10/18 お昼の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△トキメック<7721>はＳ高買い気配、大幅増額観測
トキメックは寄り付きから大量の買い注文を集めて気配値を切り上げ、値幅制限いっぱいの８０円ストップ水準でなお買い気配が続いている。この日の日本経済新聞に０７年９月中間期の連結経常利益が前年同期比２．２倍の１３億５０００万円程度になったようだと報じられたことが手掛かり。従来予想を７億円程度上回って過去最高を更新すると伝えられている。自動操舵装置や海図情報表示装置など船舶機器が伸びたのが主因といい、従来は１７％減益を予想していた０８年３月期通期についても増益の可能性が指摘されている。
このところ古野電気<6814>や阪神内燃機工業<6018>、ダイハツディーゼル<6023>など船舶機器の需要好調を受けて収益予想を上方修正し、株価が高騰する銘柄が目立っており、トキメックもその一環と位置付けることができる。ただ、他の銘柄に比べて「まったくのノーマークだった」（中堅証券）ことから、増額観測報道をきっかけに一気に見直し買いが流入した。独自の仕手性に魅力を感じる短期資金も少なくないようだ。

△三井物<8031>は初の３０００円、来期読む外国人買い
三井物産は続伸して史上初めて３０００円台に乗せてきた。原油や鉄鉱石など資源価格の上昇を追い風に国内外からまとまった中長期資金が流入しているもよう。同社は海外に原油や天然ガスの権益を多数保有しており、国内総合商社の中で原油相場への感応度がもっとも高い。原油価格が年平均で１ドル上昇すると純利益が１８億円増えるという試算もあるが、昨１７日のニューヨーク市場では指標のＷＴＩの期近１１月物が一時８９ドル台まで上昇。引けは８７ドル台に反落したが、なお先高観測は強いという。また、同社は鉄鉱石鉱山も多数保有し、その収益寄与も総合商社中で最大。業界内では旺盛な世界需要を背景に０８年度の鉄鉱石価格は９．５％値上げで決着した０７年度をかなり上回る上昇率になるという見方が多く、それが来０９年３月期の同社の収益をさらに押し上げると予想する向きが増えている。「三井物や三菱商事　<8058>　を中心にした総合商社株は来期を視野に入れた外国人買いが入り始めている」（大手証券）。
（ラジオNIKKEI）

△柴咲コウセレクト　「セイコー<8050> ルキア　クリスマス限定モデル」
セイコーは現代女性のためのリストウォッチブランド「セイコー ルキア」から柴咲コウさんがセレクトしたクリスマス限定モデルを10月25日から発売する。今年から、同ブランドのイメージキャラクターをつとめる柴咲さんがカラーやデザインをセレクト。柴咲さんの大好きだという赤色にこだわり、「パッションレッド」色のクロコダイルストラップや、白蝶貝の上に赤のローマ数字とダイヤモンドをのせた文字盤などを採用。クリスマス向けのオリジナルモデルに仕上げたという。3,000個限定で希望小売価格は52,500円（税込み）。
（J-CASTニュース）

△ミズノ<8022>、動きやすい「ゴルフ用ブレスサーモ・レディースアンダーウエア」を発売

△りそな<8308>銀行、「りそなハイグレード・ソブリン・ファンド（毎月決算型）」など取り扱い開始

△ブリヂストン<5108>スポーツ、湿度調節機能に優れた女性ゴルファー向けアンダーウエアを発売

△河内屋紙<9849>、日本製紙グループ本社<3893>の子会社「はが紙販」を来春吸収合併

△凸版印刷<7911>、ＵＳＢメモリのセキュリティをＩＣカードと同等レベルに強化する内蔵ソフトを開発
（日経プレスリリース）

△電化<4061>、コスト優位性を見直す
電気化学工業が大幅続伸。豊かな水力発電設備や石灰石資源を持ち、コスト面で同業他社に比べ圧倒的優位性を持つ。まだ見直し途上との見方が強い。

