10/23 お昼の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

▼大紀ア<5702>が大証値下がり率トップ、製造コストが圧迫し今期４割減益の見通し
アルミ２次合金地金トップの大紀アルミニウム工業所が急落。一時４３円安の４１６円まで売られ、８月１７日の年初来安値４４６円を更新した。前場、大証１部値下がり率トップ。２２日引け後に今０８年３月期連結業績予想の下方修正を発表。経常利益を９月中間期で２２億４０００万円→１３億９５００万円、通期で４８億２０００万円 →２５億７０００万円に減額したことが嫌気されている。原料価格の高騰に伴う価格転嫁が遅れ、製造コストの上昇が利益を圧迫した。

△電産サンキョ<7757>が大幅高、ステッピングモーターなど好調で中間期業績推定の上方修正を好感
日本電産サンキョーが大幅高。８５円高の８３９円まで買われ、午前１０時１５分現在、東証１部値上がり率３位となっている。同社は２２日、今０８年３月期の９月中間期連結業績推定の上方修正を発表、好感買いが入っている。経常利益を従来計画の３０億円→４１億８０００万円（前年同期は６３億８１００万円）に増額した。ステッピングモーター、光ピックアップユニットなどの売上が好調、電子部品関連事業の収益改善が奏功した。通期業績予想については２６日に予定している中間期決算発表時に開示するとしている。
（株式新聞ダイジェスト）

△日本紙Ｇ<3893>と三島紙<3872>が上昇、他の紙パ株も高い
三島製紙が寄り付きから買われて値幅制限いっぱいの５０円ストップ高となっているほか、日本製紙グループ本社は８営業日ぶりに反発している。日本紙Ｇが三島紙を０８年２月に完全子会社化すると報じられたことが手掛かり。国内製紙各社は需要が頭打ちとなる一方で原油や古紙など原燃料の価格高騰によって収益環境が厳しさを増しており、日本紙Ｇはすでに９．８％を出資している三島紙を１００％子会社化することで、特殊紙の事業を再編。収益力の向上につなげる考えのようだ。両社は寄り付き前に「現時点で正式に決定した事実はないが、正式決定を行った場合には速やかに発表する」などとするコメントをそれぞれ出している。
これに刺激を受ける形で日本紙Ｇとすでに資本・業務提携関係にあるレンゴー<3941>が上げ幅を広げているほか、過剰設備解消への期待感にさらなる業界再編への思惑も加わり王子製紙<3861>や三菱製紙<3864>、大王製紙<3881>など他の紙・パ株もそろって上昇している。
（ラジオNIKKEI）

△コムスン譲渡先を指定　東京都
介護大手コムスン（グッドウィル・グループ<4723>）の事業譲渡問題で、東京都は２２日、介護保険法に基づき、
介護事業大手「ジャパンケアサービス<7566>東京」（港区）など３業者を、都内にあるコムスンの１１１事業所の新たな事業者に指定することを決めた。１１月１日付で正式に指定される。都によると、全１１１事業所のうち、訪問介護などの在宅系サービス１０７事業所については「ジャパンケアサービス東京」、
有料老人ホームなどの居住系サービス４事業所については介護事業者「ニチイホーム」（千代田区）と「ニチイのきらめき」（ニチイ学館<9792>）が、それぞれの事業者に指定されることが決まった。

△露知事、新幹線技術導入に前向き
ロシア西部ニジェゴロド州のシャンツェフ知事は２２日、モスクワ市内で会見し、モスクワ～同州州都ニジニーノブゴロド間（約３９０キロ）での日本の新幹線技術導入に前向きの考えを示した。知事は「すべては日本側にかかっている。財政面で納得できれば、技術面は前から満足している」などと述べ、鉄道高速化で来月中旬に日本で開かれる第２回日露官民合同会議に期待を寄せた。知事は超高速鉄道敷設に関係する近隣州やモスクワ市とも合同で検討を進めていることを明らかにした。
（産経新聞）

