11/29 お昼の『株価材料』PART Ⅰ

お昼の『株価材料』PART Ⅰは、"つづきはこちらです"をクリック！

[0回]

■株価材料

△タカラＢＩＯ<4974>が堅調、コストパフォーマンス高いリアルタイムＰＣＲ装置を発売
遺伝子研究用試薬や理化学機器販売を主力とするタカラバイオが５日続伸、一時１万５０００円高の３３万５０００円まで買われている。同社は２８日、リアルタイムＰＣＲ装置の拡充を目的とし、２種類の新機種発売を発表した。新機種はコストパフォーマンスが高く、高い正確性と高精度なハードウエアが特徴。また、新開発の解析ソフトウエアを搭載した機種は、複数プレートにまたがる多遺伝子などの相対定量解析が容易にできる。発売開始は１２月３日を予定。ＰＣＲ法は微量のＤＮＡを増幅させるための技術で、リアルタイムＰＣＲ法は電気泳動を行う必要がないため、解析時間の大幅な短縮が可能となる。
（株式新聞ダイジェスト）

△自動車株が高騰、円安＋米株高＋原油安を好感
トヨタ自動車<7203>や日産自動車<7201>、ホンダ<7267>、三菱自動車<7211>、マツダ<7261>、富士重工業<7270>など自動車株が軒並み３％を超える上昇となっている。円相場が１ドル＝１１０円台まで円安・ドル高方向に振れていることを好感した見直し買いが増加している。
北米市場への収益依存度が高い日本の自動車各社にとっては最近の円高進行が今後の収益悪化要因として強く意識され、売り材料視されてきていただけに、これがひとまず反転したことで買い安心感が広がった。前日の米国株相場が一段の利下げ期待などで大幅高となったことも北米市場の需要回復につながる動きとして好感されている。さらには原油相場の下落も最高値圏にあるガソリン価格に好影響を与えるとして追い風に働いている面もあるようだ。

△証券株が軒並み高、株式相場の底入れ機運で
大和証券グループ本社<8601>や野村ホールディングス<8604>、新光証券<8606>、コスモ証券<8611>、松井証券<8628>、ＳＢＩイートレード証券<8701>など証券株が軒並み上昇している。前日の米国株式相場の大幅高を追い風に、この日の東京株式市場はほぼ全面高の状況となっており、底入れ機運が一気に高まってきた格好。市場では「株式相場は最悪期を脱したのではないか」という指摘も聞かれており、そうなればメリットの大きい証券株には見直し余地が広がるという連想が働いているもよう。
米サブプライムローン問題の影響も、最大手の野村をはじめ大半が処理にほぼメドを付けており、警戒感は薄らいできているようだ。これまで同問題の広がりに対する警戒感が上値を抑えてきただけに割安感を指摘する声も聞かれている。

△半導体・液晶堅調～出荷在庫Ｂ１７ヶ月ぶり＋
２９日の寄り付き前に発表された１０月の鉱工業生産動向速報で、電子部品・デバイス工業の出荷・在庫バランスが９月のマイナス２．１→１０月のプラス１１へとプラス転換した。プラスとなるのは昨年５月以来１７ヶ月ぶり。この数字は半導体デバイスや液晶パネルの動向を反映するとされている。
この日の東京市場では、半導体の東芝<6502>やエルピーダ<6665>、液晶のシャープ<6753>が堅調な動きを見せている。
市場からは「在庫調整一巡を示すもので、生産自体も５ヶ月連続で増加と、年末商戦や来年の五輪に向けて足元は順調といえる。ただし、米国の景気の行方は気になるところで、実際に年末商戦で売れ行きが今一歩となると調整入りも考えられるので注意は必要」（準大手証券）との声が聞かれた。
（ラジオNIKKEI）

△ノエビア<4916>、透明感のある肌へ導く美容液「ノエビア　フェアリーデュウ」を発売

△安川電機<6506>、昇降軸にダブルリンク式支柱採用の液晶ガラス基板搬送ロボットを発売

△ぐるなび<2440>、「ぐるなびタッチ」に複数店舗のスタンプカードがたまる機能追加

△積水化成品<4228>、中国蘇州に「ピオセラン」生産会社を設立

△ティアック<6803>、楽器練習などにも便利なＭＰ３ミュージック＆ボイストレーナーを発売、シンプル操作の高音質デジタル・マルチトラック・レコーダー２機種を発売

△ネットワンシステムズ<7518>など、統合型ネットワーク運用管理サービス提供の施設開設
（日経プレスリリース）

△日油<4403>、中国の有機過酸化物新工場が開所式
日油は２８日、中国江蘇省・常熟に新設した有機過酸化物の新工場の開所式を行った。開所式には中嶋洋平会長のほか、政府・市の関係者が出席した。同社は、０４年１０月に常熟日油化工有限公司を設立。０６年１１月に６５０００平方メートルの土地に有機過酸化物・年２０００トン、冷凍機油・同３０００トンの生産能力を持つ工場を建設した。今春から商業生産を開始している。有機過酸化物で、日本、ＡＳＥＡＮ、中国の３極生産体制を確立したのを機に、アジア市場でプレゼンスを高める。

