11/7 お昼の『株価材料』PART Ⅱ

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■株価材料

△オートバックス<9832>、大株主がＣＢ発行差し止めの仮処分申請
オートバックスセブンは7日、同社が発行を予定していた新株予約権付社債（転換社債＝ＣＢ）について、大株主の英投資会社が6日付で東京地方裁判所に発行差し止めの仮処分を申し立てたと発表した。仮処分を申し立てたのは9月28日時点でオートバックスの発行済み株式の4.6％を保有する英シルチェスター・インターナショナル・インベスターズ。投資会社2社を引当先とする計650億円のＣＢについて、利息などの条件が「有利発行にあたる」という点に加え、「経営陣の買収防衛が目的では」として差し止めを申し立てた。オートバックス側は「Ｍ＆Ａ（合併・買収）のための資金調達」（広報グループ）としている。ＣＢ発行日の12日までに結果が判明すると同社は見ている。

△キャンパスに外食が進出・地価上昇、立地に魅力
ファストフードなどの外食企業が大学構内への出店を増やしている。日本サブウェイは9月に東京工科大学に開店、ほか6校とも出店の調整を始めた。
ドトール<3087>コーヒーなども大学内の店舗網を拡大している。地価上昇で都市部の出店余地が狭まる中、競合店がほとんどなく、若い層から一定の利用が見込める大学構内は立地として魅力的。大学側が学生を引き付けようと誘致に前向きなことも背景にある。サブウェイが出店したのは東京都八王子市の東京工科大学内フードコートで、2005年の慶応大湘南藤沢キャンパス、昨年の東京大本郷キャンパスに続く大学構内への進出。
工科大内には吉野家<9861>や日本マクドナルド<2702>なども店を構えている。

△三井住友<8316>銀、東海で出店攻勢・三菱ＵＦＪの金城湯池に
三井住友銀行は6日、名古屋を中心とする東海地方に出店攻勢をかける計画を固めた。現在、愛知、岐阜、静岡3県にある11店舗を2010年3月末までに 20店舗体制へとほぼ倍増する。東海銀行などが統合した三菱東京ＵＦＪ銀行の「金城湯池」で個人、法人業務の両面でシェア向上を目指す。みずほ銀行も手薄な関西地方で出店に動いている。大手銀行は経営体力の回復を踏まえ、店舗網拡大に転換し始めた。三井住友銀は手始めとして愛知県の名古屋市に2カ所、日進市に1カ所、いずれも住宅街に個人向け店舗の用地を確保した。名古屋市の中心である栄には預かり資産の大きい富裕層向け専門店を設ける。いずれも来年秋までに業務を始める。
（NIKKEI NET）

△ホリプロ<9667>：9月中間連結業績予想を上方修正、「ヴェニスの商人」が好調
ホリプロは６日、２００７年９月中間連結業績予想を上方修正した。出演事業や公演事業が好調に推移しているという。

▼キッツ<6498>がストップ安、通期業績見通しを下方修正
キッツがストップ安となっている。９時５０分現在、同社株は東証１部で値下がり率第１位。連日の年初来安値更新となった。通期業績見通しを下方修正したことが嫌気されている。同社は６日、２００８年３月期の連結決算見通しについて、営業利益を１３０億円から１２５億円に下方修正した。

▼日信号<6741>軟調、07年9月中間業績予想を下方修正
日本信号が軟調。同社が６日の引け後に、２００７年９月中間業績予想を下方修正したことなどが嫌気されている。連結の連結営業利益予想はこれまでの８億円から５億２０００万円に、経常利益は同１１億円から８億６０００万円に引き下げられた。大型システム案件および新規開発案件の費用が増加したためと同社では説明している。通期の業績予想は、１１月１５日の中間決算発表時に公表する。

▼田中商事<7619>が売られる、08年3月期業績予想を下方修正
田中商事が売られている。６日に発表した２００８年３月期業績予想の下方修正が嫌気されているという。連結経常利益予想は、従来の１５億９４００万円から１２億６８００万円に引き下げられた。

▼清水建設<1803>が新安値、鉄筋不足で高層マンションの工事中断
清水建設が軟化し、１０月２２日に付けた年初来安値５２３円を割り込んだ。建設中の高層マンションで鉄筋不足が発覚し、工事が中断していることを売り材料にしている。共同通信は７日、千葉県市川市のＪＲ市川駅前再開発地区に建設中のマンション「ザ・タワーズ・ウエスト　プレミアレジデンス」で、鉄筋１２８本が不足していることが７日、分かったと報じた。市川市によると、大手ゼネコンの清水建設の施工ミスが原因。工事は３０階で中断している。