△高純度化<4973>が４日続伸
日本高純度化学が４連騰となっている。０８年３月期の年間配当は８０００円に増額の見通しと報道されたことが手掛かりとなっている。

△バンダイナムコ<7832>、連続レーティング上げ
バンダイナムコホールディングスが大幅続伸している。前日に続いての証券会社のレーティング引き上げが材料。経営統合に伴う効果が業績に反映され始めたことが評価されている。

△帝国繊維<3302>　防災服など主力で、防災関連の来年度予算増額の動きがポイント。売り物薄く真空地帯駆け上がりも。

△住江織物<3501>　自社株買いを実施中で下値不安は薄い。今５月期第１四半期好調スタートで業績見直しの動き強まる。

△中央電工<5566>　合金鉄の市況強調で大幅な増額期待が高まる。

△マーベラス<7844>が高い
マーベラスエンターテイメントが高い。今３月期中間経常利益予想は、従来より赤字幅が縮小した。

△ソリントン<3040>は小高い
ソリントンシステムズは小幅高。今３月期中間の上方修正を発表した。前回予想の売上高６９億円、経常損益２００万円赤字を各７２億円、３億円黒字に修正した。収益性の高いセキュリティ製品の販売が好調が原因。なお、通期計画は期初計画を変更せず、売上高２１４億円、経常利益１３．６億円と前期比１１％増収、１４％増益を見込む。

△ウエルシア<2717>は株式分割
ウエルシア関東は、２月２９日現在の株主に対し、１株を１．１株に株式分割する。株価の反応は鈍い。
（株式市場新聞）

△阪神内燃機工業<6018>は続伸も、まだまだ天井は見えない？　造船株、強し
阪神内燃機工業は続伸。６７円高の１１４２円まで買われ、きのうつけた年初来高値１０７５円を更新した。中期・短期とも続伸トレンド形成で、とくにこの１ヵ月は８００円ラインから１１００円ラインまで急騰。連日、「もう天井だろう」と思われたのだが、どうも造船株は強いようだ。ただし、きょうの前場は、前引けにかけて微妙に下落ぎみ。今度こそ天井か。あるいは、これはあくまで調整で、１９９０年につけた上場来高値１２６０円を更新する事態となるか。業績は好調に右肩上がり。２００８年３月期は増収増益を見込んでおり、業界観測では、２００９年３月期も増収増益と見られている。加えて、連騰とはいえ、現在の株価でＰＥＲは１９倍台と、とくに過熱感はない。信用残も、ふつうここまで連騰すれば売り長となるはずだが、ぜんぜん買い長。むしろ買い残が膨らんでいる状況だ。つまり、市場では「まだまだ騰がる」と見る向きが多いということだろう。ここはひとつ、「勝ち馬に乗る」気持ちで、上場来高値更新に賭けてみるか。

△株マニ注目のアロカ<7704>が続伸し年初来高値更新
株マニ注目の日清紡系のアロカが、３２円高の１７８０円と続伸し１６日につけた年初来高値１７７５円を更新している。原発事故を契機に同社が手掛ける放射線測定装置に対する需要の拡大が期待されている。今期予想ＰＥＲ１８倍台と割安感があるわけではないが、需給面で、特定株比率が６７．２％で浮動株比率が１６．５％、信用取組倍率０．４９倍の好需給が株価を下支えし意外高に進む公算大。

△エヌ・ピー・シー<6255>は続伸。太陽電池銘柄として、中期で続伸トレンド
エヌ・ピー・シーは続伸。２７０円高の３６００円まで買われている。東証マザーズ市場値上がり率上位にランクインしている。とくに材料が出たわけではないようだが、１２日に発表した８月通期好決算を材料に３９８０円まで買われた後、調整に入っていた。そこからの出直り局面となっているもようだ。当サイトでも、７月２４日と８月２日に取り上げたが、チャートを見ると、凸凹波を打ちながらも、中期では続伸トレンドで来ている。中期テーマで人気の太陽電池関連銘柄だ。今期も増収増益を見込んでおり、業績は好調に右肩上がり。実質無借金の好財務。現在の株価でＰＥＲは６３倍台と割高だが、ＰＢＲは６倍台と、市場期待値も高い。短期的には調整をはさみながらも、中期では今後も続伸トレンドと見る。

