12/17『株価材料』PART Ⅲ

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■株価材料

△ライオン<4912>の12月期、営業利益85億円に拡大・家庭用品の販売好調
ライオンの2007 年12月期の連結営業利益は85億円程度になり、前期の約25倍に拡大するようだ。従来予想を5億円強上回る。大衆医薬品は苦戦するが、家庭用品が堅調に推移。前期に国内家庭用品の流通在庫を抑制した効果も出る。殺虫剤の回収費用を特別損失に計上し、純利益は19％減の45億円程度になるようだ。売上高は従来予想どおり3％増の3400億円を確保するもよう。家庭用品事業は会社計画の8％増を上回るペース。国内で台所用洗剤「チャーミー　泡のチカラ」や歯磨き関連が伸びた。タイやマレーシアなど海外も販売が好調なうえに、円安進行も追い風。ドリンク剤などの苦戦で大衆医薬品は計画を下回ったが、家庭用品の好調で補う。

△ユニバーサルミュージック、新素材で高音質ＣＤ
ユニバーサルミュージック（東京・港）は、新素材を使った高音質の音楽ＣＤを発売する。透明度の高い液晶パネル用の透明樹脂や高級レンズにも使われる光学ガラスを採用し、レーザーで正確に音楽データを読み取れるようにした。従来のＣＤに比べひずみの少ない音を再現できるほか、強度や耐久性も高めた。液晶パネル用ポリカーボネート樹脂を使ったＣＤの名称は「ＳＨＭ―ＣＤ」で、
日本ビクター<6792>と共同で開発した。音のひずみを約4割減らし、音域を約2割広げた。21日からジャズやクラシックの合計50作品を発売する。価格は1枚2800円。

△サウジアラムコ、昭シェルへ<5002>追加出資も・副社長が表明
サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコのアディル・アルトゥバイエブ副社長は14日、都内で日本経済新聞記者と会い、昭和シェル石油への出資比率を引き上げる可能性があると表明した。同社にとって世界最大の輸出先となったアジアでの事業を一層拡大する狙いとみられる。
住友化学<4005>とサウジで手掛ける石油化学合弁についても7000億円規模を投じて第2期プラントを建設する考えを明らかにした。
マーケティング・供給計画担当のアルトゥバイエブ副社長は現在15％出資する昭シェルとの提携について「非常に満足している。長期的に投資を回収していく」と指摘。そのうえで追加出資について「プランはある。時期の目安はないが、昭シェルが他分野に事業を拡大したいと判断した場合は（追加出資を）実施する」と述べた。

△丸井<8252>、福岡に進出・金融事業不振で小売り強化
丸井グループは九州に進出する。2009 年度中にも福岡市内の再開発ビルに、売り場面積約8000平方メートルの新店を開業する。同社の店舗は首都圏に集中しているため、地方の中核都市に積極出店する方針。消費者ローン金利引き下げの影響で金融事業が縮小しているため、小売事業拡大で成長をめざす狙いもある。出店するのは福岡市中央区の大名地区。現在ある商業ビルなどを取り壊し、6階建ての新しいビルを建設、丸井が入居する。再開発を手がける不動産会社と近く出店の正式契約を結ぶ。

△トミヤ<8067>、欧米向けアパレルをアジアから供給
シャツ最大手のトミヤアパレルは欧米の有力アパレルや衣料品専門店向けに東南アジアで生産したシャツの販売を始める。ダイドーリミテッドも中国産服地を欧州で販売する。国内の衣料品販売の伸び悩みに対応し、海外市場の本格開拓に乗り出す。日本のアパレルが欧米アパレルに衣料品や服地を安定供給することは珍しい。トミヤアパレルは初の海外営業拠点を香港に開いた。香港に購買拠点を置く欧米アパレルに、ベトナムとミャンマーにある3工場からＯＥＭ（相手先ブランドによる生産）供給する。

