10/17 お昼の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

□火事にあった京橋の家電店　松下幸之助氏ゆかりの店
１６日に火事で全焼した東京都中央区京橋の電器店「三平商会」（大越泰弘社長、昭和２４年設立）は、経営の神様として名高い故・松下幸之助氏が大手家電メーカーの松下電器産業<6752>を創業し全国展開を目指した時期に関東の販売拠点とした老舗店であったことが１７日、分かった。関係者によると、先代社長は松下氏と親しく、松下氏が全国展開を目指して間もなく、三平商会も「ナショナル」の看板を掲げ、家電製品の販売を始めたという。店内には松下氏の肖像写真のほか先代社長との交流を示す品が展示され、松下氏の人柄の一端に触れられる店として地域に親しまれていたという。三平商会の火事は１６日１時３５分ごろ発生。三平商会の木造２階建て店舗兼倉庫約２００平方メートルが全焼した。現場はＪＲ東京駅八重洲口から南東約６００メートルのオフィス街で、周辺の銀座や築地の一部も煙に包まれ、一時騒然となった。

△「飲む朝食」で一日元気　ゼリーに加えシリアルも
一日の始まりに欠かせない朝食。だが最近は「時間がない」「食欲がない」と朝食をとらない人が、子供や若者を中心に増えている。そこで動きながらでも瞬時に栄養分を補給できる“飲む朝食”が人気になっている。主力のゼリー飲料に加え、食物繊維たっぷりの「飲むシリアル」も登場した。
都心部のコンビニ。早朝、レジ近くにずらりと並ぶゼリー飲料を、出勤前の２０、３０代男性が次々に手にしていく。「会社まで歩きながら飲んだり、デスクに着いてすぐ飲んだりするようですよ」と店員。
森永製菓<2201>が平成６年から販売している「ウイダーｉｎゼリー」のうち、「エネルギーイン」は１パック１８０グラムで、おにぎり１個分のエネルギー１８０キロカロリーを補給できることや、１０秒で飲めることを強調し、忙しい朝などの食事代わりとして人気が高い。今年度売り上げは初めて３００億円を超える見込みで、うち「エネルギーイン」が６割を占めるという。ゼリー飲料は、一般にデンプンを分解して吸収しやすくしたデキストリンや乳タンパクなどを主成分に、多くの栄養素を配合。今春には日本コカ・コーラが「ミニッツメイド」ブランドで「朝バナナ」など３種を発売。「バナナ２本分のエネルギー」のコピーがうけて「好調な売れ行き」（同社広報）という。昭和５８年に「バランス栄養食」という新分野を開拓したのが大塚製薬の「カロリーメイト」。「当初は食事の時間もない企業戦士を想定したが、最近は子供やお年寄りなど幅広く愛用されている」と同社広報部。クッキータイプと缶ドリンクに加え、平成１４年にゼリー飲料も追加。全体の年間売り上げは約２５０億円に上り、うち缶とゼリーは５０億円を占めている。
一方、アサヒビール<2502>系のアサヒフードアンドヘルスケアが先月発売したのが「飲むシリアル」だ。健康食として見直されているオーツ麦（燕麦（えんばく））をミルク状にしたもので、１１月まで通信販売限定で取り扱っている。「朝食向けバランス栄養飲料市場は昨年時点で４６０億円規模で、今後も拡大傾向にある」と同社の開発担当者、井口佳則さん。「ゼリー飲料より“食事”の性格を強調しようと、シリアルの中でも栄養価が非常に高いオーツ麦を素材にした」欧米ではオーツ麦をかゆ状にしたオートミールは一般的な朝食。オーツ麦の水溶性食物繊維のβ（ベータ）グルカンに、コレステロール・血糖値低減、冠動脈疾患予防効果が確認され、スウェーデンではオーツ麦をミルク状にしたシリアル飲料の消費が急速に増えているという。このシリアル飲料をパウダー化し、輸入後に再び飲料にする技術を開発。「三温糖などで日本人好みの風味にしました」と井口さん。女性でも飲み切れるよう１パック１２５ミリリットルと少なめだが、「２、３時間は腹持ちする。食物繊維が６グラムも含まれ、鉄やカルシウム、ビタミン類も必要日量の約３分の１を補給できる」という。口当たりはサラサラしているが、シリアルらしい舌触りが「食事」感を強調。ケーキやスープなど料理にも使えるという。
政府は平成１７年に食育基本法を制定したが、その背景の一つに朝食の欠食がある。各種調査によると、１人暮らしの２０代は半数、３０代で４割、４０代も３割余りが朝食をとらない。朝食抜きが習慣化した時期は、２０代は「小・中・高校のころ」が計３割余りを占める。実際に「朝食をとらない」「とらないことも」は小学生で１４・７％、中学生で１９・５％に上る。理由は「食欲がない」が「時間がない」を上回った。菓子などを食べながら夜更かしする子供が増えたことが大きい。朝食をとらない人で「イライラしている」は５０・７％と、毎日とる人より１７・１ポイント多く、「だるい」「不安」「気力がない」「便秘や下痢をする」がほぼ２倍。朝食を抜くと腸内環境が悪化して栄養吸収が低下し、体調不良やストレスにつながるとされる。

