10/17 朝の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△「元気サラダ」　ローソン<2651>
ローソンは、サプリメント感覚で栄養を摂取できるサラダシリーズ「元気サラダ」を全国のローソン店舗で販売する。2007年10月16日より「元気サラダ（おくら）」「元気サラダ（豆腐＆根菜）」の2品を、10月23日より「元気サラダ（ひじき）」「元気サラダ（ゴロゴロ野菜）」2品を売り出す。「健康・美・ダイエット」がテーマのサプリメント感覚のサラダで、メタボリック対策、ストレス解消、美肌対策、風邪予防の4つのテーマに合わせサラダや付随するドレッシングを選択し、栄養が摂取できるという。価格は各260円（税込み）。

△アンダーウエアを共同開発　アシックス<7936>とグンゼ<3002>
スポーツ用品大手のアシックスと肌着・インナー下着のグンゼは、快適性を向上した発熱機能素材に動きやすさを加えた「HOT-X（ホットクロス）アンダーウエア」を共同開発した。2007年10月10日から、全国のスポーツ用品店やアシックスの直営店などで発売している。冬場のウォーキングや軽登山、ゴルフなどのスポーツを温かく快適に過ごしたいと考える、幅広い年代をターゲットにした。吸湿発熱素材の天然繊維のウールである「ホットクロス・ウール」を採用するとともに、快適な着心地を提供するため、運動時の動きや姿勢に合わせて生地を裁断した動体裁断「DERMA CUT」（デルマカット）を取り入れた。メンズ、レディス各4品番を用意。メーカー希望小売価格は税込み4095円から5,145円。07年度末までに1万枚の販売を計画している。
（J-CASTニュース）

△プロの写真集めたフリー素材サイト　千趣会<8165>が開設
千趣会は10月16日、写真素材サイト「PHOTO ST」（フォトストリート）をオープンした。プロが撮影した写真を商用・個人利用を問わず無料で利用できる。利用には会員登録が必要。オープン時は長辺1200ピクセルサイズの写真を約600点公開。撮影したフォトグラファーのクレジットの明示を条件に、Webや広告などの商用、個人サイトの壁紙やポストカードといった個人利用とも、無料で利用できる。トリミングなども自由だ。まず5人のフォトグラファーの作品でスタートし、今後は参加希望者をサイトで募集。合格者の作品を追加することで素材を増やしていく。10月末までに約1000点を収録する予定。

△MSとオリンパス<7733>、特許クロスライセンス
オリンパスと米Microsoftは10月15日、後半な特許クロスライセンス契約を結んだと発表した。詳細は非公開。「デジタル画像技術を中心に、多くの民生品に特許技術の導入が進むだろう」としている。

△GyaOと街頭ビジョンで「大阪ジャック」CM
サイバーコミュニケーションズ<4788>とUSEN<4842>は、1つのCMを、関西地域に住む「GyaO」の視聴者と、大阪の街頭ビジョンで流す広告商品を、10月17日に発売する。関西地域の視聴者限定でCM配信できる「GyaO」の機能と、大阪の中心地であるキタ・ミナミの街頭ビジョンを組み合わせる。1つのCMコンテンツを、近畿2府4県に住む「GyaO」視聴者に配信し、キタとミナミにある街頭ビジョン「BIG MAN」「CO-BIG MAN」「PARKSVISION」でも流す。GyaOの配信先ユーザーは、男性限定、女性限定にもできる。街頭ビジョン下の広場でイベントができるオプションも選べる。両社は今年の1月から東京・渋谷の街頭ビジョンでもCM配信を行っている。
（ITmedia News）