△東ラヂ<7235>が堅調、07年9月中間期予想を上方修正
東京ラヂエーター製造が堅調に推移している。２００７年９月中間期連結決算予想について、経常利益を７億５０００万円から８億９０００万円に上方修正したことが好感された。

△石原産業<4028>が大幅上昇、東証1部で値上がり率第1位
石原産業が大幅上昇となっている。９時２７分現在、同社株は東証１部で値上がり率第１位。２００８年３月期の連結決算見通しについて、経常利益を１００億円から１１８億円に上方修正したことを受けて買い優勢となった。

△極東貿易<8093>が買い気配、中間期の業績予想を上方修正
極東貿易が買い気配。同社が６日の引け後、２００８年３月期の中間期業績予想を上方修正したことなどが材料となっている。連結経常利益予想はこれまでの５億円から６億４０００万円に引き上げられた。中国での自動車部品向けコーティング材事業などが好調に推移し、売上高が伸びたという。

△三菱製鋼<5632>がしっかり、08年3月期見通しを上方修正
三菱製鋼がしっかり。２００８年３月期の連結決算見通しについて、営業利益が７月に公表した時点の１１４億円から１２４億円（前年比１０．６％増）に上方修正したことが好感されている。

△ＪＡＬ<9205>が年初来高値、通期経常利益予想を上方修正
日本航空（ＪＡＬ）が年初来高値を更新し、前日比８円高の２８０円まで買われている。６日に発表した２００８年３月期業績予想の上方修正を好感した。連結経常利益は従来予想２１０億円から前年比１１４％増の４４０億円に上方修正した。上期業績で、国際旅客がビジネス需要の好調を背景に旅客数と単価がともに想定を上回り推移していることなどを反映した。営業利益も前年比１０９％増の４８０億円（従来予想は３５０億円）、売上高も同２．８％減の２兆２３８０億円（同２兆１９７０億円）にそれぞれ上方修正した。連結当期純利益は７０億円の従来予想を据え置いた。
（ロイター）

△燦ＨＤ<9628>が続伸、受注好調で業績予想増額－業界トップで大型葬儀集まる
葬儀請け負いトップ、燦ホールディングスの株価が続伸。一時は前日比32円（1.6％）高の1980円まで買われ、株価の短中期トレンドを示す25日移動平均線（1977円）を約半月ぶりに上回った。中核企業の公益社を中心に葬儀の受注が伸び、想定を上回るペースで収益が拡大していることが好感されている。燦ＨＤが６日の取引終了後に公表した2007年９月中間期の業績見通し修正によると、連結営業利益は前年同期比6.3倍の６億6500万円になったもようで、事前の会社計画（３億8000万円）を２億8500万円（75％）上回った。中核の公益社の受注件数が同500件(13％)増の4400件強となったほか、昨年買収したタルイ（上期受注件数は500）が寄与、グループ全体の受注総数は5500件強にのぼった。葬儀業界ではいま、会葬者数が少ない小型葬儀が増えており、１件あたり葬儀費用も低減していく傾向が出ている。しかし公益社をはじめ燦グループは自前の葬儀会館を有しているため、「単価の下落は１％以内に収まっており、葬儀小型化の風潮による影響は受けていない」（執行役員経理部長・大井信三氏）という。葬儀受注が想定を上回っている背景について大井氏は、「集会場などを利用する地場の葬儀社は葬儀小型化の影響を受けているが、弊社のように自前で葬儀会館を持つ葬儀社の場合、どちらかというと大きな葬儀を催したいという方が来てくれるようだ」と説明、葬儀の二極化進行で業界トップの同社に大規模葬儀が集まりやすくなっているという。修正後の通期業績予想は、連結売上高が前期比9.1％増の188億円、営業利益が同12％増の15億4000万円で、１株利益（ＥＰＳ）は122円44銭となる見込み。年間配当は45円を予定している。
（ブルームバーグ）

