11/19『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△大証<8697>、投信「ＥＴＦ」上場し人気　リスク分散と手軽さ魅力
「ＥＴＦ」と呼ばれる上場投資信託が投資家の間で人気を集めている。商品や債券指数などに連動する商品としての幅広さと、手数料が安く、リスク分散をしやすいためだ。ＥＴＦとして上場することで、海外投資や証券と商品の垣根をまたいだ投資が可能になり、投資家の選択肢が広がっていくと考えられる。
大阪証券取引所は１０月２３日、中国の上海証券取引所の主要５０銘柄に連動するＥＴＦ（上海株式指数・上証５０連動型上場投資信託<1309>）を上場した。国内の証券取引所で海外の株式指数に連動するＥＴＦを上場するのは初めてとなる。ＥＴＦは「Ｅｘｃｈａｎｇｅ　Ｔｒａｄｅｄ　Ｆｕｎｄｓ」の略。証券取引所に上場され、株式の個別銘柄と同じようにいつでも売買できる投資信託だ。価格は、東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）のような各種株式指数や、金など商品価格に連動するよう設定されている。ＥＴＦを購入した投資家には、株券に相当する受益証券が発行され、この受益証券が株取引のように取引所で売買できるのだ。株価指数に連動するＥＴＦは複数の銘柄の値動きを取り込んでいるため、その株価指数に含まれる全銘柄に投資するのと似た効果が得られ、特定の業種や銘柄に生じる下落リスクを分散しやすい利点がある。株価連動型ＥＴＦは１０万～２０万円の少額から投資できるのも魅力といえる。海外市場の株式に投資する場合、個別銘柄まで詳しく知らなくても外国の株価指数に連動するＥＴＦに投資すれば簡単に海外投資ができる。ＥＴＦは通常の株式のように機動的に売買でき、他の投資信託に比べて手数料が低いのも特徴だ。
大証は上海株に連動するＥＴＦのほかに、金価格に連動するＥＴＦ（金価格連動型上場投資信託<1328>）も８月に国内で初めて上場した。金は株価と違った値動きをし、株式市場が不安定なときも値崩れしにくいとされている。１０月も、米国の低所得者向け高金利型住宅ローン（サブプライムローン）問題の影響で米銀大手シティグループや米証券大手メリルリンチが巨額の損失を計上するなど、米国景気の先行きに不透明さが増し、株式市場も不安定な動きをする中で金価格は高騰を続ける場面もあった。株価と異なる値動きをする特性を生かして金に投資すれば、株式市場の下落リスクを分散することが可能だ。株式指数だけでなく商品や債券指数に連動するタイプもあり、国内でＥＴＦの種類は豊富になってきた。東京証券取引所も来春に金ＥＴＦを上場する見込みだ。実物の金と交換できる仕組みのＥＴＦで、国内では東証が初めて扱う。大証が上場した金ＥＴＦは金価格の高騰もあり、１１月１日に３０００円台を初めて突破し、３０２０円を取引時間中に記録した。東証も、ＥＴＦを積極的に上場させる方針を明らかにしており、国内でもさらに豊富な種類のＥＴＦに投資できる環境が整う。今後は国内の取引所でも金ＥＴＦを手始めに、商品のＥＴＦを上場させていくことなどが考えられ、証券と商品の垣根が低くなっていくことになりそうだ。ただ、分散投資でリスクを軽減することができるとはいえ、元本や分配金が保証されているわけではない。対象となっている株価指数や、商品相場の下落で損失が出る可能性はあるため、注意が必要となる。
（産経新聞）

△シャープ<6753>　つつみ込む気流…家庭用エアコンで新機種
シャープは、家庭用エアコン「キレイオン」の新タイプ１１機種を１２月１２日から順次発売する。送風を上下だけでなく左右の壁面にも沿うようにした「つつみ込む気流」を初めて開発。風が直接体に当たりにくく、室内の温度ムラが抑えられる。気流の吹き出し口を絞り、気流を遠くに飛ばせるので、部屋を短時間で冷暖房できる。独自技術で「除菌イオン」を発生させ、カビやウイルスの分解・除去やたばこのにおいの脱臭など空気清浄機能も強化した。市場想定価格は１９万～３１万円前後。

