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2007 11,18 10:00 |
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消費税率2段階引き上げで10~13%に…自民研が骨格
自民党の財政改革研究会(会長=与謝野馨・前官房長官)は16日、財政健全化に向けた道筋を示す中間報告の骨格を固めた。 消費税を、増え続ける社会保障給付のための財源と明確に位置付けたうえで、2009年度と10年代半ばの2段階で税率を引き上げ、現在の5%から10~13%にすべきだとの考えを示した。 21日に取りまとめる中間報告に、具体的な消費税率引き上げ幅を盛り込む方向で調整している。中間報告は谷垣・自民党政調会長に提出され、今後の税制改正論議のたたき台となる。 骨格は消費税について「社会保障給付のための財源として位置付ける」と明記した。政府・与党は08年度は消費税率引き上げを見送る方針だ。 しかし09年度に基礎年金の国庫負担割合を現在の3分の1強から2分の1まで引き上げ、さらに11年度に基礎的財政収支を黒字化するためには「早期に税制上の措置が必要」との表現で、09年度に消費税率を引き上げるべきだとの考えを示した。 さらに「団塊世代が年金受給者となる2010年代半ばをめどに国民への給付に要する安定的財源を確保する」として、2回目の税率引き上げが必要との認識を示した。 厚生労働省が研究会に提出した資料によると、15年度の社会保障給付を消費税ですべて賄うには、少なくとも税率13%(税収41兆円)、公的年金、医療保険、介護保険に限った場合でも10%(同31兆円)が必要と試算している。 ▽関連記事 PR |
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