△ニットータイヤのフラッグシップモデル INVO を国内販売開始
東洋ゴム工業<5105>は、ニットーブランドのタイヤ販売子会社ニットージャパンが高級車をターゲットとした『INVO』を11月から国内市場に投入すると発表した。新商品は、斬新なトレッドパターンとコンフォート性能を両立させたニットーのフラッグシップタイヤで、米国で2006年11月の発売している。存在感のある独特のトレッドパターンを採用、高性能でありながら静粛性を重視した大型車、高級車向けラグジュアリースポーツタイヤだ。イン側に高いウエット性能を実現する幅広の縦溝のツインワイドグルーブ、アウト側に溝面積を減らして剛性を向上するため、ラージブロックを採用した。ブロック配列を最適化し、バリアブルピッチ、クロススリットを採用し、低ノイズ化した。また、サイプ配置を最適化し、接地面の均一化を図って偏摩耗の抑制を図った。

△東京モーターショー07　東洋ゴム<5105>のテーマはフィール・ザ・エキサイト
東洋ゴム工業は、千葉市の幕張メッセで開催される「第40回東京モーターショー2007」に出展すると発表した。今回の同社ブースのテーマは「Feel The Excite」。ブースでは、ウルトラ・ハイ・パフォーマンスタイヤのグローバルブランド『PROXES』シリーズやRV・SUV・ミニバン専用タイヤ『TRANPATH』リーズを展示・紹介する。また、トラック・バス用低燃費タイヤ『ZEROSYS』シリーズ、安全性・経済性・耐久性を追求した小型トラック専用タイヤ『DELVEX』シリーズなどの環境に配慮した商品をステージでのプレゼンテーションを通じてわかりやすくアピールする。さらに、自動車部品のコーナーでは、クルマの乗り心地と操安性を高次元で両立させる防振ゴム製品や快適な空間を提供する最新技術も紹介する。

△クチコミでトヨタ<7230>車のファンを広げる販売戦略…ハー・ストーリィ
ハー・ストーリィは、トヨタ自動車と女性層拡大と醸成を目的に「クチコミュニティ・マーケティング・ハー・ストーリィ」のテストを15日からスタートしたと発表した。実施は、ウェブサイト、リアルの両面から行い、女性ドライバーに、クルマへの関心を高め、クチコミでトヨタ車のファンを広げるのが目的。ハー・ストーリィが独自に提唱するクチコミュニティ・マーケティングを活用し、トヨタの『ヴィッツ』と『パッソ』を対象に年内にスタートして、検証とノウハウの蓄積を重ねる。ハー・ストーリィは、女性市場開拓のための新しいマーケティングモデルを模索するトヨタ自動車と「女性のクチコミ」の可能性について繰り返し討議して、印刷物、宣伝物などを女性視点を取り入れた表現物に変更するなど、効果を確認してきた。今回、これをステップアップしてクチコミュニティ・マーケティングを展開する。クチコミュニティ・マーケティングは、「話題性とワードの設定」、話題性を共有する場（コミュニティ）の提供、情報接触、CGM（消費者生成メディア）を意識したクチコミの促進の4段階で進む。今後、検証をスタートさせ、女性顧客市場の新たな開拓手法を模索する。

△東京モーターショー07　ヤマハ発<7272>XS-V1サクラを世界初公開
ヤマハ発動機は、「第40回東京モーターショー2007」で、1970年にヤマハ初の4ストロークモデルとして市場投入した650ccバイク『XS-1』のイメージと現代の「和」のテイストを最先端の技術で融合させた『XS-V1 Sakura』世界初公開すると発表した。同社では、これまで培ってきた企業フィロソフィーを象徴するモデルとしてXS-V1 Sakuraを参考出品する。1970年に発売のヤマハ初の4ストロークモデルのXS-1のDNAにシンプルかつレトロモダンな造形美に、和のテイストを採り入れたVツインスポーツモデル。軽量・スリム・低いシート・鼓動感など、空冷1000ccVツインならではの特色の中に、ゆったりとした走行性能、和の感性溢れるデザインと細部にわたる丁寧な作り込みで、プレミアムなモーターサイクルライフを提案するとしている。同社はXS-V1を含めて合計19台の二輪車を参考出品する。
（レスポンス）