▼大量の着物をクレジット契約で強引に売りつけられたとして、愛知県などに住む高齢女性ら６人が２２日、呉服販売「健勝苑」（京都市中京区）の関連会社３社と信販会社「クオーク」（東京都港区）、
「オリエントコーポレーション<8585>」（千代田区）を相手取り、信販会社に支払った代金（既払い金）計約１８１６万円の返還と残る債務計約８０６万円の帳消しを求め、名古屋地裁などに提訴した。代理人の弁護士は、他に多数の被害者がいるとみてさらに訴訟を起こす構えで、クレジット被害防止を目指して経済産業省が進める割賦販売法や特定商取引法の改正論議に影響を与えそうだ。
訴えたのは、愛知、千葉、秋田県在住の６０～７０代の女性６人。いずれも年金やパートで暮らしている。訴えによると６人は０１～０５年、健勝苑と関連会社がホテルやイベント会場などで開催した展示販売で次々と着物を購入させられ、総額は約２６２２万円に上った。着物を購入し「健勝苑友の会」に入会した客は「メイト」と呼ばれる。次回の展示会には交通費を支給して知人を誘わせ、知人やメイトが新たに商品を買うと、購入代金の約５％が還元される仕組みになっている。愛知県に住むパートの女性（６６）は０５年１２月までの４年半で、高級和服だけで５０点以上を買わされ、計約１５００万円のクレジット契約を結ばされた。きっかけは０１年ごろ、近所の知人に「何も買わなくていいから」と誘われた展示会。社員４～５人に「似合いますよ」「頭金も保証人もいらない」と２時間以上取り囲まれ、断り切れず、会場に待機していた信販会社社員の指示で申込書の収入欄に「年金」と書き、審査をパスした。その後もメイトとして展示会に行き、還元される分を支払いに回す悪循環に陥った。支払いは多い時で月３０万円。購入した宝飾品を５分の１の値で売り、支払いに回すことも。自分と同様、展示会に誘った知人も多額の契約を結ばされたという。約３０年前に夫と死別。子供３人を育て、現在はアパートに１人暮らしで、年金と清掃のパートで月収約１２万円。「支払いのためにパートに追われ、貯金も失った。着物を着る暇などない。買って袖を通したのは『展示会に着て来い』と言われた３度だけ」と振り返る。約１５００万円のうち約１１００万円を支払い首が回らなくなり長女に相談、ようやく被害が発覚した。「自分が情けなくて」。死にたいと思ったこともあるという。代理人の榊原真実弁護士は「健勝苑の商法を熟知し、収入の低い女性と過剰なクレジット契約を結んだ信販２社の責任も重い」と指摘する。健勝苑は１９２７年愛媛県今治市で創業。戦後法人化されて京都に本拠を移した。民間信用調査会社によると今年５月期の売上高は５６億３０００万円、純利益は４億１０００万円。今回の提訴について「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。
（毎日新聞）

△Ｊエナジー（新日鉱ＨＤ<5016>）、鹿島製油所の海上出荷設備増強が完了
ジャパンエナジーは２２日、子会社鹿島石油の鹿島製油所での海上出荷設備の能力増強工事が完了したと発表した。約４５億円を投じ昨年１０月から進めていた桟橋工事などが１９日に竣工。大型船舶利用による輸送効率化と需要動向に柔軟に対応できる出荷体制を確立する。同製油所では昨年９月から、約７００億円を投じて石油化学製品生産設備の新設工事を実施。来年１月から営業運転を開始する見込みで、今回の出荷設備増強はパラキシレンなど石油化学製品を中心に海上出荷量が増えることに対応するためのもの。

△イーピーエス<4282>、治験業務で中国機関と提携
臨床開発業務受託機関（ＣＲＯ）のイーピーエスは、中国・国家食品医薬監督管理局（ＳＦＤＡ）傘下の中国医薬国際交流センターと中国における治験業務で提携した。同センターは海外企業の医薬品申請代行の傍ら治験相談を受けているが、今後、申請過程で治験が必要になる場合、ＣＲＯ先としてＥＰＳを優先的に推薦。一方ＥＰＳは代行委託先として同センターを顧客に紹介する。