△旭硝子<5201>は反発→続伸。今朝はガラス・土石セクターが買われる
旭硝子は反発→続伸。２８円高の１５９６円で始まり、その後は１６３４円まで買われている。とくに材料が出たわけではないようだが、今朝はガラス・土石セクターが買われており、東証１部業種別株価指数でも値上がり率上位にランクインしている。
同社をはじめ、日本板硝子<5202>、日本電気硝子<5214>など、ほぼ全銘柄が株価を上げている。
旭硝子のチャートを見ると、１６００円のフシを上抜けたので、次のフシであり、外資系証券が目標株価（１６９０円）として出している、１７００円ラインまでの戻りが目標となろう。

△株マニ注目銘柄のゴールドクレスト<8871>は反発。「藤建事務所は無関係」発表も材料に
マンション開発・分譲会社のゴールドクレストは反発。２７０円高の５０５０円まで買われている。東証１部値上がり率ランキング上位に入る場面も出ている。きのう大引け後に、９月中間業績予想の上方修正を発表した。連結・個別とも、売上高、営業・経常・純利益とも、増額修正した。また、藤建事務所（埼玉県八潮市）による「構造計画書」の偽装問題に関して、「当社の新築分譲マンションで、現在、計画販売中の物件、これまでに竣工・引き渡した分を含む、すべての物件について、かかわりが一切無いと確認した」と明らかにした。チャートを見ると、９月１４日につけた年初来安値４１２０円を底に、反発→続伸。株マニ９月１９日付け『リアルタイム注目銘柄』で指摘した目標株価５５００円をつけてから、いったん調整局面となっていた。現在の株価でＰＥＲは１１倍台央とまだまだ割安。まずは５５００円ライン奪回、続いて次のフシ６０００円ラインまでの戻りが目標となろう。

△マツモトキヨシＨＤ<3088>が４日ぶりに急反発、自己株式取得を好感
マツモトキヨシホールディングスが、１８９円高の２０２５円と４日ぶりに急反発している。同社が前日、発行済み株式の４．６７％にあたる２５０万株を上限に自己株式を取得すると発表、これを好感した買いが入っている。取得額は５０億円を上限とする。期間は２００７年１０月１８日から０８年３月３１日までとしている。今月１日に持ち株会社が新規上場、３日に２２９５円をつけた後、１７日に１７６２円まで下落し切り返す動きになっている。

△インターニックス<2657>は深押しから反発、２連騰。優良株の買い時
インターニックスは２連騰。今朝は３１円高の６３３円まで買われている。東証１部値上がり率上位にランクインする場面も出た。とくに材料が出たわけではないようだが、続落からのリバウンド局面に入ったようだ。チャートを見ると、２月につけた年初来高値１０３５円をピークに、続落。さらに、９月下旬に発表した、９月中間業績予想の下方修正が、続落に追い討ちをかけた。きのう１０月１７日に上場来高値５６７円をつけてから、ようやく下げ止まった。現在の株価で、ＰＥＲは８倍台、ＰＢＲは０．５倍台と、超割安。また、今期２００８年３月期末（年間）配当金は２０円で、現在の株価なら配当利回りは約３．２％と、高めの水準となる。オシレーター的にも「買い時」だ。同社は半導体の専門商社。携帯電話向けやゲーム機向け、産機向けなど、現在～今後好況と見られる業界向けの取り扱いも多い。実質無借金の好財務。大口株主構成を見ると、筆頭株主は藤澤義晴会長だが、ほかは自社従業員持株会、信託口、銀行、有名投資家などの名が並んでいる。まずは前のフシ７５０円ライン奪還、続いて次のフシ８５０円ラインへと戻して行きたい。