△ＪＡＬ<9205>、カンボジア・シェムリアップへ直行チャーター便を運航

△ＮＥＣ<8701>、ハチソンマカオのＨＳＤＰＡネットワークインフラを構築

△オムロン<6645>へルスケアなど、さまざまな生活活動を正確に計測するアルゴリズムを開発

△タスコシステム<2709>、イタリアンジェラード製造業のドナテロウズジャパンと業務提携

△あいおい損保<8761>、火災リスク診断ツール「火災延焼シミュレーションシステム」を開発

△デサント<8114>、高い嵩高性と弾力性を実現した「ハンガリアンダウンベスト」を発売

△ＩＭＪ<4305>とインテグレート、企業のコミュニケーション活動を提案する新会社を設立

△ジャストシステム<4686>、ＫＤＤＩ<9433>の携帯電話日本語入力システムに「ＡＴＯＫ」を提供

△森永製菓<2201>、粒タイプチョコ「ダース　プレミアムトリュフ＜とろけるミルク＞」など２品を発売

△トマト銀行<8542>、「目的型ローン特別金利キャンペーン」を実施

△ＮＴＴドコモ<9437>グループ、ミュージックケータイ「Ｌ７０４ｉ」を発売

△ティー・ワイ・オー<4358>、円谷エンタープライズを株式取得により子会社化

△日産自<7201>、新型「スカイライン　クーペ」発売後２週間で累計１５６２台を受注

△ミズノ<8022>、全日本女子バレーオフィシャルユニフォームのレプリカウエアを発売

△シミック<2309>とフロイント<6312>、フロイント子会社の株式譲渡で合意

△ローソン<2651>、「ローソン２００７年おせち」の受付を開始

△富士ソフト<9749>、企業の業務プロセスの改善ソリューション「ＦＳＢｉｚＴｒｕｓｔ」を発売

△日本光電<6849>、ニデックと製品の相互販売提携で合意

△ＮＴＴ都市開発<8933>、福岡県に「ウェリスパーク新宮　杜の宮」を建設

△ファミリーマート<8028>、大手清酒メーカー４社と共同開発した清酒「粋ボトル」第２弾を発売

△島津製作所<7701>、単独検査も行える完全分離型のＰＥＴ／ＣＴ装置を発売

△ゼット<8135>、硬式グラブ「グランステイタス　タフデイズ」を発売

△丸大食品<2288>、「実用性」や「安心・安全」などキーワードの「冬のギフトセット」を販売
（日経プレスリリース）

△トヨタ<7203>、関東自動車<7223>岩手工場向けの部品輸送列車を増便
トヨタ自動車は１６日、関東自動車岩手工場（岩手県金ケ崎町）向けの部品輸送専用列車を２２日から２便に増便すると発表した。これまでは１便だったが、二酸化炭素（ＣＯ２）削減や輸送時間の短縮ができたため増便する。増便により愛知県から岩手工場への部品輸送は６０％程度が鉄道輸送となる。専用列車は、０６年１１月からＪＲ貨物などの協力を得て運行。１列車あたりの輸送個数は、３１フィートコンテナで４０個。関東自動車へは船による輸送が主体だったが、この一部を鉄道に切り替えた。トヨタは４月に名古屋－苫小牧間でも、補給部品の鉄道輸送を始めている。

△日立金属<6486>、合併した海外販売子会社を自社の現地法人に統合
日立金属は１６日、４月に合併した旧ＮＥＯＭＡＸの海外販売子会社を、自社の現地法人に統合すると発表した。米国と中国、タイの４社を解散し、集約することで、販売活動の効率化を進める。これに伴い、２７００万円を事業損失として計上するが、業績に与える影響は軽微として、業績見通しは修正しない。具体的には、タイのＮＥＯＭＡＸトレーディング（タイランド）を２９日に解散し、業務を日立金属（タイランド）に移管。米国イリノイ州のＮＥＯＭＡＸアメリカと、中国の新王磁材（上海）を１１月３０日付で、それぞれニューヨーク州の日立金属アメリカ、日立金属（上海）に移管する。さらに、中国の新王磁材商事（香港）は１２月１０日付で日立金属香港に移管する。