△日立造船<7004>、有明にプロセス機器新工場など完成
日立造船が有明機械工場内で建設していた、同社１００％子会社の日立造船メカニカル（ＨＭＣ）のプロセス機器新工場、および同じく１００％子会社の日立造船ディーゼルアンドエンジニアリング（ＨＺＤ＆Ｅ）の舶用ディーゼルエンジン精密機械工場増設がこのほど完成した。投資金額はＨＭＣ新工場が２５億円、ＨＺＤ＆Ｅ増設が６億円。
（化学工業日報）

△Apple、67％増益――iPhone累計販売台数は139万台に
Appleの7～9月期決算は、売上高は前年同期比29％増、純利益は同67％増。iPhoneのほかMacの販売も好調で、出荷台数は過去最高を記録した。
（ITmedia News）

△沖電気<6703>、兵神装備に「ＳＳ９１００」ベースのＩＰセントレックスシステムを納入

△ソフトブレーン<4779>、中国の青島ソフトウェア人材学校と人材育成ビジネス強化で提携

△ピーエイ<4766>、「資格王・受験王」で「社会福祉士　模擬試験」を公開

△ウイングアーク、日清製粉<2002>グループにデータ活用ソリューション「Ｄｒ．Ｓｕｍ　ＥＡ」を導入

△インテリジェンス<4757>、ＩＴソリューションサービスで顧客先常駐エンジニアにシンクライアントを導入

△積水化成品<4228>、１５０℃の加熱寸法安定性を有するビーズ法樹脂発泡体を開発

△アドバンテスト<6857>、２Ｇｂｐｓソース・シンクロナス・インターフェース・テスト・ソリューションを販売

△ネクサンティス（大日本印刷<7912>）、脆弱性管理ソリューションが「ＣＶＳＳ」の新バージョン２．０に対応

△エコス<7520>、プログラムを自動生成する．ＮＥＴ開発ツールの本格販売を開始

△イオン<8267>銀行、全国の金融機関５１社とＡＴＭ利用提携
（日経プレスリリース）

△日立物流<9086>が３日ぶり反発
日立物流が３日ぶり反発している。システム物流事業が拡大。２２日に０８年３月期の業績予想を上方修正したことが好感されている。

△日立<6501>が小反発
日立製作所が６日ぶり小反発。過当競争が続くパソコン生産から全面的に撤退すると伝わったことが手掛かりとなっている。

△ワッツ<2735>が堅調
ワッツが堅調。１５００株、１億３５００万円を上限に、自社株買いを実施する。

△富フロンテック<6945>は反発
富士通フロンテックが反発。国内外の金融システム売上高が好調。今３月期中間業績予想を、上方修正した。

△ＪＢＲ<2453>　２５日移動平均線が上昇転換。５月以来のトレンド転換を見直す。

△ＮＰＣ<6255>　太陽電池製造装置の拡大に関心高まる。１９日高値４２４０円後の押し目に妙味。

△エンジャパン<4849>　スピード調整も底堅さ抜群。もみ合い放れから高値値挑戦へ。

■アドアーズ<4712>小安い
アドアーズは小安い。２２日の後場寄り前に今３月期中間、通期の上方修正を発表して急伸したこから、利食い売りが出たようだ。

△アドソル<3837>は通期増額の思惑
アドソル日進が高い。今３月期中間の上方修正を発表したが、通期計画は不変で増額の思惑も。

△総合メディカル<4775>が急反発
総合メディカルが急反発。０８年３月期の収益上方修正を好感したこと。経常利益は２４億８０００万円から２８億８０００万円となる見込みだ。

