10/25 お昼の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△「Wii Sports」、英国ゲーム賞で6部門を制覇
英映画テレビ芸術アカデミー（BAFTA）は10月23日、今年の「ビデオゲーム大賞」を発表した。
任天堂<7974>の「Wii Sports」が6部門で受賞した。BAFTAは、オレンジ英国アカデミー映画賞などで知られる団体で、映画やテレビ番組のほか、ビデオゲームについても毎年大賞を発表している。今年は、Xbox 360の「BioShock」が「ベストゲーム」部門の賞を勝ち取った。Wii Sportsは、「カジュアルゲーム」「ゲームプレイ」「イノベーション」「マルチプレーヤー」など6部門を制覇している。
次いで受賞数が多かったのは、Xbox 360の「Crackdown」、プレイステーション 2（ソニー<6758>）の「大神（OKAMI）」および「God of War 2」の3作品で、それぞれ2部門で受賞している。

△「ソニー<6758>製品の良いところ引き出す」――動画共有「eyeVio」の狙い
iTunesとの組み合わせで魅力が高まるiPodのように、ソニー製ハードの「良いところ」を引き出すサービスを――ソニーが後発ながら今あえて動画共有サイトを開設した背景には、そんな狙いがあるという。
（ITmedia News）

△オムロン<6645>、情報機器用途など向け無停電電源装置（ＵＰＳ）９機種を発売

△バンダイネットワークス<3725>、機動戦士ガンダムＣＡＲＧＯ　ＢＡＧの受注開始

△ワコム<6727>、１２．１インチワイド液晶ディスプレイ搭載のペンタブレット「Ｃｉｎｔｉｑ　１２ＷＸ」を発売

△ＥＭＣジャパンと日本オラクル<4716>、階層型データベース管理ソリューションを共同で検証

△大京<8840>、茨城県守谷市の１４階建て「ライオンズ守谷駅前プレミアム」を販売開始

△日立ソフト<9694>、「仮想化ＳＩソリューション」を体系化し提供開始

△エイジア<2352>、コメ兵<2780>にメール配信システム「ＷＥＢ　ＣＡＳ　ｅ－ｍａｉｌ」を提供

△ヤフー<4689>、動画投稿サービス「Ｙａｈｏｏ！ビデオキャスト」のモバイル版を提供

△ニチモ<8839>、総戸数１００戸の都市型コンパクトマンション「新横浜ヴォアール」を販売

△フジスタッフ<2147>、学童保育「キッズベースキャンプ」優待サービスなどでエムアウトと提携

△花王<4452>、「オーブ」ブランドから色ツヤが持続する口紅など春の新製品を発売
（日経プレスリリース）

△東京モーターショー07　トヨタ<7203> 1/X---劇的な省エネ 省資源
東京モーターショー、トヨタは、遠未来型のコンセプトカー『1/X』（エックス分の1）を公開、劇的な省エネルギー・省資源を達成するクルマ作りのあり方を提案している。
（レスポンス）

△新日鉄<5401>化学、ガラス代替プラ基板を本格事業化へ
新日鉄化学は、ガラス代替のプラスチック基板「シルプラス」の本格事業化に乗り出す。高耐熱、高透明、低複屈折（光学的等方）、高表面硬度を持ちながら屈曲性を実現した有機－無機ハイブリッド材料で、タッチパネル基板や携帯電話のＬＣＤ保護板、ディスプレイ基板、光学フィルム、光学レンズなどに展開、数年後には１００億円事業に育成する。現在、木更津製造所（千葉県木更津市）でパイロット設備を所有、一部タッチパネル向けに採用されているが、携帯電話向けなどユーザー評価も進んでいることから、今後は商業設備を設置して量産化を目指す計画だ。