△超高層ビルの揺れ低減、大成建設<1801>が制震装置改良
大成建設は既存の超高層ビルを対象に揺れの周期が長くゆったりとした長周期地震動による被害を低減できるように改良する事業を始める。揺れを抑える制震装置の構造を工夫した。高さが150メートル以上の超高層ビルは長周期地震動に共振し、揺れが大きくなり、内外装材の破損などの被害が発生しやすい。だが、通常の制震装置だと、地震の際に、建物の変形を抑えようとして柱やはりなどに大きな力がかかるため、補強工事が必要だった。

△丸紅<8002>と住商<8053>、新興国で建機販売を拡大
丸紅と住友商事はそれぞれ新興市場での建設機械事業を拡大する。丸紅はメキシコでコマツ<6301>の製品を輸入販売する現地企業を買収、住商は月内にロシア北西部で同様の企業買収をする。建機の最大市場である北米での販売が、信用力の低い個人向け住宅金融（サブプライムローン）問題の影響で落ち込んでおり、資源開発やインフラ整備で建機需要が旺盛な新興国に注力する。丸紅が買収したのはダブリュー・ピー・アイ・デ・メヒコ社。米テキサス州の建機販売会社ＷＰＩの子会社で、2006年の年間売上高は約75億円。11月中旬に同社の全営業資産を約20億円で丸紅の現地法人が買い取り、コマツ製品の輸入販売代理業務を引き継いだ。

△楽天<4755>、スキー場にＱＲコード・若者をサイトに誘導
楽天は14日、屋外でＱＲコード（2 次元バーコード）を活用して、自社の通販や旅行の携帯サイトに誘導する取り組みを始めた。ガーラ湯沢スキー場（新潟県魚沼町）のリフト背面やレストランの壁面など約1万カ所にＱＲコードの付いたポスターを掲載。スキー客が携帯電話で読み取るとサイトにつながる。若者が集まる場所を広告媒体に使い、携帯サイトの認知度を高める狙いだ。スキー場が営業している来年5月ごろまで実施する。ＱＲコードの設置場所はスキー場が直結するＪＲガーラ湯沢駅の改札を含む。

■ミライアル<4238>の08年１月期、経常利益50億円に下方修正
半導体シリコンウエハー用容器のミライアルは14日、2008年1月期の連結経常利益が前期の単独比14％増の50億円になりそうだと発表した。従来予想を3億5800万円下回る。主力製品で、シリコンウエハーメーカーがウエハーを出荷するときに用いる300ミリ対応容器の販売が期初計画を下回るためだ。売上高は37％増の169億円。従来予想を12億9700万円下回る。ウエハーメーカーが能力増強のペースを鈍化させたのが響いた。9月下旬に300ミリ対応容器の生産能力を月産11万個に拡大したが、実際には夏場の生産量は5万―6万個程度にとどまった。営業利益は9％増の48億円。従来予想を4億3000万円下回る。会計処理方法の変更に伴い、新工場棟の減価償却費が12億円と、従来より4億円膨らむのが響く。

△アールエイジ<3248>の07年10月期、経常利益42％増
マンション開発・管理のアールエイジが14日発表した2007年10月期の連結決算は、経常利益が前の期比42％増の4億5000万円だった。自社開発した投資用の賃貸マンションの引き渡しが順調に進んだ。売却物件の管理業務の受託件数も増加した。期末に2000円の初配当を実施する。売上高は9％増の40億5800万円。開発販売事業が16％増の13億円だった。都内を中心に9棟のマンションを売却した。管理運営事業は7％増の24億円。期末の管理受託室数は4046室と約250室増えた。

△ジャストプランニング<4287>、経常利益11％増・２―10月期
外食店向けソフト開発のジャストプランニングが14日発表した2007年2―10月期の連結業績は、経常利益が前年同期比11％増の5億3500万円だった。主力の店舗管理ソフト「まかせてネット」が好調で、ソフトの期間貸し（ＡＳＰ）収入が伸びた。

