10/24 お昼の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△オルガノ<6368>は決算発表期待に野村マイクロとの比較感も重なり急反発
オルガノは、７７円高の１９６４円と４営業日ぶりに急反発し７月の上場来高値３１００円からの調整幅の３分の１戻し固めに煮詰まり感を強めている。今３月期業績の３期ぶり純益減益予想、第１四半期決算の低進捗率推移などを織り込み出直っているものだが、１０月５日に新規上場した同じ水関連の野村マイクロ・サイエンス（６２５４・ＪＱ）との値ごろ比較感、さらに１１月９日発表予定の今９月中間期決算への期待感も底流し、下値買いを誘っている。同社株は、前期業績の上方修正にプラント関連人気、さらに超純水製造工場の新設報道の好材料が重なり急速に下値を切り上げ上場来高値をつける高人気となった。ただ８月に発表された第１四半期業績が、プラント関連株の会計特性から低水準着地となったことをきっかけに通期純益の３期ぶり純益減益も蒸し返され上昇幅を帳消しにする急落となった。このため１１月９日発表の中間期業績の動向に注目が集まっているもので、同業他社の野村マイクロの好業績・高評価から上ぶれ期待が高まっている。信用取組も、このリバウンド場面で買い残が漸増する一方、売り残が急速に積み上がり厚みを増しており、半値戻しから全値戻しへと騰勢を強めそうだ。

△大日インキ<4631>は業績増額から割安株買いが続き連日の高値
大日本インキ化学工業は、６円高の５５０円と３日続伸し連日の年初来高値更新となっている。高値後は利益確定売りが交錯し上値が重くなっている。１１月８日予定の中間期決算開示に先立ち、１０月２２日ザラ場に発表した今２００７年９月中間期・３月通期業績の上方修正が、引き続き割安訂正期待を高めている。上方修正のうち通期業績は、売り上げを期初予想より３５億円、経常利益を２０億円、純利益を４０億円それぞれ引き上げ、純利益は３００億円（前期比３３％増）と前期の過去最高を大幅に更新する。上期に海外子会社業績への円安恩恵や電子情報材料事業の新製品拡大、国内の土地売却による特別利益が重なり、下期では上期の金融収支改善などを織り込み上方修正につながった。株価は、第１四半期（１Ｑ）の高進捗率業績をテコに高値更新となっているが、ＰＥＲ１４倍台となお割安である。信用買い残は減少、売り残は増加して株不足となる好需給や１１月の中間期決算発表から来年２月に創業１００周年、同４月には社名変更などのイベントも控えているだけに、なお上値拡大余地が大きい。

△フジ住宅<8860>は今度は通期業績も上方修正し安値から急反発
フジ住宅は、寄り付きの買い気配から７７円高の３９８円まで買い上げられ変わらずを含み９営業日ぶりに急反発し、前日につけた年初来安値３１６円から急出直りとなっている。前日２３日に９月に続いて２００７年９月中間期の再上方修正と今３月通期業績の初上方修正を発表、通期純利益が３期ぶりに過去最高更新となることから再び大幅出遅れ訂正期待の買い物が増勢となっている。業績増額は、戸建住宅の粗利益率の改善、中古住宅再生事業の売り上げ戸数の増加、固定経費の前倒し削減、固定資産譲渡などが重なったことを要因としている。固定資産譲渡は、大阪府に保有する遊休土地を来年２月物件引き渡しで売却するが、税効果会計に係る会計基準に従い中間期に法人税相当額の戻し入れを行うことが業績を押し上げる。３月通期業績は、売り上げは期初予想を１３億４００万円下回るが、経常利益は４億５０００万円、純利益は９億４９００万円それぞれ上回り、純利益は２０億７０００万円（前期比２．２倍）と３期ぶりに過去最高を更新する。株価は、９月の中間期業績増額で３９５円高値まで７０円高して往って来いとなっている。ＰＥＲは６倍台、ＰＢＲは１倍そこそこ、配当利回りは４．３％と大きく割り負けており、底上げ継続となろう。

△ＫＹＢ<7242>は中間業績増額で割安株買いが再燃しストップ高気配
ＫＹＢは、寄り付きから買い気配をアップさせ１００円高の６０３円買い気配とストップ高で４営業日ぶりに急反発し、５００円台割れの年初来安値水準から出直っている。売り買い差し引きでなお約２００万株の買い物が集まっている。前日２３日に今２００７年９月期業績の上方修正を発表、割安訂正期待の買い物を再燃させている。同社の中間期業績は、売り上げが期初予想より２６億円、経常利益が２８億円、純利益が１６億円それぞれ引き上げられ、純利益は４９億円（前年同期比８９％増）と増益率を拡大する。建機向け油圧機器や４輪車用緩衝器などの増産に伴う固定費の増加抑制や為替相場の円安効果が、製品の無償補修のための製品保証引当金１３億７００万円の計上をカバーする上方修正要因となった。３月通期業績は、販売、為替、原材料価格の動向などを勘案し、９月中間期決算発表時に公表するとしている。株価は、８月の年初来安値４９２円から建機関連人気の波及で５７９円の戻り高値まで１００円高したが、全般相場急落にツレ安し往って来いとなっている。ＰＥＲ１６倍台の割安修正で再度のリバウンド場面示現となろう。