△日本バルカー<7995>は業績予想上方修正でギャップアップ。８月急落前＆次のフシ４４０円目標
日本バルカー工業はギャップアップ。２５円高の４０７円で始まり、寄り後は４１１円まで買われている。きのう大引け後に、業績予想の上方修正を発表した。連結で、９月中間は売上高、営業・経常・純利益とも上方修正。２００８年３月期末で純利益を上方修正した。チャートを見ると、次のフシは４４０円ライン。現在の株価でＰＥＲは１７倍台央と割安水準。まずは８月急落前の４４０円までの戻りを目指す。

▼極洋<1301>が５日続落、中間期営業減益観測を嫌気
極洋が、４円安の２０７円と５日続落となっている。極洋の２００７年９月中間期の連結営業利益は前年同期比１２％減の１２億円前後になったようだとの日本経済新聞社の観測報道を嫌気した売り先行となっている。従来見込みは６％増の１４億５０００万円。ＢＳＥ（牛海綿状脳症）発生による肉食離れや新興国の需要増で水産物の仕入れ価格が上昇したのが響き一転して営業減益になったとみられると指摘している。

△双日<2768>は「通期経常益、ニチメン・日商岩井の統合以降で最高」との観測記事で反発
双日ホールディングスは反発。１４円高の５２７円で始まり、寄り後は５３５円まで買われている。今朝の日経新聞に「双日の２００８年３月期は、連結経常利益が、前期比８％増の９７０億円前後となりそうだ」との観測記事が出た。記事によると、同利益は、４月時点の見通しを約５０億円上回り、２００３年にニチメンと日商岩井が経営統合して以降で最高となる。新興国で自動車販売が好調。資源高を背景に、エネルギー・金属資源部門が伸びるとされている。

△ＵＳＥＮ<4842>　０７年８月期は大幅増収増益を達成し黒字転換
ＵＳＥＮは１７日引け後に０７年８月連結業績を発表した。売上高３０１２億３８００万円（前々期比６５．５％増）、営業利益１５９億２３００万円（同４．５１倍）、経常利益８６億２５００万円（前々期は３６億４０００万円の損失）、純利益３０億８７００万円（同８８億８９００万円の損失）、１株当り純利益２６円２６銭と大幅増収増益を達成し黒字転換となった。放送事業の売上高は６２２億３７００万円（前々期比０．５％減）、営業利益１４０億４６００万円（同１０．２％増）、ブロードバンド・通信事業の売上高は４２９億７７００万円（同２６．８％増）、営業利益２１億９００万円（前々期は４１億９４００万円の損失）、カラオケ事業の売上高は５０５億５４００万円（同２．５％増）、営業利益５８億６１００万円（同１１．４％減）、映像・コンテンツ事業の売上高は２０３億６４００万円（同１２．９％減）、営業損失８６億７５００万円（前々期は９７億３３００万円の損失）、業務用システム事業の売上高は２２８億７９００万円（同１５４．３％増）、営業利益３億３４００万円（同３５．９％減）、新事業である人材関連事業の売上高は１０２５億８３００万円、営業利益４８億７９００万円、その他の事業の売上高は３４億７３００万円（同７６．５％増）、営業利益２２００万円（同６８．２％減）となっている。今期連結業績予想は、売上高３１００億円（前期比２．９％増）、営業利益１７０億円（同６．８％増）を見込んでいる。

△ＳＢＩベリトランス<3749>　自己株式取得の結果発表
ＳＢＩベリトランスは１７日引け後に自己株式取得状況及び取得終了を発表した。去る８月３０日の取締役会議で９月６日から１０月１７日の期間で取得総額２億円を上限として、５０００株（総発行株数の２．８７％）を上限とする自己株式の取得を決定していた。昨日１０月１７日までの自己株式取得総数は４１４５株で、取得価額の総額は１億９９９８万６８２９円。上限の５０００株には達しなかったものの取得総額がほぼ２億円となった。昨日が最終日であったことから、自己株式の取得結果とあわせ取得終了を発表した。なお、１０月１７日時点の発行済株式総数は１７万４１４３株で自己株式数は１万６０７株となっている。
（証券日刊新聞）