■ゴールドパック<2589>、単独経常利益５％減・２―10月期
清涼飲料メーカーのゴールドパックが14日発表した2007年2―10月期の単独経常利益は、前年同期比5％減の9億4900万円だった。原料となる果物や燃料価格の高騰が利益を圧迫。輸送費を削減したが補いきれなかった。売上高は微増の326億4600万円。

△ソニー<6758>、障害者雇用のノウハウを国内全拠点に展開
ソニーは障害者雇用特例子会社ソニー・太陽（大分県日出町、長田博行社長）のノウハウを国内全拠点に展開し、障害者を積極雇用する。障害を持つ社員が採用や配置、教育で助言するほか、各拠点に出張して指導する。ソニーの障害者雇用率は法定雇用率を上回るが、雇用の多様化に伴い、障害者を含めた多様な人材を活用する環境を整える。障害者雇用促進の対象とするのは、国内の製造子会社やグループ会社などの19拠点を中心に開発や販売、間接部門を含めた全拠点。

△電力小売り完全自由化、2013年春メドに再検討・経産省調査会
総合資源エネルギー調査会（経済産業相の諮問機関）の電気事業分科会は14日、電力市場改革に関する基本答申の素案を公表した。7月に実施を見送った家庭を含む電力小売りの完全自由化について、2013年春をメドに再検討すると明記。それまでに新規電力事業者が電力会社から送電線を借りる際の料金（託送料金）を見直すなど自由化が実現している大口向け市場での競争促進策を進める。経産省は素案に基づき来夏までに最終報告をまとめ、省令改正などにつなげる方針だ。電力の小売り自由化は企業などが電気料金を見比べたうえで電力会社を選べる制度。スーパーや工場など消費量の多い部門を中心に国内電力量の約6割が自由化範囲になっているが、競争はほとんど進んでいない。

▼ＡＣＣＥＳＳ<4813>、経常赤字103億6900万円・２－10月期
携帯電話ソフトのＡＣＣＥＳＳが14日発表した2007年2―10月期の連結経常損益は、103億6900万円の赤字（前年同期は130億1300万円の赤字）だった。05年に買収した米ソフト開発会社ののれん代償却（104億円）が重く、受託開発事業の採算悪化も赤字幅を拡大した。売上高は14％増の183億1800万円。同社の２つの事業部門のうち携帯電話の搭載台数に応じて受け取るソフトのロイヤルティー収入は、テレビの閲覧可能な「ワンセグ」ソフトなどがけん引し約31億円増加した。受託開発事業は9億円の減少。ナンバーポータビリティー（番号継続）制度の導入で端末メーカーの新製品投入が相次いだ前年同期に比べ、ソフト開発需要そのものが減少した。売上高総利益率は61％と4.8ポイント悪化した。ロイヤルティー事業は96％と高水準だったが、受託開発事業が6％と前年同期より31ポイント悪化した。2―7月期に採算割れの案件が集中して発生したため。
（NIKKEI NET）

□三菱UFJ<8306>にシステム検査＝来年末の完全統合に向け－1月10日めどに・金融庁
2008年末に銀行システムの完全統合を予定している三菱UFJフィナンシャル・グループ（MUFG）に対し、金融庁がリスク管理体制などを調べる「ターゲット検査」を実施することが14日明らかになった。来年1月10日をめどに着手する。同庁は「銀行のシステムダウンが決済システムに与える影響は極めて重大」との認識を示しており、預金残高100兆円を超す巨大銀行グループのシステム統合に万全を期す考えだ。　
（時事通信）