△ＪＡＬ<9205>カード　三菱ＵＦＪ<8306>など１０社程度が応募　１次入札
経営再建中の日本航空（ＪＡＬ）は１６日、カード子会社「ＪＡＬカード」の株式売却の１次入札を締め切り、
三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループや三菱商事<8058>、カード会社のクレディセゾン<8253>など１０社程度が応募した。ＪＡＬは出資比率や価格、業務提携などの提案内容を比較し、年明けにも売却先を決める。ＪＡＬは有利子負債が約１兆６２００億円にのぼり、中期経営計画で資産売却による債務圧縮を予定していた。ＪＡＬカード売却はその一環で、フィナンシャル・アドバイザーのみずほ証券を通じて入札を募っていた。ＪＡＬは発行済み株式の過半数の保持にはこだわらず、提携関係の維持が見込めれば過半数から全株売却を検討している。売却益は数百億円の見込み。ＪＡＬカードは会員数１８９万人で、０６年度の取扱高は約１兆６５００億円。会員の多くは航空機の利用が多いビジネス客が占め、１人当たりのカード利用代金も高いことから、カード会社の注目を集めていた。
（毎日新聞）

△ブラジル移住100年を記念するコーヒー　キーコーヒー<2594>
キーコーヒーは、2008年に日本人のブラジル移住100周年を迎えるのを記念し、この1世紀にゆかりのあるコーヒーを厳選・販売するプロジェクト「日本人ブラジル移住100周年記念シリーズ」を、キーコーヒー直営ショップや、キーコーヒー通販倶楽部で展開する。第1弾は「苦難の時代」と名づけ、11月23日に発売する「笠戸丸」。第1回移民船「笠戸丸」からネーミングした。日本移民が最初にコーヒー農園労働者として雇用された地域・アララクアラ・モジアナの豆を使用し、上品な酸味と甘みが特徴だという。第2弾以降は「開拓の時代」、「挑戦の時代」、「成熟の時代」としてゆかりのコーヒーを販売していく。

△「赤」がきれいに見える新ランプ　岩崎電気<6924>
岩崎電気は2007年11月29日から、セラミックメタルハライドランプ「セラルクスT　70W　2800K」を発売する。電球の一種で、長さ10センチ、直径2センチ。特に赤など温かみがある色がきれいに見えるのが特徴という。和風ダイニングバーやホテルロビーなど落ち着いた雰囲気の場所での使用が「お勧め」としている。希望小売価格は1本1万500円。

△生産・販売・色とも限定のデザインシュレッダー　シルバー精工<6453>
シルバー精工は2007年11月20日から、家庭用およびSOHO用家電のブランド「conof．」（コノフ）シリーズから、期間限定色のデザインシュレッダー「MOCHA」（モカ）を発売する。デザイン家電としてのインテリア性やデザインの高さに加えて、家庭内の事故防止や安全性にも配慮し、秋冬の寒さのなかでも温まるような、落ち着いた色合いの「MOCHA」を投入した。A4サイズのコピー用紙を一度に8枚まで裁断。また幅1.8ミリの、CDやDVD、クレジットカード用の投入口もあり4分割に裁断できる。ダストボックス内は紙用とCD用に分別されている。価格は1万8900円。生産台数は1500台限定で、販売期間は08年3月末まで。
（J-CASTニュース）

△楽天<4755>、主婦向け「ファミリー市場」　ブログと連携
楽天はこのほど、ECサイト「楽天市場」に、主婦層向けの「ファミリー市場」を開設した。主婦が注目するジャンルの商品情報と、関連するブログエントリーを掲載。グループ内で女性向けサービスのハブとなるサイトを目指すとしている。楽天市場のユーザーの中で最も多い25～49歳の女性・主婦層がターゲット。ファッションやインテリア、キッチンといったジャンルの商品を掲載するほか、「楽天ブログ」（登録ユーザー90万人）と連携し、「料理」「出産・子育て」などジャンルごとに、関連する新着ブログ記事を表示。ユーザー目線のコンテンツを導入することで、購買意欲を高めたいとしている。料理レシピや資産運用の情報など、主婦層のニーズが高い情報も掲載していく。楽天市場は当初、「ファッション」「グルメ」などジャンルで商品を区切ってきたが、2005年からは富裕層向け「高級品市場」、10代向け「楽天市場Girls」「楽天市場Boys」など、ユーザー層で商品を区切ったサイト開設してきている。

