10/16 お昼の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△「パスモ」使い道広がる　買い物、マンションのキー、子供を“守る”…　自治体も地域振興に活用
首都圏の私鉄・バス用ＩＣカード乗車券「ＰＡＳＭＯ（パスモ）」の使い道が、急拡大している。電子マネー機能で決済できる提携店舗の増加に加え、ＩＣカード機能を使ってマンションの入出キーに使うなど、幅広い用途が次々と開発されている。短期間に５００万枚の発売枚数に達したパスモには、多くの企業や自治体が熱い視線を送っている。コンビニエンスストア「エーエム・ピーエム（ａｍ／ｐｍ）」の首都圏店舗約１０００店で来年１月から、パスモが使えるようになる。
東京急行電鉄<9005>が、パスモをもつ沿線住民の利便性向上を考えて営業した成果だ。
電子マネー機能ではほかにも、東武鉄道<9001>が沿線の独協大の学生食堂や売店などにパスモで決済できる券売機を導入したり、
京浜急行電鉄<9006>も三菱ＵＦＪニコス<8583>と組んで沿線を中心に提携店舗の共同開拓を目指す。
横浜市は１０月から、パスモを市営地下鉄や市内百貨店で利用するとポイントがたまり、一定のポイントで無料乗車券や市内の博物館、動物園を無料にする“横浜版マイレージ”の実験を始めた。
一方、ＩＣカード機能に着目したサービスも続々と登場している。東急<9005>は１２月から、所有者の性別や生年月日、電話番号が登録される記名式パスモを使い、子供がパスモで改札を通ると、保護者の携帯電話にメールで教えるサービス「キッズセキュリティ・駅」を始める。東武もパスモをカードキーにしたロッカーを駅構内に設置したり、駅近くの駐輪場料金をパスモで決済できるサービスも導入した。
私鉄各社が提携店舗の拡大やパスモの付帯サービス強化を図るのは、沿線住民の利便性向上に加え、「駅周辺や沿線商業地域の活性化につなげたい」（西武鉄道）ためだ。少子化で沿線人口の減少が予想される中、「多機能なパスモを軸に事業展開を進め、収益基盤の多様化を図る」（東急）との狙いもある。ただ、パスモの威力に注目した意外な利用法も出てきた。西武不動産販売はパスモをカードキーとして利用した分譲マンション「エルシオ玉川上水」を東京都立川市で準備中。綜合警備保障もパスモのＩＣカード機能を使ったオフィスなどの入退出管理システムを開発している。このままパスモの発売枚数が順調に伸びて用途開発が広がれば、財布に欠かせないカードの地位を築くかもしれない。

△進化する子供用トイレ　上部に取っ手、飛散防止ガードも
外出先で子供が「おしっこ」と叫び、あわててトイレにかけこんだものの、大人用トイレの使いにくさに困ってしまった経験は多くの親が持っているだろう。
トイレメーカー大手のＴＯＴＯ<5332>は先月、２５年ぶりに子供用トイレ製品をリニューアルした。子供の視点に立ったトイレから、逆にいまのトイレの問題がかいま見えた。ＴＯＴＯの新たな子供用トイレ「キッズ　トイレ　スペース」は、いたるところに子供が使いやすい工夫がある。まず、２、３歳用小便器（男の子用）には、上部に取っ手がついている。「便器は汚い」という意識がない子供たちは、小便器の上の部分を支えに、便器にもたれかかるように小用することがあるからだという。座るタイプの大便器は、便座と便器の間に指を挟み込まないよう、１３ミリ以上の間隔をあけた。同時に、そのすき間から、おしっこが飛び出さないよう便座の内側部分にガードをつけた。同社は形状を決めるにあたりワーキンググループを作り、保育園、幼稚園を延べ１００回以上訪れ、園児の日常生活を徹底的に調査した。調査にあたったＵＤ研究所の江口真弓さんは「子供たちは想像できないような体勢でトイレに座るし、姿勢が安定しないので取っ手や支えが欠かせない。子供にとって安全で使いやすいトイレにすることは、自立をうながすことに通じる」と話す。保育園、幼稚園のほか、駅や公園などの公共施設、テーマパークやデパートなどの集客施設での設置を見込んでいるが、実際、補助便座つきトイレなど、幼児に配慮した公共トイレはまだまだ少ないのが現状だ。
ミキハウス子育て総研の乾浩明主任研究員は「外出時はトイレが困るので、おむつを使うという親も多い。子供は外でトイレをするというだけで緊張するものなので、明るくて使いやすいトイレが増えるといい」と話している。