△コスモ石油<5007>---堅調、実質下方修正も原油高などで
堅調。前日に中間決算を発表、通期経常利益は880億円を据え置いているが、在庫影響を除いたベースでは770億円から630億円へ下方修正しているもよう。ただ、日興シティではターゲットプライスに達したとして投資評価を「３Ｈ」から「２Ｈ」に格上げへ。原油市況の上昇なども支援材料にはつながっている格好。

△スク・エニ<9684>---ＭＳＣＩ組み入れで買い戻しの流れ強まる
大幅続伸で一気に25日線を突破し、10/4以来の年初来高値を更新している。11月30日にＭＳＣＩに組み入れられるため、指数連動型資金の流入期待。11/2時点の信用倍率は0.69倍と1倍を下回る状況が慢性化しており、買い戻しの流れが強まっているとも。

■東芝<6502>---下げ渋りも需給が重石に
下げ渋りも需給が重石に。ＮＡＮＤ型フラッシュ急落を受けて利食い優勢となっているが、織り込み済の面もあってか押し目買いの流れも。ＰＥＲは16.1倍と割安感も出ている。ただ、11/2時点の信用倍率は20.11倍に悪化しており、需給が重石に。

▼キッツ<6498>---ストップ安、第2四半期は一転して大幅減益
ストップ安。前日に発表した中間決算内容が嫌気されている。営業利益は前年同期比7％増益の60.3億円だが、第1四半期の53％増益に対して、第2四半期のみでは25％減益となっている。通期予想も僅かながら下方修正となっており、収益モメンタムの悪化傾向が嫌気される状況へ。

△オリンパス<7733> 続伸で一目均衡表の先行スパン（雲）上限を突破してきている。
25日線が上値抵抗として意識されているほか、10/9急騰後の日柄調整から一気に上振れは想定しづらいが、徐々にテクニカル面は好転してきている。また、中間期業績についても内視鏡の好調で期待通りの好決算に。

△ヤマダ電機<9831>---大幅反発、好決算を素直に評価で
大幅反発。前日発表した決算内容に対する評価が高まっている。中間営業利益は従来計画269億円を大幅に上回る292億円、前年同期比35.7％増益となり、通期計画は718億円から750億円にまで上方修正へ。これを受けて、ＣＳでは投資評価を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げして 14200円目標としている。更なるスケールメリットも期待と。

△そーせいＧ<4565> 反発。
モルガンでは、投資判断「Overweight-V」並びに目標株価35万円を継続したようだ。今回の株価急落の背景として、11月14日の中間決算後に「赤字継続」と新聞報道されることを嫌気した売りなどが考えられると。一方、新薬関連で想定外の事態は起きていないため、投資判断に変更はないとしている。

△クラリオ<6796>---短期的な利食い吸収後に再動意も
続伸で10/29以来の年初来高値更新。直近の調整も上昇する25日線がサポートとして機能し反転をみせている。短期値幅取り資金が中心とみられるが、11/2時点の信用倍率は1.62倍と取り組み妙味もあり、短期的な利食い吸収後に再動意も。

△タダノ<6395> 大幅続伸。
本日中間決算発表が予定されている。業績は好調ながら、第1四半期の進捗率が低かったことで、その後の株価は伸び悩みが続いていた。会社側では中間期営業利益は79億円、前年同期比30％増益予想だが、マッコーリーでは88億円と上ブレを予想している。好決算期待が高まる状況にもなっているようだ。

△日本写真印刷<7915>---上昇率トップ、中間決算受け買い安心感
上昇率トップ。前日に中間決算を発表、営業減益決算となったが、第1四半期は20％超の減益で第2四半期は減益幅が縮小していること、通期予想は上方修正していることで、買い安心感が強まる状況となっている。また、プラスチック成形同時加飾技術用フィルムの新工場建設発表なども期待材料に。

▼牧野フライス<6135>---大幅下落、決算受けて野村は格下げへ
大幅下落。前日の取引時間中に発表した決算内容が引き続き嫌気されている。中間営業利益は66.1億円で前年同期比10％減益、従来計画の79億円を下回って一転減益に。通期予想も170億円から150億円に下方修正している。予想外の業績低迷を受けて、野村では投資判断を「２」から「３」に格下げへ。

▼フィールズ<2767> 大幅安。
通期での修正幅が失望売りにつながっているようだ。07年9月中間期の決算を発表、併せて08年3月期の業績予想を上方修正している。通期は経常利益で期初予想の93億円から100億円に増額された。ただ、8月下旬に中間期の業績予想を経常利益で同42億円から71億円（実績74.64億円）にまで上方修正していた経緯から、通期での上乗せ幅がネガティブに捉えられているもよう。