▼倉本さん「外国人につきまとわれていた」との情報　佐世保乱射
銃乱射事件で死亡した倉本舞衣さん（２６）は笑顔を絶やさない、会員からの評判もいい女性だった。
ルネサンス佐世保を運営するルネサンス<2378>（東京都墨田区）によると、倉本さんは佐世保市で１人暮らし。平成１４年５月、アルバイトとして入社した。事件を目撃した女性従業員（４５）は倉本さんを「真面目でスタイルのいい子。なぜこんなことに…」としのび、ため息をついた。近所の主婦（７１）も倉本さんについて「いつも笑顔で、真面目に仕事をしているおとなしくて感じのいいお嬢さんだった」と言って絶句した。プールで主に子供たちに水泳を教え、「コーチ」と呼ばれ慕われていた。ルネサンスの斎藤敏一社長も「子供を教えることに情熱を傾けていた。仕事中に亡くなったことを大変残念に思う」と述べ、若い従業員の死を悼んだ。スポーツクラブの関係者によると、倉本さんは最近、外国人につきまとわれていたという情報もある。

△「暮らしの中でエコ活動」　松下電器<6752>がフォーラム
松下電器産業は１４日、パナソニックセンター東京有明スタジオ（東京都江東区）で、「暮らしの中でできるエコ活動を考えよう」をテーマに、エフエム東京と共同でイベントを開催した。会場には約２００人が集まった。今回のイベントは、同社が１０月に発表した、今後３年間で二酸化酸素（ＣＯ２）排出量を３０万トン削減することを盛り込んだ環境保全対策「エコアイディア宣言」の一環として行われた。元フジテレビアナウンサーの千野志麻さんなどが参加したトークショー＝写真＝では、環境専門家が身近なＣＯ２削減方法を紹介した。ジャーの保温をやめると３７グラム、温水洗浄便座のふたを閉めると１５グラムなど、日々のちょっとした配慮でＣＯ２を削減できることに、千野さんは「早速今日から実践します」と感心。来場者も熱心に聞き入っていた。地球環境の現状についての議論も展開。同社の野口直人環境本部長は「松下は一歩先のエコに取り組む」とアピールした。

△「女性の品格」著者らセミナー　パソナ<2168>職業博
人材サービス大手のパソナグループは１４日、都内で総合職業イベント「パソナグループ職博」を開いた。専門のカウンセラーによる職業相談会や、仕事と家庭の両立相談コーナーなどのほか、女性向けのメーキャップ講座、美しい歩き方を伝授するウオーキングセミナーなども併催し、幅広い総合イベントとしている。１５日には大阪や名古屋など全国に拡大し、合計５６カ所で開く。平成１７年にスタートした職博は今回で７回目。イベントは入場無料。前回（７月）の２倍となる１万人の来場を目標にしている。今回のテーマは「ダイバーシティへの挑戦～あなたを活（い）かす多様な働き方～」。性別、年齢、国籍や異なる発想・価値を認めていくことで、ビジネス環境の変化などに柔軟対応しようというダイバーシティを強く打ち出した。１５日の東京会場では、著書「女性の品格」がベストセラーとなっている坂東真理子・昭和女子大学長の特別セミナー、南部靖之・パソナグループ代表によるキャリアセミナーなどが予定されている。問い合わせは職博事務局（フリーダイアル０１２０・７０７・７０７）へ。
（産経新聞）

△ポーラ　帝人<3401>と提携、高級化粧品発売へ　特殊繊維を粉末化
繊維大手の帝人と、化粧品大手のポーラ（東京都品川区）が提携して来春、高級化粧品を発売する。帝人が「透けないカーテン」の素材として開発した特殊な繊維を粉末にして、肌色のファンデーションに入れることで、薄塗りでもシミなどを隠し、つややかな肌色を出せる化粧品が開発できたという。ポーラは新商品を１万円台で販売する方針だ。帝人が開発し０３年から発売している繊維は、ポリエステルの一種。この繊維でつくったレースのカーテンは、部屋内部をはっきり見せない機能と、明るい採光性を併せ持つ。ポーラはこの繊維を化粧品に利用することを提案。長さ３０マイクロメートルにした粉末を入れると、光を通さないだけでなく乱反射する特徴が残り、顔全体を柔らかい光で包むような機能を持つ化粧品ができたという。
（毎日新聞）