△並盛り３杯分　すき家がメガ牛丼
牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショー<7550>は１６日、並盛り３杯分の牛肉を大盛りと同量のごはんに盛りつけた「メガ牛丼」の販売を開始した。カロリーはジョギング２時間で消費するのと同等の１２８６キロカロリー。価格は並盛りより３３０円高い６８０円。１１月１１日までは、発売記念に３０円引きで販売する。すき家はミニ、並盛り、大盛りと、並盛り２杯分の牛肉を使った特盛りの４種類を販売。特盛りでも物足りないという声に応え、メガ牛丼の発売を決めた。
（産経新聞）

△１０秒でインフルエンザウイルス消毒
大正製薬<4535>は、手指消毒剤「パブロンハンドジェル３６５〈レモン〉」を発売した。手にすり込むだけで、インフルエンザウイルスなどを１０秒で消毒するという。すぐに乾くジェルタイプで、レモンの香りを採用した。２５０ミリ・リットル、９４５円。

△１台８役のミラクル
シャープ<6753>は、電話やファクス、プリンター、カラーコピーなど１台８役の複合機「見楽る（ミラクル）　ＵＸ―ＭＦ７０ＣＬ」を１１月１日に発売する。携帯電話で撮影した写真や、受信したファクスなどをメモリーカードに保存できる機能を加えた。子機１台付き。オープン価格だが、想定価格は４万３０００円前後。

△吸って食べるヨーグルト
森永乳業<2264>は、吸うタイプのヨーグルト「朝ヨーグルト　ハンディースタイル」を１６日に発売した。たんぱく質を多く含んだプレーンタイプで、濃厚な味わいに仕上げたという。カルシウムを３００ミリ・グラム配合した。１８０グラム入り。１５０円（税抜き）。

△豚バラチャーシュー入りカップめん
日清食品<2897>は、カップめん「日清具多　ＧｏｏＴａ（グータ）　とろ豚骨」を発売した。細いストレートのノンフライめんに、とろりとした食感が特徴の豚バラチャーシューを具材として組み合わせた。スープは豚骨味で、辛みそダレを加えることもできる。１６１グラム入り。２８５円（税抜き）。

△保温と吸湿に優れた男性用ソックス
ミズノ<8022>とユナイテッドアローズ<7606>（ＵＡ）は、共同開発ブランド「ＷＭ　ＵＮＤＥＲＷＥＡＲ」から、保温性や吸湿性に優れた素材「ブレスサーモ」を使った男性用ソックスを発売した。汗を吸い取る際に素材の繊維が発熱するため、冬でも暖かく、さらりとした快適な肌触りを保つという。ＵＡグループの３２店舗で販売している。長さは２種類あり、レギュラーが１８９０円、ロング２５２０円。

△もっと環境に優しいスクーター
ヤマハ発動機<7272>は、スクーター「ジョグ　ＣＥ５０」（排気量５０ｃｃ）を発売した。水冷４ストロークエンジンを採用し、燃費や環境性能を高めた。カバンなどをかけられるフックを２か所に設けたほか、シートを開閉せずに給油できる方式にするなど、利便性も向上させた。１４万４９００円。