▼石光商事<2750>は安値
石光商事が下落。９月２５日年初来安値を更新した。２２日に発表した今３月期の下方修正が嫌気された。前回予想の売上高３７９．５７億円、経常利益６．８９億円を各３７８．３６億円、３．０８億円に修正した。原料高や円安によるコスト上昇分の販売価格への一部転嫁の遅れなどげ原因。コーヒー豆などの輸入販売が中心。
（株式市場新聞）

△ＴＨＫ<6481>は続伸。中期続落から底打ち→反発局面
ＴＨＫは続伸。前日終値と同額の２３４５円で始まり、その後は２３８５円まで買われている。先週１７日につけた年初来安値２１９５円を底に、反発局面にあるが、加えて、今朝の日経産業新聞で「ＴＨＫ、生産能力３割増めざす――主力・山口工場を増強」と報道されたことも、買い材料となっているもようだ。直動案内機器で世界シェア６割のトップメーカー。おもな客先は、半導体製造装置向け、工作機械向け、自動車向けなど。業績は堅調に右肩上がり。今期２００８年３月期は純利益のみ前年比微減益見込みだが、これは株式会社リズムを子会社化し、のれん償却などが発生するため。実質無借金の好財務。大口株主に外国人投資家が多いのは気になるところではあるが、国内信託口、都銀なども並んでいる。今年に入ってからのチャートを見ると、６月につけた年初来高値３２１０円をピークに続落してきた。ここ１～２ヵ月、２２００円ラインが下値抵抗線となっているようで、底打ち→反発のきざしが出ている。また、現在の株価でＰＥＲは１５倍台と割安水準。オシレーター的にも「買い時」となっている。このまま続伸して、まずは急落前２８００円ラインまで戻していきたい。

△日本電産<6594>傘下の日本サーボ<6585>が７日連騰、９月中間期業績予想を上方修正
日本電産傘下の日本サーボが、３４円高の７８０円と７日連騰し連日の年初来高値更新となっている。前日に９月中間期業績予想の上方修正を発表、これを好感した買いが入っている。売上高が前回予想を２４億９０００万円上回る１７４億９０００万円、経常損益が同赤字から３億９０００万円の黒字、純損益も同赤字から３億５０００万円の黒字に修正した。海外事業所を中心に大幅な原価改善が進んだとしている。

△全日本空輸<9202>は反発→続伸。前日の米市場の小反発を受け、地合い堅調
全日本空輸は反発→続伸。３円高の４３４円ではじまり、寄り後は４４１円まで買われている。とくに材料が出たわけではないようだが、今年の下値抵抗線４３０円ラインにタッチしたことから、反発のタイミングに来たようだ。地合いにもよるが、このまま続伸して、次のフシ４６０円ラインまで戻して行きたいところ。また、今朝は前日２２日の米ニューヨーク株式市場で、ダウ平均とナスダック指数が小反発。今朝の東京外為市場は、９時時点で前日１７時時点に比べて小幅円安・ドル高のとなっている。そのため、日経平均株価もここ数日の続落から、若干、持ち直し。寄りつき、４８円２４銭高の１万６４８６円７１銭となった。東証１部業種別株価指数も、保険、銀行などのほか、パルプ・紙、空運、ガラス・土石などのセクターの上げが目立つ。

▼タキロン<4215>は年初来安値を更新、９月中間期業績予想を下方修正
タキロンが、５２円安の３０７円と前日と変わらずを挟んで５日続落し８月２０日につけた年初来安値３３５円を更新、東証１部値下がり率ランキング上位に入っている。前日に９月中間期業績予想の下方修正を発表、これを嫌気した売りが先行している。経常利益が前回予想を５億５０００万円下回る６億５５００万円と大幅減額修正した。住環境事業が、床材は引続き好調に推移したものの、改正建築基準法施行による住宅着工戸数の減少により、住宅資材及び採光材が低迷したこと、高機能材事業が、工業用プレートが半導体製造装置分野の在庫調整の影響により、期半ばから荷動きが鈍くなってきたこと、メディカル事業が、顎顔面分野の新製品の本格発売が遅れていることなどに加え、住環境事業関連会社の業績悪化が響いたとしている。