△PS3（ソニー<6758>）が週間販売トップに　初めてWii（任天堂<7974>）を上回る
メディアクリエイトの調査によると、11月5～11日のプレイステーション 3（PS3）の国内販売台数が5万5924台になり、Wiiの発売以来、PS3が初めて週間販売台数でWiiを上回った。40GバイトHDDを搭載した新型（3万9980円）が調査期間の最終日に当たる11日に発売され、1日で3.7万台を販売。既に値下げした20Gバイトモデル、60Gバイトモデルと合わせ、Wii（3万4546台）に2万台以上の差を付けてPS3がトップに立った。ソフトでも11日発売の「真・三國無双5」（限定版、同梱版含む）が18万8456本を販売し、「マリオパーティDS」（23万4708本）に次ぐ2位に入った。同社は新型PS3について、「PS2との互換性がないなど機能面での変更はあるものの、価格が4万円を切り値ごろ感が出たことで、これまで足踏みをしていたユーザーへの普及につながった」と分析している。米国でのPS3販売は週間3万～4万台だったが、値下げ・廉価版投入後は10万台以上に増えた。

△NECエレ<6723>、40nmシステムLSIを量産へ
NECエレクトロニクスは11月16日、40ナノメートル（nm)プロセスによるシステムLSIの量産に向け、40nm品と55nm品で共有できる液浸ステッパーなどの設備を、100％子会社のNEC山形に、100億円を投じて設置したと発表した。携帯機器やゲーム機器、デジタル家電向けシステムLSIと、メモリ混載システムLSIを、40nmプロセスで生産する計画。量産は2008年度（2008年4月～2009年3月）末になる予定だ。NEC山形は現在55nmプロセス品までを生産しており、300ミリウエハー換算で1カ月当たり1万3000枚の生産能力がある。55nm品生産に利用している液浸露光技術やHigh-kゲート技術は40nm品でも共有できるといい、今回の新設備導入によって、月間2000枚を40nm品に対応できるようになる。NEC山形は、2005年1月に300ミリウエハーに対応。これまで総額1400億円を投じて55nm／90／130nm品を生産してきた。NECエレは06年12月から65nm品を量産しているほか、07年10月に55nm品のサンプル出荷を開始している。

■ソフトバンク<9984>モバイル契約者の顧客情報が流出――販売代理店のファイル共有ソフト利用で
ソフトバンクモバイルは11月16日、同社の販売代理店が運営する携帯ショップから顧客情報が流出したことを明らかにした。ソフトバンクモバイルは、同社の契約者名395件、携帯電話番号485件がネットに流出していることを確認しており、情報流出の対象となった顧客に対しては、早急に謝罪と事情説明を行うとしている。なお、現段階では「不正利用の事実は確認されていない」（ソフトバンクモバイル広報）という。顧客情報が流出したのは、ソフトバンクモバイルの販売代理店オーエスティが運営する携帯ショップ「ソフトバンク中山バイパス」。同代理店の社員が独自に作成した顧客情報入りのリストがファイル共有ソフト「Share」を通じて流出したもので、ソフトバンクモバイルでは11月14日に流出の事実を知り、その後の社内調査で確認。流出元のPCが会社所有のものかどうかについては、現在、調査中としている。同社では、店舗での顧客リストの作成の禁止や、業務用PCでのファイル共有ソフトの利用を全面禁止してきたが、今回の顧客情報の流出を受けて、再度販売代理店に対する指導を徹底し、再発防止に努めるとしている。
（ITmedia News）