□三井住友<8316>---ＡＩＧの決算を見極めたいとする向きも
5営業日ぶり反発も5日線超えられず、寄り付きが高値となってしまっている。ＮＹ市場では売り込まれていた金融株にリバウンドが見られたようだが、今晩予定されている保険大手ＡＩＧの決算を見極めたいとする向きもあり、手掛けづらく。

□清水建<1803>---下値の堅さが意識されるようだと買い戻しの動きも
10月22日以来の年初来安値更新。千葉県市川市に建設中の45階建ての超高層マンションで、計128本の鉄筋が不足していることが明らかになったと、報じられている。施工ミスを嫌気した流れから仕掛け的な売りも出ているとみられる。11/2時点の信用倍率は1.54倍であり、500円キープなど下値の堅さが意識されるようだと買い戻しの動きも強まりそうだが。

△フジクラ<5803>---買い気配、ＧＳの格上げで見直しの動きが急
買い気配。前日は中間決算内容が嫌気されてストップ安まで売り込まれたが、本日はＧＳが投資判断を「中立」から「買い」に格上げており、見直しの動きが急速に強まる展開へ。ＧＳでは目先の悪材料は出尽くし、今後のＦＰＣ事業の損益改善、来年度会社計画の公表などを通じて、株式市場の見方は逆方向に修正されるとみているもよう。

▼ＡＣＣＥＳＳ<4813> 売り気配から。
前日は米グーグルの携帯市場参入発表を受けてストップ安比例配分、本日もこうした動きが継続しているようだ。なお、前日の野村に続いて、日興シティも過度な悲観は必要ないとする見方を示したもよう。ＡＣＣＥＳＳの「ＡＬＰ」と携帯ソフトという点では内容が競合するが、コンセプトは異なるとしている。

△ＳＢＳＨＤ<2384> 買い気配から。
四半期決算の内容が材料視されているようだ。第3四半期までの業績は経常利益で前年同期比2.4倍の72.51億円となり、通期予想に対する進ちょく率では85.3％に達している。中間期時点では減益となっていたこともあり、ポジティブに受け止められているもよう。
（フィスコ）

□船井財産<8929>は急反発後もみ合う、業績再上方修正も売り買い交錯
船井財産コンサルタンツは、１万２０００円高の２５万９０００円と急反発し、高値後は前日終値を挟むもみ合いを続けている。前日の今１２月期第３四半期（３Ｑ）決算の開示とともに、今期通期業績の２回目の上方修正を発表、内需関連の割安株買いと利益確定売りが交錯している。同社の今期業績は、８月に上方修正されているが、その修正値をさらに再増額した。売り上げは８月修正値より２４億１０００万円、経常利益は１億７０００万円、純利益は１億６０００万円それぞれ引き上げられ、純利益は１６億１０００万円（前期比７８％増）と前期の過去最高を大幅に更新する。３Ｑ実績が、すでに８月修正値を上回っており、不動産取引収益で不動産共同所有システムの「銀座巣鴨」の好調な完売に続き、「新橋」の販売開始が募集総額２８億５０００万円と過去最大の任意組合組成案件となるほか、販売用不動産の売却予定時期を見直したことが再上方修正要因となる。株価は、９月末割り当ての１対２の株式分割の権利を落とし２５万円台出没の中段固めを続けている。ＰＥＲは１６倍台と割安となり、権利落ち埋めを目指し上値トライが続こう。

■テレビ東京<9411>は業績増額も減益率縮小にとどまり反落
テレビ東京は、１００円安の４０７０円と反落し、安値後はやや下げ渋っている。１１月１３日の決算発表に先立って、前日６日に今２００７年９月中間期・３月通期業績を上方修正したが、期初予想の減益率が縮小する程度にとどまることから反応薄の展開となっている。上方修正のうち３月通期業績は、売り上げは期初予想より３１億円ダウンされるが、経常利益、純利益は各１億円アップされ、純利益は１７億円（前期比３０％減）と減益率を若干縮小する。中間期に「ＮＡＲＵＴＯ」などのアニメの海外展開が堅調に推移し、諸経費の削減も加わり、経常利益は７億円、純利益は３億円上ぶれるが、下期はスポット広告収入が減少し諸経費も増加するため増額幅は小幅となる。株価は、大株主の糸山英太郎氏の株式取得・売却で思惑が増幅・後退し、年初３月の上場来高値６２３０円から今期の大幅減益予想で３６３０円安値まで突っ込み、３分の１戻し水準を固めている。ＰＥＲ的には割高となっているが、薄めながら株不足となる好需給などを手掛かりに思惑は継続しそうだ。