△沖電気<6703>、中国の半導体子会社を統合
ＯＫＩ（沖電気工業）は、１０月１日付で中国の半導体子会社２社を統合した。販売を担当していた日沖電子貿易（上海）有限公司と、マーケティング、設計を行う日沖科技（上海）有限公司を一本化し、新たに日沖半導体（上海）有限公司を設立した。商品企画、設計、販売を一貫して行う体制を構築し中国ビジネスの拡大を図る。従業員は約６０人

△タカラバイオ<4974>、食肉の種類判別する検査キット製品化
タカラバイオは、食肉の種類を判別する検査用キットを開発、製品化した。新キットは、市販されているさまざまなリアルタイムＰＣＲ装置（遺伝子増幅装置の一つ）での測定を可能とし、汎用性が高く高感度を実現。反応試薬類もあらかじめ調整されているプレミックスで操作性に優れている。畜肉の原料表示の徹底化で、畜産加工業界などからの需要が見込める。開発した「ＣｙｃｌｅａｖｅＰＣＲ　肉種判別キット」は、サイクリングプローブ法と呼ばれる検出法に基づいて設計したリアルタイムＰＣＲ解析用。この検出法は、ＩＤ　バイオメディカルが特許を保有。タカラはＩＤから同技術の全世界での使用・製造・販売権を取得している。

△昭和電工<4004>、シンガポールのＨＤ事業を強化
昭和電工は、シンガポールのハードディスク（ＨＤ）事業を一段と拡大する。アルミ、ガラス両ディスクをフレキシブルに生産できる業界でも唯一のマルチ製造ラインを整えたほか、今後もシンガポールを主体に最新鋭設備を積極的に導入する。各工場の製造規模は公表されていないが日本、台湾、シンガポールの３拠点計で０７年末に月産１８００万枚に達し、０８年末にはグループ全体で同２４００万枚に達する予定。このうち０７～０８年末までの増強の相当部分をシンガポールで実施するとみられている。

△ユニチカ<3103>、アスベスト代替需要増でビニロン繊維増強
ユニチカは、約２０億円を投資してアスベスト代替として需要が高まっているポリビニルアルコール（ビニロン）繊維を３０％増産する。０８年１０月に稼働予定で坂越事業所（兵庫県赤穂市）内に年産３０００トン増強し、１万３０００トン体制を構築する。住宅屋根材などに使用されるセメント補強材用途向けに展開。フル稼働する０９年度のビニロン繊維売上高で、０６年度比２０億円増の８０億円を目指す。今回の増産は、９０年以来１７年ぶりの大型投資になる。同社のビニロン繊維生産能力は年１万トン。このうち５０００トンをＦＲＣ（繊維強化セメント）用途向けとして生産、欧州に約４５００トン輸出している。ボトルネック解消で増産する３０００トンもＦＲＣとして使用される予定。欧州ではアスベスト代替として以前からビニロン繊維が注目され、住宅屋根用スレートを中心に使用している。このＦＲＣはセメントの中にビニロン繊維を混合、抄造し、シート状に成形したものを何層にも重ね合わせ樹脂で固めることで、スレートを割れにくくしている。早くからアスベストの使用を禁止していた西欧での需要が増加し続けているほか、東欧、東南アジア、南アメリカ、アフリカなどで今後需要が増加するとみられている。
（化学工業日報）

△日立ハイテク<8036>が上伸
日立ハイテクノロジーズが買われている。０８年３月期の連結営業利益、経常利益予想をそれぞれ上方修正したことが材料視されている。

△タイヨーエレ<6429>中間業績上方修正
タイヨーエレックは、今３月期中間業績予想を売上高９６億５０００万円から１１１億４０００万円へ、経常利益を１億９０００万円から３億９０００万円へ、純利益を１億７０００万円から２億８０００万円へ増額修正した。パチンコ機については、販売戦略上の理由で一部新機種を下期投入に変更したことなどで当初計画を下回ったが、パチスロ機は新規則機の入れ替えや「マーベルヒーローズ」のヒットにより期初計画を大幅に上回ったため。通期業績予想は据え置いた。