△イエローハット<9882>、浦和美園店を開設…開発進むエリア
イエローハットは、人口10万8000人のさいたま市緑区に直営店「イエローハット浦和美園店」を23日オープンすると発表した。新店舗は、埼玉高速鉄道・浦和美園駅を中心に埼玉スタジアム2002を始め、大型ショッピングセンターや紳士服店、飲食店、自動車ディーラーが相次いで出店して開発が進む商業地域に位置する。店内では、キッズコーナーを設置し、子ども連れの顧客がゆっくり買物を楽しめるように配慮したほか、車検・鈑金・フィルム施工など、カーメンテナンスの要望に幅広く対応するための専門の「ご相談カウンター」も設置する。店舗の敷地面積っは2873平方メートル、売り場面積が694平方メートル。11月23日 - 25日 のオープンセール期間中は、商品購入で、先着プレゼントや豪華景品が当たる大抽選会、家族連れのお子どもへのプレゼント企画などのイベントを実施する。

□日野<7205>、お客様テクニカルセンターの累計受講者数が1万人を突破
日野自動車は、顧客向け省燃費運転、安全運転講習施設である「お客様テクニカルセンター」の累計受講者数が、11月13日に1万人に達成したと発表した。お客様テクニカルセンターは、顧客に「いつでも・乗って・学んで・試して・もらえる施設」をコンセプトに、日野が直接運営する常設の顧客の講習施設として、2005年に日本で初めて開設したもの。同センターの開設以来、燃料経費の削減や事故防止に対する顧客の意識の高まりを背景に、講義による説明から運転実習までを一貫して同センターで実施し、顧客の運送事業者などの省燃費運転・安全運転へのニーズに対応してきた。同社は今後、お客様テクニカルセンターの施設拡充および講習内容の充実を図り、日野車の環境・燃費・安全性能の理解 を深めてもらうとともに、省燃費運転・安全運転の体得を促進していく方針だ。
（レスポンス）