△金賞は「その次があるバスタオル」　無印良品<7453>デザインコンペ
無印良品が主催する国際的なデザインコンペ「MUJI AWARD 02」の受賞式が2007年12月14日、東京都千代田区の無印良品有楽町店で開かれた。47か国から応募のあった3422作品の中から、金賞や審査員賞が選ばれた。金賞は、NIIMI（新見拓也・祐紀）さんの「その次があるバスタオル」。「タオルは日々の汚れを引き受け、少しずつ傷んでいく」という観点から、傷みの変化に応じてバスタオルからバスマットへ、そして雑巾へとサイズを小さくしながら永く使えるように工夫した。審査員賞も、吉泉聡さんの「重なるハンガー」などのユニークな作品が選ばれた。受賞作品は無印良品有楽町店3階で2008年1月13日まで展示されている。

△花粉症対応のサプリ　ファンケル<4921>
ファンケルは、水なしで手軽に食べられる花粉症対応のサプリメント「噛んですっきりサプリ」を2007年12月19日に発売する。ファンケルの通信販売と全国の直営店舗で1万個を限定販売。アレルギー症状を抑える働きのある「甜茶エキス」や「シソ種子エキス」「シソ葉エキス」といった成分を配合した。ミント味の爽快感が鼻のムズムズをすっきりさせる。1日5粒を摂取する。価格は、1袋（25粒、5日分）が480円。1箱（3袋、15日分）が1365円。徳用3個セットが3675円。

△「おこげ」もできる11万円の炊飯器　松下電器
松下電器産業は、「大火力かまど釜」を搭載したスチームIHジャー炊飯器を2008年2月1日に発売する。「大火力かまど釜」は、金属層の外側に、高い断熱性をもつ2種類の中空セラミックスを密着させ、金属層が発熱した大火力（熱）を放熱させず釜の中に閉じ込めるというもの。金属層全面を均一に発熱させる構造を採用するなどしたことで、炊き上げ時の釜内の熱量を高め、ふっくらとしたごはんが炊き上がるという。さらに、釜底温度約180度の大火力炊き上げと高温均一加熱で、釜底全面に香ばしい「おこげごはん」ができると同社はアピールしている。市場想定価格は、標準タイプ「SR-SV101」が11万円前後、大容量タイプ「SR-SV181」が11万5000円前後。
（J-CASTニュース）

△ドレスアップカーとライブが融合　12月16日
大阪の展示施設インテックス大阪で16日、ドレスアップカーとアーティストたちが競演するイベント『OSAKA Earth on the Beat 2007』が開催される。会場は3号館で、11時からオープンで、ライブ開始は12時半から。
ライブ会場では、ステージの左右に、ホンダ<7267>『オデッセイ』やスズキ<7269>『MRワゴン』など、ミニバン・ワゴン系のドレスアップカーが4台ずつ、計8台展示される。無料スペースにも計6台のドレスアップカーが展示され、飲食スペースが用意されているので、ライブを聴きながらの食事が可能だ。
参加アーティストは、ヒップホップやレゲエ界のミュージシャンやDJら。ヒップホップサイドはNITRO MICROPHONE UNDERGROUND、韻踏合組合、LRAGE PROPHITS、22＆GAZZILAなど。レゲエサイドは、NG HEAD、卍LINE、KENTY GROSS、VADERらが登場。

△三菱<7211> パジェロミニ 、HDDナビ搭載仕様を一部改良…ワンセグ対応など
三菱自動車は、軽乗用車『パジェロミニ』の特別仕様車「アクティブフィールドエディション」を一部改良して、14日から発売開始した。アクティブフィールドエディションは、HDDナビゲーションを搭載した特別仕様車だ。今回、このHDDナビゲーションをAV（Audio visual）市場の動向に合わせ、ワンセグTVチューナーを搭載し、地上デジタル放送対応としたほか、DVD/MP3再生機能などを追加した。ボディカラーには、新たに3ウェイ2トーン色を追加設定して、モノトーン色、2トーン色と合わせて全8色を設定した。価格は163万8000円。また、特別仕様車「リミテッドエディション」にも、ボディカラーに、クールシルバーメタリック/ミディアムブルーマイカ/クールシルバーメタリックの3ウェイ2トーン色を追加設定し、全3色設定とした。