△１５周年記念「ドクターグリップ」
パイロットコーポレーション<7846>は、シャープペンシル「ドクターグリップ」の発売１５周年記念商品を２０日に発売する。デザインは「てんとう虫」「サクラ吹雪」など５種類。外側を透明なプラスチックで覆うことで、立体的に見えるようにしたという。ペンを振ると芯が出てくる方式を採用した。
（読売新聞）

△三井情報<2665>、「Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ　Ｏｆｆｉｃｅ　Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ　Ｓｅｒｖｅｒ　２００７構築サービス」を発売

△近畿日本ツーリスト<9726>、専門サイトで「２００７マカオ国際マラソンツアー」を発売

△横浜ゴム<5101>、「ころがり実験室」など東京モーターショーへの出展概要を発表

△インフォテリア<3853>、表計算サービス「ＯｎＳｈｅｅｔ」の「ｉＰｏｄ　ｔｏｕｃｈ」対応版を発表

△ターボリナックス<3777>など、シンクライアント対応の指紋認証付ＵＳＢデバイスを発売

△アンドール<4640>、Ｗｉｎｄｏｗｓ　Ｖｉｓｔａに対応した機械系汎用ＣＡＤソフトを発売

△カウネット（コクヨ<7984>）、インターネット上の仮想空間「セカンドライフ」に参入

△アドウェイズ<2489>、「ちょびリッチ」とインターネット・モバイル広告で業務提携

△セガトイズ<7842>、ドラスからＤＳソフト「毎日が楽しい！綾小路きみまろのハッピー手帳」を発売

△トレイダーズ<8704>証券、サクソ銀行と外国為替取引におけるパートナーシップを締結
（日経プレスリリース）

△ＮＥＣネッツＳＩ<1973>は隠れたエネルギー関連
ＮＥＣネッツＳＩが１２２３円は４円安と小安いが、隠れたエネルギー関連として注目だ。同社はネットワーク構築サービスの大手。中東での石油関連施設向けに高い実績があり、エネルギー価格上昇に伴う関連設備投資需要の高まりから、今後も受注拡大が期待できる。２ケタ経常増益継続でＰＥＲ１４倍は割安。

△昭和システム<4752>は反発
昭和システムエンジアリングは反発。今３月期中間を増額した。売上高２２億円を２３億円、経常利益５５００万円を１．５億円に修正した。通期計画は不変。ソフトウエア開発や入力データの作成、受託が中心。

■日立プラント<1970>　今期純利益赤字転落受け前日は新規売り急増。ただこれは競争力強化に向けた子会社整理に伴う一時的なもの。反転相場入りが有力。

△ＴＨＫ<6481>　外資系証券のレーティング下げ受けダメ押し完了。悪材料出尽くし相場へ。

△ミズノ<8022>　中国向け輸出増勢を見直す。北京オリンピックにらみ本格上昇に期待。

△ＷＤＩ<3068>は小幅続伸
ＷＤＩは小幅高で続伸。今３月期中間を上方修正した。前回予想の売上高１０１．８８億円、経常利益２．０７億円を各１００．８６億円、２．７億円に修正した。新規出店の期ズレで売り上げが減少、利益は計画を上回って推移している。通期計画１０％増収、８０％増益は不変。内外でレストラン、カフェを展開。

△富士通ゼ<6755>が２週間ぶり年初来高値
富士通ゼネラルが続伸。一時１７円高の７８９円まで上昇して、１０月２日の７７９円を約２週間ぶりに更新した。欧州向けのエアコン販売が好調で、９月中間期の連結経常利益予想を１０億円から１８億円に上方修正したが、既に第１四半期で２７億５４００万円（前年同期は３億３０００万円の赤字）の実績を上げており、２４日の中間決算に期待した買いが入っているようだ。

△バンナムＨＤ<7832>が急騰
１７日付本紙１面「年末商戦に燃えるゲームソフト」で取り上げたバンダイナムコホールディングスが急騰、東証１部の値上がり率トップとなっている。任天堂とソニー・コンピュータエンタテインメントの両雄大激突で、ゲームソフト業界にもプラス。同社は今後、Ｗｉｉ用の「銀魂万事屋ちゅーぶ」、「ゲゲゲの鬼太郎妖怪大運動会」、ＰＳ３用の「タイムクライシス４ガンコン３」など発売予定。

