『主軸銘柄について！』

『土地含み関連銘柄』＆『Ｍ＆Ａ関連銘柄』を2/12にUPしたのには、
訳があります。

 日本も2007年5月から株式交換によるM&Aが外資にも解禁されれば、
オイルマネーによるM&Aファンドの急増も間違いないでしょう。
　昨今の原油による膨大に膨れあがっているオイルマネーが
欧米流出資本も含めて日本に流入してくれば、
かなりの活況を呈するのは間違いないでしょう。

　株式交換によるM&Aが外資に解禁されることで、
この国の経済がどういう変化をするのか、今のうちに知っておく
必要があります。この国には今年から多国籍の資産家が想像を絶するほどの
大金をひっさげて世界中から攻め込んで来ます･･･来てます！
そして日本経済下にあるものは株式投資やプライベートエクイティなどを
はじめとして、ありとあらゆる物が彼らの投資商品と化します。
不動産の証券化REITに代表される資産運用による不動産バブルが良い例でしょう。

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■主軸銘柄ですので、1度に買うのではなく、押し目･押し目を
　少しづつ買い増して行く方法でお願いします。
　今週･来週に1度は調整局面になるかと思います。
　テクニカル等を観ながらお願い申し上げます。

勿論！

■免責事項
　・投資判断は、自己責任でお願いします。
　・当方は、皆さんの投資判断に対する一切の責任を負いかねます。

■■外資が狙うブランド力■■

■No,1

彼ら外資ファンドが最も注目しているのが東証1部4535大正製薬だというのだ。
我々が大正製薬と言われて思い浮かぶ物と言えば「ワシのマーク」と
「リポビタンD」であろう。日本人は無類の薬好きでとりわけ、
ワシのマークが付いていると安心感を得られるというのである。
そしてワシのマークを絶対的な信頼のブランドに押しあげたのが、
何を隠そうリポビタンDという超ロングランヒット商品なのである。

　日本人は勤勉であるがゆえ、42年という長きにわたる高度成長期を
実現できたのである。無論、誰もが生活向上のために休日返上で必死に
働きづめで働いてきたので、どうしても疲労が蓄積してしまう。
だからこそ多くの日本人にとってスタミナドリンクは必需品であったのだ。
リポビタンDのキャッチフレーズは「肉体疲労時の栄養補給」というもので
あるので、高度経済成長には多くの需要があったのは理解できるが、
もはや高度経済成長期は過ぎ去り、現在のような成熟した経済状況になっても
リポビタンDのブランド力だけは未だに絶大な物であり、
規模は些か小さくなるが日本のコカコーラといったところなのかも知れない。
言うなれば、国民的ドリンクなのである。

　そう言えば、だいたいどこの薬局に行ってもリポビタンDというのは
入口付近の一番目立つ場所に10本入りの箱が積みあげられているという光景を、
皆さんも思い浮かべることはできる筈だ。都会の方達には判らないかも
しれないが、地方では法事の時には必ずと言って良いほど配られる。
それくらい、リポビタンDというのは、われわれ日本人の生活に浸透している
とともに、特別な物なのかもしれない。

　外資が狙う企業というのは、多くのパテントや高い技術開発力を有していたり、
資産・業績など財務体質が好内容であるのにも係わらず、
安値で放置されている様なものなのであろうが、もっとも魅力を感じるのは
絶対的なブランド力なのだそうだ。

実はワシのマークが採用されたのは1955年（昭和30年）7月の事であり、
その後、 1962年（昭和37年）3月にリポビタンDが発売されたのだが、
ワシのマークは50年以上、リポビタンDも44年間と、お金では買えない
絶対的なブランドである事はご理解いただけるであろう。
これだけロングランで絶対的なものは海外には存在しないので、
なおさら魅力を感じているというのも頷けるところであろう。　

■先達て減額修正を発表して売り込まれていた大正製薬が先週末に
　急反発した。ビオフェルミンやロートとの合併説に加えてMBOのうわさがある。
■大正製薬は5,000億円の利益準備金を積み上げた優良企業だから経営の選択肢は広い。
■ドル箱のリポビタンの売り上げが落ちたために期間利益は低迷しているが、
　社長は買収によって活路を開くと明言している。
　しかしもし買収を躊躇すれば逆に買収されるリスクが広がる。
■大正製薬の時価総額は6,000億円だから、買収後に内部留保と
　含み資産の一部を売却すれば、タダ同然で買収が可能となる。
　その上富山化学の発行株式の22％がおまけについてくる。
■ツバキナカシマや大正製薬のように実態価値が時価総額を上回る企業が
　買収を免れるための現実的な手段は、経営者が全株式を買い戻して
　上場を廃止するMBO以外にない。
■大正製薬を創業した上原夫妻は長期間松下幸之助氏を抑えて日本一の
　多額納税者であった。上原一族がMBOを考えたとしても不思議はない。
■大正製薬は美術品の大コレクターで、美術館を持っている。
　美術品への強い関心は古今東西の成功者に共通している。
今後、外資の動きは活発化して来るであろうから、
事あるごとに、外資の動向をお伝えしようと思っています。

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■No,2

2番目は東証1部5713住友金属鉱山です。
これも先週金曜日から騰がっていますね。
多分、明日までは騰がるでしょう。もし押し目があれば断然買いです。
何故かと言うと･･･