▼北越製紙が安い 三菱ＵＦＪ格下げ
北越製紙<3865>が11円安の610円と安い。18日付けで三菱ＵＦＪ証券が同社のレーティングを2から3に引き下げた事が嫌気されているようだ。
（証券新報）

△東京ガス<9531>　上期ガス販売３０期連続最高　６４億立方メートル
東京ガスは１７日、２００７年度上期（４～９月）のガス販売量が前年同期比４・５％増の６３億９０４８万立方メートルとなり上期ベースで３０期連続で過去最高を更新したと発表した。猛暑やオール電化住宅の普及で家庭用向けは落ち込んだが、景気回復を背景に工業用や商業用向けの需要が拡大したのが寄与した。販売用途別では、新規需要開拓が進んだ工業用向けが同６・８％増の２６億９９４４万立方メートル、空調用が伸びた商業向けが３％増の１４億９１４７万立方メートル。ただ、家庭向けは猛暑が響き３・６％減の１２億８８３０万立方メートルと苦戦した。一方、９月単月の販売量も前年同月比４・８％増の１０億２２４９万立方メートルとなり、９月単月では過去最高だった。

△帰ってきて！ウルトラマン　ＴＹＯ<4358>が再生に意欲
「ウルトラマン」で知られる円谷プロダクション（東京都世田谷区）を傘下に収めたＴＹＯグループ（東京都品川区）の吉田博昭代表は１７日、東京・高輪のグランドプリンスホテル高輪で会見し「困難な状態にあった円谷プロの経営を改善しつつ、ＣＧ（コンピューターグラフィックス）技術を取り入れながら良いものを作っていきたい」と新「ウルトラマンシリーズ」の制作に意欲を示した。ＴＹＯグループは円谷プロの親会社である円谷エンタープライズの第三者割当増資を引き受け、間接的に円谷プロダクションを傘下に入れた。吉田代表は「（円谷プロを）ウルトラマンにふさわしい強い会社に立て直す」と述べた。ＴＹＯグループは１９８２年に吉田博昭氏が創業したＣＭ制作プロダクションのティー・ワイ・オーを中核に発展。ＣＧやアニメーションといった映像に関連した企業をグループ内に持つ。老舗の映像制作会社が他社のグループ入りで“再生”した例は、「科学忍者隊ガッチャマン」の竜の子プロダクションがある。

△全日本科学機器展ｉｎ大阪２００７　計量機など性能向上　高精度、使いやすく
全科展に出展される製品は、メーカー各社の戦略商品だけに、高精度で使い勝手を向上させたものが目立つ。粉体機器を手がけるアルファ（愛知県春日井市）の、超微量粉末自動計量機「ミクロバランサー」もその一つ。プラスマイナス５ミリグラムという高精度の計量を実現したうえ、「計量する粉の種類も選ばない」と営業担当の加藤賢三さん。同社は、計量精度をさらに高めた計量機「ミクロバランサー」も参考出品しており、来場者に高性能ぶりを懸命にアピールしていた。
チノー<6850>（東京都板橋区）がＰＲに力を入れていたのは高機能で小型の熱画像カメラ「サーモビジョン　ＣＰＡ－Ｔ４００」。本体重量が８８０グラムの軽量ハンディータイプで、使用場所を選ばないのが売り物。１３０万画素の可視カメラを搭載し、測定対象物の温度分布を高精度に表示することができる。また、１回の充電で約４時間駆動するのも特徴。同社大阪営業所長の松田輝光さんは、「プリント基板の熱分布分析や、住宅性能試験などに威力を発揮します」と力を込めていた。
（FujiSankei Business i）