■アイケイ<2722>は小口売り
アイケイは小口売りさえない。今５月期を下方修正した。前回予想の売上高１１６億円、経常利益３．０６億円を各１０６．８２億円、１．７２億円に修正した。主力の生協ルートの伸び悩みが原因。生協向け中心のカタログ販売が中心。
（株式市場新聞）

△ヤフー<4689>が４日ぶりに急反発し２２５採用銘柄の値上がり率ランキング第１位に
ヤフーが、前場２３００円高の５万１４００円と４日ぶりに急反発し２２５採用銘柄の値上がり率ランキング第１位になっている。米ヤフーが１６日夕に発表した７―９月期決算は減益となったが、一株利益が０．１１ドル、特別項目を除くベースで０．１７ドルと市場予想の０．０８ドルを上回ったことなどから急伸したことを好感した買いが入った。株価は、直近１１日につけた年初来高値５万３９００円を上回れば、６万円処までの上昇も見えてこよう。

△ＴＲＮコーポレーション<3351>は反発。業績上方修正が買い材料に
TRNコーポレーションは反発。９０００円高の１７万８０００円まで買われている。当サイトが今朝の朝イチで取り上げたとおり、前日大引け後に発表した、上方修正が買い材料となっているもようだ。飲食店の業務委託事業を中心に、店舗物件の取得、店舗経営コンサル、ファイナンス、店舗デザイン・施工、株式公開など、「出店から退店までのワンストップサービス」を標榜している。大口株主構成を見ると、筆頭株主はハークスレイ＜７５６１＞(東1)で、ほか、信託口、証券、大手商社などが並んでいる。実質無借金の好財務。と、好業績に加え、買い安心感は充分にある。現在の株価でＰＥＲは約１０．８倍と割安。チャートを見ると、今月に入ってから、１７万円台を中心に、モミ合っている。好業績をバネに、上放れと行きたい。まずは次のフシ２０万円台乗せが目標となろう。

△三菱レイヨン<3404>は反発。今朝は化学セクターと繊維セクターが高い
三菱レイヨンは反発。７円高の７９９円で始まり、８０３円まで買われた。とくに材料が出たわけではないようだが、今月に入ってから８５０円ラインから８００円ラインまで下落したため、そのリバウンド狙いで買われているもようだ。また、今朝は東証１部業種別株価指数で化学セクターと繊維セクターが高い。その両方に含まれる銘柄として、同社株に買いが入っているようだ。ただ、現在の株価でＰＥＲは２０倍台と高め水準。今期２００８年３月期連結業績予想は、営業・経常・純利益とも前年比減益見込み。なので、あまり高めの目標設定はせず、まずは前のフシ８５０円までの戻りを目指す。

△サイバーコム<3852>は反発。「よく見ると優良株」の買い時
サイバーコムは反発。２８０円高の２４７０円まで買われている。ジャスダック市場値上がり率上位にランクインしている。とくに材料が出たわけではないようだが、「よく見ると優良株」の割安・買い時に注目が集まっているもようだ。同社はソフト開発事業を行なっている、富士ソフトの子会社。富士ソフトが７割超の株式を保有している。ほかの大口株主は、自社社員持株会のほか、澁谷純治社長ら役員の名が並ぶ。業績は堅調に右肩上がりで来ている。今期２００８年３月期は増収増益見込み。業界観測では２００９年３月期も増収増益と見られている。無借金の好財務。今期（通期末）配当金は３１円予想で、毎年きちんと配当を出しているところも好感が持たれる。今年６月上場時からのチャートを見ると、上場当初につけた７１５０円が「上場来高値」となり、以降は続落。８月に「上場来安値」１３５９円をつけて以降は反発→ジリ高で来ている。現在の株価でＰＥＲは１３倍台と割安。まずは次のフシ３０００円ライン奪回、続いて４０００円ラインへ･･･と、戻り足形成と見たい。

