５．４％増）、経常利益１１４億３３００万円（同２．５％増）、純利益７４億２０００万円（同８．５％増）と、増収増益となった。２００８年３月通期連結業績予想は、売上高１０００億円（前年比７．７％増）、経常利益１４５億円（同５．９％増）、純利益９５億円８同１０．２％増）の前回予想を据え置いている。チャート的には、中期では昨年７月の１０００円ラインから続落。今月２２日につけた３５３円を底に、反発→ジリ高で来ている。まずは次のフシ５００円ライン奪回、さらに次のフシ７００円奪回を目指したい。ＰＥＲは７倍台後半と割安、ＰＢＲは１倍台央と、買い頃の数字となっている。

▼サッポロＨＤ<2501>が反落、サッポロ経営陣がスティールによる買収拒否へ
サッポロホールディングスが、３４円安の７５０円と反落している。同社の諮問を受けて米スティール・パートナーズからの買収提案を評価している「特別委員会」は前日、「スティール提案は、企業価値の向上に役立たない」とサッポロ経営陣に勧告する方針を固めた。近く正式に伝える。これを受け、サッポロ経営陣がスティールによる買収を正式に拒否することがほぼ確実になったと日本経済新聞社は報じた。買収防衛策発動の条件となる「スティールを乱用的買収者とみなすかどうか」について、特別委は断言を避ける方向だ。このため、サッポロが新株予約権を発行してスティールの持ち株比率を下げるなどの対抗策に出る可能性は低くなった。今後はサッポロ経営陣がスティールと協議し、妥協案を探るかどうかが焦点になるとしている。チャート上、２月１９日の高値９６０円、１２月１２日の高値９６０円と二番天井を形成、上値を切り下げ調整局面入りだが、７５０円割れ水準は下値のフシとして意識される水準となっており、下値固めの動きとなるか注目されよう。

△日立ソフト<9694>が続伸しレンジ上限を上回る、３Ｑ経常利益は前年同期比２．１倍
日立ソフトウェアエンジニアリングが、１００円高の２４８０円と続伸している。前日に２００８年３月期第３四半期決算を発表、経常利益は前年同期比２．１倍の７８億３８００万円と好調だった。システム開発事業の拡大のほか、サービス事業及びプロダクト＆パッケージ事業も大幅に伸長したとしている。株価は、レンジ上限の１１月２９日高値２４２０円を上回っており、上値を追う展開が続きそうだ。
（証券日刊新聞）

▼東邦ガス<9533> 下方修正 30億円の自己株取得枠設定
東邦ガスは、2008年3月通期連結予想の修正を発表した。売上高3700億円（前予想4350億円）、経常利益160億円（同220億円）、当期純利益120億円（同150億円）。また、同時に500万株上限・30億円上限の自己株取得枠を設定した。取得期間は、1月31日～3月31日。

□東急コミュニティー<4711> 第3四半期業績
東急コミュニティーは、2007年12月連結第3四半期業績を発表した。売上高777億円（前年同期比1.5％増）、経常利益51億円（同13.8％増）、当期純利益28億円（同12.6％増）。通期業績予想は、従来予想を据え置きした。

△ダイハツディーゼル<6023> 上方修正
ダイハツディーゼルは、2008年3月通期連結予想の修正を発表した。船舶用、陸上用エンジンに対するメンテナンス部品の販売および有償工事の受注が想定以上に増加したこと等により、上方修正となった。売上高610億円（前予想変らず）、経常利益43億円（同39億円）、当期純利益23億円（同21億円）。
（証券新報）