△島津製作所<7701>、新型陽電子放射断層撮影／ＣＴ装置を発売
島津製作所は１６日、東芝メディカルシステムズのコンピューター断層撮影装置（ＣＴ）を搭載した陽電子放射断層撮影（ＰＥＴ）／ＣＴ装置「エミネンス・スターゲイト」を１７日に発売すると発表した。ＰＥＴとＣＴの撮影装置（ガントリー）は独立して動き、単体で専用装置と同等の脳ＰＥＴ検査や造影ＣＴ検査などが行える。基本価格は７億６０００万円。販売目標は初年度１０台。ＰＥＴは検出器全体の信号を使ってデータを集める３次元データ収集方式を採用。２次元データ収集の約５倍の感度が得られ、高効率に検査ができる。ＣＴは広い範囲を高速で検査できる１６列マルチスライスタイプ。患者が横になる寝台を固定し、ＰＥＴとＣＴがそれぞれ動く構造にした。一方、ＰＥＴで薬剤の分布を把握するために行う減弱補正にはＸ線の代わりにセシウム１３７を使用。体内の金属片が病変のように表示される偽陽性の発生を抑えた。

△ＪＲ東<9020>・ＪＲ西<9021>、ＩＣカードを利用したビル入退館管理システムの相互利用開始
ＪＲ東日本とＪＲ西日本は１６日、ＩＣカード乗車券を使ったビル入退館管理システムの相互利用を始めたと発表した。ＪＲ東日本の「Ｓｕｉｃａ（スイカ）」の入退館管理システムをＪＲ西日本の「ＩＣＯＣＡ（イコカ）」でも利用できる。東京に本社ある企業の社員が関西の支社や営業所に出張した場合、手持ちのＩＣカード乗車券で入退館できるなど利便性につながる。ＪＲ東日本は０３年５月にＣＳＰを通じて「Ｓｕｉｃａ入退館管理システム」の販売を開始した。これまでの導入実績は６件。２５日に開業するＪＲ大崎駅西口の再開発ビル「ＴｈｉｎｋＰａｒｋ」にも導入予定。一方、ＪＲ西日本は子会社のジェイアール西日本テクノス（兵庫県尼崎市）が開発した「ＩＣＯＣＡ入退館システム」を９月に発売。利用エリアが拡大したことで企業からの受注拡大に弾みをつける。

△トヨタ紡織<3116>、米にシートフレームなどの新工場を２０１０年に建設
トヨタ紡織は１６日、米インディアナ州に内装部品の工場を２０１０年に建設すると発表した。年間で車両１７万台分のシートのフレームとウレタンを生産する。シート工場に隣接して建設、生産リードタイムの短縮や物流費削減を図る。投資額は６６億円。１１月に米統括会社の子会社としてトヨタ紡織インディアナ（資本金４６億円）を設立する。工場の建築面積は１万９０００平方メートル。トヨタ自動車インディアナ工場向けにシートを生産する関連会社トータルインテリアシステムズアメリカ（ＴＩＳＡ）の敷地内に建設、シートフレームとウレタンをＴＩＳＡに供給する。ＴＩＳＡ向けは別の関連会社や仕入れ先で生産しており、物流費がかさんでいた。今後は仕入れ先から部品で供給を受け、新工場で組み立てる。ウレタンは外注生産から内製に切り替える。

△花王<4452>、色落ちと色ムラを防ぐ口紅向けの新素材開発
花王は１６日、色落ちしにくく、かつ色ムラも防ぐ口紅用新素材を開発したと発表した。新素材は独自の色持続成分と超微粒子のシリカを複合化したもので、これで口紅中の顔料を包み込み、従来課題とされていた顔料同士の凝集による色ムラと色落ちを防ぐことができる。同社はすでに特許を取得済みで、早期の商品化を目指す。新開発の「カラーフィットヴェール」は、独自の色持続成分（特殊共変性シリコーン）と無機粉体の超微粒子シリカを複合体にし、口紅中の顔料をヴェール状に包み込むもの。これまで口紅の色持ちを高める色持続成分の開発は行われていたが、同成分は顔料を唇に密着させると同時に顔料同士も凝集させてダマをつくり、色ムラが発生することが課題だった。新素材は超微粒子シリカを使うことで、顔料の凝集を防ぎ、この課題を解決した。