▼ＮＴＴドコモ<9437>が３日続落し上場来安値を更新
ＮＴＴドコモが、３０００円安の１５万８０００円と３日続落し９月２６日につけた上場来安値１６万円を更新している。今月５日に発表された９月の携帯電話契約数は３２万６００件の純増で３位とソフトバンクモバイル、ＫＤＤＩ＜９４３３＞（東１）との差が広がったとの感が強い。アッカ・ネットワークス＜３７６４＞（ＪＱ）と１１日、次世代高速無線通信のサービス開始に向けて設立した企画会社が総務相に事業免許の申請を提出したと発表しているが、今後も厳しい競争になるとの見方が支配的というよう。

△当サイト注目のイメージ　ワン<2667>は反発、ヘラクレス市場値上がり率上位にランクイン
イメージ　ワンは反発。１６００円高の４万２９００円まで買われている。大証ヘラクレス市場値上がり率上位にランクインしている。チャートを見ると、９月２１日につけた上場来安値３万２６００円を底に、反発→続伸。当サイト１０月２日付けで指摘した目標値４万５０００円ラインにつけた。次の目標は、次のフシ５万円ラインとなろうが、現在の株価でＰＥＲは３７倍台、ＰＢＲは約１倍。ここ数日は４万５０００円ラインの下でモミ合っている。２００７年９月期の黒転見込みなど、買い材料はあるのだが、あとは復配でもあれば、現在のフシを上抜けるか。

△イビデン<4062>が反発、米インテルの好決算を好感
インテル向けにＩＣパッケージを供給しているイビデンが、２００円高の９２６０円と反発している。米国で大引け後に発表された米インテルの７―９月期決算が市場予想を上回る売上高１５％増と好調だったことを受けたもの。また、日野自動車＜７２０５＞（東１）が高くなるなど排ガス規制関連銘柄を物色する動きとの見方も出ている。

■日本ゼオン<4205>は続落・割安からの反発局面
日本ゼオンは反発。３３円高の１０５７円で始まり、寄り後は１０６０円まで買われている。とくに材料が出たわけではないようだが、今朝はゴム製品セクターが買われており、東証１部業種別株価指数でも値上がり率上位に入っている。そのなかで、続落→反発のきざしが見えている同社も、買い時と見られているもようだ。７月１３００円ラインから続落し、きのう１６日には年初来安値１０２２円をつけた。移動平均線からも下方乖離。オシレーター的にも「買い時」となっている。そろそろ反発のタイミングに来ている。現在の株価で、ＰＥＲは１４倍台。業績堅調な、古河系・合成ゴム特殊品大手企業にしては、割安。大口株主には、古河電気工業や横浜ゴム、旭化成ケミカルズといった優良企業のほか、信託口や都銀・損保などが並んでいる。このまま続伸して、まずは次のフシ１１５０円、さらに次のフシ１２００円奪回･･･と、ジリ高で戻して行きたいところだ。

▼三洋電機<6764>が続落し２２５採用銘柄の値下がり率ランキング上位に
三洋電機が、１２円安の１８４円と続落し２２５採用銘柄の値下がり率ランキング上位に入っている。半導体事業の売却を断念したとの日本経済新聞社の報道を嫌気した売りが先行。米国の信用力の低い個人向け住宅融資（サブプライムローン）問題などの影響で、買収側のアドバンテッジパートナーズの資金調達が難航し、三洋電機が見込んでいた価格での売却が難しくなったためという。これによって構造改革が遅れるとの懸念が広がり失望売りを誘う展開となっており、厳しい状況が続きそうだ。

△出光興産<5019>は前日の下方修正による売りから反発。米原油先物相場の続伸も材料
出光興産は反発。３１０円高の１万３５００円で始まり、寄り後は１万３６１０円まで買われている。前日１６日の昼１２時に、業績予想の修正を発表。連結で、９月中間の営業・経常・純利益は増額修正となったが、売上高は減額修正。２００８年３月通期は、売上高、営業・経常利益が減額修正、純利益は据え置いた。そのため、同日は一時、１万３０３０円まで売られた。しかし今朝は、前日の米ニューヨーク市場の原油先物相場の続伸、１バレル８８．２０ドルと過去最高値を更新したことを受け、石油株が買われている。東証１部業種別株価指数でも、石油・石炭セクターが値上がり率トップとなる場面が続いている。とくに同社の場合は、前日に下落したので、買いが集中したようだ。このまま続伸して、まずは８月急落前の１万４０００円ラインまで戻したい。現在の株価でＰＥＲは１８倍台、ＰＢＲは１倍台と割安。