△ファストフード、広がるワンコイン　釣りいらず…分かりやすさでマック追随
１００円、５００円…とファストフード大手に「ワンコイン商品」が広がってきた。
日本ケンタッキー・フライド・チキン<9873>（ＫＦＣ）は１５日、今月１８日から５００円のチキンセットを発売すると発表した。ロッテリアも今秋から１００円メニューの品ぞろえを開始。
１００円メニューで先行する日本マクドナルド<2702>に、同業他社が追随し始めた。
日本ＫＦＣの渡辺正夫社長は、ワンコイン商品を投入する狙いについて、「ふだん店に来られないお父さんが来ても『５００円の…』という分かりやすいメニューになるはずだ」と語る。１１月２８日までの期間限定だが、通常は６７０円のチキンセット（チキン２個、ポテト１個入り）を５００円で発売する。チキンが５個のセットも１０００円（通常１２７０円）で期間限定発売し、お釣りいらずの「分かりやすさ」で、新たな顧客を呼び込む。ロッテリア（東京都渋谷区）も今月１２日からハンバーガー、ポテトなど５種類の１００円メニューを導入した。両社が「ワンコイン商品」戦略を打ち出した背景には、マクドナルドの好業績がある。マクドナルドは今年１～９月の９カ月連続で、単月ベースの売上高が過去最高を更新。ハンバーガーなどの１００円メニュー導入・強化で集客力を拡大し、「一貫して進めてきた来店客数の拡大」（原田泳幸・マクドナルド会長兼ＣＥＯ）に成功、売上高拡大にも貢献した。こうしたマクドナルドの「独り勝ち」に対し、競合各社が「戦略上、無視できなくなってきた」（業界関係者）といえる。
（産経新聞）

△「農業」は世界的メガトレンド　テーマファンドの新潮流
三菱UFJ<8306>投信は2007年10月17日から、農業関連の株式に投資する「三菱UFJ グローバル農業関連株ファンド　ゴールデン・ハーベスト」の募集を開始する。種苗・農業化学、農産物等の生産や加工・流通、農業機械、畜産・林業に紙製品などの関連分野へ投資する「テーマファンド」と呼ばれる投資信託だ。「農業」「環境」などをテーマにしたファンドが次々設定されるなか、投信会社はいかに早く「メガトレンド」をつかむか、が勝負になってきている。
（J-CASTニュース）

△KDDI<9433>、au端末の待ち受け画面にGoogle検索窓を設置
KDDIは2007年秋冬モデルのau端末において、待ち受け画面にGoogle検索窓を設置する。携帯電話からのネット検索を簡単にするのが狙いだ。これは携帯電話の待ち受け画面上にユーザーが好きなサイトの最新情報などを表示できるサービス「au oneガジェット」の一環だ。
（CNET Japan）

△オートバックス<9832>、中国大陸10店舗目がオープン
オートバックスセブンは、中国の100％子会社がフランチャイジー契約を結んでいる厦門国貿美車城発展有限公司の2店舗目となるオートバックス店「澳徳巴克斯・厦門浜北店」を11月18日にオープンすると発表した。店舗の出店で、中国大陸でのオートバックス店舗は10店舗、海外では115店舗となる。新店舗は厦門の中心地で加盟店を運営する親会社が展開している浜北カーディーラー街に位置する。このエリアは自動車産業発展の地で、カーディーラー以外にも各種用品や整備工場が数多く点在している。新店舗はワンストップショッピングサービスを通じて競合店と差別化を図る。新店舗は初年度750万元の売上げを目指す。
（レスポンス）