△セーレン<3569>、福井に電磁波シールド材などの新工場完成
セーレンは、非繊維事業の拡大に拍車をかける。次世代電磁波シールド材の量産工場「ＦＭセンター」と、建材向けなど新素材の開発・生産を行う「ＳＶセンター」が、ＴＰＦ事業所（福井県）の生活科学総合ステーションで完成した。きょう２９日に竣工式を行う。“非衣料化・非繊維化”が中期経営計画の重点テーマ。同ステーションでは今年１０月に人工皮革などの開発・生産拠点「ＬＮセンター」もオープンしており、非繊維素材の先端技術拠点として本格的生産活動を開始する。
（化学工業日報）

△ワッツ<2735>８万円台回復
ワッツが５日続伸で８万円台を回復。１１月１４日年初来安値７万３９００円を下値に戻り急。日用消耗品中心に１００円ショップを展開。今８月期も増収増益を見込む。

△トーシン<9444>が急反発
トーシンが急反発で７０００円台回復。今４月期中間を上方修正した。増収減益予想から、売上高はさらに拡大、減益幅が縮小した。移動体通信関連で増収アップ、リゾート部門のゴルフ場利用メンバーからの施設協力金が利益を押し上げた。通期見通しは１２月１４日に発表する。

△日水<1332>　規制強化とのからみでマグロ養殖事業に関心回る。好取組も株価を支えていく。

△アーレスティ<5852>　陽線三本継続で底打ち示唆。ＰＥＲは１ケタ台と割安目立つ。

△スター・マイカ<3230>　マンション流動化事業の仕入れは予想以上に順調、０８年１１月期は大幅増益が期待される。

△セキュアド<2392>が続伸
セキュアード・キャピタル・ジャパンが続伸。１２月５日付けで、東証１部指定となる。

△ソフトバンク<9984>はアリババ効果歓迎
ソフトバンクがしっかり。同社が出資する中国のサーバーモール大手アリババ・ドット・コムの香港上場で持ち分法投資利益が５５０億円増えると発表したことが手掛かり。

△一番フーズ<3067>は自己株買い歓迎
東京一番フーズが買い気配。同社が発行株式の２．３８％に相当する２０００万株を上限（１億円）に自己株取得すると発表したことを好感した。
（株式市場新聞）

△月足チャートで確実に稼ぐ必勝銘柄－フルキャストテクノロジー<2458>は、エレクトロニクス向け技術者派遣で躍進
技術社員３年で７３％の大幅増、平均単価も着実にアップ。勝株シリーズ　世の中は人手不足。とくに技術者が不足している。こうした中で同社は、「より多くの技術者の雇用を生み出し、高い技術力を提供することで豊かな社会の実現に貢献する企業を目指す」ことを掲げ、エレクトロニクス向け中心に同社独自の教育システムで技術者を育成し派遣するビジネスを展開。時流に乗ることが有望銘柄として注目できる。このほど発表の０７年９月期は、売上は１１．３％増えたが、営業利益、経常利益はそれぞれ１８．５％、１３．５％減少した。減益には違いないが、しかしマイナス材料ではないことを強調したい。今年７月に海外技術者の確保を目的に株式会社ＡＩＣＯＮの技術者派遣部門を譲受したことにより経費が増加した。具体的にはＡＩＣＯＮの事業譲受により採用した韓国人技術者の再教育費用や人件費、技術者確保のための求人・広告費用の積極投入を行った。たとえば求人・広告費は５５０５万円増加、教育研修費も４５５９万円増加、人件費は１億２８８５万円増加した。
０８年９月期は２ケタの増収増益、ＰＥＲ１０倍以下と割安。収益の要となる従業員数をみると、０４年（９月期）１０１４名→０５年１０８５名→０６年１２７８名→０７年１４４０名。このうち、技術社員は０４年の７５０名から０７年で１２９８名へ３年間で７３％の大幅増加だ。しかも、派遣の平均単価は０７年９月期で３４４８円（０４年３２０７円）と毎期着実にアップ。人員増と単価アップによって業績がさらに伸びる方向にある。投資指標はそろって割安。ＰＥＲは１０倍を切り、利回りは４％に近い。チャートは５万円どころで底値固めを終え出番が近い。まずは８万円目標で仕込みたい。

△ユーシン<6985>－が自己株取得発表を好感し一時ストップ高
筆頭株主である投資ファンドのＲＨＪインターナショナル（旧リップルウッド、ＲＨＪＩ）と経営方針を巡って対立しているユーシンが、６３円高の５３６円と大幅高し４日続伸となっている。前日に自己株取得を発表、これを好感した買いが入っている。６００万株（発行済み株式総数の１８．７％）、取得総額は３０億円を上限として、取得期間は１２月３日から０８年１１月２８日まで。大幅に需給が改善されるとの期待から、寄付きが８０円高の５５３円ストップ高と高寄りしモミ合う展開となっている。