■ドコモ<9437>は気迷い気味の展開
ＮＴＴドコモが焦点の定まらない展開。９月中間期の連結営業利益が２０％程度の減益になったもようと報じられたことで朝方は安く始まったが、売り一巡後は値ごろ感もあり買い戻す動きも目立っていた。

△スズキ<7269>、年初来高値が視野に
スズキが高い。インド市場が収益源で米国景気悪化の影響が小さいことが注目されている。年初来高値を視野に捉えた同社に対し、年初来安値圏に位置するトヨタ（７２０３）と自動車株も明暗が分かれている。

▼マネックス<8698>は減収減益売る
マネックス・ビーンズホールディングスが急落。２００７年９月中間期の業績が減収減益となったことが嫌気された。株式市場の低迷で、手数料収入が大きく落ち込んだため。

△アイフリーク<3845>　３Ｇ携帯向け対応コンテンツを充実させるなど新サービスを充実。チャートはもみ合い放れをうかがう展開。

△北陸電工<6989>　加速度センサーはゲーム機以外への用途拡大に期待高まる。戻り歩調で見直し機運。

△ＫＮＴ<9726>　一目均衡表の雲の中で底堅い動き。雲の上限突破タイミング待ち。

△ＳＨＯＥＩ<7839>が堅調
ＳＨＯＥＩが堅調。０７年９月期末配当予想を増配したほか、経常利益を上方修正した。

△富士通ＢＳＣ<4793>、０８年３月期中間決算増収大幅増益
富士通ビー・エス・シーの０８年３月期中間決算は、売上高１６０億６２００万円（前期比５．６％増）、経常利益１１億５００万円（同７９％増）、純利益６億４１００万円（同８０．３％増）と増収大幅増益となった。通信キャリア向け、民需．公共向けが順調に推移したことがその要因。通期見通しは、売上高３３２億円（前期比３．５％増）、経常利益２０億円（同１８．１％増）、純利益１１億５０００万円（同１５．８％増）を見込んでいる。

△ヒップ<2136>が続伸
ヒップが続伸。今３月期中間経常利益予想を、上方修正した。

▼静岡スバル<7473>は反応薄い
静岡スバル自動車は今３月期を下方修正したが反応は薄い。増収増益転換の計画から減収減益の見通しとなった。新車投入も収益回復には寄与しなかった。　

△三井物産<8031>が上場来高値顔合わせ
三井物産が１０月１８日の上場来高値３０６０円に顔合わせとなった。原油価格が最高値圏で推移するなど資源価格の高騰の恩恵を享受、事業構造の変化など変貌も期待されており、しばらくは目が離せない展開になりそうだ。

△ハイツ・ヴェラス<2137>増額
ハイツ・ヴェラスは今３月期中間を増額した。前回予想の売上高１２．５６億円、経常利益５１００万円を各１３．３６億円、１．８億円に修正した。有料老人ホームの入居が好調が原因。１０月１２日２３万円以来の出来値で変わらず。

△システムリサーチ<3771>続伸
システムリサーチは小幅続伸。２４日に今３月期中間の上方修正を発表した。前回予想の売上高３６．２５億円、経常利益１．７２億円を各３７．７４億円、２．１９億円に修正した。情報システムの開発、保守・運用が中心。主力の自動車や工作機械関連からの受注が好調に推移した。通期計画は不変。

△千代田インテ<6915>、０７年８月期連結決算は増収経常増益
千代田インテグレの０７年８月期連結決算は、売上高４５９億６００万円（前の期比１２．５％増）、経常利益５０億８３００万円（同１１％増）、純利益は２７億６４００万円（同６．５％減）となった。ＯＡ機器、通信機器、自動車関係が順調に推移したこと及び為替差益が寄与した。０８年８月期は売上高４８０億円（前期比４．６％増）、経常利益５億円（同１．６％減）、純利益２６億５０００万円（同４．１％減）を見込んでいる。
（株式市場新聞）