△三菱マテリアル<5711>、Ｗｉｎｄｏｗｓ　Ｍｏｂｉｌｅ　６スマートフォン対応のモバイルアクセス用ソフトを販売

△ヤマハ発動機<7272>、東京モーターショーに空冷１０００ｃｃＶツイン「ＸＳ－Ｖ１　Ｓａｋｕｒａ」を参考出品

△日立<6501>、簡単導入・簡単運用・簡単保守を実現したローエンドディスクアレイを販売

△ＮＥＣ<6701>、最新の省電力ＣＰＵなど採用の省電力・省スペース１Ｕサーバーを発売

△オリンパス<7733>と米マイクロソフト、広範な特許のクロスライセンス契約を締結

△オリンパス<7733>イメージング、歴史教科書の朗読データ収録したＩＣレコーダー最上位機種を発売

△日本ユニシス<8056>、災害対策を装備した電子メール向け災害対策ソリューションを提供

△インデックス<4835>、「装飾メール」を高速で生成・配信できる「でこぽん」を開発

△ＫＤＤＩ<9433>、クアルコムとの提携で携帯電話向け統合プラットフォーム「ＫＣＰ＋」の構築完了

△ＫＤＤＩ<9433>とソニー<6758>、音楽を自由に楽しめる環境づくりめざしプロジェクトを展開

△ＫＤＤＩ<9433>と沖縄セルラー<9436>、有機ＥＬディスプレイ搭載などａｕ携帯電話８機種を発売、待ち受け画面情報サービス「ａｕ　ｏｎｅ　ガジェット」を提供、ソニー<6758>のオーディオ機器との連携へ「ＬＩＳＭＯ」を拡張

△ゴールドウイン<8111>、「ザ・ノース・フェイス」からアイスクライミング用グローブを発売

△セイコークロック（セイコーＨＤ<8050>）、美しいメロディと楽しい動きが楽しめる電波掛時計を発売

△ビック東海<2306>、企業向け「ＯｎｅＯｆｆｉｃｅ　Ｍａｉｌ　Ｓｔｏｒａｇｅゲートウェイサービス」など開始

△ＡＣＣＥＳＳ<4813>、パソコン向けウェブページを携帯向けにサーバーで変換する技術を開発

△ｃｃｉ<4788>、中国Ｈｄｔ社とインターネット広告ソリューション拡充で技術業務提携

△ｃｃｉ<4788>とＮＴＴデータ<9613>・ＡＣＣＥＳＳ<4813>など４社、モバイル広告配信ネットワーク拡大で技術提携
（日経プレスリリース）

▼東建不販<3225>、年初来安値
東京建物不動産販売が一時年初来安値６８４円をつけた。その後、買われ現在１０円高の７０１円。

▼オリコ<8585>、３日続落
オリエントコーポレーションが３日続落。相場全体の軟調と金融庁が、消費者金融各社に対するＡＴＭ手数料引き下げを検討していると伝わったことが手がかりになっている模様。

△東亜石<5008>、３日続伸
東亜石油が３日続伸。原油価格の高値更新を受けて、資源株物色の一環で買われた。

△イーグル工業<6486>は倍返し波動へ
イーグル工業が１７２８円は７円安と小安い展開だが、７月高値更新から、倍返し波動入りの可能性があり、注目できよう。主力のメカニカルシールは、自動車部品、航空機エンジン、原子力発電用など需要が堅調で、３年後の連結売上高１０００億円（前３月期実績比２７％増）、営業利益１００億円（同４９％増）を目標としている。従来の守りから、攻めの経営に転じた同社への見直し余地は大だ。（本日発売『株式にっぽん』に詳細リポート掲載）

