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日本株、新興国経済の恩恵受ける業種が有望=フランクリン・テンプルトン ロイターニュース 2007年 11月 17日 15:05 JST 大林 優香記者 [東京 16日 ロイター] フランクリン・テンプルトン・インベストメンツ(東京都中央区)の大原透取締役運用本部長は、日本株の投資について、新興国の経済成長による恩恵を受ける鉄鋼、建設、海運、商社などのセクターや世界で深刻化している環境問題に対応する技術を持つ企業が有望との見方を示した。同社が16日に開いたセミナーで語った。 相場全体の見通しについては、好調な企業業績と最近の株価下落で株価収益率(PER)が16倍と過去数年の16─20倍のレンジの下限にあり「ここからさらに大きく下げることはない」との見通しを示した。 ただ「今回は何でも上がるのではなく、世界に物を供給できる会社と任天堂(7974.OS: 株価, ニュース, レポート)のように日本人に夢を提供する会社が上がる」と述べた。 大原氏は同社の日本株運用責任者で「フランクリン・テンプルトン 日本株オープン(愛称:日本丸)(62003112JP: 株価, 企業情報, レポート)」などを運用している。同ファンドの10月末時点の騰落率(分配金再投資ベース)は2001年1月31日の設定来でプラス56.34%と 東証株価指数(TOPIX)のプラス24.76%を上回ったが、3カ月間ではマイナス6.79%と同指数のマイナス5.05%をアンダーパフォームした。同ファンドの組み入れ上位3銘柄は三菱商事(8058.T: 株価, ニュース, レポート)、三井物産(8031.T: 株価, ニュース, レポート)、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)。 同氏によると、世界の経済成長をけん引しているのは先進国ではなく新興国で、中国などの新興国の経済成長から利益を得られる日本企業が業績を拡大できる余地が大きい。投資家としては、新興国の株式そのものに投資する手段もあるが、同氏は「中国株などはPERが高水準になっているほか流動性が必ずしも高くないため、新興国関連の日本株に遠からず見直し買いが入る」とみている。 また、中国など急ピッチで環境問題に取り組もうとしている地域に環境技術を提供できる日本企業も投資対象として魅力があると指摘。さらに「インカムゲイン志向が強い国内投資家からは大型の高利回り株を物色する動きが出てくる」との見通しを示した。 小型株については、過去40年の歴史ではほぼ10年毎に上昇相場が来ており、回復には「あと4─5年はかかるのではないか」と述べた。 世界の金融市場の混乱材料となっている米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅融資)問題に関しては「今後数カ月間でさらなる損失が表面化する見通しだが、実体がわかってしまえばお化け屋敷と同じで怖くなくなる」と述べた。 PR |
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