△三井金属<5706>、電気亜鉛建値を１万５０００円引き上げ
三井金属は１６日、電気亜鉛の建値を同日付で１万５０００円引き上げ、トン当たり４１万円に設定したと発表した。ロンドン金属取引所（ＬＭＥ）の亜鉛相場上昇を受けた措置。１０月の平均建値は同４０万５２００円となる見通し。
（日刊工業新聞）

△ハブ<3030>、０８年２月期中間決算は増収増益
ハブの０８年２月期中間決算は売上高２１億７５００万円（前期比１２・６％増）経常利益１億５４００万円（同６８・３％増）、純利益７９００万円（同５６・１％増）となり、売上高、利益とも、期初計画及び期中修正予想を大きくクリアし、増収増益の着地となった。既存店、新店（２店）ともに計画を上回る好調さで推移したことによる。通期予想は売上高４２億４０００万円（前期比１１・３％増）、経常利益２億２００万円（同２１％増）、純利益１億円（３５・１％増）を見込んでいる。期末配当についても１株当たり２４００円（前期２０００円）と増配を予定している。
（株式市場新聞）

△ピックルスコーポレーション<2925>　中間期業績大幅増益
ピックルスコーポレーションは１６日引け後、８月中間期連結業績を発表した。売上高８９億１１００万円（前年同期比３．６％増）、経常利益２億９９００万円（同２．２１倍）、純利益１億９０００万円（同８７．４％増）と増収・大幅増益となった。全国の製造・販売拠点を活用した積極的な新規得意先の開拓と、既存取引先への拡販を実施する一方、製品面では、「叙々苑キムチ」が好調に推移した他、新規事業である日持向上剤「Ｐフレッシュ」の販売開始、浅漬け製品の量販店惣菜コーナーでの拡販に注力するなど積極的な販売活動が奏功したことで、大幅増益となった。通期業績予想は、売上高１７４億８６００万円（前期比４．２％増）、経常利益３億８８００万円（同９．５％増）、純利益２億５００万円（同６．２％減）、１株当り純利益３２円５銭を見込んでいる。

△昭和システムエンジニアリング<4752>　中間期の大幅上方修正を発表
昭和システムエンジニアリングは１６日引け後に９月中間期業績予想の上方修正を発表した。売上は前回予想を１億円上回る２３億円（前年同期比１１．０％増）、経常利益は９５００万円上回る１億５０００万円（同３．７５倍）、純利益は５６００万円上回る７１００万円（前年同期は６０００万円の損失）と利益面で大幅な増益修正が見込まれることとなった。上方修正の主な理由は、顧客の情報システム化投資が旺盛な中、リソース確保の目的で新設したパートナー推進室の活動も功を奏し、前回予想を１億円上回る増収が見込まれることと不採算プロジェクト抑止策の徹底と新入社員の早期戦力化が実現されてことで予想を上回る利益が見込まれることにある。なお、通期業績予想は当初のまま据え置くとのこと。