△ＯＫＫ<6205>　機械株浮上の中出遅れ人気高まる。業績上振れ期待強く、底値圏を一気に脱出してきたチャートは力強い。

△ＳＥＳ<6290>　半導体製造用洗浄装置でトップを誇り太陽電池分野にも注力。時価６００円前後で年２５円配の実態から、新興市場好みの調査筋が注目。

△バンテックＨＤ<9382>　直近公開株では出遅れ感働く。目先は２０万円まで戻る価値あると

△ワッツ<2735>は小幅続伸
ワッツが小幅高で続伸。０７年８月期の配当を前回予想の１５５０円から１７００円（前期３１００円）に修正した。０６年９月末に１対２株式分割を実施している。１００円ショップを展開。

△鉄人化<2404>が続伸
鉄人化計画が続伸。０７年８月期の最終損益が、５５００万円と黒字転換。５００円の復配を見込む。

△アウトソーシング<2427>買い気配
アウトソーシングが大量の買い物を集め買い気配。１５日に発表した今１２月期の上方修正が好感された。前回予想の売上高２６３億円は２４３億円（前期２１１．９７億円）に減額したが増収は確保、経常利益は７．９億円から９．５億円に大幅増額した。事業転換を推進、薄利多売から脱却したことで売上高は減少したが、高採算の受注が寄与して利益増加につながった。総合人材サービスが中心で中期計画では０９年１２月期売上高３０５億円、経常利益１８．８億円を目指す。
（株式市場新聞）

△富士バイオメディックス<3379>は１Ｑ好決算で反発も、中期ではまだまだ安値圏の買い時
富士バイオメディックスは反発。４０００円高の１３万５０００円で始まり、前場は一時、１４万円まで買われた。きのう大引け後に第１四半期（６～８月）決算を発表した、連結で、売上高が前年同期比１１１．９％増の６５億８６００万円、経常利益が同２７４．０％増の１億２９００万円、純利益が同３６．０％増の４０００万円と、大幅な増収増益となった。医薬品等開発支援事業では、ＣＲＯ（受託臨床試験機関）部門で売上・営業利益とも増加、ＳＭＯ（試験実施機構管理機関）部門では売上が増加した。調剤薬局事業は、売上・営業利益とも増収増益、アンチエイジング事業は売上増を達成した。２００８年５月通期連結業績予想は、売上高が前年実績比４８．２％増の２７０億円、経常利益が同６４．８％増の１３億７５００万円、純利益が同１０３．９％増の６億８８００万円の、前回予想を据え置いた。同社は医薬品等の研究開発支援事業、調剤薬局経営を行なっている。業績は好調に右肩上がりで来ており、業界観測では、２００９年５月期も増収増益が見込まれている。
大口株主には、加ト吉<2873>をはじめとして、介護事業を行なっているメデカジャパン<9707>、医薬品大手卸のスズケン<9987>など、優良企業が入っている。買い安心感は充分だ。チャート的には、続落から、９月２７日につけた年初来安値１２万９０００円を底に、反発→続伸局面にある。が、中期では、まだまだ安値圏。オシレーターも、中期では「買い時」となっている。まずは次のフシ１５万円ラインまでの戻りが目標となろう。

▼構造計画研究所<4748>がストップ安、建設予定だったマンションで構造計算が偽装
構造計画研究所が、２００円安の１１１０円ストップ安し９月１９日につけた年初来安値１３００円を更新している。横浜市西区に建設予定だったマンションで約１７０カ所の構造計算が偽装されていたことが１５日、国土交通省や横浜市の調べで分かったとの一部報道を嫌気した売りが膨らんでいる。構造設計を担当した一級建築士は偽装の事実を認め、ほかに数件の偽装物件があることをほのめかしている。
積水ハウス<1928>から設計を受注した松田平田設計（東京・港）は構造計画研究所に構造設計を委託。同研究所が藤建事務所に構造計算を再委託していたという。積水ハウスも２９円安の１４０４円と反落している。

