12/21 お昼の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△次世代高速無線　ＫＤＤＩ<9433>とウィルコムに免許
周波数２・５ギガヘルツ帯の次世代高速無線通信をめぐり、総務省は２１日午前、ＫＤＤＩなど６社が出資する「ワイヤレスブロードバンド企画」と、ＰＨＳ事業者のウィルコムに免許を与えるよう電波監理審議会（総務相の諮問機関）に諮問した。電監審は同日中にこの２社への免許交付を答申する。両社は平成２１年２～４月ごろから試験サービスを始め、同年夏以降に商用サービスを提供する方針だ。
同帯域の免許をめぐっては、２社に加え、アッカ・ネットワークス<3764>とＮＴＴドコモ<9437>などが出資する「アッカ・ワイヤレス」、ソフトバンク<9984>とイー・アクセス<9427>などが出資する「オープンワイヤレスネットワーク」の計４陣営が免許を申請。総務省は、事業の展開計画や技術力など、多岐にわたる項目を比較審査した結果、ＫＤＤＩ陣営とウィルコムの２社が、技術力やサービスエリア展開の早さなどで優れていると判断した。
ＫＤＤＩ陣営は、米インテルが提唱する通信規格「モバイルＷｉＭＡＸ（ワイマックス）」方式の技術開発に平成１５年ごろから取り組み、同規格の標準化を推進する国際会議「ＷｉＭＡＸフォーラム」のメンバーにいち早く入ったほか、１７年に大阪市で実証実験を行うなど、実用化研究を積極的に進めてきた。すでに安価で小型の基地局を開発しており、低コストで効率的に事業を展開できると評価された。
ウィルコムは、国産技術のＰＨＳを発展させた「次世代ＰＨＳ」方式を採用。既存のＰＨＳ通信網を次世代規格にも活用でき、事業計画の実現性が高いと評価された。ＰＨＳは中国、タイなどにも普及しており、日本独自の技術を発展させたい総務省の思惑とも一致した。
両社はともに月４０００円程度の定額制サービスを検討中。通信エリアは、２４年度末に人口カバー率９０％超に達するとしている。今回、免許を与えられなかった２陣営は、ともにＷｉＭＡＸ方式で免許を申請していた。今後はＫＤＤＩ陣営に回線を借りてサービスを始める選択肢もある。

△赤外線で演奏　タカラトミー<7867>、エアギター第２弾発売
タカラトミーは２７日、赤外線をカットすることで音を出し、ギター演奏の気分を味わえる玩具「エアギターＰＲＯ　アコースティックギター」（２９４０円）を発売する。エアギターはあたかもギターを演奏するかのような動きで観客を魅了するパフォーマンスのこと。エアギターＰＲＯは、ネックの断面部から放射される赤外線を、ギターを弾くように手で押さえると音が出る仕組み。７月に発売したエレキバージョンは約１０万個が売れる人気で、今回、アコースティックバージョンを発売。カーペンターズの「トップオブザワールド」などの伴奏に合わせて演奏するモードなどを追加した。国内８位の“エアギタリスト”で、同社広報企画課の工藤芽生さんは「練習すれば曲も弾けます」とＰＲする。
（産経新聞）

▼世界の半導体設備投資、2008年は9.9％減――Gartner予測
DRAMの供給過多により、2008年における世界の半導体設備投資額は、2007年の448億ドルから9.9％減の403億ドルとなる――調査会社米Gartnerが12月19日、報告書をまとめた。同社は、供給過多にもかかわらず強気なDRAM設備投資が継続し、一方でNAND型フラッシュメモリへの設備投資は鈍化したと2007年を総括。2008年については、DRAMの過剰な設備投資や、米国の景気後退への懸念などの要因により、設備投資市場は全体的に縮小するとの見方を示している。ただしNAND型フラッシュメモリ市場については、来年も設備投資額が増加する見通しという。2008年の設備投資は、いずれの主要分野でもマイナス成長が見込まれている。需要と供給のバランスを取るため、2008年前半は特にDRAMメーカーが設備投資を控える可能性が高いという。ただし半導体受託生産（ファウンドリ）では次世代技術への投資が始まり、ロジック市場でも新たな投資が必要とされることから、2008年後半は再び設備投資が上昇機運に乗り、2009年はプラスに転じるとGartnerは予測している。
（ITmedia News）