△国際計測器<7722>　新分野「電気サーボ式」加振システム市場育成５年以内　売上高２００億円へ
国際計測器は自動車やタイヤ向けの検査・計測器を中心に、各種検査・計測システムを開発・製造・販売している。とくに回転体のバランス計測を行なうバランシングマシン分野では、トップクラスのメーカーである。現在、育成しているのは、自動車や家電などに振動を加え、耐振動性などをテスト・検査する「加振システム」のうち、「電気サーボ式」の製品分野だ。加振システムには、大きな力を加えることができる「油圧式」、高い振動周波数を加えることができる「動電式」、両方の中間的な位置づけの「電気サーボ式」がある。このうち電気サーボ式は、油圧式に比べると、油のメンテナンスが不要であること、廃液が発生しないこと、油の加熱エネルギーコストが不要となること、騒音の発生が軽減されること、省スペースであることなど、環境性とコストの両方にメリットがある。同社はいち早く電気サーボ式の製品を展開。業界に先駆けて市場開拓を進めている。たとえば、完成車の車体を載せて加振し、ドアやシートのきしみなどを検査するシステム。従来の電気サーボ式は、モーターの力や増幅器の振幅が不足気味だった。が、同社製品は、油圧式と同等の力が出せる。そのため、加振システムの上に自動車を乗せて、振動させるといったこともできるようになった。このほか、自動車部品向けで十数種類の計測器等がある。タイヤ向けでは、ハブ・ベアリングやサスペンションのテスト用加振システムがある。現在、この分野では油圧式がほとんどだが、今後、電気サーボ式へ転換していくと見られている。市場は２００億円規模なので、同社のシェアが２０％としても、４０億～５０億円規模の売上が見込まれている。アメリカの加振器の大手メーカーも、従来は油圧式のみだったが、同社に追随して電気サーボ式に取り組み始めた。
また、市場開発の期待が大きいのは、建物の耐震試験向けだ。加振システムに住宅などの建物を乗せて揺らし、耐震性を計測するシステム。最大で震度６と同等の加振ができる。すでに引き合いが来ており、年末までには製品として発売予定。大手住宅メーカー、ゼネコンなどへ提案するとともに、実験のデモンストレーションなどを行なっていく。
このほか、デジタル家電メーカー向けの輸送試験などもある。出荷輸送時の揺れが、製品に与える影響を調べるとともに、梱包コストの削減を図るための試験だ。新製品以外のトピックスとしては、今期から、東京都多摩市の本社第３工場が稼動したことが挙げられる。同工場は、床面積１３３０平方㍍、土地面積３０５１平方㍍の規模だ。また、今年９月には、材料試験装置メーカー・東伸工業（本社・東京）の株式取得にともない、同社と子会社の東伸高圧技研（本社・同）を国際計測器の子会社とした。ほか、中国・韓国市場の開拓も課題だ。現在は現地企業との技術提携を行なうとともに、自社の販売網を活用し、受注に応じているが、今後は積極的に営業をかけて拡販を進めていく。
今期２００８年３月期連結業績予想は、売上高１１５億円（前年実績比８・４％増）、経常利益３０億円（同１１・２％増）、純利益１８億円（同１１・７％増）と、増収増益を見込んでいる。中期経営計画では、５年以内に売上高２００億円を目指している。上記の加振システムや新規子会社、海外事業などの寄与も見込んでいる。

△ソフトバンク<9984>が売買代金トップで逆行高
ソフトバンクが、８０円高の２７１０円と続伸し２２５採用銘柄の値上がり率ランキング上位に入り、東証１部市場売買代金トップで逆行高となっている。今週に入り２日連続トップとなっていることから、個人投資家の投資マインドがかなり好転しているとの感が強まっている。株価は、８月９日の戻り高値２６８５円を上回っており、２８００円台回復も見えてこよう。
（証券日刊新聞）

□丸八証券<8700> 中間決算速報・赤字縮小
丸八証券は、2007年9月中間決算を発表した。人件費など経費節減で赤字が縮小した。営業収益24.21億円（前年同期比0.1％増）、経常利益1.67億円赤字（同2.74億円赤字）、当期純利益2.1億円赤字（3.01億円赤字）。

▼都築電気<8157> 下方修正
都築電気は、2008年3月通期連結予想を発表した。役員退職慰労引当金を計上することとし、下方修正となった。売上高1120億円（前予想1150億円）、経常利益27億円（同27.5億円）、当期純利益8.5億円（同13億円）。

▼信越ポリマー<7970> 下方修正
信越ポリマーは、2007年9月中間連結決算予想を発表した。競争液化による価格低下や、過年度法人税を計上し、下方修正となった。売上高516億円（前予想545億円）、経常利益55億円（同64億円）、当期純利益28.5億円（同42億円）。