△日本風力開発<2766>はモミ合い。中期では上放れ→ジリ高へ
日本風力開発はモミ合い。２４万円ラインをはさんで、上下２０００円でモミ合っている。
とくに材料が出たわけではないようだが、今朝の日経新聞で、三菱重工業<7011>が「昨年末に受注を始めた大型風力発電機（出力２．４メガワット）の受注額が、９月末で３０００億円に達した」と報道された。風力関連株として、日本風力開発にも動意づき･･･と思いきや、ここ数日来の２４万円前後でのモミ合いを継続している。とはいえ、風力発電は、中期的にも需要が見込める分野。同社の業績は好調で、今期２００８年３月期連結業績予想は、売上高が前年比約３割増収、経常・純利益はそれぞれ同約２倍以上の増益を見込んでいる。中期経営計画では、「２０１１年３月期で連結売上高１１４億円（２００７年３月期実績比約４１％増）目標」など、先行き見通しは明るい。
筆頭株主は塚脇正幸社長だが、ほかの大口株主には、信託口などのほか、酉島製作所<6363>や関電工<1942>といった優良企業も並んでいる。ただ、現在の株価でＰＥＲが３９倍台と、ちょっと割高めなことが難点か。しかし中期ではモミ合い上放れ→次のフシ２６万円ライン奪回が目標となろう。

△日立造船<7004>が反発し上値追い、船舶用ディーゼルエンジンを増産
日立造船が、８円高の１９５円と反発し上値追いとなっている。同社が前日、約１００億円を投じて船舶用ディーゼルエンジンを増産すると発表したことが買い手掛かり。全額出資子会社が持つ工場で建屋の新設や生産設備の増強を進め、年間生産能力を現在のほぼ２倍の１２０－１３０台（２００万馬力）に引き上げる計画としている。株価は、８月２７日の戻り高値２０４円を窺う動きになっている。

△大陽日酸<4091>は小幅続伸。地味ながら優良株、押し目買いで
大陽日酸は小幅続伸。１円高の１０８６円で始まり、寄り後は１０９５円まで買われている。今朝の日経新聞で「半導体向けヘリウム供給、年内確保」と報道された。報道によると、半導体向けなどのヘリウムガス供給が逼迫しているため、大陽日酸など工業ガス大手は、国内需要家に対し、当初２０～３０％の供給削減を計画していたが、平均１０％程度に抑える方針を決めたという。好材料といえるが、チャートを見ると、現在の１１００円ラインは上値抵抗線。現在の株価でＰＥＲは２０倍台と、とくに割安感はない。オシレーター的にも、日足では「過熱」となっている。しかし、同社は工業用ガスの国内トップ企業。世界でも５位で、半導体などの電子向けでは世界３強の一角という優良企業だ。大口株主は三菱化学、ＪＦＥスチール、都銀、生保、信託口など堅い。業績も好調に右肩上がり。と、買い安心感は充分だ。人気の（？）半導体関連として、また、実力からいえば、１１００円フシを上抜けてもおかしくない。･･･と強気で行きたいところだが、ここは慎重に「押し目買い狙い」としておく。

△新日本石油<5001>はギャップアップ。米ＮＹ市場の原油先物が過去最高値更新で石油株が高い
新日本石油はギャップアップ。２４円高の１１０８円で始まり、寄り後は１１１２円まで買われた。前日１５日の米ニューヨーク市場で、原油先物相場が続伸し、ＷＴＩ（ウエスト・テキサス・インターミディエート）１１月物が一時、１バレル８５．４４ドルをつけた。８５ドル台乗せは初めてで、過去最高値を更新した。そのため、今朝は石油関連株が高く、東証１部業種別株価指数でも、鉱業セクターと石油・石炭セクターが値上がり率１位と２位となる場面が続いている。新日本石油のチャートを見ると、８月の８５０円ラインまでの押し目から反発→続伸局面となっている。高騰しているとはいえ、現在の株価でＰＥＲは１１倍台と、割安水準だ。今後の地合いにもよるが、７月につけた年初来高値１２０２円奪回も視野に入る。

△野村ホールディングス<8604>は損失計上発表で続落も、サブプライム持ち高は減少で「買い」
野村ホールディングスは続落。８０円安の２０００円で始まっている。きのう大引け後に、サブプライムローン問題で、１～９月に１４５６億円の損失を計上すると発表した。７～９月期で４００億～６００億円の連結税引前損失計上となる。ただし、９月末時点でサブプライム関連のポジション（持ち高）は１７０億円となっており、さらに直近では約１億円と、さらに減少していることも明らかにした。その点が手がかり材料となっているのか、寄り後は反発ぎみで、２０５０円まで戻している。９月１８日につけた年初来安値１７２６円を底に反発した後は、下値２０００円ラインは堅いようだ。さすが、「腐っても野村」か。