△ラオックス<8202>、マイルストーンターンアラウンドマネジメントとの業務・資本提携を検討

△新日本石油<5001>グループ、ベトナム沖での新規探鉱鉱区を取得

△伊藤忠商事<8001>、英領シェトランド諸島西方沖合いの石油探鉱事業に参画

△国際石油開発帝石ＨＤ<1605>、西豪州沖合ラベンスワース油田の開発を決定

△ＡＣＣＥＳＳ<4813>、オランダにヨーロッパ地域統括子会社を設立

△ＮＴＴドコモ<9437>グループ、携帯電話機「９０５ｉ」シリーズ７機種を発売

△山洋電気<6516>、長野県上田市にサーボモータなどの生産新工場を建設

△インフォコム<4348>、大容量データの高速送受信が可能なインターネット接続サービスを開始

△京商、「サークルＫ<3337>」などで「アウディ・ミニカーコレクション」を数量限定発売

△カルピス（味の素<2802>）、「ラクトトリペプチド」の摂取が血管に及ぼす影響の研究成果を発表

△マニュライフ生命、山形銀行<8344>で投資型年金保険「びっくり箱」を販売

△損保ジャパン<8755>、インドで損害保険会社の営業認可を取得

△ＪＡＬ<9205>グループ、１月からの国際線「燃油特別付加運賃」の改定を申請

△名古屋鉄道<9048>、平成１９年度年末年始輸送の運行計画を発表

△ＮＥＣ<6701>とサンデン<6444>、「ＪＡＭＡ電子マネー化共同プロジェクト」推進へ活動開始

△ＮＥＣ<6701>、中国での調達部品における品質推進組織を設置

△三井物産<8031>、合成樹脂販売事業３社を統合し来年４月に新会社設立

△住友金属鉱山<5713>と三井物産<8031>、ニューカレドニアの「ゴロ・ニッケル　プロジェクト」へ追加出資

△コーセル<6905>、単相交流入力用高減衰２段フィルタ「ＮＢシリーズ」を販売

△電源開発<9513>、中国漢江一貫水力開発プロジェクトに参画

△千趣会<8165>、ディアーズ・ブレインとウェディング事業で資本業務提携

△近畿日本ツーリスト<9726>、Ｗｅｄｄｉｎｇ　Ｗａｌｋｅｒと共同で「ウエディング　コンシェルジュ」を開設

△キッコーマン<2801>、トマト加工品「デルモンテ　完熟カットトマト」など２品を発売、レトルト対応の紙パックを採用したスイートコーン２品を発売

△綜合警備保障<2331>、ＣＰマークの使用を認められた防犯ガラス「ＡＬＳＯＫ防犯ガラス」を販売

△クロスゲート（セプテーニＨＤ<4293>）、ドコモコインを活用した「着信課金型広告」の販売代理業務を開始

△ファミリーマート<8028>、「男のスイーツ」シリーズから「男のプディング」など３品を発売、「チキンラーメンＭｉｎｉ＆ミニどんぶりセット」を数量限定発売

△東京海上日動（ミレアＨＤ<8766>）フィナンシャル生命、北都銀行で変額個人年金保険「グッドニュース」を販売

△コーセー<4922>、上質なツヤと輝きを楽しむリキッド状口紅などポイントメイク商品を発売

△大和証券<8601>、三井住友海上<8752>メットライフ生命の変額個人年金保険を販売

△三菱ＵＦＪニコス<8583>、北都銀行と提携し「ペイジー口座振替受付サービス」を開始

△サカタのタネ<1377>、ヘビナスのＦ１新品種「マー坊」の種子を発売

△ＮＥＣ<6701>、映像ソリューション事業を強化

△住友商事<8053>、米国の高機能材料開発ベンチャーに出資し包括提携
（日経プレスリリース）

△三井物産<8031>、来年４月に国内合成樹脂販売子会社３社を統合
三井物産は国内で合成樹脂販売を手がける１００％子会社３社を０８年４月１日付で統合すると発表した。対象は三井物産プラスチックス（東京都中央区）、三井物産プラスチックス関西（大阪市北区）、日本トレーディング（東京都中央区）。合成樹脂製品の販売力強化と経営効率化が目的。新会社の社名は「（仮称）三井物産ポリマー＆ケミカル」。本社は東京都中央区に置くが、０８年１０月の完全統合を機に新社屋に移転予定。従業員５１４人。２００９年３月期の売上高を２０００億円と見込んでいる。
（日刊工業新聞）

△ドワンゴ<3715>が後場急伸、高値更新
ドワンゴが後場に入って急伸。７日の年初来高値４２万５０００円を更新した。お笑いの吉本興業と共同運営する「よしよし動画」の投入を予定するなど、双方向動画投稿サイト「ニコニコ動画」の下期黒字化に向けて積極的に動き出したことが評価されている。今年３月からサービスをスタートして、１１月１３日時点で無料会員４０１万人、７月から課金を始めた月額５２５円の有料会員は１４万人に上っている。「０８年９月期末に無料会員９００万人、有料会員５０万人を目指している。

△ハドソン<4822>が３日続伸
ハドソンが小幅ながら３日続伸と頑強な動き。任天堂（７９７４）のＷｉｉ向けゲームソフトが好調で、業績が上振れており、マイクロソフトのＸｂｏｘ向けオンラインゲームにも期待がかかっている。
（株式市場新聞）

△証券大手４社から２社の時代へ
日興コーディアル<8603>がシティグループの完全子会社に入るため株式は来年１月には上場廃止となります。もちろん、日興がなくなるわけではありませんが、大衆的立場では「相場表から消える」という受け取り方です。昔は、野村、日興、山一、大和が「大手４社」といわれ業界の発展をリード、証券専門紙の記者も朝の相場展望レクチャーは楽しみにしていたものです。当時、われわれ記者は４社の形容詞をドブ板営業と総合力の野村、おっとり紳士型の日興、法人の山一、相場巧者の大和という印象でした。今後は「野村」と「大和」の２社ということになるのでしょうか。
◎大和證券本社グループ<8601>、９月中間期＝営業収益４６５６億円、経常利益７５２億円、平成２０年度までの中期目標は連結経常利益３５００億円以上、ＲＯＥ１５％以上、リテール顧客資産４５兆円以上、株価１００２円。
◎野村ホールディングス<8604>、９月中間期（米国基準）＝収益合計１兆１４７１億円、税引き前当期純益９６３億円、国内残高のある顧客口座数は４０６．６万口座。株価１９２１円。
これも大衆的関心ですが、なぜ大和がコード番号が若いのか。設立は野村１９２５年、大和１９４３年。上場はどちらも１９６１年１０月。調べてみます。