△ケアネット<2150>は続伸。よく見ると優良株、Ｉ　Ｒ強化でボックス圏上放れへ？
ケアネットは続伸。９０００円高の１７万４０００円で始まり、寄り後は１７万５０００円まで買われている。今朝の日経新聞『追跡　ニューフェース』コーナーで取り上げられた。「個人投資家の関心は高い。ただ、業績に波があるという印象を持たれていることが、株価にも影響しているようだ」「収益体質強化とともに、事業モデルや足元の業績をわかりやすく説明していくことも必要なようだ」と指摘されている。記事によると、医薬品の営業担当を支援するサービスが主力。製薬企業と契約し、会員の医師に医薬品の情報を提供する。動画や音声を駆使したコンテンツ制作力が強みという。同社の今年４月上場以来のチャートを見ると、上場当初につけた３２万４０００円が「上場来高値」となり、以降は続落。この３ヵ月ほどは、下値１４万円、上値２０万円のボックス圏形成となっている。日経記事で業績に波があると指摘されているとはいえ、基本的には右肩上がりの傾向で来ている。また、有利子負債ゼロ、利益剰余金があり、現金等のキャッシュフローも充実。大口株主構成を見ると、外国人株主が多い点は気になるが、ほかはＪＴ、自己株口、京セラ、スズケンなど堅い。買い安心感は充分だ。現在の株価でＰＥＲは約１０倍と割安、ＰＢＲは約５．６倍と、市場期待値は高い。日経記事には「妥当株価は約２６万円」とある。当サイトで７月に取り上げた際には、目標株価２４万円とした。どちらにしても、ボックス圏上放れのタイミングが待たれる。ＩＲの強化などが不可欠となるか。

△トヨタ自動車<7203>が３日ぶりに反発、営業利益が約１割増の１兆２０００億円強
トヨタ自動車が、４０円高の６１６０円と３日ぶりに反発している。トヨタ自動車の２００７年９月中間期の連結決算（米国会計基準）は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期に比べて約１割増の１兆２０００億円強になったもようだとの日本経済新聞社の観測報道を好感している。アジアや中近東など新興国を中心に販売台数を伸ばしたほか、欧米でも売れ行きが順調だった。中間期としては２期連続で最高益を更新するという。前日同社が明らかにした２００７年１―９月の世界販売台数で、子会社のダイハツ工業＜７２６２＞（東１）と日野自動車＜７２０５＞（東１）を含めた実績は前年同期比７％増の７０５万台となり、米ゼネラル・モーターズを下回ったことを受け、年初来安値６０１０円をつけた。本日反発しているが、原油価格の上昇に加え、サブプライムローン問題が米国の景気減速をもたらす懸念など外部要因に不透明感があり、一本調子に上昇とはなりにくいと思われる。

△西友<8268>はウォルマートのＴＯＢ発表でストップ高買い気配。すでに監理ポスト入り
西友はストップ高１１７円買い気配。４億７０００万株以上の買い注文に対し、売り注文は１２７万７０００株となっている。前日２２日に、米ウォルマート・ストアーズが、西友を完全子会社にするためＴＯＢを実施すると発表した。現在すでに５０％超を保有しているが、今回、全株取得を図る。西友は上場廃止になる見込み。東証は同日付けで、監理ポストに割り当てた。報道によると、ウォルマートは業績不振が続く西友を完全子会社化し、撤退観測もあった日本市場での事業を、継続する姿勢を鮮明にするとともに、西友の抜本再建に取り組む。店名は変えない方針という。

■ＪＲ東日本<9020>は「中間営業益　過去最高」観測報道も、小反落
東日本旅客鉄道は小反落。６０００円安の９０万８０００円で始まっている。今朝の日経新聞で「ＪＲ東日本の９月中間期の連結営業利益は、前年同期比３％増の２５５０億円と、中間期の過去最高になったようだ」との観測記事が出た。記事によると、従来予想は１％減の２４５０億円。首都圏の人口増や商業施設の相次ぐ開設で、鉄道の利用客が増えたという。株価は小反落とはいえ、８月１４日につけた直近安値８５万２０００円を底に、凸凹しながらも下値を切り上げてきている。次のフシは９５万円ライン。現在の株価でＰＥＲは１９倍台と、優良ディフェンシブ株のわりには、とくに割高感はない。