△ソニー<6758>・松下<6752>など電機５社、文系採用でスクラム
ソニー、松下電器産業、ＮＥＣ<6701>、キヤノン<7751>、富士通<6702>の日本を代表する電機メーカー５社が、文系学生の採用拡大を狙い、計３０００人の学生を集めた大規模な就職イベントを共同で開催する。ライバル同士の大手電機メーカーが５社も集まり、採用活動でスクラムを組むのは初めての試みという。団塊の世代の大量退職に加え、労働人口の減少による人手不足時代の到来を控え、企業が採用を積極化するなか、金融機関や商社などの業種の人気が高い文系の学生に、ものづくりの楽しさや大切さなど製造業の魅力をアピールし、優秀な人材の獲得を目指す。５社が共同で開くのは、「文系学生のための電機業界イベント」。３１日に東京、２月６日に大阪で開催する。２００９年春の卒業予定者を中心に、東京で約２０００人、大阪で約１０００人を集める。各社の出展ブースには、人事担当ではなく、一般社員５人を配置。会社説明のほか、仕事の内容ややりがいなどについて、現場の視点と生の声で学生に伝える。電機メーカー各社は、営業や事務職だけでなく、製品開発などの幅広い分野で柔軟な発想を持つ文系出身の社員の活躍を期待している。ただ、文系学生は、金融機関やマスコミ、サービス業など相対的に待遇がよい業種を選ぶ傾向が依然として強い一方で、学生離れが進む理系では、他業種との争奪戦が激化している。将来的な人手不足への懸念を背景に今後も学生の売り手市場が続くとみられており、ライバル企業同士が手を組むこうした取り組みが広がりそうだ。

△キヤノンＭＪ<8060>　システム強化で脱・販社　カメラ教室拡大も
キヤノンの販売子会社、キヤノンマーケティングジャパンは２９日、Ｍ＆Ａ（合併・買収）の積極活用などで情報システム事業を強化し、単にキヤノン製品の販売や顧客サポートを担う販社からの脱却を目指す方針を明らかにした。一方、販社としても、一眼レフデジタルカメラの使い方を教える教室を２年間で現在の２カ所から７カ所に拡大。提案型の新しい販売活動を展開する。同社は０６年に「キヤノン販売」から社名変更した。単なる販社から、「顧客の課題を解決する『ソリューション・ビジネス』を手がける企業」（村瀬治男社長）への転換を打ち出すのが狙いで、顧客企業の情報システム構築の受託事業に本腰を入れ、製品販売に次ぐ第２の収益源と位置づけている。０７年１２月期の情報システム部門の売上高は前期比２０％増の１７１０億円。同社では、早期に大型案件の受注条件といわれている売り上げ規模３０００億円に引き上げたい考えだ。昨年１１月には、中堅のアルゴ２１を買収。「いい相手がいれば、積極的に考える」（同）としており、新たなＭ＆Ａを前向きに検討する。また、脱・販社を目指す一方で、販社機能の強化も同時に進める。同社では、デジカメ一眼レフ教室「イオス学園」を東京・銀座と大阪・梅田に開校しているが、今秋に名古屋市内に開設するほか、１０年までに札幌、仙台、広島、福岡の４カ所に広げる。新設教室は同社の支社内を中心に開設する。デジカメ一眼レフは、操作が簡単な初心者向けモデルが各社から相次いで投入され、新たな趣味として購入する中高年や女性が増える一方で、販売競争も激化している。各社とも、より使いやすい製品の開発に加え、イベントや教室の開催など、初心者を取り込む新しい「売り方」を強化している。同社でも「団塊の世代を中心に参加希望が急増している」（幹部）という教室を拡大し新規顧客の開拓を急ぐ考え。「将来的には教室を主要都市すべてに置くことも検討したい」としている。

△デジカメ　カシオ<6952>「エクシリウム」　１０００万画素モデル　世界最小・最薄
カシオ計算機は２９日、１０００万画素モデルでは世界最小・最薄となるコンパクトデジタルカメラ「エクシリム　ＣＡＲＤ　ＥＸ－Ｓ１０」＝写真＝を２月１５日に発売すると発表した。胸ポケットからも取り出せるよう最薄部１３・８ミリ、重さ約１１３グラムを実現し徹底的な小型化を追求した。また、笑顔を認識する顔認識機能に加え、被写体が止まった瞬間を自動で撮影し「オートシャッター」など新機能も充実させた。同日発表した「ＥＸ－Ｚ８０」は、ボディーカラーに２種類のピンクカラーを採用した女性向けモデル。ピントを合わせるフォーカス枠にハートマークを選択できる機能を搭載し、ピントが合うときれいなハート、合わないとハートが割れるなど遊び心を盛り込んだ。ボディーカラーはそれぞれ５種類で想定価格は「ＥＸ－Ｓ１０」が約４万円、「ＥＸ－Ｚ８０」が約３万円。月産台数を２機種合計で３０万台を見込む。
（FujiSankei Business i）