▼九州電力<9508> 下方修正
九州電力は、2008年3月通期連結予想を発表した。燃料価格の上昇等により燃料費が増加することなどから下方修正となった。売上高1兆4630億円（前予想1兆4380億円）、経常利益910億円（同1190億円）、当期純利益560億円（同740億円）。

▼大同特殊鋼<5471> 下方修正
大同特殊鋼2008年3月通期連結予想を発表した。客先の買い控があり、売上は減少したが、ニッケル価格の低下で経常利益は改善した。なお、王子製鉄の株式売却による税効果の計上、鉄スクラップの高騰から、下方修正となった。売上高5830億円（前予想6000億円）、経常利益380億円（同370億円）、当期純利益155億円（同200億円）。

▼安川情報<2354> 下方修正
安川情報は、2007年3月通期個別決算予想を発表した。外食産業分野向け注文システムが減速し、プラットフォーム事業も影響を受け、また、半導体・液晶装置メーカー向け制御用ソフトも投資抑制で低調に推移し、下方修正となった。売上高183億円（前予想200億円）、経常利益7.5億円（同10億円）、当期純利益4.3億円（同5.5億円）。

△ダイハツディーゼル<6023> 上方修正
ダイハツディーゼルは、2007年9月中間連結決算予想を発表した。船舶用エンジンおよびメンテナンス用部品を中心に販売が増加したことを受け、上方修正となった。売上高279億円（前予想270億円）、経常利益20.1億円（同16億円）、当期純利益8.5億円（同6億円）。

▼オムロン<6645> 下方修正
オムロンは、2007年9月中間連結決算予想を発表した。主力であるインダストリアルオートメーションビジネスおよびエレクトロニクスコンポーネンツビジネスの売上高が前回予想を下回り、下方修正となった。売上高3665億円（前予想3750億円）、税引き前利益270億円（同290億円）、当期純利益185億円（同200億円）。

△タカラトミー<7867> 上方修正
タカラトミーは、2007年9月中間連結決算予想を発表した。ポケモン関連商品やトランスフォーマー関連商品の拡大や、欧州販売が好調に推移し、上方修正となった。売上高870億円（前予想800億円）、経常利益19億円（同8億円）、当期純利益15億円（同5億円）。

▼コクヨ<7984> 赤字に下方修正
コクヨは、2007年12月通期連結予想を発表した。原紙・樹脂等の原材料価格の高騰、価格競争・シェア争い激化等による売上総利益率の低下、繰り延べ税金資産の見直しの結果、下方修正となった。売上高2504億円、経常利益22億円（前予想59億円）、当期純利益49億円赤字（同2億円）。

▼住江織物<3501> 第一四半期業績
住江織物は、2007年連結第一四半期業績を発表した。売上高187億円（前年同期比6.6％増）、経常利益3.14億円（同0.5％減）、当期純利益0.81億円（同53.5％減）。

△コスモ石油<5007> 上方修正
コスモ石油は、2007年9月中間連結決算予想を発表した。石油市況悪化の影響が縮小した事、営業外損益の改善、退職給付終了益30億円の計上で、上方修正となった。売上高1兆6100億円（前予想1兆5800億円）、経常利益490億円（同420億円）、当期純利益230億円（同170億円）。

△ティアック<6803> 経常利益上方修正
ティアックは、2007年9月中間連結決算予想を発表した。借入金返済による金融費用の減少、たな卸廃棄損の発生が見込みよりも少なかったこと等により経常利益は改善したが、追徴法人課税、過去分特許料の発生に伴い、当期純利益は据え置きした。売上高315億円（前予想305億円）、経常利益3億円（同1億円）、当期純利益6億円。

△鹿島<1812> 上方修正
鹿島は、2007年9月中間連結決算予想を発表した。国内外関係会社の増益、金融収支の好転、持分法投資利益の増加、固定資産税売却益の計上で、上方修正となった。売上高8200億円（前予想7700億円）、経常利益145億円（同70億円）、当期純利益230億円（同140億円）。
（證券新報）