□マルエツ<8178>は通期純利益の再上方修正も高値更新後に反落
マルエツは、寄り付きに４円高の７２４円と続伸し連日の年初来高値更新となったが、高値後は値を消し１３円安と売られている。前日２３日に１００％子会社のポロロッカとサンデーマートの小売事業を吸収合併することにより今２月期純利益の再上方修正を発表、今年７月のイオン、丸紅との業務提携、９月の中間期業績増額に次ぐ好材料となったが、利益確定売りに押されている。子会社２社の合併は、都市部のマーケットシェアの拡大に向け小型スーパーマーケットを再編し効率的・戦略的な経営体制を構築することを目的としており、ポロロッカを吸収合併するとともに、サンデーサンのテナント事業はマルエツ開発が、小売事業はマルエツがそれぞれ吸収分割により１２月１日に承継する。これにより店舗数はマルエツの１９２店にサンデーマートの２６店、ポロロッカの２１店が上乗せとなる。今期業績への影響は、純利益のみの再上方修正で前回増修正された１０月予想の３７億円が４２億円（前期比１９％増）に引き上げられ連続の過去最高更新となる。株価は、ダイエーの保有株約２０％がイオンに譲渡され、さらに業務提携を締結したことから５００円下位から再発進した。薄めながら株不足となっている信用好需給もフォローし目先調整終了後の上値追いが続こう。

△関電工<1942>は減益率縮小の中間業績増額に反応し急反発
関電工は、４７円高の７４７円と５営業日ぶりに急反発している。前日２３日に今２００７年９月中間期業績の上方修正を発表、期初予想の減益率を縮小することが割り負け訂正買いを呼び込んでいる。業績増額は、単独決算で情報通信工事の完成工事高が減少するものの、屋内線工事と配電線工事が順調に推移し、コストダウン、経費削減を進めたほか、連結子会社の順調な上期業績が上乗せとなったことが要因となっている。売り上げは期初予想より２８億円、経常利益は９億円、純利益は６億円それぞれ引き上げられ、純利益は１６億円（前年同期比４４％減）と減益率を縮小する。３月通期業績は、下期以降に新潟県中越沖地震に起因する電力設備投資と修繕費削減の影響を最小限にとどめ、完成工事高の増加と工事採算を回復させるとして、期初予想を修正しない。株価は、中越沖地震発生時に特需期待で８４０円高値まで急伸し、第１四半期決算発表時に地震の影響を保守的に見込んだことが尾を引き５９７円安値まで突っ込む振幅の激しい値動きとなった。ＰＥＲは割高だが、ＰＢＲは０．８倍台と割り負けており一段の戻りを窺おう。

△デサント<8114>は安値から急反発、中間業績増額を信用好需給が支援
デサントは、４０円高の５７９円と変わらずを挟み４営業日ぶりに急反発している。前日２３日に発表した今２００７年９月中間期業績の上方修正と信用好需給が相乗し、１０月２２日につけた年初来安値５３１円水準での底値買いを誘発している。同社の中間期業績は、売り上げが期初予想を１６億円、経常利益が７億円、純利益が３億円それぞれ上回り、純利益は８億円（前年同期比６％減）と減益率を縮小する。主に韓国の子会社が順調に拡大して売り上げが増加、売上原価率や販管費の改善が重なり上方修正につながった。３月通期業績は、現在見直し作業中で中間期決算発表時に公表するとしている。株価は、第１四半期純利益の大幅減益着地が響き下値調整となり５０万株（発行済み株式総数の０．６５％）、３億５０００万円を上限とする自己株式取得発表でようやく１株純資産４９９円水準で下げ止まった。信用取組が薄めながら株不足となっている需給要因も加わりリバウンド幅拡大が見込まれる。