△エコプロダクツ07　ヤマハ<7272>、盲導犬のデモンストレーション実施
ヤマハ発動機は13日に東京ビッグサイトで開幕した「エコプロダクツ2007」に出展し、燃料電池二輪車『FC-Dii』（エフシーディ）をはじめ、同社自慢の環境対応二輪車を展示した。しかし、それらの二輪車より、来場者の注目を浴びたものがあった。それは盲導犬によるデモンストレーションで、始まると同時に多数の来場者が詰めかけ、ブース前は黒山のような人だかりになった。そして、盲導犬の賢さに感心し、時折見せる愛らしい仕草に来場者の顔からは笑みがもれていた。ヤマハ発動機では、“私たちにはバイクがあるように、目の不自由な方に盲導犬というパートナーを”の合い言葉で、1989年に「ヤマハナイスライド募金」を始め、長い間日本盲導犬協会に寄付を行ってきた。「当社ではさまざまな社会貢献活動を行っており、この募金活動もその一環です。多くの人にそれを知ってもらう意味で、今回初めて盲導犬によるデモンストレーションをやってみました」とヤマハ発動機関係者。それを見た来場者の多くは、きっと印象に残ったに違いない。

△静岡スバル<7473>、静岡スバル物流を吸収合併
静岡スバルは、100％子会社の静岡スバル物流を吸収合併すると発表した。静岡スバル物流は、2006年12月に、車両および部品の配送業務、新車納入整備業務を集中することによる効率化を目的に、静岡スバルから分社化して設立した。しかし、当時と比較して静岡スバルの新車販売台数減に比べて、新車納入整備業務量がざん減傾向にある一方で、静岡スバルの整備部門は、車検および点検の整備台数を年々伸ばしている。このため今回、静岡スバル物流を吸収合併し、経営資源を集約し、特に、業務の繁閑に合わせ機動的に人員配備するなど人的資源の有効活用を図り、収益力強化を目指す。2008年2月1日付けで合併する。
（レスポンス）

△シャープ<6753>、業界最薄１．７ｍｍの赤外線通信デバイス開発
シャープは赤外線無線通信方式「Ｉｒシンプル」の送受信用デバイス２種類を開発した。上面から信号を出す構造（トップビュータイプ）のタイプは業界最薄の１・７５ミリメートル。カメラ付き携帯電話で撮った画像をほかの携帯やテレビに送信する用途を見込む。トップビューのほか側面から信号を出すサイドビューがある。２０日から量産し、２種類で月産５０万台を目指す。サンプル価格はトップが２００円、サイドが１８０円。デバイス内のＩＣチップや基板の小型化により高さを抑えた。薄さを強調したデザインの携帯電話への搭載を見込む。同通信方式は最大毎秒４メガビットでデータ転送可能で、機器同士を接続せず無線でデータ交換できるなどの特徴を生かし対応機器が増えている。

△松下<6752>、イオンの力で野菜の鮮度保持する冷蔵庫を発売
松下電器産業は１０日、野菜や果物の鮮度を保つ冷蔵庫「コンパクトＢｉＧ　ＮＲ―Ｆ５３０ＸＶ」を０８年２月１日に発売すると発表した。水に包まれているイオン（ナノイーイオン）発生システムを野菜室に搭載。野菜の劣化を進行させるエチレンガスの分解や除菌のほか、栄養素増量や水分保持を促す。市場価格は約２８万円。月産３０００台を見込む。イオンが食材の細胞に浸透し内部の劣化の進行を抑える。バナナなどの低温に弱い食材も冷蔵庫で保存できる。光と銀イオンで庫内を除菌する機能、高さを抑えて食品を出し入れしやすくした構造「ローウエストライン」を採用。鮮度保持と使いやすさを両立した。