■ステンレス市況の高騰を受けて日本冶金、大平洋金属等の関連株が
　大幅な増額修正を発表し、株価はストップ高を交えて急騰している。

■チャートをごらん頂きたい。ステンレスの需要は生活水準の上昇と
　比例します。中国、インド等、人口超大国の台頭でステンレスの
　原料となるニッケルが1年で2倍近くに暴騰しました。

■石油相場の暴騰で川下の石油精製メーカーや元売りが潤ったが
　川上の産油国が桁違いの利益を得たように、ステンレスの高騰で
　川下の関連メーカーが潤ったが川上の住友金属鉱山には
　けた違いの利益が出たと推定される。

■ちなみに住友金属鉱山は前3月決算で保有鉱山の含み益を４兆円と
　発表している。自山鉱から年間5％の鉱石を掘れば、掘っただけで
　すでに2,000億円の含み益が表面化する。住友金属鉱山は非鉄・貴金属相場が
　大暴落しない限り、年間2,000億円程度の利益を生み出す基礎体力を確立した。
　これこそ日本を代表する資源株・住友金属鉱山のパワーである。

■住友金属鉱山は時価総額1兆円弱に対して保有鉱山の含み益だけでも
　4兆円に達しているから、買収後に鉱山の一部を売却すればタダになる。
　利益予想を常に低めに出して株価を割安に誘導する経営姿勢を
　住友財閥総本家の余裕と言えば聞こえがよいが、
　株主軽視の経営でM＆Aの大嵐を乗り切れるとは思えない。

■それゆえ住友金属鉱山を除外した日本株のポートフォリオは私には考えにくい。

■一方で、昨年も金･銅･ニッケル鉱山を買収したから今期も含み益の増加は必至だろう。
　本当の北朝鮮問題は、実はレアメタル鉱山の買収に関わる各国の思惑である。

■銅相場が底入れの気配を示し、金は新高値をうかがう位置を固めた。

■今期の増額修正は必至で、株価は1,600円台の保合を突破して
　2,460円の史上最高値に挑戦すると私は思う。

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■No,3

No,3は東証1部4518富山化学工業です。

■第3四半期の決算で、富山化学は通期3億円の利益予想を据え置いた。

■シェリングブラウ社が米国でガレノキサシンの製造認可申請を
　取り下げたためにライセンス料収入に穴が開いたが、
　これに見合う新たなライセンス導出のめどが立ったと推定される。

■富山化学が新たに開示した新薬開発状況からライセンス導出の候補を探れば、
　第1は抗リュウマチT-5224である。科学技術振興機構からの開発委託事業で、
「転写因子AP1を阻害することで炎症や関節リュウマチの根本治療」を
　行うという画期的な発想の新薬である。

■第2はアルツハイマー型認知症治療剤T-817MAである。
　「強い神経細胞死抑制作用を持つ。また、神経突起進展促進作用も有しており、
　病体モデルで優れた有効性を示している」という。つまりT-817MAは認知症の　進行を防ぐばかりか、「神

経突起を活性化して治療する」のである。

■二つの新薬はフェーズ1を終了したところであるが、
　特にアルツハイマー治療薬は人類待望の不老長寿に道を開く。
　発売となれば超大型新薬となるだろう。

■米シェリング・プラウ社はガレノキサシンの製造申請をアメリカで
　一時取り下げたが、ヨーロッパでは申請を維持しており、
　6月頃に認可の見込みである。日本の厚生労働省も今年中に認可の見込みである。
　ガレノキサシンは既存の抗生物質が耐性菌の出現で効力を失った中で、
　広範囲に薬効を示している。これ一つだけでも富山化学を優良企業に
　変身させる可能性がある。
　売上高がピークに2500億円を超えると予想される超大型抗 生物質が
　収益が飛躍的な拡大期を迎える。

■最大手のファイザーが主力薬品の特許期限切れと新薬開発力の低下で
　大規模な人員整理追い込まれたが、これは世界の製薬大手共通の悩みである。
　そんなときだけに富山化学の新薬開発力は驚異的である。

■新薬のライセンス導出は数回に分割するマイルストン方式で行われる。
　フェーズ1を終えたばかりで高額の第一時次ライセンス料が取得できることが、
　すでに新薬の有望性を証明している。

■いま人気の焦点に浮上している鳥インフルエンザ特効薬T-705も
　フェーズ1に入ったが、製造認可までには曲折がある。
　株価は強弱感が対立し、大取り組み、大商いで仕手株の様相を呈しているが、
　私は長期に持てば持つほど相場のスケールが大きくなると思う。

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■No,4

ラストは東証マザーズ2126 GCAです。

■今まで長い間、上記内容を読んで頂きまして誠にありがとうございます。
　ここまで読んで判ると思いますが、

　日本がこのような時にMBOの助言や資金支援を本業とするGCAが急落した。
　不祥事で投資信託の大量解約に見舞われた日興證券が投信に組み入れていた
　GCAを売却したといううわさがある。
　なるほど日興證券はGCAの主幹事証券である。
　しかしGCAがM＆A時代の本命株であることには変わりがないから、
　突っ込で底を確認したら買いの好機だろうと思います。

■順番は関係ありません。

■免責事項
　・投資判断は、自己責任でお願いします。
　・当方は、皆さんの投資判断に対する一切の責任を負いかねます。