△ソフトブレーン<4779>と三三、ＳＦＡ／ＳａａＳソリューションで業務提携

△ＳＢ<9984>ＰＳ、「決済代行サービス」に電子マネー決済「モバイルＳｕｉｃａ」の取り扱い開始

△ＣＴＣ<4739>、短期間で導入可能な仮想化統合インフラ「ＶＭ　Ｐｏｏｌ」を販売

△昭和電工<4004>、１月２１日出荷分から苛性ソーダの価格を値上げ

△住友ゴム<5110>グループ、「秋田つるナビ社会実験」に路面センサー技術で参画

△大日本印刷<7912>など３社、インテリジェント基準点用の高耐久性ＩＣタグを開発

△三菱自<7211>、未来形スモール「ｉ（アイ）」を一部改良して発売

△大成建設<1801>、ＩＴ機器を雷から守る「建物内雷電磁環境シミュレーションシステム」を開発

△小田急電鉄<9007>と東京メトロ、来年３月１５日からロマンスカー・ＭＳＥの直通運転を開始

△プラネックス<6784>、ＵＳＢ無線ＬＡＮアダプターに新機能を追加するドライバーなど公開、無線ＬＡＮ簡単設定のＵＳＢ無線ＬＡＮアダプターを発売

△ＴＯＴＯ<5332>、システムキッチン「レガセス　ラクラクひろがるプラン」を発売

△三井生命、三井住友<8316>銀行で無配当低解約返戻金型定期保険「デュアルステージ」など販売

△イオン<8267>銀行、「大晦日・正月三が日も休まず」など年末年始の営業について発表

△Ｔ＆Ｄ<8795>フィナンシャル生命、三菱東京ＵＦＪ銀行と中小企業向け融資で業務提携
（日経プレスリリース）

△ホンダ<7267> クロスロード HDDナビエディションを設定
ホンダは、『クロスロード』に特別仕様車「HDDナビ エディション」を設定し20日から発売した。特別仕様車は18Lと18X、20XをベースにホンダHDDインターナビシステムやディスチャージヘッドライトなどを採用した。18Lと18Xは1列目シート大型アームレスト、キーレスエントリー一体型キー、スマートスタイルパッケージを採用した。20Xベースには、ドアミラーウインカー、本革巻ステアリングホイール、フォグライトを採用した。価格は18Lベースが220万5000円。
（レスポンス）

△京セラ<6971>ケミカル、極薄マグネのＰＣ筐体を開発
京セラケミカルは東芝と共同で、厚さ０．４５ミリメートルで複雑なリブ形状を有する極薄マグネシウムパソコン（ＰＣ）筐体の成形技術を開発し、中国での量産化に成功した。パソコン筐体の重量を１０％軽量化できることが特徴で、東芝製モバイルパソコン向けとして量産品の供給を開始した。同社はマグネシウム合金鋳造品合計で１１年度に５０億円の売上高を目指す。

△センコー<9069>、延岡ＰＤセンターが完成
センコーは１９日、新物流拠点として宮崎県延岡市に「延岡ＰＤセンター」を完成させたと発表した。同センターは旭有機材工業の専用倉庫として、工場隣接地に建設、既存の分散倉庫を集約する。おもにプラスチック製のバルブ、パイプ、継ぎ手などの保管、在庫管理、出荷業務を担う。完成した「延岡ＰＤセンター」は１万８４５０平方メートルの敷地に、延べ床面積１万２７８７平方メートルの２階建て倉庫で、垂直搬送機３基、荷物用エレベーター１基を備える。

△富士フイルム<4901>、小規模病院向け次世代ＰＡＣＳ発売
富士フイルムは、富士フイルムメディカルを通じて小規模病院向けの次世代型医用画像情報システム（ＰＡＣＳ）である「ＳＹＮＡＰＳＥ　Ｍｉｎｉ－Ｘ」を２０日に発売した。同社はＰＡＣＳでは国内トップシェア（約２７％）を有するが、ラインナップ拡充により４０％シェアを目指す。新システムの納入目標は０８年度１４０施設。同社のＳＹＮＡＰＳＥは、最新のウェブ技術と同社独自の画像処理技術を搭載した次世代型ＰＡＣＳ。各種モダリティで撮影した画像をサーバー上で一元管理、病院内の各部門から高画質画像を瞬時に閲覧できる。これまでに世界の医療機関約１５００施設で採用され、日本では大・中病院中心に約５００施設という導入実績を持つ。