△トッパン・フォームズ<7862>、販促・ＰＯＰ向けにしゃべる紙を発売
トッパン・フォームズは１３日、名刺サイズのカードにＩＣチップとスピーカー、電池を埋め込んで音声を記録・再生できる「オーディオペーパー　プラス」を発売したと発表した。販売促進ツールや店頭広告（ＰＯＰ）向けの需要を見込む。価格は１万枚単位で発注した場合に一枚当たり４００―５００円。年５億円の売り上げを目指す。回路設計の見直しと基板の集積化を進め、価格を従来の約半分に、電池寿命を８倍（１回２０秒の録音・再生で４００回使用可能）にした。最小サイズはこれまでのはがき大から名刺大に小型化した。

△花王<4452>、美白美容液など３商品を来月発売
花王は１２日、百貨店ブランド「ｅｓｔ（エスト）」から、美白美容液「エスト　ホワイトニングクロスシナジー　エッセンス」と部分用美白美容液「同　ソリッドスポッツ」、美白マスク「同　マスク」を０８年１月２６日に発売すると発表した。エッセンスは顔全体に使える。紫外線によるメラノサイトの活性と増殖を抑える独自の美白成分を配合、メラニン生成を抑制し、シミやソバカスを防ぐ。価格は１万５００円（希望小売価格）。ソリッドスポッツは気になる部分に重ねづけでき、美白成分が集中的にとどまる固形状美容液。美白成分が角膜層の奥深くまで浸透し、メラニンホール出現を阻止する。価格は１万２６００円。

△花王<4452>、パックができるコットン化粧水を来月１９日に発売
花王は１３日、パックもできるコットンタイプの化粧水「ビオレ　うるおい浸透コットン化粧水」を０８年１月１９日に発売すると発表した。うるおい浸透効果と毎日使える手軽さを追求、コットン１枚に、手でつける時の約６倍の化粧水を含ませた。４８枚入り。想定価格は１１００円前後。肌になじませた後、コットンを四つに分けてパックもできる。

△セブン－イレブン（セブン＆アイＨＤ<3382>）、独自開発の珍味３種を発売
セブン―イレブン・ジャパンは関東エリア（１都６県）の５１４０店で独自開発の珍味３種を発売した。１８日には全店舗に取り扱いを拡大する。消費者は珍味の原材料に関して安全・安心を求める意識が強いことから、産地や製造方法など「おいしさ」にこだわった上、不必要な添加物を排除した。また、生産履歴を明確化し、原材料の産地を表示した。「ジャッキーカルパス」（価格３１５円）は豚肉５６％使用で、ジューシーでやわらかな食感。リン酸塩不使用。「チーズ鱈」（同２００円）は３種のナチュラルチーズを使用している。「さきいか」（同３００円）は北海道産のスルメイカを使用、国内で加工した。

△ブラザー<6448>、糸通しが簡単な家庭用ミシン発売
ブラザー工業は１３日、０８年に迎える創業１００周年を記念して、家庭用ミシン「イノヴィスＣＲ１０００」と「くまのプーさん」の刺しゅう模様を内蔵した「イノヴィスＷＰ１２００」を０８年１月２０日に発売すると発表した。価格はＣＲ１０００が１５万円、ＷＰ１２００が１８万円。販売目標は合計で１万２０００台。両機とも指１本でレバーを下げる単純操作だけで針穴に上糸を通せる。「今後は顧客のサポート体制を強化する」（片山俊介執行役員Ｐ＆Ｈカンパニープレジデント）方針で、作り方のＤＶＤなども標準装備した。
（日刊工業新聞）