△極東貿<8093>は中間業績の再増額で低位割安株買い再燃し急反発
極東貿易は、３６円高の３７０円と４営業日ぶりに急反発している。前日６日に今年９月に続いて今２００７年９月中間期業績の２回目の上方修正を発表、低位値ごろの割安株買いを再燃させている。同社は、９月に中間期・３月通期業績を上方修正しているが、その中間期業績を再増額した。売り上げは９月増額値より１１億円、経常利益は１億４０００万円、純利益は６０００万円それぞれ引き上げ、純利益は４億６０００万円（前年同期比２８％減）と減益率を縮小する。中国での自動車部品向けなどのコーティング材事業が好調に推移し、中間期に発生を見込んでいた内部統制システム関連費用の一部が下期にズレ込み、外国為替差益、持分法投資利益増加も重なり上方修正につながった。通期業績に言及はないが、中間期決算は１１月１３日に発表予定であり動向が注目される。株価は、前回修正時に３６２円高値まで約１０％高しほぼ往って来いとなっている。ＰＥＲは１２倍台と超割安であり、底値買い妙味が膨らんでくる。

△ソフトバンク<9984>は過去最高の中間業績を買い直し急反発
ソフトバンクは、寄り付きの買い気配から１３０円高の２６３０円まで買い進まれて３日ぶりに急反発している。同社株は、前日６日に同社の持分法適用関連会社の子会社アリババドットコムの香港市場上場を巡り、材料出尽くし感から利益確定売りに押されたが、この日は同日大引け後に発表された２００７年９月中間期業績を見直し買い物が再燃している。第１四半期（１Ｑ）決算発表時に続く業績評価場面となっている。同社中間期業績は、前年同期比２１％増収、４９％営業増益、経常利益７７％増益、３．２１倍純益増益と伸び、中間期として過去最高となった。移動体通信事業が、３９％増収、６６％営業増益と好調に推移し牽引した。契約数の純増数が、１１４万２８００件と半期ベースで業界トップになったほか、解約率も３Ｇで第２四半期（７－９月）に１．０５％に下がり、端末の割賦請求分を含めたＡＲＰＵは５０円増の５５３０円と好転したことなどが寄与した。同社は、業績予想を非開示としているが、同社が議決権の３３％を保有しているアリババが、公開価格の２．２倍で初値をつけており、含み益が増加したほか第３四半期（１０ー１２月）に売り出した株式の売却益が発生し、「数百億円規模」としている。株価は、１Ｑ決算発表時に素直に大幅増益に反応高したが、今後は香港市場のアリババの株価次第との観測も根強く、高値場面ではなお強弱感が対立しそうだ。

△ローランドＤＧ<6789>は急続伸、中間業績が上ぶれ着地し増配
ローランド　ディー．ジー．は、２００円高の６３２０円と急続伸している。前日６日に２００７年９月中間期の決算と増配を発表、業績は１０月５日の上方修正値を上ぶれて大幅増益となり、３月通期も大きく過去最高を更新することを確認、再発進期待を高め買い増勢となっている。同社株は、１０月の業績修正時に窓を開けて上場来高値６４６０円まで１０００円高しており、この窓埋めの目先調整もほぼ終了したことが再騰思惑につながっている。同社の中間期業績は、前年同期比２７％増収、７８％経常増益、５２％純益増益と上ぶれ着地した。前期末投入のインクジェットプリンターの新製品が大きく伸び、３次元入出力装置でも高付加価値機器やソリューションの提案販売や前期取得のイタリア子会社の業績寄与などが重なり上ぶれ着地となった。３月通期業績は、１０月予想通りに売り上げ４４８億円（前期比２４％増）、経常利益１００億円（同６３％増）、純利益５８億円（同６６％増）を予想、純利益は前期の過去最高を大幅に更新する。中間期配当は、期初予想の２５円を３０円に引き上げ、期末の３０円と合わせ年間６０円（前期実績５０円）に増配する。株価は、ＰＥＲ１９倍台と割安感は乏しいが、外資系証券の強気株価目標などを見直し再騰のスピードアップが想定される。