△三井化学<4183>が続落し年初来安値を更新
三井化学が、３９円安の８３６円と続落し６月１３日につけた年初来安値８５１円を更新している。第１四半期業績が好調に推移していることから業績の上ブレを期待して１０月５日に１１８７円まで買われたが、原油先物市場が上昇しても株価が上がることに懐疑的な見方も出ていた。１０月１９日に中間期業績の上方修正発表も通期業績据え置き、材料出尽くし感から下げ基調になっている。１２日付で国内大手証券系調査機関が投資判断を「１」→「２」に格下げ、目標株価を１２００円→１０５０円に引き下げ、外資系証券では投資判断を「中立」継続、目標株価を１１５０円→１１００円に引下げている。次の下値メドとして８００円処が意識されよう。
（証券日刊新聞）

△エイベックス<7860>、中間は経常28％増益　四季報予想上回る
エイベックスＧＨＤの9月中間連結は、売上高455億4500万円（前年同期比9％増）、経常利益4億9700万円（同28％増）、純損益2億5400万円の赤字（同5億2300万円の赤字）だった。「四季報」予想は、経常損益5億円の赤字、純損益6億円の赤字だった。続く3月通期は、売上高1076億円（前期比5％増）、経常利益67億円（同14％減）、純利益26億円（同15％減）を見込む。

▼ラオックス<8202> 下方修正
ラオックスは、2007年9月中間連結決算予想を発表した。ソフトウェア・借地権の減損損失額8.76億円、本店・本社・8店舗の減損17.72億円、子会社に対する投資損失引当金18.24億円など特損計上で、下方修正となった。売上高307億円（前予想309億円）、経常利益25.52億円赤字（同22.1億円赤字）、当期純利益30.7億円赤字（同7.2億円）。

△東京スター<8384>、中間純利益113％増　四季報予想上回る
東京スター銀行の9月中間連結は、経常収益424億円（前年同期比15％増）、経常利益137億円（同7％増）、純利益174億円（同113％増）だった。「四季報」予想は、経常利益103億円、純利益41億円だった。続く3月通期は、売上高764億円（前期比1％増）、経常利益215億円（同15％減）、純利益230億円（同42％増）を見込む。

△吉本興業<9665>、中間は増収増益　四季報予想上回る
吉本興業の9月中間連結は、売上高240億円（前年同期比11％増）、経常利益30億円（同14％増）、純利益17億円（同3％増）だった。「四季報」予想は、経常利益26億円、純利益16億円だった。続く3月通期は、売上高480億円（前期比3％増）、経常利益65億円（同1％減）、純利益36億円（同8％増）を見込む。

△北海道コカコーラ<2573>、今12月期予想を上方修正
北海道コカコーラは、今12月期の連結業績予想を上方修正、売上高742億円（前回予想と変わらず）、経常利益10億円（同7億5000万円）、純利益6億5000万円（同3億円）とした。

▼学研<9470>、下方修正
学研は、今3月期の連結業績予想を下方修正、売上高802億円（前回予想810億円）、経常損益4億円の赤字（同10億円の黒字）、純損益4億円の赤字（同12億4000万円の黒字）とした。

▼サンエー化研<4234>、今3月期予想を下方修正
サンエー化研は、今3月期の連結業績予想を下方修正、売上高372億9000万円(前回予想385億円)、経常利益4億円（同15億2000万円）、純利益5億円（同9億1200万円）とした。

▼東栄住宅<8875>、第3四半期は経常90％減益
東栄住宅の第3四半期の連結業績は、売上高707億0500万円（前年同期比24％減）、経常利益3億7100万円（同90％減）、純利益1000万円（同99％減）だった。続く1月通期は、売上高1359億円(前期比14％増)、経常利益51億円（同1％増）、純利益26億8000万円（同4％増）を見込む。

□日本一ソフト<3851>、中間減益も計画を上回る
日本一ソフトの中間連結は、売上高9億4900万円（前年同期比0％増）、経常利益8600万円（同66％減）、純利益4200 万円（同70％減）だった。当初の計画は、経常利益3100万円、純利益2000万円だった。続く3月通期は、売上高22億7900万円（前期比23％増）、経常利益4億5200万円（同24％増）、純利益2億7000万円（同31％増）を見込む。