△オリエンタル酵母<2891>、上海に事業会社を設立
オリエンタル酵母工業は、パン酵母業界で初めてとなる中国・上海に事業会社を０８年１月に設立する。新会社は、１００％出資の「東酵（上海）商貿易有限公司」で、高級製パン原材料の販売を同月から開始する予定。中国では、沿岸部を中心にパンに対する需要が急増、事業拠点化を検討していた。５年後、年商３億円を計画。「東酵（上海）商貿易有限公司」は、資本金４５００万円、董事長に森裕行オリエンタル酵母経営企画本部長が就任。当面は、日本からプレミアムベーカリーと呼ばれる高級パンの製パン原材料の輸出販売が主要業務だが、将来、現地生産拠点化も視野に入れている。

△東洋タイ、タイＭＭＡモノマー２期増設を受注
三菱レイヨン<3404>のタイにおける合弁会社のタイＭＭＡ（池上隆司社長）は、第２期メチルメタクリレート（ＭＭＡ）モノマー増設工事のコントラクターを決定した。オンショア（タイ国内）は東洋エンジニアリング（ＴＥＣ）および現地法人の東洋タイ（入矢洋信社長）、オフショア（タイ国外）に関しては日立造船が受注した。第２期増設に関し、池上社長は「三菱レイヨングループのＭＭＡ事業の飛躍に大きく貢献するプロジェクト。スケジュール通り完成させ、成長するアジア市場に対応していくとともに、さらなるポジション強化につなげたい」と意気込みを語った。（シンガポール支局）

△小野薬品<4528>－日産化学<4021>、血小板減少症薬でライセンス契約
小野薬品工業と日産化学工業は２０日、日産化学が創製した新規の血小板減少症治療薬に関するライセンス契約を締結したと発表した。小野薬品は同剤の全世界における独占的な開発・販売権を取得する一方、日産化学は売上高に応じたロイヤルティー収入などを得る。小野薬品は０９年に開始予定の第１相試験に向けて、来年第１・４半期にも同剤の前臨床試験を実施する計画。日産化学は原薬の開発・製造を担当するなど、両社が共同で開発を進めていく。同剤は、体内で血小板産生を促進する造血因子「トロンボポエチン」の受容体を活性化することで血小板を増加させる、経口投与が可能な低分子化合物。すでに基礎研究段階で有効性および安全性が確認されている。両社では、血小板減少をともなう疾患の出血リスク軽減に有効な薬剤、また血小板輸血にともなう感染リスクという課題を克服する薬剤としての開発を期待している。日産化学は、自社の医薬パイプライン拡充の一環として血小板減少症治療薬を創製し、共同開発パートナーを選定していた。今回、小野薬品とライセンス契約を結んだことで、同契約にともなう一時金、開発段階に応じたマイルストーンおよび売上高に応じたロイヤルティーの支払いを受けることになる。
（化学工業日報）

△マキタ<6586>、輸出増続く好環境を評価
マキタが急反発している。来期も引き続き東欧・ロシアや中近東・アフリカ、中南米などの海外地域が伸長することで、外資系証券のレーティング引き上げが好感されている。

△ＩＰＳ<4335>は急反騰
アイ・ピー・エスはストップ高で急反騰。前日の安値２万７６００円が９月２１日年初来安値２万７５２０円に接近したことで、下値警戒から買い物が入ったようだ。

△東エレク<8035>が５日ぶり急反発
東京エレクトロンが５日ぶり急反発。アドバンテスト<6757>も高い。前日の米国市場でオラクルの好決算を受けて、ハイテク株が軒並み高となったことに反応した。東エレクの受注額が７〜９月期の１２７５億円を底に回復に転じることも支援材料。