△鹿島建設<1812>が反発、中間期業績予想の上方修正を好感
鹿島建設が、１４円高の３８０円と反発している。同社が前日、０７年９月中間期業績予想の修正を発表、上方修正を好感した買いが入っている。売上高が前回予想を５００億円上回る８２００億円、経常利益が同７５億円上回る１４５億円、純利益が同９０億円上回る２３０億円に修正した。金融収支が好転、持ち分法投資利益が増加したほか、子会社が持っていた米ロサンゼルスのホテル売却益も寄与したためとしている。

△コスモ石油<5007>が３日続伸、中間期業績予想の上方修正を好感
コスモ石油が、１３円高の５４０円と３日続伸となっている。同社が前日、０７年９月中間期業績予想の修正を発表、上方修正を好感した買いが入っている。売上高が前回予想を３００億円上回る１兆６１００億円、経常利益が同７０億円上回る４９０億円、純利益が同６０億円上回る２３０億円に修正した。電力向けＣ重油の市況が改善したほか、原油価格上昇で期初の割安な在庫による利益かさ上げも拡大したとしている。

△旭化成<3407>は９月中間営業増益報道で買い気配切り上げも、モミ合い続くか
旭化成は２０円高の９４９円買い気配。今朝の日経新聞で「旭化成の２００７年９月中間期の連結営業利益は、前年同期比１８％増の６００億円程度になったようだ」「従来予想は５６０億円」「化学部門が収益を押し上げた」と報道された。同社のチャートを見ると、現在は中期では高値圏にあり、オシレーター的にも「過熱」ぎみとなっている。ＰＥＲは１７倍台と割安、信用残は売り長。もうしばらくは９５０円ラインの前後でモミ合いが続きそうだ。

△ＴＲＮコーポレーション<3351>　中間・通期の大幅上方修正を発表
ＴＲＮコーポレーションは１６日引け後、今中間期・通期業績の上方修正を発表した。８月中間連結業績予想の売上高は前回予想を５７億１００万円上回る１４２億１００万円（前年同期比９９．４％増）、経常利益は１億３８００万円上回る１１億３８００万円（同２．１８倍）、純利益は１億９００万円上回る６億７９００万円（同７２．８％増）と大幅増収増益を見込む。通期連結業績予想の売上高は前回予想を７０億円上回る３２０億円（前期比１．６１倍）、経常利益は３０億円（同５６．１％増）と前回予想通り、純利益も前回どおりの１６億円（同４０．２％増）と大幅増収増益を見込む。
（証券日刊新聞）

△ファミマ<8028>も…ツブしてみたくなった！？「プチプチ」市場参入へ
つぶすと「プチプチ」音がする気泡をシート状にした緩衝材がにわかに脚光を浴びている。玩具大手バンダイ（バンダイナムコＨＤ<7832>）が、気泡をつぶす際の感触を模したおもちゃ「∞（むげん）プチプチ」を開発したのに続き、コンビニ大手ファミリーマートも１８日から、破裂音の音質を高めた「プッチンスカット」を限定販売。いずれも本来の用途とは無関係の「癒やしグッズ」だ。「プチプチ」の登録商標を持つ「本家」の川上産業（名古屋市）は「いすがあれば座りたくなるように、プチプチがあればつぶしたくなる。つぶせば音が鳴ってすかっとできるところが受けているのでは」としている。バンダイの∞プチプチは、何度でもつぶす感触が味わえる上、破裂音の代わりに犬の鳴き声などが鳴る「遊び心」が受け、９月２２日の発売以来９日間で３０万個を販売。同社は年度内の販売目標を１００万個から２００万個に修正した。プッチンスカットは、気泡の空気圧を高めることで手触りや音質を向上させた。１０センチ四方のシート１０枚入りで１９８円。ハート形の気泡が１万粒に１粒含まれ、見つければ「小さな幸せ」も味わえるという。