△ＯＬＣ<4661>は業績上方修正で市場コンセンサスを上回り急続伸
オリエンタルランドは、寄り付きの買い気配から３６０円高の６７３０円と急続伸している。前日２３日に今２００７年９月中間期・３月通期業績の上方修正を発表、通期純利益が減益率を縮小し市場コンセンサンスを上回ることが、内需関連のディフェンシブ株人気を高めている。上方修正のうち３月通期業績は、売り上げが期初予想を２２億４０００万円、経常利益が２８億１０００万円、純利益が１３億５０００万円それぞれ引き上げられ、純利益は１６０億円（前期比１％減）と減益率を縮小する。中間期のテーマパーク事業で、入園者数が計画を若干上回るとともに、固定費や人件費などの費用が減少し、リテイル事業でも再建計画を上回っており、通期では上半期から下半期への費用の時期ズレがあり修正幅は中間期より小幅化するが上方修正となった。株価は、８月発表の第１四半期業績の２倍増益や夏休みのシーズン入りで窓を開けて９００円高しほぼ往って来いとなっている。今回の増額で、中間期純利益は業績上ぶれ観測報道を上回り、通期純利益は市場コンセンサスを約９億円超えるだけに、株不足で逆日歩もつく信用好需給もフォローし再度の急伸は想定範囲内となる。

△花王<4452>は中間業績上ぶれ着地、自己株式取得上乗せも高値もみ
花王は、１０円高の３３００円と変わらずを挟み６営業日ぶりに小反発したあと３０円安ともみ合っている。前日２３日に今２００７年９月中間期決算と自己株式取得を同時に発表、中間期業績が期初予想より上ぶれて減益率を縮小して着地したが反応は限定的となっている。同社の中間期業績は、前年同期比８％増収、５％経常減益、０．９％純益減益となり、売り上げは期初予想を１４４億円、経常利益は８０億円、純利益は３３億円それぞれ上ぶれた。連結子会社化したカネボウ化粧品がフル寄与したほか販売体制の強化でコンシューマープロダクト事業の大幅増加、セルフブランドを中心にビューティケア事業も好調に推移したことが業績を押し上げた。今３月通期業績は、油脂原料の価格動向や有利子負債の金利負担も続いていることから期初予想を据え置き、純利益は６６０億円（前期比６％減）と３期連続の減益を見込んでいる。自己株式取得は、１０月２４日から１２月１９日までを取得期間に４６０万株（発行済み株式総数の０．８％）、１５０億円を上限として買い付けるが、来年３月末までに３００億円程度を取得することも検討している。株価は、７月に発表した今期第１四半期の増収増益業績見直しに中間期決算上ぶれ観測、さらに国内証券の投資判断引き下げなどを手掛かりに年初来安値３１００円からリバウンド、ほぼ往って来いの調整となっている。株不足となっている信用好需給と綱引きし強弱感の対立が続こう。
（東洋経済新報社）

△菱製鋼<5632>が買い気配
三菱製鋼が買い気配で始まった。ゴールドマンサックス証券が同社株の投資判断を新規に「買い」としたもよう。目標株価は７３０円としているようだ。リポートでは「経常利益成長率は０８年３月期１９％と予想し、特殊鋼で調査対象としている３社中最大」などとしているという。

△タカラバイオ<4974>に買い物、利益増額を受け
タカラバイオが買い気配で始まった。同社が前日に０７年９月中間期の利益の増額を発表したことが手がかり。連結経常損益は従来予想の２億１０００万円の赤字から、３億５１００万円の黒字となった。研究開発費の計上が下期にずれ込んだことや、販管費の効率利用などが要因で売上は４億円強の未達だった。通期業績については変更していない。市場では「新興市場で直近でバイオベンチャー株が人気となっており、同社株もその流れに乗った面が強い」との声もあった。

△野村証がエアウォーター<4088>を新規「２」評価
野村証券はエア･ウォーターの投資判断を新規に「２」としている。産業用ガス事業の収益力の強化などで中期的な利益成長が高いと判断。０８年３月期の連結経常利益は会社計画を２０億円上回る２９０億円（前期比１３．９％増）と試算している。

△野村証がフューチャ―<4722>を「２」に格上げ
野村証券は２３日付でフューチャーアーキテクトの投資判断を「３」から「２」に引き上げた。リポートでは「不採算案件による不安定感は残るが、新規案件の獲得が進展」などとしていた。
（ラジオNIKKEI）

△塗り心地滑らかどすえ
常盤薬品<7644>工業は、化粧品ブランド「サナ」から筆ペンタイプのアイライナー「舞妓はんの練りアイライナー」を２５日に発売する。光沢のある黒のオイルジェルを採用し、塗り心地を滑らかにした。筆先は、まつげのすき間なども塗りやすいようにしたという。１８９０円。

△４５秒さかのぼって会話録音も
シャープ<6753>は、デジタルコードレスファクシミリ「ｆａｐｐｙ（ファッピィ）　ＵＸ―Ｄ１７ＣＬ」を２６日に発売する。親機、子機ともに、よく使うボタンを大きくして、使いやすくした。ボタンを押した時から４５秒さかのぼって会話を録音できる機能も付けた。オープン価格だが、想定価格は２万円前後。子機が２台付いた「ＵＸ―Ｄ１７ＣＷ」は２万８０００円前後。