△ＪＡＬ<9205>は通期経常益を２倍上方修正し高値を更新
日本航空は、８円高の２８０円と急反発し前日ザラ場につけた年初来高値２７８円を更新している。同社株は、前日６日発表の２００７年９月中間期決算を先取り、営業利益、経常利益とも５００億円台後半に達すると観測報道されたことから下値買いが増勢となった。大引け後に発表の同中間期業績が、増額観測通りに着地、さらに３月通期業績を上方修正、経常利益の増額幅が２倍となったことに反応し再び下値買いが優勢となっている。同社の中間期業績は、前年同期比０．６％減収となったものの、営業利益は５６６億５２００万円（前年同期は８１億６０００万円）、経常利益５８７億２３００万円（同５３億３５００万円）と大きく好転した。今年２月策定の「再生中期プラン」に基づき、燃料消費量の削減、国際線販売手数料の引き下げ、人件費の基本賃金１０％抑制のコストダウンなどを進め、増収策としては４月に世界的な航空アライアンスのワンワールドに加盟したほか、国内・国際販売一体化の法人センターの開設などが寄与して上方修正着地となった。３月通期業績も、売り上げを期初予想より４１０億円、経常利益を２３０億円引き上げ、経常利益は４４０億円（前期比２．１倍）とし、純利益は期初予想通りに７０億円（前期は１６２億６７００万円の赤字）と黒字転換を予想している。株価は、２００円台下位の底値圏からようやく出直ってきたところだが、原油価格高騰、国際航空運賃のカルテル問題などさらに不透明要因が控え強弱感が交錯しており、先行きはなお予断を許さない。

△アステラス<4503>は通期業績増額が割安株買いを誘発し反発
アステラス製薬は、８０円高の５１１０円と４営業日ぶりに反発して始まっている。前日６日に２００７年９月中間期決算を発表したが、期初予想を上ぶれて着地し、３月通期業績も上方修正、市場コンセンサスを上回ることが、ディフェンシブ関連の割安株買いを誘発している。同社の中間期業績は、前年同期比７％増収、９６％経常増益、４６％純益増益となった。過活動膀胱治療薬ベシケアや免疫抑制剤プログラフなどのグローバル製品が、国内外で着実に売り上げを伸ばし、自社主力品の売り上げ拡大による品目構成の変化で原価率が２．９ポイント改善、販管費や研究開発費の減少、さらに為替の円安により売り上げで１６６億円、営業利益で８１億円のプラス影響があったことも寄与した。３月通期業績は、売り上げは期初予想据え置きとしたが、経常利益、純利益は各６０億円アップさせ、純利益は１５８０億円（前期比２０％増）と連続して過去最高を更新するとともに、市場コンセンサスを約２０億円上回る。株価は、第１四半期の大幅増益や自社株式取得などを手掛かり材料に年初来高値５６５０円まで買い進まれ高値調整が続いている。業績増額でＰＥＲは１６倍台と割安となり、ディフェンシブ株人気を増幅しよう。
（東洋経済新報社）

△大平洋金属<5541>が反発、電気炉操業再開を発表
大平洋金属が反発している。本日７日の午前８時４５分に「災害が発生したため停止していた電気炉を６日午後５時頃より通電、操業再開した」と発表した。
（ラジオNIKKEI）

△新京成電鉄<9014>　電車とバスが塗り絵に
千葉県内を走る新京成電鉄の電車とバスが塗り絵になった。大人の塗り絵ブームに“乗り遅れるな”と、同電鉄グループが関東の私鉄で初めて製作、発売した。最新の省エネ電車や昭和３０年代のボンネットバスなどＡ４判の下絵８枚がセットで５００円。実物と同じ色を塗ればリアルな絵が完成。好みの色なら自分だけのオリジナル車体に仕上がる。