△日本高純度化学<4973>が急反発
日本高純度化学が４日ぶりに急反発。みずほ証券が同社株の投資判断を３から１に引き上げたことが好感されている。

△ＡＤＥＫＡ<4401>　食品部門の価格引き上げによる採算好転に期待回る。

△共和電業<6853>　出遅れに着目した押し目買いがボリュームアップ。
中勢波動は転換済み。

△ＫＩＭＯＴＯ<7908>　連日の高値追いで三菱ＵＦＪの目標株価１０５０円を意識。
タッチパネル用ハードコートに期待。

△リアルコム<3856>が高い
ＮＴＴデータイントラマート<3850>と協業した。

△レシップ<7213>がしっかり
レシップがしっかり。２７日に、東証２部、名証２部に上場する。
（株式市場新聞）

△新高値３銘柄、冬枯れ『野中の一本杉相場』の意味するところ
この日（２１日）前場での東証１部新高値銘柄は３銘柄。
ＪＴ・日本たばこ産業<2914>の７０万６０００円、
マツモトキヨシホールディングス<3088>の２７１０円、
ファミリーマート<8028>の３５９０円です。
ＪＴは食品分野への進出強化と、郵便局などの資金が買うのではないかとの期待。マツモトキヨシはドラッグストアの再編で優位に立つとの期待、ファミリーマートは業績好調が手がかりとなっているようだ。このようにマーケット全体が冬枯れの地合いの中で、高くなって目立つ動きをする銘柄を『野中の一本杉相場』として、古くより相場の今後を占う上で注目されてきた。この３銘柄から予想されるのは、日本の人口が減少に向かう中での食品、流通の再編であり、政府系資金の株式投資増加期待ではないだろうか。

△アフィリエイト広告のファンコミュニケーションズ<2461>は押し目からの反発局面
ファンコミュニケーションズは反発。１万４０００円高の１３万３０００円まで買われている。ジャスダック市場値上がり率上位にランクインしている。押し目からの反発局面。インターネットのアフィリエイト広告サービス事業を行なっており、業界トップクラス。大口株主には、楽天、インプレスホールディングスなども入っているが、独立系。業績は堅調。今１２月通期業績予想は、下方修正して前年実績比増収減益となる見込みだが、業界観測では、次期２００８年１２月期は増収増益と見られている。チャート的には、次のフシは１５万円ラインだが、中期では、さらに次のフシ２０万円ライン奪回を目指したい。現在の株価でＰＥＲは約２４倍だが、新興市場のＩＴ関連株にしてはべらぼうというほどではない。また、ＰＢＲは４倍台と、今後の成長期待値も高めだ。

△テクノアルファ<3089>は１０月公開から続落→反発局面。よく見ると優良株、市場期待値も高し
テクノアルファは反発。２万４０００円高の３０万１０００円まで買われ、大証ヘラクレス市場値上がり率上位にランクインしている。とくに材料が出たわけではないようだが、続落→きのうつけた直近安値２６万９０００円からの見直し買いで、反発局面に来ているもようだ。今年１０月１０日に上場したばかりの、半導体専門商社。パワー半導体用結線装置で国内４位、自動車向けは国内首位という。業績は堅調。２００７年１１月通期、２００８年１１月通期とも、増収増益が見込まれている。５月中間末で有利子負債ゼロの堅実財務。チャートを見ると、１０月１９日につけた「上場来高値」６５万円をピークに、続落傾向で来ていた。とはいえ、公開価格１２万円を割ったことはなく、「上場来安値」は上場当日の２３万５０００円。最近の地合いの悪さとＩＰＯ不振の状況を考えれば、かなりの市場の評価は高いようだ。とはいえ、現在の株価でＰＥＲは１８倍台と割安。ＰＢＲは３倍台なので、これも市場の成長期待値が高めであることの証左だろう。まずは次のフシ４０万円ライン奪回を目指したい。

△アイディーユー<8922>は外資系証券の投資判断を材料に反発。テクニカル的にも「買い」
アイディーユーは反発。６０００円高の１１万円で始まり、１２万１０００円まで買われている。東証マザーズ市場値上がり率上位にランクインしている。外資系証券の投資判断で、新規「Ｂｕｙ」、目標株価２２万５０００円とした。さらにきょうのラジオＮＩＫＫＥＩで報道されたことで、買いが集まっているもようだ。不動産オークション運営事業を中心に、仲介、投資コンサルなどを行なっている。業績は堅調に右肩上がりで来ている。大口株主には、信託・投資口や大和ハウス興業、ＮＩＳグループなども入っている。チャート的には、現在は安値圏。次のフシは１６万円。現在の株価でＰＥＲ９倍台、ＰＢＲは約０．９倍と、割安になっている。