△携帯向けに道案内
野村総合研究所<4307>は、全地球測位システム（ＧＰＳ）機能を活用した携帯電話向けの道案内サービス「全力案内！」（ｈｔｔｐ：／／ｚ―ａｎ．ｊｐ／）を始めた。出発地と目的地を入力すると、徒歩や自動車などを組み合わせた最適ルートを案内する。東京や神戸、福岡などのタクシー３５００台から集めた情報で、道路の渋滞情報も提供する。月額利用料は２１０円で、１２月１６日までは無料。
当初はＮＴＴドコモ<9437>のｉモード向けのみだが、来年２月にＫＤＤＩ<9433>（ａｕ）とソフトバンク<9984>モバイル向けのサービスも始める。

△冬限定カクテル
アサヒビール<2502>は、カクテル「アサヒカクテルパートナー」シリーズから、冬季限定で「マンハッタンスノー」と「シャンゼリゼナイト」を１１月６日発売する。マンハッタンスノーは、ヨーグルトリキュールに青リンゴ果汁を加えた。シャンゼリゼナイトは、あんずのリキュールとモモの果汁を組み合わせた。ともにアルコール分４％。３５０ミリ・リットル入り。１４１円（税抜き）。

△ＪＡＬ<9205>カード株取得検討、大手行など１０社が名乗り
日本航空が一部売却方針を固めている１００％出資のカード子会社、ジャル（ＪＡＬ）カードの株式について、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306>など１０社程度が取得を検討していることが２３日明らかになった。日航は買い取りを希望する金融機関などを対象に、第１次入札を行い、年度内の売却先決定を目指す。日航は、これまで複数の金融機関などに買い取りの意向を打診し、１０社程度から非公式に回答を得た模様だ。取得を検討しているのは、三菱ＵＦＪのほか、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などの国内大手銀行やカード会社、国内外の投資ファンドなど。各社ともＪＡＬカードへの資本参加を通じ、個人分野の事業強化を図りたい考えとみられる。
（読売新聞）

△三菱電機<6503>、３段階に調光可能な施設用照明器具「Ｅａｓｙｅｃｏもっとｅｃｏ」シリーズを発売

△沖電気<6703>など、Ｗｉｎｄｏｗｓ　Ｖｉｓｔａ対応のビデオ会議システムの最新バージョンを販売

△ライオン<4912>、早く効いてのみやすい解熱鎮痛薬「バファリン顆粒」を発売

△ＪＡＦとオリンパス<7733>、交通安全啓発へ「子ども安全免許証」発行システムを開発

△ジャストシステム<4686>、「ＡＴＯＫ　２００７　ｆｏｒ　Ｍａｃアップデータ」をダウンロード提供

△アドウェイズ<2489>、ビジネス向けＳＮＳサイト「Ｂｉｚｚｏ（ビゾ）」を開設

△日立情報システムズ<9741>、企業向けＳＮＳ構築ツール「ＩＮＴＥＲＳＮＳ」を販売

△ゲームオン<3812>、ウェブゼンとＭＭＯＲＰＧ「ＳＵＮ」の日本での独占ライセンス契約を締結

△カネカ<4118>、ソーラーサーキット事業で「すてきナイスグループ」と業務提携

△ＮＴＴデータ<9613>、独ｉｔｅｌｌｉｇｅｎｃｅ社の株式を公開買付け開始

△ヒューマン<2415>リソシア、大阪・豊中に「キッズカフェ」と介護「デイサービス」の併設施設を開設

△ブリヂストン<5108>、ＣＯ２排出量を削減するタイヤ「ＥＣＯＰＩＡ　ＥＰ１００」を来春発売

△リコー<7752>、高耐圧ドライバー内蔵の２チャンネルＤＣ／ＤＣコンバータＩＣを受注開始

△ワークス<4329>とレビックグローバル、企業内大学の運営支援サービスを開始
（日経プレスリリース）

△アイティフォー<4743>が続伸
アイティフォーが続伸。９月中間期の連結経常が従来予想を上回ると伝わったことが手掛かりとなっている。ネット販売で百貨店からの受注が拡大、利益を押し上げる。

△第一三共<4568>　期待の血圧硬化剤「オルメテック」の海外展開に期待。統合による収益向上が本格化。

△日本サーボ<6585>　出来高伴い急騰。日本電産傘下でベトナムへの展開など攻めの経営進める。

△ウェブドゥジャパン<2138>　モバイルＳＮＳサービス「プチゲーフレンズ」が好調で、先高期待。

△タカラＢＩＯ<4974>がストップ高
タカラバイオがストップ高。メタボ北島が２２日の講演会で、「バイオ関連ならタカラＢＩＯ」と推奨。２３日大引け後に上方修正した。

