2024 11,25 00:09 |
|
2007 11,17 12:00 |
|
最近、頓(とみ)に季節の言葉や季語を使わなくなりました。 ワケの判らない・・・意味がハッキリと理解していない英語は有難がって せっかく四季が美しく、四季の言葉が沢山ある日本に住んでいて だから訳の判らない「美しい国・日本」なんて言葉が持て囃される 月を愛でて美しいと思う心、そしてそのときに色々な美しい言葉が それこそ、もし大金を持ち合わすことが出来るようになっても そりゃぁ~「船場吉兆」の味が判らないレベルなのに 「吉兆」の味は、品性のないお客によって変えられたと言っても 美しいモノを美しく観れる心、高貴に感じる心・・・と、 ・・・と、いうことで、季節の言葉や美しい言葉を、簡単に説明して行こうかと 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
毎日新聞 2007年11月16日 小春日和の昼下がりに散歩をすると気持ちがいい。空は青く澄み、風もさわやかで歩く足も軽やかになる。こんな天気になるのは、大陸からやって来た移動性高気圧にすっぽりと覆われているからだ。 小春とは旧暦の10月の別名で今の暦だと11月にあたる。この時期ともなると、気圧配置に“西高東低”の冬型が現れ、木枯らしが吹いて寒くなる。 しかし真冬のように冬型は長続きしないため、西の高気圧が移動してきて日本上空を覆う。こういったときに寒さから一転春が来たような穏やかな天気になることから、小春日和と言われるのだろう。 こんな天気がしばらく続けば何よりだが、そうもいかないのもこの時期の天気。週末から週明けにかけて強い寒気の南下が予想されている。街にはマスク姿も増えてきた。コートやジャンパーの準備は万全にしておいたほうがよさそうだ。 初回は「小春日和と凩(こがらし)」ということで、 【小春】 「小春日」「小春日和」「小春凪(なぎ)」「小春空」という風に 「小春」の字面通り、春に似た穏やかな日和のことで、 いずれにしても、冬に向かう季節風、いわゆる「木枯」の吹いたあとには なお、言葉としての歴史は古くて、中国の文章にも出てきますが、
古家のゆがみを直す小春かな ・・・・・ 蕪村 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 ・・・・・ 村上鬼城 遠まわりして生きてきて小春かな・・・・・永 六輔
【凩(こがらし)】 「凩」は、今ではほとんど「木枯」と書きますね。 その年の気象によって多少の早い遅いがあるので、江戸中期の季寄せ 「時雨(しぐれ)」なども同様に決めかねていたようで、 今日では「凩」も「時雨」も冬の季に入れて定着しています。 「凩」といえば「凩の言水(ごんすい)」と異名をとった池西言水の、 近現代では「木がらしや目刺にのこる海のいろ 芥川龍之介」の句も
木枯に岩吹とがる杉間かな・・・・・芭蕉 木がらしや菰(こも)に包んである小家・・・・・一茶 凩や海に夕日を吹き落とす・・・・・夏目漱石 凩や星吹きこぼす海の上・・・・・正岡子規
PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |