11/6 お昼の『株価材料』PART Ⅰ

お昼の『株価材料』PART Ⅰは、"つづきはこちらです"をクリック！

[0回]

■株価材料

▼キーエンス<6861>は業績上ぶれ修正も利益確定売りで続急落
キーエンスは、７４０円安の２万５８００円まで売られ続急落している。前日５日に発表した２００７年９月中間期業績が、期初予想を上ぶれて着地し、３月通期業績も小幅ながら上方修正、純利益が市場コンセンサスにあと１０億円に迫ったが、利益確定売りが先行している。同社の中間期業績は、期初予想を上ぶれ前年同期比７％増収、８％経常増益、８％純益増益となった。ＦＡセンサーメーカーとして、３－Ａｘｉｓ　ＹＶＯ４レーザマーカ、プログラマブルコントローラ、デジタルマイクロスコープなどの新商品を積極開発、国内電気・精密機器業界や食品・薬品業界向けに売り上げが順調に推移したほか、米国、カナダ、欧州で営業拠点の拡充を進めたことも寄与した。３月通期業績は、売り上げは期初予想通り２０００億円（前期比９％増）としたが、経常利益は１５億円、純利益は１０億円各引き上げ、純利益は６２０億円（同５％増）と増益率を伸ばして連続過去最高更新となる。株価は、第１四半期業績が小幅増収益・低進捗率着地となったことから２万４２５０円まで調整し、このリバウンド場面で強弱感の対立から信用取組が株不足となり逆日歩がついている。売り方と買い方の攻防はなお先鋭化しよう。

▼阪神燃<6018>は通期業績増額、増配も利益確定売りで急反落
阪神内燃機工業は、１１０円安の９７０円と３営業日ぶりに急反落している。前日５日の２００７年９月中間期決算とともに、１０月１６日の中間期業績の上方修正に続き３月通期業績の増額修正と期末配当の増配を発表したが、１０月１８日に年初来高値１１４２円まで買い進まれていただけに利益確定売りが先行している。同社の中間期業績は、１０月の修正通りに前期比３４％増収、６０％経常増益、６８％純益増益と大きく伸びた。内航海運業界で高船齢船の代替建造が徐々に回復、外航・近海船業界では新造船需要が根強く、大型４サイクル機関や２サイクル機関への引き合いが増加、韓国、ベトナム、台湾、中国などのアジア向けの貨物船、ケミカル船、アスファルト船などの主機関のも引き合いが続いていることが要因で、高操業下で生産性向上やコストダウン、経費抑制を進めたもとも上乗せとなった。今３月通期業績は、売り上げを期初予想より５億円、経常利益を３億５０００万円、純利益を２億３０００万円それぞれ引き上げ、純利益は１１億円（前期比４１％増）と増益率を伸ばす。期末配当は、期初予想の創立９０周年記念配当１円込みの７円から同８円（前期実績５円）に増配する。株価は、中間期業績増額で年初来高値まで１７０円高の急伸となった。造船関連の主力株が、ここにきてやや上値を重くしていることが利益確定売りを促しているが、目先調整一巡後はＰＥＲ１５倍台の割安株価が再注目されよう。

▼森精機<6141>は通期純利益の下ぶれ・減益転換修正が響き急続落
森精機製作所は、１４５円安の２６１５円まで売られ６営業日続落となっている。前日５日に発表した２００７年９月中間期決算で、経常利益、純利益とも増益となったものの期初予想を下ぶれ、通期純利益も下方修正して期初の増益予想から小幅減益となることが響き売り先行となっている。同社株は、今年８月開示の第１四半期業績が、期初予想に対して３０％強にとどまった低進捗率を嫌い１７００円幅の調整を演じており、改めて厳しい業績評価が再燃している。同社の中間期業績は、前年同期比２３％増収、２９％経常増益、５７％純益増益と売り上げは期初予想を約２８億円上回ったが、利益は約１０億円下回った。欧州に適合した五軸加工機が航空機産業、自動車産業、エネルギー産業を中心に受注を伸ばし米州で投資した販売商社エリソン社の経営も軌道に乗ったことなどが大幅増益に寄与した。３月通期業績は、売り上げを期初予想より９０億円上乗せして１９７０億円（前期比１４％増）としたが、経常利益は２８０億円（同１３％増）と据え置き、純利益は８億円引き下げ１６０億円（同１％減）と前期の過去最高から微減益を見込んでいる。株価は、８月の急落幅の３分の１戻しをクリアしたところで、再度の下値確認が続こう。

△日光電<6849>は中間業績増額が逆行高習性を刺激し急反発
日本光電工業は、寄り付きの買い気配から２７５円高の２４２０円まで買い進まれ３営業日ぶりに急反発している。東証１部値上がり率ランキングのトップに躍り出ている。前日５日に発表した今２００７年９月中間期業績の上方修正が、同社の持ち味の逆行高習性を想起させ買い増勢となっている。同社の中間期業績は、売り上げが期初予想より２３億円、経常利益が１３億円、純利益が８億円各アップされ、純利益は２９億円（前年同期比４１％増）と増益率を伸ばす。国内のＰＡＤ（一般市民によるＡＥＤを用いた除細動）市場の普及が進み、ＡＥＤ（自動体外式除細動器）の販売が順調に伸び、海外向けでは生体情報モニターや医療用品を中心に好調に推移、自社品比率が向上し粗利率が改善したことが上方修正要因となった。３月通期業績は、１１月１２日予定の中間期決算発表時に公表するとしている。株価は、前期業績の下方修正から１９９５円安値まで調整し、第１四半期業績の大幅増益に反応し持ち直している。全般調整場面では逆行高する特異性には定評があり、通期業績への期待感も強めリバウンド幅拡大が有力となる。

△日新電<6641>は買い気配アップ、ＴＯＢ３銘柄はＴＯＢ価格にサヤ寄せ
日新電機は、寄り付きから買い気配を切り上げ４０円高の６９５円買い気配と３営業日ぶりに急反発し、１１月１日につけた年初来高値６９８円に肉薄している。前日５日に親会社の住友電気工業（５８０２）が、株式公開買い付け（ＴＯＢ）により連結子会社化すると発表、同社も賛同を表明したことから、ＴＯＢ価格８００円にサヤ寄せする動きを強めている。ＴＯＢは、グローバル・グループ経営を強化している住友電工と電力機器事業を世界展開している同社が、従来以上に連携を深め環境・資源分野での攻勢を強めることを目的としている。買い付け期間は１１月６日から１２月５日までの２１日営業日、買い付け代金は１６０億円を予定、ＴＯＢ後も同社の上場は維持される。前日は同社のほか、トヨクニ電線（５８１１・ＪＱ）が、やはり住友電工、バーテックス　スタンダード（６８２１・ＪＱ）が、米モトローラーの１００％子会社によるＴＯＢをそれぞれ発表、両社とも賛同を表明しており、トヨクニ線は８営業日ぶりに買い物となり１０月２５日終値に対して１５円高の４１４円買い気配とＴＯＢ価格５２０円にサヤ寄せしている。バーテックスも、１２０円高の１７５４円買い気配と急続伸しＴＯＢ価格２２１４円にサヤ寄せしている。

△サンケン<6707>は減益縮小の中間業績増額受け下げ過ぎ訂正で急反発
サンケン電気は、３３円高の６２４円と３営業日ぶりに急反発している。前日５日に２００７年９月中間期決算を発表したが、９月１４日の下方修正値から上方修正され、減益率を縮小したことから下げ過ぎ訂正期待の買い物が増勢となっている。同社の今期業績は、９月に大幅に下方修正され、株価はストップ安を交え５０５円安値まで急落した。その中間期業績は、売り上げが９月減額値よりさらに４億４４００万円引き下げられたが、経常利益は６億９６００万円、純利益は５億６３００万円各引き上げられ、純利益は８億６３００万円（前年同期比７６％減）と若干ながら減益率を縮小する。製品構成の良化、経費削減の進捗を要因としており、３月通期業績はＣＣＦＬ（冷陰極蛍光放電管）事業の大幅売り上げ減やＰＭ事業の回復遅れなどから９月の下方修正値を据え置いた。純利益は、３５億円（前期比５３％減）を見込んでいる。株価は、底値圏往来となっているが、ＰＢＲは０．９倍、配当利回りも２．２％と下げ過ぎ示唆となっている。信用取組倍率１倍台の厚みのある好需給もサポートし底値買い妙味が膨らもう。
（東洋経済新報社）

△焼肉屋さかい<7622>が活況、収益改善を好感
ジャスダック市場では焼肉屋さかいが商いを集めて買われている。５日に今３月期の予想連結経常利益を従来の４億円に対して５億円（前期実績は２億４８００万円の赤字）に増額修正したことが好感されている。今期から外食産業のジー・コミュニケーション（名古屋市）の傘下に入って経営改善に取り組んでいる。人件費コントロールの仕組み見直し等により利益面の改善が図られている。

△明和産業<8103>が大幅高、子会社好調で増額修正
明和産業が大幅高となっている。前日５日に業績の増額修正を発表した。中間期の連結経常利益は従来の１０億５０００万円に対して１４億５０００万円、通期では２２億６０００万円に対して２６億９０００万円（前期比１７．７％増）に増額修正した。中国子会社における石油製品の販売が大幅に伸長しているほか、自動車関連のプラスチック部品を製造している関連会社の業績も順調に拡大している。

△日本光電<6849>が大幅高、ＡＥＤ等好調で中間期増額
日本光電工業が大幅高となっている。前日５日に今３月期９月中間期の連結経常利益を従来の３６億円に対して４９億円（前中間期比３７．７％増）に増額修正したことが好感されている。同社は医療電子機器の大手メーカー。心臓に電気ショックを与えて失われた機能を回復させる医療機器ＡＥＤ（自動対外式除細動器）の設置が国内において進んでいることなどが業績の拡大につながった。

△日本航空<9205>が連日高値、業績改善観測が相次ぐ
ＪＡＬ（日本航空）が連日の高値更新となった。本日６日に中間期決算発表を控える。６日付で読売新聞では「中間期の営業利益が５６０億円になった」と報じた。３日付日本経済新聞では「営業利益は４００億円台達する見通しとなった」と報じている。リストラ効果により、営業利益が前中間期の実績値である８１億円に対して大幅に改善したとの観測が広がっている。また、日本航空の前３月期末の外国人保有株比率は９％。外国人売りに怯える東京株式市場では、大型株の中では外国人保有株の比率が比較的少ない点も関心を呼んでいるようだ。
（ラジオNIKKEI）

■ゼネコン5社、22億円賠償へ＝地下鉄談合事件で名古屋市に
名古屋市発注の地下鉄工事をめぐる談合事件で、独禁法違反罪（不当な取引制限）で有罪判決を受けた鹿島<1812>らゼネコン4社と、談合を自己申告したハザマ<1719>が、同市の損害賠償請求に応じ、計約22億3000万円を支払うと同市に伝えていることが6日、分かった。同市は既に納付通知書を各社に交付している。
（時事通信）

△国税庁　差し押さえ不動産をネット公売　別荘や保養施設も
国税庁は今月から、税金の滞納によって差し押さえた不動産をインターネットオークションで公売する。同庁はこれまで貴金属や美術品などのネット公売を２度行ってきたが不動産を出品するのは初めて。公売されるのは、北海道から沖縄県までの３３道府県の宅地や山林など２６５物件。最低入札価格の総額は約８億８００万円で、最も高額な物件は長崎市の３階建て事務所ビルの６７２０万円。出品される不動産の中には、別荘や保養地として有名な神奈川県湯河原町の住宅（最低入札価格５６００万円）や、浜松市西区の浜名湖近くのプール付き福利厚生施設（同３０１０万円）、和歌山県那智勝浦町の温泉付き住宅（同１７９０万円）などがある。
ネット公売は、ネットオークション最大手のヤフー<4689>が運営する「官公庁オークション」が利用される。参加希望者は６～１９日に申し込み、２７日～１２月３日に希望価格を何度でも入札できる。国税庁のホームページ(http://www.nta.go.jp/)で不動産が確認できる。
（毎日新聞）

△ＣＴＣ<4739>とマイクロソフト、ＣＲＭソリューション分野で協業

△ＮＥＣ<6701>とウィンワークス、「シフト勤務スケジューリングサービス」をＳａａＳ型で提供

△ＫＣＣＳ（京セラ<6971>）、法人向け「ＫＷＩＮＳ　４ｘ　適応変調パケット方式対応通信カード」を提供

△スタディオファイブ（ワコールＨＤ<3591>）、ブラジャー「Ｕ－ｓｔｙｌｅ」のクリスマス向け商品を発売

△セイコー<8050>クロック、電波修正機能付き大音量デジタル目ざまし時計など発売

△沖ソフトウェア（沖電気工業<6703>）、ＣＲＭパッケージ「ｅｎｊｏｙ．ＣＲＭ　ＩＩ」に「保守・サービス」テンプレートを追加

△夢の街創造委員会<2484>、「Ｙａｈｏｏ<4689>！ケータイ」向け新サービスでＹａｈｏｏ！　ＪＡＰＡＮと協業
（日経プレスリリース）

△カシオマイクロ<6760>、ＣＯＦ事業の原価低減を強化
カシオマイクロニクスは、原価低減活動を強化する。主力のＣＯＦ（チップ・オン・フィルム）事業は受注が回復傾向にあるものの、損益面では引き続き厳しい状況にあることから、原価率改善に向けた取り組みを進めていく。狭ピッチ化に対応した高付加価値分野へのシフトなどに加えて、検査工程の海外シフトの検討に着手した。０８年度は原価率を８９％と０６年度に比べて１４ポイント改善し、黒字転換の達成を目指す。

△三菱化工機<6331>、水素製造装置累計受注１００基を達成
三菱化工機は、このほど富士石油から大型水素製造装置の新設工事を受注し、累計受注が１００基を達成した。多様な原料に対応可能で、製造能力を幅広く提供できることが評価され、受注状況は好調。今後も販売攻勢をかけていく構えだ。今回の受注では、富士石油の袖ヶ浦製油所に設置される。水素製造能力は１時間当たり１万５０００Ｎ立方メートルで、原料は石油精製で発生する副生ガスのオフガスを使用する。建設コストや優れた運転効率が評価された。
（化学工業日報）

△明和産<8103>が３日ぶり反発
明和産業が３日ぶり急反発している。今３月期の業績予想を上方修正したことが材料視されている。

△ムトー精工<7927>は小幅高
今３月期中間の修正を発表した。売上高は１２４億円から１２３．０１億円に減額、経常利益８．４億円から８．８８億円に増額した。通期計画の減収増益予想は不変。プラスチック製品メーカー。

▼アジアシス研<4727>は反落
アジアパシフィックシステム総研は３日ぶり反落。前０７年９月期経常利益は上方修正して着地したが、今０８年９月期は減益の予想。フルキャスト系のシステム開発。

△シンニッタン<6319>　前週末まで連続陽線１３本。玉拾いの動きが歴然としており上値追いにきっかけ待ち。

△総合メディア<4775>　業績増額への評価高い。目先筋の売りが一巡し、再上昇目指す。

△ジャパンＦ<2599>　低ＰＥＲ、高利回り評価の動きが強まる。チャート陽転に注目。

▼ウルシステムズ<3798>は売り気配
ウルシステムズは売り気配。今３月期中間業績予想を、下方修正した。

△アイレップ<2132>が反発
アイレップが反発。０７年９月期業績予想を、上方修正した。

△フュトレック<2468>が高い
フュートレックが高い。６日付株式市場新聞で.、注目の携帯電話関連でとりあげた。
（株式市場新聞）

△ｅまちタウン<4747> 上方修正
ｅまちタウンは、2007年通期連結予想を発表した。営業人員増加により売りが増加し、上方修正となった。売上高70億円（前予想60億円）、経常利益11億円（同9億円）、当期純利益10億円（同6.5億円）。
（証券新報）

△みそや漬物、野菜発酵食品がメタボに効く！小林製薬<4967>が学会で発表
小林製薬は５日、発酵野菜にメタボリックシンドローム（内臓脂肪症候群）の改善効果があることを動物実験によって確認したと発表した。みそや漬物など野菜類を使った発酵食品は、栄養豊富で消化吸収に優れるうえ、近年の研究によって生体の生理機能に優れた効用があることも分かっている。同社ではこの点に着目し、発酵野菜含有栄養補助食品の研究や製品開発を進めてきたが、新たにメタボリックシンドローム診断の指標である内臓脂肪、血中中性脂肪、血中ＨＤＬ（善玉）コレステロールに及ぼす影響についても検証した。実験ではラット２１匹を３グループに分け、グループ別に（１）高脂肪食（２）高脂肪食＋野菜含有栄養補助食品（３）高脂肪食＋発酵野菜含有栄養補助食品－を与えて、４週間飼育した後に体重や内蔵脂肪、血中中性脂肪、血中ＨＤＬコレステロールなどを計測した。その結果、発酵野菜を含んだ食事で飼育したグループのみで、血中ＨＤＬコレステロールが増加した。血中ＨＤＬコレステロールは、血管壁に沈着した余分なコレステロールを回収する働きがあり、動脈硬化のリスクを下げる要因として、メタボリックシンドロームの診断基準に取り入れられている。このことから同社では「発酵野菜は、メタボリックシンドロームの改善に有用な素材として期待される」としている。今回の研究成果は３日、福岡市で開かれた日本補完代替医療学会の会合で発表した。

△川崎重工<7012>、ガスタービン搭載の発電設備を韓国から２基受注
川崎重工グループのカワサキマシンシステムズは５日、韓国の韓火建設から同社最大のガスタービン「Ｌ２０Ａ」を搭載した発電装置「ＧＰＢ１８０Ｄ」２基を受注したと発表した。「Ｌ２０Ａ」の韓国からの受注は初めて。韓火建設向けシステムは、ガスタービン発電設備２基、排熱ボイラー２基、可変抽気背圧式蒸気タービン発電機１基で構成する「コンバインドシステム」。このうちカワサキマシンシステムズがガスタービン発電装置を受注した。発電出力は最大で４万５００キロワット。２００９年１０月に稼働する予定。

△銀座、丸井<8252>効果で優位　百貨店「地域間競争」へ
百貨店大手の丸井が１０月１２日、銀座・有楽町地区に「有楽町マルイ」をオープンしたのをきっかけに、近隣の百貨店も売り上げが伸びるなどの相乗効果が出ている。百貨店業界は、「銀座戦争」や「新宿戦争」など同一地域内で激しい店舗間競争を繰り広げてきたが、今後は街の魅力を地域で競う「地域間競争」に移行するともいわれており、銀座・有楽町地区がひとまず優位に立ったようだ。有楽町マルイのオープンには平日にもかかわらず約１０万人が訪れたという。同社は顧客の中心である学生層に加え、若い社会人をターゲットにした新機軸が受け入れられたと好調の理由を分析。実際、１０月の売上高も目標を上回る実績を上げることができた。こうした有楽町マルイの好調ぶりが近隣の他店にも波及し始めたようだ。ほぼ隣接する格好で店舗を構える有楽町西武は、競争力を高めるため昨年９月にリニューアルを実施した。しかし、同店の場合、リニューアル以降よりも、今回の有楽町マルイの開業後の方が売り上げが増加した。このため「リニューアル後に伸びるのは当たり前。それより増えたのは、有楽町マルイの効果にほかならない」（有楽町西武）とみる。１０月は店舗全体で約１割程度も前年同月を上回ったもよう。なかでも売れているのはキャリア女性向けやデザイナーズ系のブランドとされ、「有楽町マルイで販売していないものを買い求めにきた可能性がある」と消費行動を分析する。
松屋<8237>銀座は、秋物衣料が伸び悩み、店舗全体では前年同月比３％減となったものの、「若い女性向けの衣料品や雑貨が好調だった」（コーポレートコミュニケション部）という。銀座三越も、契約解消によるティファニー路面店の販売除外分を除けば前年よりも増えており、近隣の百貨店に“有楽町マルイ効果”が及んでいるのは確実のようだ。

△ニコン<7731>　デジカメ「Ｄ３」３０日発売　「Ｄ３００」は２３日
ニコンは、デジタル一眼レフカメラの最上位機種「Ｄ３」と、上位機種「Ｄ３００」の発売日を決定。Ｄ３を３０日、Ｄ３００を２３日にそれぞれ売り出す。両機種は８月末に年末商戦の戦略機種として発表したものの、発売日は決めていなかった。価格はオープンだが、Ｄ３が５８万円前後、Ｄ３００が２３万円前後になる見通し。併せて３０日以降、５本の交換レンズも順次、発売する。発売記念として、通常は別売りの画像処理ソフト「Ｃａｐｔｕｒｅ　ＮＸ」を無償提供するキャンペーンを展開する。

△ミセスだって見せます　三越<2779>・ワコール<3591>が高級下着
中高年向けの「見せる下着」が登場し、話題を集めている。若年層の間では、下着の一部をのぞかせる「見せブラ」や「見せパン」がファッションとして定着しつつある。これが中高年層にも広がる兆しともいえそうだ。中高年をターゲットに「見せる下着」の販売を始めたのは、百貨店大手の三越。ワコールの下着商品のなかで最高級と位置づけられる「トレフル」ブランドから、「トレフル　インナー」を三越限定として販売中だ。きっかけは「トレフル」の中心顧客である５０代女性の間に、流行の胸元が開いたワンピースや洋服を着る人が増えたことという。半面でこれらの洋服を着用した際に「下には何を着たらいいか」という声もあり、その要望にこたえた。中高年向けということで、若者向け商品とは異なるつくりをしている。胸元からのぞかせる部分には、フランス北部カレー地方産の高級レースを贅沢（ぜいたく）に使用。素材には主に綿とレーヨンを使用することで、下着らしく見えないように心がけた。また、長袖も用意することで、「キャミソールよりも温かく、オシャレが楽しめる冬にぴったりの下着」（担当バイヤー）とＰＲする。価格は長袖が２万３１００円、半袖が１万８９００円、キャミソールが１万６８００円。
（FujiSankei Business i）