△松坂屋（Ｊ．フロントリテイリング<3086>）会長、大丸と統合３カ月で「働き方変わった」
百貨店大手、松坂屋と大丸の持ち株会社であるＪ・フロントリテイリングの岡田邦彦会長（松坂屋会長）は、１４日までにフジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、９月に大丸と経営統合してから３カ月たった現在の社内の雰囲気について、「店頭などの現場も、経営も働き方が変わった」と語った。岡田会長は、今年３月の経営統合発表会見で、統合効果を３年で出すと明言したが、「大丸が１０年かけてやったことを、私たちは今、３年で結果を出さないといけない。大丸流は徹底実行であり、妥協は許さない方針だ」と述べ、統合で社内に緊張感が生まれていることを明らかにした。同社は現在、社内会議を原則、テレビ電話システムにするなど間接部門の経費削減を進めている。「予算や人員などの経営資源は最大限、売り場に投入することを基本的な考え方にしている」とし、現場重視で経営を活性化していく方針を強調した。また、統合後の売り上げ状況については、「今月に入って消費財の値上げが相次ぎ、客の出足が悪い」としながらも、松坂屋全店の９～１１月の売上高が前年同期比０・６％増だったと説明、「そこそこ健闘していると思う」と一定の成果が出ているとの認識を示した。

△ＮＥＣ<6701>事業強化　防災関連売上５００億円へ　生体認証分野も
ＮＥＣは１４日、官公庁や自治体向けの防災システム事業と、バイオメトリクス（生体認証）システム事業を強化すると発表した。防災システムでは、次世代ネットワーク（ＮＧＮ）を活用した自治体間の情報連携を提案。生体認証分野では、指紋と顔情報などを組み合わせた出入国管理システムなどを世界市場で販売する。防災システムはＮＧＮ技術を活用。国の省庁間や、自治体の間で連携が進まない防災ネットワークを融合または相互連携する提案を行い、関係機関が緊急時の情報を相互に連絡できる態勢の構築を支援する。また、災害時に回線が切断された場合でも、被災住民が携帯電話やパソコンなどで衛星通信などを活用しながらネットワークに接続にするシステムも提供する。これにより防災関連の売り上げを今年度の３００億円から２０１０年度にも５００億円に引き上げたい考えだ。また、同社は世界２２カ国で捜査用の指紋照合システムを展開しており、今後は指紋と顔認証システムを組み合わせた出入国管理システムなどを世界で販売する。声紋や臭気による新たな個人認証システムの開発にも取り組む。

△管理栄養士予備校とテンプスタッフ<2476>提携
テンプスタッフグループで食品業界に特化した人材サービス事業を展開するテンプスタッフ・フードスター（東京都港区）は、２００８年４月に義務化される特定健診・保健指導制度に伴い人材需要増が見込まれる管理栄養士の確保などで、管理栄養士受験予備校の商工技能振興会（ＳＧＳ、広島市中区）と業務提携した。提携内容は（１）フードスター登録者への管理栄養士ライセンスセミナー、などＳＧＳ講座３種の受講料の５～１０％割引（２）ＳＧＳ講座受講者にフードスターが就職相談や就職情報提供を実施（３）人材に関する情報交換－など。フードスターは管理栄養士の派遣スタッフ登録の増加、ＳＧＳ側は受講生確保と就職活動の強化などにつなげる。特定健診・保健指導は病気予防を目的に、医療保険者（区市町村や企業の健保組合など）が、４０歳以上７４歳以下の医療保険加入者に実施することが義務付けられる。これに伴い、医師、保健師、管理栄養士は面接・指導により加入者の行動計画を策定し、生活習慣の改善のための適切な働きかけを一定期間継続して実施することが必要になる。このため管理栄養士の増加が期待される。管理栄養士は０６年度の合格者が７５９２人（前年度比３７％増）で、特定健診・保健指導の義務化で年間１０００人単位が不足するとの試算もありる。
（FujiSankei Business i）