△おせち商戦、意地かけて　百貨店各社、悪戦苦闘の裏側　ＧＷ前が肝心
百貨店の「おせち商戦」が幕を開けた。家庭で作る物から買う買う物という傾向が鮮明になっており、市場は右肩上がり。数に限りがある老舗料亭のおせちの争奪戦や隠れた名店の発掘などバイヤーたちは、この日のために悪戦苦闘してきた。百貨店の“格”を表すともいわれるプライドをかけた商戦の裏側を探った。（飯田耕司）
１６日から受付を始めた三越<2779>。日本料理の名門「吉兆」の特別三段（３１万５０００円）や京料理の老舗「下鴨茶寮」の三段重（１５万７５００円）など三越限定を取りそろえた。
一足早く１０日から受付を始めた高島屋<8233>は、岐阜・飛騨高山にある江戸時代創業の「洲さき」（５万２５００円）、新感覚の京料理を創造する「福ろく寿」（３万１５００円）など初登場にこだわった。
１７日開始の伊勢丹<8238>は「オンリー・アイ」と題した独自のおせちを２３ブランド集めた。１日１組しか受け付けない仙台の創作和食「ゆきむら」（５万２５００円）などが目玉だ。
おせちは、「百貨店だからこそ売れる高額商品」（日本橋三越本店の谷北陽一店長）。ショッピングセンターや大型商業施設などとの業態間競争が激化するなか、“ならでは”の特徴を打ち出せる。老舗のおせちをどれだけそろえられるかで、「百貨店の格や実力が判断される」（大手百貨店）という事情も、商戦を白熱させている。担当バイヤーの仕事は、５月の連休前の料亭へのあいさつ回りから本格的に始まる。発注先の料亭やレストランは、毎年１２月３０日から徹夜作業でおせちを作る。作れる数量には限りがあり、大量発注はできない。その中で、どれだけ数量を確保できるかがバイヤーの腕の見せ所だ。「連休前のあいさつを怠り、『今年はもういらないのかと思ったよ』と相手にされなかったこともある」三越食品部の高橋章ディビジョンマネジャーは、“礼儀”の大切さを説く。デパ地下への出店で、コネを作るなどの囲い込みも日常茶飯事だという。隠れた名店の発掘作業も欠かせない。高島屋の食料品ＤＶの佐藤一司マーチャンダイザーは「試食はほとんどが自腹。夕食だとお金が持たないので、昼のランチで味を確認することがほとんど」と漏らす。夏場には、体重が気になるほどの試食をこなさなければならない。芸術家のようなこだわりを持つ料理人や商魂たくましい料理人など、十人十色の個性豊かな料理人への気配りも大切なポイント。無理難題も多く、高島屋の佐藤マーチャンダイザーは「配送手段がないといわれれば取りに行くしかない。昨年は手配が間に合わず、京都から３１日の始発の新幹線におせちを持って乗り込み、横浜など店がある駅のホームに社員を待たせて配った」と打ち明ける。苦労を重ねて取りそろえたおせちだけに、売れ行きが振るわないと、がっくりと落ち込むという。バイヤーたちは「予約完売」を願い、商戦の行方をかたずをのんで見守っている。

△和を意識した最高級型携帯　三洋<6764>が納入で“有終の美”
三洋電機は１６日、和を意識した最高級モデルの携帯電話「Ｗ５４ＳＡ」をＫＤＤＩ向けに納入を開始したと発表した。
京セラ<6971>に事業譲渡される同社の携帯電話としては最後の納入となりそうで、同社として最高の技術を盛り込んだ。スライド式携帯では最大の３インチワイドＶＧＡ液晶を搭載。メールやワンセグ、スケジュール機能などほとんどの機能を２画面表示でき、メールを作りながらテレビを見たり、スケジュールを確認したりできる。ダイヤルキーを指先でなぞると画面がスクロールできる独自の機能も搭載した。色は山吹、黒紅梅、白雪の３色。同社は「デザインと機能を重視する両方の人に受け入れられるのでは」と自信を見せる。三洋電機が携帯電話の販売を始めたのは１９９４年。当時はかばんほどの大きさのアナログ携帯だった。同社は１１日、携帯事業の売却で京セラと基本合意し、年内の最終決定を目指している。Ｗ５４ＳＡは三洋電機の携帯事業の有終の美を飾ることになりそうだ。
（FujiSankei Business i）