△ダイトーエム<9923>増額好感
ダイトーエムイーは買い気配でスタート。今４月期中間を修正した。前回予想の売上高４０．５億円、経常利益７２００万円を各４５．５億円、１．１４億円に修正した。電子機器・部品商社で自動車向け拡大が原因。通期予想は１２月下旬の中間発表で公表する。　

△テセック<6337>は買い気配
テセックは買い気配。今３月期の中間の上方修正が好感されている。前回予想の売上高３４億円、経常利益３．８億円を各３４．８億円、５．６億円に修正した。半導体製造関連製品メーカーで高採算の検査装置などが寄与した。通期計画は１１月１３日の中間発表で公表する。

△和興エンジ<1756>は売り物
和興エンジニアリングは小口の売り物に気配を下げている。今３月期を下方修正した。前回予想の売上高３７１億円。経常利益１２億円を各３５４億円、６．７億円に修正した。北関東地盤の空調・衛生設備工事の中堅で光関連工事の売り上げ減少や受注価格低下が原因。
（株式市場新聞）

△三菱製鋼<5632>が急騰、鉄鋼株が業種別の値上がり率ランキング第５位に
三菱製鋼が、前場７０円高の５６８円と急騰し東証１部値上がり率ランキング第５位になっている。外資系証券が投資判断を新規「強い買い推奨リスト」、目標株価を７３０円としたことが買い手掛かり。この外資系証券が大同特殊鋼＜５４７１＞（東１）・山陽特殊製鋼＜５４８１＞（東１）の投資判断についても新規「中立」としたことで、本日は前場業種別の値上がり率ランキングで鉄鋼株が第５位となっている。

△日立造船<7004>が４日ぶりに反発、売残増加し好取組に
日立造船が、前場７円高の１９３円と４日ぶりに反発し騰勢を強めている。前日発表の東証信用残は、売残が７３０万３５００株増加、買残が２７６万５５００株増加して信用取組倍率１．５６倍の好取組となっている。前週１５日に約１００億円を投じて船舶用ディーゼルエンジンを増産すると発表、これを受け１９日に１９９円まで買われていた。１９９円抜けから８月２７日の高値２０４円処を目指す動きもありそうだ。

△タケエイ<2151>は反発→ストップ高。今朝の廃棄物処理関連株の動きはマチマチ
タケエイは５０４０円ストップ高。とくに材料が出たわけではないようだが、９月末の株式分割後の続落から、反発局面に入ったようだ。
今朝は同じく、廃棄物処理関連株のダイセキ環境ソリューション<1712>も続伸。５１万７０００円ストップ高ラインにタッチする場面も出ている。
一方、同様に廃棄物の中間処理・再資源化事業者のアミタ<2490>は売り気配。ただし、気配値は１４０円高の４１９０円からとなっており、タケエイやダイセキ環境ソリューションの上げから、連想買いによるこちらへの流入を待ち構えているもようだ。
また、同じく建設廃棄物の中間処理事業などを行なっているフジコー<2405>は下落ぎみのモミ合い。２９０円安の１万１２００円まで売られている。

△当サイト注目、夢の街創造委員会<2484>は続伸、大陽線出現
夢の街創造委員会の日足は大陽線出現。ストップ高１３万円ラインにタッチする場面も出ている。株マニ１０月１２日『今週の注目銘柄』をはじめ、当サイトの１３日、１９日付けで取り上げて以降、続伸。１９日付けで指摘した目標株価１２万円ラインを上抜けている。とくにここ数日は、ストップ高が続いている。次のフシは１４万～１５万円ラインだが、現在の株価でＰＥＲは約５５倍と、割高になっている。オシレーターも短期日足では「過熱」水準となっている。目先、調整局面も入るだろうが、業績は右肩上がり。大口株主もヤフー、インデックスホールディングス、中村利江社長、信託口などが並び、堅い。有利子負債ゼロ、利益剰余金と現金等もあり、買い安心感は充分だ。

△シチズンホールディングス<7762>は年初来高値を更新
シチズンホールディングスが、１０円高の１２３８円と続伸、同社の２００７年９月中間期の連結営業利益が前年同期比８％増の１１０億円前後になったようだとの日本経済新聞社の報道を好感して、一時６４円高の１２９２円まで買われ１９日につけた年初来高値１２８９円を更新している。従来は２４％減の７７億円を見込んでいた。時計販売が高付加価値商品を中心に好調に推移。電子デバイスも従来予想を上回った。円安も追い風となり、減価償却費の増加を吸収したという。信用売残２７０万株で信用取組倍率が、０．０４倍の極端な売り長となっており、買戻し主導の動きとなったようだ。