△東京モーターショーでツレ高狙い？　メタルアート<5644>は中間上方修正でまずは買われる
メタルアートは反発。４３円高の４００円まで買われている。前引け時で大証２部市場値上がり率２位にランクインしている。きのう大引け後に、９月中間業績予想の上方修正を発表した。連結・単体とも、売上高、営業・経常・純利益とも上方修正とした。グループ挙げての原価低減と生産性向上活動が奏功したため。２００８年３月通期は前年実績比増収減益の予想を据え置いたが、上方修正期待が持たれる。通期減益見通しの理由は、減価償却費の増加、人件費などの費用の大幅増などを見込んでいるため。鍛造品メーカーで、おもに自動車向け、建設機械向けの部品を製造している。冷間複合精密鍛造技術では世界有数という。
大口株主にはダイハツ工業<7262>、神戸製鋼所<5406>、滋賀銀行<8366>などが入っている。製品は、ダイハツだけでなく、トヨタ向けも拡大している。今年に入ってからのチャートを見ると、現在の４００円ラインはこの半年ほどの上値抵抗線。これを上抜けると、次のフシ４５０円、５００円…と、上値追いの展開になろう。現在の株価でＰＥＲは１２．８６倍と割安だ。人気の自動車・建機関連銘柄でもある。
今週２６日から東京モーターショーも始まる。そのせいだけでもないだろうが、今朝は日産自動車<7201>、トヨタ自動車<7203>、日野自動車<7205>、三菱自動車工業<7211>など、自動車株が買われている。同社株もツレ高を期待してみる。

△フィデリティ投信が取得、テレウェイヴ<2759>が連日の年初来高値を更新
テレウェイヴが、２５００円高の９万３００円と前日と変わらずを挟んで５日続伸、連日の年初来高値更新となっている。財務省１０月５日受付の大量保有報告書によれば、みずほ投信投資顧問が２万５９７４株（５．０３％）、同２２日受付の同報告書によれば、フィデリティ投信が３万６７株（５．８３％）と相次いで取得したことが分かっており、投信の買い主導による上昇となっているようだ。四季報では、ヤフー＜４６８９＞（東１）が村山元会長の持ち株過半を取得、２０％筆頭株主に。ヤフー事業部を設置、商材開発や販売の連携模索としていることも期待材料となっているようだ。

△ＮＯＶＡ<4655>のつまづきはＧＡＢＡ<2133>のビジネスチャンス？まずは優待導入で「上げ」
ＧＡＢＡは続伸。１万円高の１０万６０００円まで買われている。きのう大引け後に発表した、株主優待制度の導入が買い材料となっているもようだ。６月中間と１２月通期末に、「１株以上保有で、５２５０円分のレッスン割引券１枚」など。現在の株価で年間利回りに換算すると、約９．９％となる。同業他社のＮＯＶＡが、経営・イメージ・株価ともガタガタになっていることが、同社にとってのビジネスチャンスになるとの期待もあるが、英会話教室全体のイメージ悪化で、英会話ばなれにつながってしまう恐れもある。現在の株価でＰＥＲは約１２倍と割安。中期チャートでは完全に安値圏。オシレーター的にも「買い時」となっている。

△ＥＭシステムズ<4820>はジリ高。地味ながら優良株の見直し買い
ＥＭシステムズは小幅続伸。１０円高の１３８２円で始まり、寄り後は１４８０円まで買われている。東証２部市場値上がり率上位にランクインしている。今年２月につけた年初来高値３９９０円をピークに、続落。９月２５日には年初来安値９７０円をつけて以降、反発→ジリ高で来ている。現在の株価でＰＥＲは約１１倍と、地味ながら優良銘柄の割安が見直し買いにつながっているもようだ。調剤薬局向けシステム開発・販売・メンテ事業と、調剤薬局事業を行なっている。同分野では国内トップシェア３割を持つ、業界大手だ。実質無借金の堅実財務。筆頭株主は國光浩三社長で、大口株主には、ほか役員の名が入っているが、信託口や自社従業員持株会なども並んでいる。業績は堅調。今週２２日には業績予想の下方修正を発表した、２００８年３月期連結業績予想は、下方修正後も前年実績比は増収増益見込みだ。業界観測では、２００９年３月期もさらに増収増益と見られている。下方修正も、研究開発や人員拡充など、前向きな先行投資によるもの。今後の処方箋のオンライン請求義務化なども、需要拡大の追い風となろう。このままジリ高で、まずは８月急落前の２０００円ラインまで戻したい。

△岩谷産業<8088>が反発、業績予想を上方修正
岩谷産業が、１２円高の３５６円と前日と変わらずを挟んで５日ぶりに反発している。前日に９月中間期・通期業績予想の上方修正を発表、これを好感した買いが入っている。通期の売上高が前回予想を６０億円上回る７１４０億円、経常利益が同７億円上回る１４２億円、純利益が同５億円上回る５０億円に修正した。総合エネルギー分野においてＬＰガス輸入価格（ＣＰ）が高値で推移、産業ガス・溶材分野、情報・電子分野、マテリアル分野においても予想を上回る増収に加え、販売費及び一般管理費が抑えられたとしている。

■エルピーダメモリ<6665>は９月中間減益で小反落。厳しい業界環境も嫌気
エルピーダメモリは小反落。１００円安の３９５０円で始まり、寄り後は一時、３７９０円まで売られた。きのう大引け後に発表した、９月中間連結決算は、前年同期比増収減益。２００８年３月通期業績予想は、業界観測では（会社側予想なし）前年比減収減益と見られている。今朝の日経新聞では「７～９月期は営業黒字を確保」「投資３００億円上積み」と、好材料も報道されたものの、ＤＲＡＭ相場の下落や韓国メーカーの攻勢など、業界環境の競争激化が嫌気されているもようだ。チャートを見ると、７月５５００円ラインから続落し、９月２１日には年初来安値３３３０円をつけた。以降は反発しているとはいえ、ここ１ヵ月ほどは４０００円前後でモミ合っている。まだしばらく調整は続きそうだ。ただし、信用残はかなりの買い長なので、市場では「再び騰がる」と見る向きも多いようだ。

▼日本水産<1332>が急落、経常利益大幅減額を嫌気した売りが先行
日本水産が、５３円安の５０８円と急落している。前日に９月中間期・通期業績予想の修正を発表、経常利益大幅減額を嫌気した売りが先行している。通期の売上高が前回予想を２００億円下回る５３５０億円、経常利益が同６５億円下回る１１５億円、純利益が同２０億円上回る１２０億円に修正した。コスト高、製品安の流れのなか、水産事業ではインドネシアのえび養殖事業の改革の遅れやチリの鮭養殖会社生産計画の大幅な減少が影響し、食品事業では北米の業務用水産冷凍食品事業が引き続き苦戦する見通しから経常利益は減額修正した。特別損益では、土地の売却益約２６７億円、海外子会社ののれんの減損約６５億円などを見込み上方修正した。

△島津製作所<7701>が急反発、業績予想を上方修正
島津製作所が、８６円高の１１２５円と急反発している。前日に９月中間期・通期業績予想の上方修正を発表、これを好感した買いが入っている。通期の売上高が前回予想を１３０億円上回る２８３０億円、経常利益が同１０億円上回る２５０億円、純利益が同４億円上回る１４８億円に修正した。海外において、計測機器、医用機器、航空・産業機器とも好調に推移、国内も好調としている。

△エディオン<2730>は関東での積極出店とグループ経営効率向上を発表も市場は反応薄
エディオンは小幅続落。１０円安の１２４３円で始まっている。きのう大引け後に、今後の事業展開、機構改革などを発表。関東エリアでは、ミドリ電化、デオデオ、石丸電気などとの一貫政策遂行で、新規出店・既存店の集中、サービスや物流などの経営効率向上を図り、５年度売上高２０００億円を目指すとした。また、報道によると、１０月に新設した子会社、東京エディオンが担当し、関東の１都６県で２０１１年３月期までに２５店を出店する。現在の既存店は３４店。しかし市場は反応薄だ。今期２００８年３月期連結業績予想は前年比増収増益だが、上記の先行投資が、どれだけ業績に寄与するか、未知数だからか。あるいは、外国人投資家の保有比率が約２６％と高めなので、「サブプライム外資売り」が進んでいるのか。現在の株価でＰＥＲは約１５倍、ＰＢＲは約１倍と、買い頃の数字。チャート的にも、中期で安値圏にある。まずは次のフシ１４００円、さらに次のフシ１６００円奪回…と、じょじょに戻して行きたいところだ。

△乾汽船<9113>が続伸し上場来高値を更新
乾汽船が、６０円高の３２８０円と続伸し１６日につけた上場来高値３２６０円を更新している。外航不定期船市場で、ばら積み船の用船料が積載重量７万トン級のパナマックス型を中心に再び騰勢を強め、国際運賃指標のバルチック海運指数が２４日現在、最高値となる１万９８４に上昇し、１万１０００が目前に迫ったことが買い手掛かり。信用取組倍率１．３５倍の好取組を支えに頑強な動きが続きそうだ。

△ＡＯＫＩ ホールディングス<8214>はギャップアップ。日経「中間営業益、過去最高」観測報道
AOKIホールディングスはギャップアップ。７５円高の２３４５円で始まり、寄り後は２３８０円まで買われている。今朝の日経新聞で「ＡＯＫＩホールディングスの９月中間期は、連結営業利益が前年同期比３０％増の３０億円強になったもようだ」「中間期としての過去最高益を更新したもよう」「従来予想は３％増の２４億円」「主力のファッション事業でスーツはが計画を上回ったほか、結婚式場の運営などを手がける子会社の収益も拡大」と報道された。今年に入ってからのチャートを見ると、２４５０円ラインが上値フシ。ただ、信用残は売り長なので、続伸するようなら、買い戻しが入って、さらに続伸加速となる可能性も。

■日本電気硝子<5214>は中間経常益最高で利確売り先行、小反落
日本電気硝子は小反落。２８円安の１８９９円で始まった。きのう大引け後に発表した、９月中間連結決算は、売上高が前年同期比３．３％増の１７１４億７０００万円、経常利益が同４．０％増の４２４億８８００万円、純利益が同０．７％減の２１１億８１００万円。報道によると、経常利益は中間期として過去最高を更新した。液晶テレビ用ガラス基板が価格下落を吸収して伸びた。営業も過去最高で同１．７％増の４３６億８５００万円となった。チャート的には、現在の株価１９００円ラインはひとつのフシとなっている。現在の株価でＰＥＲは２１倍台と、高めだが、割高・過熱というほどではない、微妙な数字。ただ、信用残は売り長であるし、寄り後は１９００円台に戻している。このまま戻り足を形成し、短期では次のフシ２０００～２１００円ラインまでは行くと見たい。しかし通期業績は一部減益の見通しを据え置いており、また、市場自体も先行き不透明感がある。中期では調整局面も来よう。

△日立ハイテクノロジーズ<8036>が大幅高、業績予想を上方修正
日立ハイテクノロジーズが、６０円高の２５９０円と大幅高となっている。前日に９月中間期・通期業績予想の上方修正を発表、これを好感した買いが入っている。通期の売上高が前回予想を３００億円上回る９４００億円、経常利益が同１２億円上回る４２２億円、純利益が同６億円上回る２５６億円に修正した。ライフサイエンス分野における医用分析装置事業等が好調に推移としている。
（証券日刊新聞）

△トーメンデバイス<2737> 上方修正
トーメンデバイスは、2008年3月通期連結予想を発表した。携帯電話向けに好調に推移し、上方修正となったようだ。売上高1660億円（前予想1610億円）、経常利益30億円（同28.6億円）、当期純利益17.9億円(同16.8億円）。