△ネットと新聞タッグ　業界初の広告新商品　
ＧＭＯインターネット<9449>とＪＷｏｒｄ、産経新聞グループのニュースペース・コムの３社は、日本語検索の「ＪＷｏｒｄ」と検索連動型の新聞広告「ニュースペース」をセットにした新商品を共同開発し、７日から販売する。「検索」を共通項にネットと新聞がタイアップ広告商品を開発・販売するのは業界初とみられ、関心を集めそうだ。ＪＷｏｒｄは、企業が検索用の言葉を日本語で登録すると、アドレスバーから直接、自社サイトにアクセスが可能になるほか、
ヤフー<4689>ジャパンなどの検索サイトの上位に表示される。
ニュースペースは、産経新聞、サンケイスポーツ、夕刊フジ、ビジネスアイの４紙に、検索用の言葉を明示して広告主のサイトに誘導するスペースを掲載する。両者を結合させることで、ＪＷｏｒｄ検索の有効性、利便性を新聞メディアから支援する新たな効果が生まれる。価格はレギュラーキーワード１年契約と産経新聞東京本社版、大阪本社版のどちらかに１回掲載のセットで９万９７５０円。３社は、広告主の要望を聞きながら、さらに幅広いタイアップ商品の開発も検討している。
（産経新聞）

△胸ポケットにすっぽり
ＫＤＤＩ<9433>は、クレジットカードとほぼ同じサイズの携帯電話「Ｗ５５Ｔ」（東芝製）を１２月上旬に発売する。縦約５．４センチ、横９．９センチ、薄さ９．９ミリで胸ポケットにもきれいに収まる。画面は光の乱反射を抑えるので見やすく、折りたたんでも背面ディスプレーでメールや電話の着信が分かる。色は金、プラチナ、黒の３色。オープン価格だが、想定価格は、１万円台半ば。

△帰宅したら着信お知らせ
ブラザー工業<6448>は、家庭用ファクス付き電話機「コミュシェ」シリーズから、「ＦＡＸ―３７０ＤＬ」と「ＦＡＸ―３７０ＤＷ」を１１月中旬に発売する。人の動きを検知するセンサーを搭載し、帰宅した際などに着信や留守録、ファクスがあったことを光や音声で知らせる機能を付けた。オープン価格だが、想定価格は２万７０００円前後。子機２台付きの「ＤＷ」は３万５０００円前後。

△滑らかに音源再生
ケンウッド<6765>は、高級ミニコンポ「Ｋ１０００シリーズ」を１１月下旬に発売する。アンプとＣＤプレーヤーを分けたセパレートタイプ。演奏会場や録音現場の雰囲気などの再現力を高めた。スピーカー上部が緩やかにカーブする加工を施し、滑らかな音源再生を可能にしたという。レシーバー、ＣＤプレーヤー、スピーカーシステムを合わせて１５万２２５０円。

△スポーティーなステップワゴン
ホンダ<7267>は、ミニバン「ステップワゴン」に新グレード「スパーダ」（排気量２～２．４リットル、８人乗り）を追加して発売した。全高の低さを際立たせるエアロパーツや１６インチアルミホイールなどを付け、スポーティーな外観にした。２４１万５０００円～３４１万２５００円。

△体にしっとりうるおい
花王<4452>は、ボディー用乳液「エモリカ　バスタイムローション」を発売した。親水性の高い成分がぬれた肌の水分となじんでうるおいを閉じこめるという。微香性と無香料の２種類。各２００グラム、想定価格は７００円前後。

△立体感ある唇に
コーセー<4922>コスメニエンスは、化粧品ブランド「ファシオ」から、リキッド状の口紅「クイックフィット　ルージュ」を１６日に発売する。立体感のあるぷっくりとした唇に仕上げるという。色は、ピンク系やベージュ系を中心に１０色を用意する。９４５円。

△西洋なしでみずみずしい甘さ
アサヒビール<2502>は、低アルコール飲料「アサヒ旬果搾り　プレミアムセレクション」シリーズから、「ラ・フランス」と「デコポン」の２品目を２０日に期間限定で発売する。ラ・フランスは山形県産の西洋なしの果汁を使用し、みずみずしい甘さに仕上げた。デコポンは九州産を使っており、上品な甘味が味わえるという。アルコール分４％。３５０ミリ・リットル入り。１５１円（税抜き）。
（読売新聞）

△ソニエリ、新たなコンテンツサービスとウォークマン携帯発表
Sony<6758> Ericssonは来年、DRMフリー楽曲も提供するコンテンツサービスを開始する。ウォークマン携帯の新モデルやWebサーフィン携帯も発表した。
（ITmedia News）