△岡村製作所<7994>は株価４ケタ回復。地道にジリ高の好チャート、割安、買い安心感も充分
岡村製作所は続伸。４７円高の１０３６円まで買われ、約３ヵ月ぶりの株価４ケタ回復となった。とくに材料が出たわけではないようだが、７月に１２００円ラインから急落。９月１３日には年初来安値８３９円をつけて底打ち。以降はジリ高で来ている。業績は堅調。今期２００８年３月期連結業績予想は、前年比増収増益。業界観測では、次期２００９年３月期も増収増益と見られている。大口株主は三菱商事や新日鉄といった優良企業のほか、信託口、生損保、都銀、地銀、従業員持株会などが並び、堅い。ジリ高とはいえ、現在の株価でＰＥＲは１５倍台央と、まだまだ割安水準。まずは７月急落前の１２００円ライン奪回が目標となろう。

△近鉄エクスプレス<9375>がストップ高、単体の９月中間期業績予想を上方修正
近鉄エクスプレスが、５００円高の４２００円ストップ高している。前日に単体の９月中間期業績予想の上方修正を発表、これを好感した買いが入っている。経常利益が前回予想を６億８０００万円上回る２２億６６００万円（前年同期比５１．２％増）に修正した。航空貨物の取扱い物量が減少したが、原価の圧縮、営業努力による利益改善に加え、子会社からの受取配当金や為替差益の計上など寄与したとしている。

△ホンダ<7267>は「低価格ハイブリッド車投入」報道で続伸。割安の買い時
本田技研工業は続伸。９０円高の３８７０円まで買われている。今朝の日経新聞で「２０１０年にも、エンジンとモーターを併用するハイブリッド車の世界販売台数を、２００６年の１０倍近い、年４０万～５０万台に拡大する」と報道された。ガソリン車との価格差を２０万円以内に抑えた低価格車を２００９年以降、投入するという。チャートを見ると、８月１７日につけた年初来安値３４３０円を底に、反発→続伸トレンドを形成。日足では今朝は３連騰となっている。まずは前のフシ４０００円ライン奪回、続いて次のフシ４５００円ラインまでの戻りが目標となろう。現在の株価でＰＥＲは約１０倍と、業績好調な大手有名企業株にしては、かなりの割安水準になっている。

△東洋精糖<2107>が急騰し東証１部値上がり率ランキング第１位に
東洋精糖が、４１円高の１６１円と急騰し東証１部値上がり率ランキング第１位になっている。前日に９月中間期・通期業績予想の上方修正を発表、これを好感した買いが入っている。通期売上高が前回予想を１億円上回る１４１億円、経常利益が同１億８０００万円上回る８億５０００万円、純利益が同１億２０００万円上回る５億２０００万円に修正した。機能食品素材事業は当初の予想を上回り順調に推移する中、原材料及び輸送費や副資材のコスト管理が奏功したとしている。

△兵機海運<9362>は増配発表で小幅続伸。続伸トレンド形成で、配当益と値上がり益の二兎を追う
兵機海運は小幅続伸。９円高の３０９円まで買われている。きのう大引け後に増配を発表した。前回発表の５円に、創立６５周年記念配当３円を乗せて、２００８年３月通期末（年間）配当金８円とする。現在の株価で配当利回り約２．６％と高め水準になる。チャートを見ると、好業績に海運株人気も相俟って、中期・中期・短期とも続伸トレンド。このまま続伸で、前のフシ３５０円～４００円ライン奪回となるか。現在の株価でＰＥＲは１６倍台と、とくに割高感はない。信用残はかなりの買い長となっている。

△中外製薬<4519>が急続伸し２２５採用銘柄の値上がり率ランキング第１位に
中外製薬が、１３５円高の１９３７円と急続伸し２２５採用銘柄の値上がり率ランキング第１位になっている。前日に０７年１―９月期決算を発表、２ケタの増収増益を好感した買いが入っている。売上高が前年同期比１０．３％増、経常利益が同２０．８％増、純利益が同１１．１％増となった。新薬候補の開発販売権を供与して得られる特許権等収入が増えたのに加え、インフルエンザ治療薬タミフルも行政備蓄向けに伸びたとしている。株価は、直近９月２５日の高値１９８４円抜けとなれば、下値確認から本格出直り局面入りとなりそうだ。