△日本精工<6471>は続伸。引き続き、『四季報』業績予想値の上ブレが材料。まだまだ割安
日本精工は続伸。５６円高の１１６８円まで買われている。とくに材料が出たわけではないようだが、引き続き、先週発売の『会社四季報　新春号』で、業績予想値が、２００８年３月期、２００９年３月期とも、売上高、営業・経常・純利益とも、前号比で増額修正されていることが材料視されているもようだ。チャートを見ると、次のフシは１２００円ライン。続伸で来ているとはいえ、現在の株価でＰＥＲは１５倍台と、まだまだ割安水準だ。信用残は売り残が膨らんできている。

△芝浦メカトロニクス<6590>は続伸。外資系証券が投資判断引き上げ、ラジオ報道で追撃
芝浦メカトロニクスは続伸。５９円高の５７８円まで買われている。外資系証券が投資判断を「Ｈｏｌｄ」から「Ｂｕｙ」に引き上げた。目標株価は８００円。きょうのラジオＮＩＫＫＥＩで取り上げられたため、さらに買いが集まっているもようだ。チャートを見ると、次のフシは６５０円。押し目を拾って、まずはこのラインを目指したい。ただ、中期週足では、確かに８００円はひとつのフシではある。

■イオンディライト<9787>は反落。せっかくの３Ｑ好業績も、地合い軟調のなか、絶好の売り場に
イオンディライトは反落。１２５円安の２２５５円まで売られている。きのう大引け後に発表した、第３四半期（３～１１月）連結決算は、前年同期比約３～５割の大幅増収増益。２００８年２月通期連結業績予想は、前年比約２～３割超の増収増益を見込んでいる。しかし今朝は日経平均株価が一時、３３円５９銭安の１万４９９８円０１銭をつけるなど、地合い軟調。そのため、利益確定の売り場となってしまったもようだ。同社のチャートを見ると、１月の１３００円ラインから右肩上がりで来ている。ＰＥＲは２２倍台と高め。信用残はかなりの買い長となっている。せっかくの好業績だが、もうしばらくは調整局面が続きそうだ。

△ファミリーマート<8028>はきのうに続き、寄り後、早くも年初来高値を更新
ファミリーマートは５０円高の３５５０円まで買われ、きのうつけた年初来高値３５３０を更新した。今朝の日経新聞等で「ファミリーマートの２００７年３～１１月期の連結業績は、経常利益が前年同期比６％増の２８０億円強になったもようだ」「品揃え強化を背景に、既存店の販売が上向いているほか、利益率の高いファストフードの伸びで採算も改善する」と報道された。今年に入ってからのチャートを見ると、現在は高値圏で、ＰＥＲは２０倍台と高めではある。が、信用残はかなりの売り長となっており、すぐに急落という心配はなさそうだ。

▼大東建託<1878>は前日の「非公開化」報道の急伸から反落
大東建託は反落。２９０円安の６２００円で始まり、寄り後は６０７０円まで売られている。きのう当サイトでも報道したとおり、前日２０日午後に、非公開化に関する報道があり急伸。一時、６６１０円まで買われた。東証では真偽確認のため、一時、売買停止になる騒ぎとなった。同日午後、同社は「報道は会社が発表したものではない。会社として決定している事実はない」旨の発表を行なった。ただ、今朝の日経報道などによると、「大東建託を外資系金融機関などが買収する交渉を進めている」「創業者が身売り交渉」「ゴールドマン・サックスなど３陣営が名乗り」「ＴＯＢ（株式公開買い付け）による全株取得と同社の株式非公開化を目指す」「現経営陣の多くは上場廃止に慎重で、買収実現は不透明」等と報じられている。

▼オハラ<5218>は減益決算発表で続落。今期も大きな好転は望めず・・・？
オハラは続落。５２円安の１６６３円で始まっている。きのう大引け後に発表した、１０月通期連結決算は、売上高が前年比１．８％増の２８２億４８００万円を確保したものの、営業・経常・純利益とも、それぞれ前年比５～６％の減益となった。デジタルカメラなど光学製品向けのガラス事業で、価格競争が激化して採算が悪化した。また、大型設備投資により原価償却費が増えたという。今期２００８年１０月期連結業績予想は、売上高と営業利益が前年比増収増益、経常利益が前年並み、純利益は１．９％減の４７億円としている。チャート的には、現在は安値圏。ＰＥＲは９倍台とかなりの割安ではある。しかし業績が大きく好転することが見込めていないため、もうしばらくは調整局面が続きそうだ。

△シャープ<6753>は買い気配切り上げ。東芝<6502>との液晶パネル提携報道で
シャープは２７円高の１９２８円買い気配。今朝の日経新聞等で「東芝とシャープはテレビ用の液晶パネルで提携する」と報道された。シャープが堺市に建設中の新工場から、東芝がパネルを調達してテレビに組み込む。
東芝は松下電器産業<6752>、日立製作所<6501>の２社とパネル生産で提携しているが、これを解消して新たにシャープと組むという。シャープは今朝８時台に、「当件の提携について、検討しているのは事実だが、まだ決定していない。決定次第、発表する」旨のコメントを発表している。
（証券日刊新聞）

△Ｊフロントリテイリング<3086> 33億円売却益計上
Ｊフロントリテイリングは、大阪心斎橋筋の大丸保有の不動産を売却し33億1700万円の固定資産売却益を計上すると発表した。 08年2月決算に特別利益を計上する予定であり、業績予想は判明しだい発表するとしている。
（証券新報）

△全米で「Ｗｉｉ」人気過熱　ライバル商品を横目に品薄
クリスマスを前に、世界最大のテレビゲーム市場の米国で任天堂<7974>の家庭用ゲーム機「Ｗｉｉ（ウィー）」の人気が過熱している。
全米の玩具店では、ライバルの米マイクロソフト「Ｘｂｏｘ３６０」とソニー<6758>・コンピュータエンタテインメントの「プレイステーション（ＰＳ）３」が山積みなのを横目に、品薄のＷｉｉを求める行列ができている。
ニューヨーク・マンハッタンの任天堂ショップ前には毎朝、開店前に数百人が並ぶ。女子大生スーザン・ホッジさん（１８）は「他の家電量販店はどこも売り切れ。どうしても冬休みまでに欲しかった」と話した。Ｗｉｉは約２５０ドル（約２万８０００円）と比較的低価格なことに加え、コントローラーを振り回す簡単な操作が受けている。米紙によると、配送車を追い掛けて入手を交渉する人まで登場。オンライン競売サイトのイーベイでは３００ドル以上の値が付いている。米調査会社ＮＰＤグループによると、米国での今年１～１１月の主要ゲーム機の販売台数は、Ｗｉｉが約４９０万台、Ｘｂｏｘ３６０が３００万台半ば、ＰＳ３が約１８０万台。ただ、１１月には値下げしたモデルを投入したＰＳ３が前月の４倍近くも伸びた。品薄のＷｉｉの購入をあきらめた人たちがＰＳ３に流れたとみられ、ソニーのストリンガー会長は「Ｗｉｉの供給不足は好ましい」と思わず本音を漏らした。任天堂は来年３月までの世界の年間販売台数を当初の１４００万台から２度引き上げ、１７５０万台に増強。現在は月産１８０万台規模だ。専門家は、需要を満たすには供給ペースを２倍に引き上げる必要があるとみており、供給不足で任天堂が逃す売上高は最大１３億ドル（約１４７０億円）との試算もある。
だが、任天堂はこれ以上の大幅増産には消極的だ。１９９０年代後半にバンダイが世界で大ヒットした携帯液晶ペットゲーム「たまごっち」の大規模増産に踏み切ったが、その後ブームが終息し業績不振に陥ったのは記憶に新しい。任天堂は来年１月にＷｉｉと交換できる整理券を販売、顧客がライバルに逃げるのを少しでも抑えようとしている。

△企業内ブログにＳＮＳ機能追加　サイボウズ<4776>
グループウエアを開発するサイボウズ（東京都文京区）は２０日、ＳＮＳ　（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）機能を追加した企業内ブログソフトの次期バージョン「サイボウズブログ２・０」を２００８年春に発売すると発表した。サイボウズブログは社内ネットワークで利用するブログで、組織や立場の枠を超え、業務に関連するニュースや知恵、疑問、同好会、私事などを手軽に発信できるシステム。０６年の発売で約５０００人が使用しており、ＩＴ（情報技術）関連だけでなく、製造、建設、教育、医療などの業種でも導入されている。新製品では、書き手や読み手が楽しく利用できるように、ウェブ上のコミュニティーであるＳＮＳ構築の機能を搭載。誰が記事を読んだかの履歴が残る「足跡」機能や、記事に対する感想を簡単に示せる「共感ボタン」機能などを備えた。企業内でＳＮＳ機能を活用すると、情報発信量の増加や社内の連帯感の強化などの効果があるという。
（FujiSankei Business i）