△ＳＭＫ<6798> 上方修正
ＳＭＫは、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高875億円（前予想825億円）、経常利益71億円（同62億円）、当期純利益46億円（同40億円）。

△藤和不動産<8834> 中間期上方修正観測 日経
この日の日本経済新聞の報道によると、藤和不動産の9月中間連結営業利益が34億円前後（従来予想32億円）となったようだと報じている。
（証券新報）

△ドコモ<9437>店舗でＴＶ電話相談　三井住友<8316>銀、ＡＴＭも設置
三井住友銀行は２４日、ＮＴＴドコモの携帯電話販売店「ドコモショップ」に現金自動預払機（ＡＴＭ）とテレビ電話を使った無人相談ブース「バンクＴＶ」を設置すると発表した。販売拠点の多様化で顧客基盤の拡大につなげるのが狙い。ドコモショップにＡＴＭなどの金融機関の設備が設置されるのは初めて。今回、設置するのは、「新橋店（東京・新橋）」「赤羽店（同・赤羽西）」「横浜そごう店（横浜市）」の３店舗。１０月３０日から１１月にかけて設置していく。さらに、利用状況を検証した上で、設置店舗の拡大も検討する。バンクＴＶは、三井住友銀のコールセンターとブース内の専用端末をインターネット回線で接続。利用者はテレビ電話で画面上の資料を確認しながら、銀行窓口と同様に、銀行口座の開設や携帯電話料金の口座振替、住宅ローンの相談・申し込みができる。
バンクＴＶは９月末現在で、東京や大阪を中心に全国１３カ所の住宅展示場やイトーヨーカドー（セブン＆アイＨＤ<3382>）内のセブン銀行の店舗などに設置されている。ドコモショップに設置するＡＴＭは三井住友銀がコンビニエンスストアのエーエム・ピーエムに設置している「＠ＢＡＮＫ（アットバンク）」。携帯電話による決済サービス「おサイフケータイ」を利用し、キャッシングもできる。三井住友銀とドコモは２００６年５月に業務提携で合意しており、これまで三井住友銀のポイントをドコモコインに交換するサービスや携帯電話を使ったモバイルバンキング・サービスなどで業務協力を進めてきた。両社は「顧客サービス向上へ向け、通信と金融の融合による様々な金融サービスを検討していく」とさらなる提携拡大に意欲を示している。

△顆粒で早い効き目　ライオン<4912>が新「バファリン」
ライオンは２４日、解熱鎮痛薬「バファリン」の顆粒（かりゅう）タイプを発売すると発表した。従来の錠剤に比べ、溶けやすく効き目が早い。今夏に同ブランドの事業権を米製薬大手から３０４億円で買収したライオンが独自展開する第１弾製品。今後も、バファリンシリーズに風邪薬を追加するなどし、処方箋（せん）が要らない一般用医薬品（大衆薬）事業を強化する。「バファリン顆粒」は、１包１・８５グラム入りのスティックタイプ。主要成分は錠剤タイプと同じアセチルサリチル酸。１０包入り（希望小売価格７１４円）と２０包入り（同１２１８円）で１１月２１日から全国の薬局やドラッグストアで発売される。顆粒化にあたり、課題の飲みやすさを実現するため、胃の中ですぐとけるコーティング膜を薬に施し苦みを無くしたうえ、シトラス味を加えた。大衆薬市場は、特定保健用食品の台頭などで前年割れが続く。だが、２００９年にはスーパーやコンビニエンスストアでも大衆薬の販売が可能になることなどから、ライオンは大衆薬事業の年率３％の拡大を計画。今年７月には４５年間にわたり合弁会社を通じて販売してきた「バファリン」の日本と中国以外のアジア、オセアニアにおける事業権を米ブリストル・マイヤーズ・スクイブから買収し、自由な製品展開も可能にしていた。
（FujiSankei Business i）