△フューチャーシステムコンサルティング<4722>は３Ｑ決算発表で買い気配切り上げ
フューチャーアーキテクトは３５００円高の５万６５００円買い気配。きのう大引け後に発表した、第３四半期（１～９月）連結決算は、売上高が前年比５２．４％増の１７８億６６００万円、経常利益が同７．８％減の２０億５９００万円、純利益が同３７．４％減の７億９８００万円となった。１２月通期連結業績予想は、売上高、営業・経常利益は前年実績比増収増益、純利益のみ同減益の、前回発表を据え置いた。純利益の減益は、売上高計上の期ズレや、減損計上によるもの。業界観測では、２００８年１２月期はＶ字回復の増収増益と見られている。ＩＴコンサルティング事業、ソリューション事業、受託開発事業などを行なっている。実質無借金の好財務。筆頭株主は金丸恭文会長だが、大口株主には、信託口なども入っている。　現在の株価でＰＥＲは１９倍台央、ＰＢＲは約２．８倍。チャート的には、中期で底値圏。まずは７月急落前の８万円ラインまで戻したい。

△株マニ注目のＫＹＢ<7242>が買い気配から始まる
株マニ注目のＫＹＢが、寄付き前から気配値を切り上げ４０円高の５２３円買い気配で、売り買い差し引き３００万株を超える買いものとなっている。前日に９月中間期業績予想の上方修正を発表、これを好感した買い優勢となっている。売上高が前回予想を２６億円上回る１８９０億円、経常利益が同２８億円上回る９８億円、純利益が同１６億円上回る４９億円に修正した。増産に伴う固定費の増加抑制や為替相場が当初の予想より円安になった事等にに加え、主としてアジア地域子会社の好調に支えられたとしている。通期の業績予想については、１１月９日に予定している中間決算発表時に公表する予定。先日自動車部品工業＜７２３３＞（東２）が建機向けが好調で上方修正を発表したが、それに続く動きとなっている。

△ダイニチ工業<5951>は小幅続伸。９月中間予想は損失計上見込みから利益計上見通しに
ダイニチ工業は小幅続伸。９円高の９８８円で始まっている。きのう大引け後に９月中間業績予想の上方修正を発表した。前回予想では営業・経常・純損益とも損失計上を見込んでいたが、営業利益１９００万円、経常利益１億０８００万円、純利益３６００万円の利益計上の見通しとなった。量販店などへの石油暖房機器の早期販売が順調に推移。損益面は、原価管理の徹底で改善した。３月通期業績予想は据え置いているが、上ブレ期待も。勢いがつけば１０００円ラインの上抜け期待。現在の株価でＰＥＲは１５倍台央、ＰＢＲは約０．９倍と、割安水準となっている。

△テセック<6337>は９月中間業績予想の上方修正で買い気配切り上げ
テセックは２０円高の１１４５円買い気配。きのう大引け後に９月中間業績予想の上方修正を発表した。連結・単体とも、売上高、営業・経常・純利益とも、上方修正とした。携帯機器、車載用パワーデバイス検査装置などの受注・売上が中国・マレーシアなどのアジア地域で順調に回復したため。損益面では、原材料・外注費の高騰などの影響があったものの、高採算性検査装置の拡販、採算性の管理強化などで利益が増加した。気配値切り上げとはいえ、中期チャートでは、現在は安値圏。９月２５日につけた年初来安値１０４２円からの反発局面にある。また、現在の株価でＰＥＲは１６倍台、ＰＢＲは約０．５倍と割安水準。まずは次のフシ１３００円ライン、中期では５月急落前の１６００円ラインまで戻していきたい。
（証券日刊新聞）

△松下電工インフォ<4283> 中間決算
松下電工インフォメーションシステムズは、2007年9月中間連結決算を発表した。売上高191億円（前年同期比6.8％増）、経常利益22.91億円（同9.3％増）、当期純利益13.41億円（同8.3％増）。通期業績予想は、従来予想を据え置きした。

△小野測器<6858> 第3四半期業績
小野測器は、2007年9月連結第3四半期業績を発表した。12月通期業績予想は、従来予想を据え置きした。売上高151億円（前年同期比15.2％増）、経常利益16億円（同14.9％増）、当期純利益10億円（同19.5％増）。
（証券新報）

△「ひばり人形」ジャズ歌う　バンダイ<7832>、プレーヤー販売　“ひばり”の歌が、しぐさがよみがえる－。
玩具大手のバンダイ（東京都台東区）は２３日、音楽プレーヤー「リトルジャマー」と組み合わせて楽しむゲストプレーヤー「美空ひばりジャズを唄う」を１２月１４日に発売すると発表した。「リトルジャマー」はカートリッジから再生されるジャズなどの音楽に合わせて、ピアノやドラム、トランペットといった演奏者の人形が動くエンターテインメントオーディアオ商品。
音響メーカーのケンウッド<6765>が技術面で協力しており、家の中でライブを聴いているような臨場感を楽しめる。
「美空ひばりジャズを唄う」ではコロムビアミュージックエンタテインメント<6791>の協力で、ひばりさんのライブ音源を使用することが可能となった。ひばりさんのフィギュアを接続すると、「スターダスト」「テネシー・ワルツ」といったスタンダードナンバーや「悲しき口笛」「真っ赤な太陽」などのヒット曲が流れる。するとフィギュアが手でリズムをとったり、口を動かして、ステージで歌っているような姿を見せてくれる。東京・西麻布のクラブ「ＣＬＵＢ　ＸＲＯＳＳ」で行われた記者会見には、ひばりさんと幼いころから仲良しだった俳優の中村メイ子さんが駆けつけ「似ているとかうまいとかではなく、心がある」と動くフィギュアを絶賛した。「美空ひばりジャズを唄う」は、ひばりさんの１７楽曲を収録したカートリッジが２本付いて２万３１００円。