△キヤノン<7751>が５日続伸、トナーカートリッジの国内生産能力を増強
キヤノンが、１５０円高の５８３０円と５日続伸となっている。同社が２００９年までに大分県内に計１４００億円を投じ、プリンターや複写機に使う交換用トナーカートリッジの国内生産能力を増強するとの報道を好感している。０９年９月に同県日田市に８００億円で新工場を建設、大分市にある既存工場にも６００億円を追加投資するという。また、今年の冬のボーナス商戦で、デジカメはキヤノン、ＤＶＤレコーダーは松下電器産業＜６７５２＞（東１）が制すと日経産業新聞が有力家電量販店５社に実施した「売れ筋予測」調査でこんな結果が明らかになったことも刺激しているようだ。

△インボイス<9448>が買い気配から始まる、９月中間期黒字幅拡大
インボイスが、寄付き前から気配値を切り上げ、２５０円高の３５４０円買い気配となっている。前日に９月中間期決算を発表、黒字幅拡大を好感した買いが入っている。経常損益は前回予想を２億６９００万円上回る３億６９００万円（前期比は４８億６５００万円の赤字）となった。割安な固定通信サービスを提供する子会社、日本テレコムインボイスの黒字転換が大きく寄与した。株価は、１１月２０日に年初来安値３１６０円をつけ３月１６日につけた年初来高値６５４０円から５１％下落しており値ごろ感もあり、新興銘柄物色の流れに乗りリバウンド幅を拡大しそうだ。
（証券日刊新聞）

△無線ＬＡＮに簡単接続　ロジテック（エレコム<6750>）　家庭用ゲーム向け
パソコン周辺機器のロジテック（東京都千代田区）は２８日、２ステップで家庭に無線ＬＡＮを導入できるアクセスポイント装置「おてがるＷｉ－Ｆｉ　ＣＥＮＴＥＲ」を１２月中旬に発売する。通常の無線ＬＡＮカードなどはパソコンからの各種設定が必要だが、ＡＤＳＬ（非対称デジタル加入者線）や光モデムとコードでつなぎ、パソコンやゲーム機から１３文字のパスワードを入力するだけでインターネットに接続できる。ゲームのために無線ＬＡＮを接続するユーザーを中心顧客に想定し、あらかじめ主要の家庭用ゲーム機、携帯ゲーム機で採用する暗号方式「ＷＥＰ１２８ビット」に設定した。価格は５５６５円。

△ケル<6919>が０・８ミリピッチ基板対基板用コネクター開発
コネクターメーカーのケル（東京都多摩市）は、複合機やプリンターなどの事務機器、ＰＬＣ（高速電力線通信）などの工業機器市場向けに、０・８ミリピッチと狭ピッチの基板対基板用コネクター「ＤＰシリーズ」＝写真＝を開発し、１２月上旬から販売を開始する。同シリーズは、縦方向プラス・マイナス２・５５ミリ、横方向プラス・マイナス２・４５ミリの誘い込みガイドを備え、スムーズな接続を可能にした。ユニット間の接続口の見えない状態でも簡単に接続できる。有効な接触部分の長さも３ミリ確保しており、残り１ミリに達した時点で簡易ロックが作動し、衝撃振動時の抜けを防止。さらにモールドの形状により逆挿しを防ぐ誤挿入防止機構を備えた。サンプル価格は１７０円（プラグ側８０円、レセプタクル側９０円）。初年度６０万個の販売を目指す。

△冬物衣料に新素材　保温性・肌触りの良さ重視 ユニクロ<9983>が高機能の肌着拡充　ゴールドウイン<8111>はコートなど
冬物商戦が本格化し、保温効果が高く、肌触りの良い高機能素材を使った衣料品や肌着の新製品が相次いで発売されている。スポーツウエアなどの素材を使って開発するケースもあり、アパレルメーカーや衣料店チェーンは、冬物衣料の人気商品として定着させようとしている。最近は冬でも厳しい冷え込みが少なくなり、「薄手で軽い素材の冬物衣料がよく売れている」（大手百貨店）という。ユニクロは、東レの高機能素材を使った肌着シリーズ「ヒートテック」の商品数を増やした。体から出る水蒸気を吸収し、汗が乾きやすいのが特徴。昨年から人気が高く、東レは素材の生産能力を増強した。子供用もあり「冬の主力商品として、幅広い層に販売したい」としている。スポーツ用品メーカーのゴールドウイン（東京）は、遠赤外線を熱に変え、体を温める素材「光電子（こうでんし）」を使ったジャケットやコートの販売を拡大。体温を逃がしにくく、「着ていても暑くなりすぎない利点がある」という。ブーツの中敷きなどにも採用し、昨冬に比べ１８％増の売り上げを目指している。
ミズノ<8022>も、保温性の高い素材「ブレスサーモ」を使った女性用肌着を発売。木綿やレーヨンを併用し、優しい肌触りになるよう工夫した。
（FujiSankei Business i）