△日立製作所<6501>が６日ぶりに反発、パソコン生産から全面撤退
日立製作所が、５円高の７３９円と６日ぶりに反発してい。日立がパソコン生産から全面撤退すると日本経済新聞社が報じた。すでに業務用の生産は米ヒューレット・パッカード（ＨＰ）にすべて委託しており、家庭用の生産と新規開発もやめるという。同社が事業の選択と集中を進めると評価した動きになっている。、サブプライムローン問題から米国景気の減速が懸念されることもあり、一進一退の動きとなりそうだ。

△アドアーズ<4712>　クラブメンバーズ１６万人から３０万人突破へ急増
アドアーズは２２日に中間・通期業績予想の大幅な上方修正を発表したが、業績の牽引役となるアドアーズクラブメンバーズ急増のニュースも発表している。首都圏を中心にアミューズメント施設運営を展開しているが、業界に先駆けて２００１年よりメンバーズカードでのメダル預け・払い出しを可能とするサービスを開始し、さらに０６年４月には会員登録をしたその場からメダル購入毎にポイントが貯まるポイント制度を導入したことで、０６年４月時点の１６万人から会員数が急増し、１年半後の０７年９月末には３０万人を突破している。メダル売上は売上構成比率の５０％強を占める重要なカテゴリーであり、さらにその約５０％をカード会員によって支えられていることから、会員数急増は業績に反映されることになり、今回の大幅上方修正の主な要因といえる。なお、同社では３０万人突破の感謝・記念として１０月２０日（土）から１０月２３日（火）までの４日間ポイント２倍ＤＡＹを実施中。
（証券日刊新聞）

▼扶桑電通<7505> 下方修正
扶桑電通は、2007年9月通期決算予想を発表した。、ソフト販売の大型商談が減少したことや、ＯＡ機器部門、保守部門の伸び悩みにより、下方修正となった。売上高402億円（前予想427億円）、経常利益7.2億円（同10.18億円）、当期純利益6.7億円（同6.9億円）。

△第一中央汽船<9132> 上方修正
第一中央汽船は、2007年9月中間連結決算予想を発表した。主たる事業である外航不定期船市況が、夏場以降さらに上昇したことや、為替が予想比円安で推移し、上方修正となった。売上高820億円（前予想750億円）、経常利益135億円（同126億円）、当期純利益106億円（同100億円）、一株利益40.48円（同38.18円）。

△富士重工<7270> 上方修正
富士重工は、2008年3月通期連結予想を発表した。海外販売増加や、諸経費等の減少で、上方修正となった。売上高1兆5600億円（前予想1兆5500億円）、経常利益350億円（同300億円）、当期純利益170億円（同160億円）。
（証券新報）

△映像使い販売支援　太陽生命（Ｔ＆Ｄホールディングス<8795>）　ツール利用開始
太陽生命保険は、映像を用いた説明ツールを導入した。パンフレットとパソコンを併用して商品内容を分かりやすく説明するもので、全国約８０００人の全営業職員に配布して２２日から使用を始めた。新説明ツールは、総合情報管理サービスのトッパン・フォームズと共同開発した。目に見えない加工が施されたパンフレットを、パソコンに接続した専用スキャナーで読み取ると、その部分の商品内容などの説明がパソコンのモニターで音声付きで流れる。視覚的で理解しやすいため契約者の理解を深めることができるとともに、必要な事項の説明漏れを防ぐ効果が期待できる。同社の主力商品である定期付き終身保険「保険組曲」で導入した。今後は順次、対象商品を広げていく。将来的には、説明を行ったことをハードディスクに記録する機能の追加も検討している。
（FujiSankei Business i）