▼Ｃ４Ｔ<2355> 下方修正 債務超過
Ｃ４Ｔは、2008年3月通期連結予想を発表した。また、連結で2.94億円の債務超過となる見込みであるが、自己資本充実のための資金調達の検討を進めると発表した。売上高36億円（前予想41億円）、経常利益0.1億円（同1.3億円）、当期純利益1.7億円（同3.2億円）。

△宮地エンジ<3431> 上方修正
宮地エンジニアリングは、2008年3月通期連結予想を発表した。低採算受注工事の減少、不採算売上工事の縮小、設計変更による好転などで、上方修正となった。売上高302億円（前予想323億円）、経常利益6.8億円（同5.5億円）、当期純利益18億円（同17億円）。

△メッセージ<2400> 上方修正・500円増配
メッセージは、2008年3月通期連結予想を発表した。営業収入232億円、経常利益40億円（前予想34億円）、当期純利益22億円（同18億円）、一株利益3100円（同2600円）。

▼ＦＴコミュ<2763> 下方修正
エフティコミュニケーションズは、2007年9月中間連結決算予想を発表した。携帯ショップの競争激化で下方修正となった。売上高100億円（前予想85億円）、経常利益0.29億円赤字（同0.8億円）、当期純利益1.75億円赤字（同0.3億円）。

□りそなＨＤ<8308> 上方修正 市場予想は下回る
りそなＨＤは、2008年3月通期連結予想を発表した。経常収益1兆900億円（前予想1兆300億円）、経常利益2700億円（同2800億円）、当期純利益2300億円（同2100億円）。市場予想は、クイックコンセンサスで、当期純利益2589億円。

▼大豊建設<1822> 下方修正
大豊建設は、2008年3月通期連結予想を発表した。受注競争による利益率の低下、大型工事の採算悪化等で、下方修正となった。売上高1740億円（前予想1760億円）、経常利益18億円（同26億円）、当期純利益5億円（同12億円）。

▼セントラルファイナンス<8588> 下方修正
セントラルファイナンスは、2008年3月通期連結予想を発表した。利息返還損失の繰り入れや、金融費用の増加、事業移転損失引当金繰入額37億円を計上し、下方修正となった。営業収益981億円（前予想1062億円）、経常利益13億円（同44億円）、当期純利益39億円赤字（同26億円）。

▼三井松島<1518> 下方修正
三井松島は、2008年3月通期連結予想を発表した。炭鉱の増産体制の先行投資や歩留まり低下、港混雑による滞船料の追加で、経常利益は減少したが、株式売却益を計上し、上方修正となった。売上高670億円（前予想620億円）、経常利益10億円（同14億円）、当期純利益9億円（同2.5億円）。

▼篠崎屋<2926> 下方修正
篠崎屋は、2007年9月通期連結決算予想を発表した。生産体制の整備と効率化の遅れや、大豆価格の上昇によるコスト増、取引先に対する貸倒引当金2.4億円や減損0.85億円など特損を12.1億円計上し、下方修正となった。売上高85億円（前予想87億円）、経常利益6.4億円赤字（同3.5億円赤字）、当期純利益15.18億円赤字（同7.99億円赤字）。

■三井海洋開発<6269> 第3四半期業績 予想据え置き
三井海洋開発は、2007年連結第3四半期業績を発表した。売上高936億円（前年同期比21.2%増）、経常利益11.64億円８同58.5%減）、当期純利益9.37億円（同47.5%減）。通期業績予想は当期純利益42億円と据置となった。市場予想は、クイックコンセンサスで、当期純利益43.5億円。

△札幌北洋ＨＤ<8328> 中間決算 通期予想据え置き
札幌北洋ＨＤは、2007年9月中間連結決算を発表した。経常収益1165億円（前年同期比13.8%増）、経常利益263億円（同4.8%増）、当期純利益155億円（同12.9%増）。通期業績予想は当期純利益330億円と据置となった。市場予想は、クイックコンセンサスで、同406億円。

△常磐興産<9675> 上方修正
常磐興産は、2007年9月中間連結決算予想を発表した。売上高232.9億円（前予想232.5億円）、経常利益12.49億円（同11.5億円)、当期純利益0.4億円（同1.5億円赤字）。