△三井住友海上<8752>　持株会社の詳細を発表
三井住友海上火災保険は２３日の取締役会で、来年度中に設立する持ち株会社の詳細を決めた。資本金は１０００億円、社名は「三井住友海上グループホールディングス」とする。本社は三井住友海上と同じ東京都中央区に置く。経営陣は年内に内定し、年明けにも臨時株主総会を開催して正式決定する見通し。

△投信スーパーセンター１周年　月内にも残高１００億円に
日興コーディアル<8603>グループの子会社、コーディアル・コミュニケーションズが国内初の投資信託専門の電子商店として昨年開設した「投信スーパーセンター」が２３日、１周年を迎え、東京都内で記念式典が開かれた。当初計画で、１年後の目標とした預り残高１００億円は月内にも達成する見通しだ。若年層開拓の決め手になるか、注目を集めている。スーパーセンターは、日本最大級の約５６０本の投信を品ぞろえし、商品を「買い物かご」に入れるネットショッピング形式で販売している。首都圏２４カ所には、サイトへの誘導を目的とした拠点を開設し、来店者への説明や口座開設などのサービスを行っている。スーパーセンターの預り残高は順調に伸び、２２日までに約９６億円に達した。約６５％の商品で積み立て式を可能にし、口座数で約５４％を２０～３０代の若年層が占める。コーディアル・コミュニケーションズの桜井歩社長は式典で「女性層にもサイトに接してもらう機会を増やし、シェアを拡大したい」と話した。

△レクサスが初登場１位…Ｊ・Ｄ・パワー国内自動車販売満足度調査　セールス担当社教育が奏功
ＣＳ（顧客満足度）に関する調査会社Ｊ・Ｄ・パワー　アジア・パシフィック（東京都港区）がまとめた２００７年の国内セールスの満足度調査で、
トヨタ自動車<7203>の高級車ブランド「レクサス」が初登場で第１位となった。２位には昨年９位だった「メルセデス・ベンツ」が急浮上し、昨年トップの「ＢＭＷ」は３位、
同３位の「ホンダ<7267>」は４位にそれぞれ後退した。
調査は、乗用車（軽自動車を除く）を正規販売店から新車で購入した顧客の満足度を総合的に分析するため毎年実施し、今年で６回目。新車購入後１～６カ月の乗用車保有者を対象に今年７～８月に郵送調査を行い、回答者は５４４４人。「セールス担当者」「販売体制・施設」「支払い・保険手続き」「デリバリー」の大項目と、各項目の詳細項目に対する評価を基に総合満足度を算出したという。調査開始時の０２年の業界平均を１００とすると、今年は昨年より１ポイントアップの１０４と上昇傾向が続いており、ランキング対象１１ブランドのうち上位６ブランドが業界平均を上回った。ブランド別でみると、トップの「レクサス」は総合満足度が１２１ポイントと業界平均を１７ポイント上回り、全項目で最高評価だったという。レクサスは、トヨタが欧米で展開してきた高級車ブランド。国内高級車市場に本格進出するため、高級感あふれた店舗づくり、徹底したセール担当者教育を行ってきた。その効果があったようで、今回の調査でも、「販売体制・施設」の項目では、フロントや待合室の施設、従業員の態度・マナーの評価が高く、「セールス担当者」の項目でもアクセサリー・オプションに関する情報提供や自社商品に関する知識が高いと評価された。２位「メルセデス・ベンツ」は、「セールス担当者」と「販売体制・施設」の項目で改善し、昨年より総合で１０ポイント上がった。次いで大幅にポイントを改善したのが「スバル」。昨年より６ポイント高まり、総合順位も昨年の８位から５位に躍進した。このほか、商談についての調査では、８４％が店頭で商談を行ったとし、うち８１％が商談に同席者、特に配偶者や子供を連れてきていることが明らかになった。同席者に対するセールス担当者や従業員の対応が、セールス満足度に大きく影響していることから、調査報告書は「セールス担当者、全従業員が一体になり、同席者に対しても配慮することが極めて重要」と指摘している。
（FujiSankei Business i）