▼日本ハム<2282> 下方修正
日本ハムは、2008年3月通期連結予想を発表した。原料価格の高騰や飼料価格の高騰・物流費の高騰が下期に続くと予想されることから、下方修正となった。売上高1兆円、税引き前利益60億円（前予想145億円）、当期純利益30億円（同95億円）。

△サイネックス<2376> ヤフー<4689>と資本業務提携
サイネックスは、ヤフーと資本業務提携を行うと発表した。ヤフーに自己株式35万8000株を1億 730万円で譲渡し、有限会社サンヨーからヤフーが29万株870万円で取得するとしている。また、新株予約権812100株分を第3者割当でヤフーに割り当てるとしている。

△アサヒペン<4623> 上方修正
アサヒペンは、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高174億円（前予想177億円）、経常利益3.4億円（同6.7億円）、当期純利益6.7億円（同5.4億円）。

△大真空<6962> 上方修正
大真空は、2007年9月中間連結決算予想を発表した。ゲーム機などのアミューズメント機器、カーエレクトロニクス向けの販売が好調に推移し、上方修正となった。売上高209億円（前予想205億円）、経常利益19億円（同16億円）、当期純利益13億円（同9.7億円）。

▼ミサワホーム<1722> 下方修正
ミサワホームは、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高4050億円（前予想4200億円）、経常利益60億円（同11億円）当期純利益5億円（同20億円）。

□アシックス<7936> 中間決算 通期据え置き
アシックスは、2007年9月中間連結決算を発表した。売上高1087億円（前年同期比14%増）、経常利益132億円（同10.1%増）、当期純利益82億円（同18.2%増）。通期業績予想は据置となった。

▼近鉄<9041> 経常利益下方修正
近鉄、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高9300億円（前予想9100億円）、経常利益430億円（同500億円）、当期純利益230億円（据え置き）。

□ソニーフィナンシャル<8729> 中間決算 通期予想据え置き
ソニーフィナンシャルＨＤは、2007年9月中間連結決算を発表した。経常収益4046億円（前予想14.1%増）、経常利益275億円（同54.2%増）、当期純利益167億円（同51.8%増）。通期業績予想は当期純利益210億円と据置となった。市場予想は、クイックコンセンサスで同155億円。

▼学研<9470> 下方修正
学研は、2008年3月通期連結予想を発表した。市場の縮小や競争激化、クロスメディア事業の営業コストが先行してかかってきた事、棚卸資産評価損が当初より増加し、下方修正となった。売上高802億円（前予想810億円）、経常利益4億円赤字（同10億円）、当期純利益4億円赤字（同12.4億円）。

▼トラスコスモ<9715> 下方修正
トランスコスモは、2008年3月通期連結予想を発表した。未公開投資先の株式減損処理が増加した事や、子会社業績の見直し、繰延税金資産の取り崩しにより、下方修正となった。売上高1610億円（前予想1560億円）、経常利益33億円（同63億円）、当期純利益40億円赤字（同30億円）。

△木村化工機<6378> 上方修正
木村化工機は、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高217億円（前予想221億円）、経常利益7.15億円（同6.85億円）、当期純利益7.66億円（同6.91億円）。

▼伊藤ハム<2284> 下方修正
伊藤ハムは、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高5100億円（前予想5070億円）、経常利益50億円、当期純利益16億円（同32億円）。

▼コジマ<7513> 下方修正
コジマは、2008年3月通期連結予想を発表した。パソコン販売台数が伸びず、エアコン販売も低位の伸びとなったことで、下方修正となった。売上高5174億円（前予想5297億円）、経常利益34億円（同53億円）、当期純利益11億円（同25億円）。

▼大氣社<1979> 下方修正
大氣社は、2008年3月通期連結予想を発表した。繰延税金負債の計上で下方修正となった。売上高1850億円、経常利益52億円、当期純利益12.5億円（前予想28億円）。

■富士火災<8763> 中間決算 通期据置
富士火災は、2007年9月中間連結決算予想を発表した。経常収益2081億円（前年同期比1.4%増）、経常利益57億円（同5.5%減）、当期純利益35億円（同31.6%減）。通期業績予想当期純利益88億円と据置となった。市場予想は、クイックコンセンサスで、同107億円。
（證券新報）