△エノテカ<3049>は上方修正でギャップアップ。１１月ボジョレー解禁へ向けハヤされ期待も？
エノテカはギャップアップ。３万円高の３３万円で始まり、寄り後は３５万円まで買われている。きのう大引け後に、９月中間と２００８年３月期末の業績予想の上方修正を発表した。中間・通期とも、売上高、営業・経常・純利益とも増額修正となった。理由は、為替予約時価評価額１億９０００万円を営業外収益に計上したこと、業績が好調に推移していることなど。今年に入ってからのチャートを見ると、現在の３３万円ラインは、ひとつのフシとなっている。が、１１月１５日のボジョレー・ヌーヴォー解禁日に向けて、ハヤされるのではないかとの期待も。次のフシ３５～３６万円を目標としてみる。

□久光製薬<4530>は８月中間好決算も、寄り付き反落。前日織り込み済み、今朝は利確売りの場に
久光製薬はきのう大引け後に発表した、８月中間連結決算は、前年同期比増収増益となったが、なぜか反落。今朝は１５０円安の３１６０円で始まっている。日足チャートを見ると、前日１５日に、いったん急騰し、３３５０円までつけていたので、先取りで買いが入っていたもようだ。今朝の寄り付きは逆に、利益確定売りの場となっているらしい。とはいえ、２００８年２月通期連結業績予想は、前年比増収増益。現在の株価でＰＥＲは１５倍台と割安水準となっている。信用残が売り長なのは気になるところだが、押し目の買い時と見て、前のフシ３４００円ライン奪回を狙ってみる。

△ビックカメラ<3048>は買い気配切り上げ。８月通期好決算発表
ビックカメラは２０００円高の７万２０００円買い気配。きのう大引け後に発表した、８月通期連結決算は、売上高が前年比１２．９％増の５４２２億９４００万円、経常利益が同３７．１％増の１７４億４８００万円、純利益が同３５．６％増の８１億４６００万円と、大幅な増収増益となった。２００８年８月連結業績予想も、増収増益としている。チャートを見ると、次のフシは７万５０００円ライン。現在の株価でＰＥＲは１０倍台央と割安水準。好業績をバネに、７万５０００円、８万円ライン･･･と上値追いで行きたい。

△竹内製作所<6432>　８月中間業績は２ケタ増収増益
竹内製作所は１５日引け後、０８年２月期８月中間連結業績を発表した。売上高４７７億５７００万円（前年同期比１７．３％増）、経常利益６７億２７００万円（同１８．５％増）、純利益４１億２２００万円（同１４．９％増）と２ケタ増収増益であった。米国においては販売は減少したものの、欧州においては、市場の拡大と新規顧客の獲得によりミニショベル及び油圧ショベルの販売台数が大幅に増加した。また、中南米への市場参入を図るために販売網の構築に着手した。ロシアではディラー網の拡大を図り、モスクワの展示会に出品した。中国においては販売網の整備・拡充を行なっている。今期連結業績予想は、売上高８６６億円（前期比１７．０％増）、経常利益１１５億円（同１７．４％増）、純利益７０億円（同１６．５％増）、１株当り純利益４５７円２３銭を見込んでいる。市場開拓を積極的に進めていることから今後の業績拡大が期待されるところ。

△三光ソフラン<1729>　今期最終利益は２ケタ増益を見込む
三光ソフランは１５日引け後、０７年８月期連結業績を発表した。売上高２５０億９１００万円（前々期比５０．５％増）、経常利益２６億４７００万円（同４４．５％増）、純利益１１億４３００万円（同０．８％増）、１株当り純利益１８円６６銭となった。大幅な増収であったにもかかわらず、最終利益が微増に終わったのは、販売用不動産の１部につき不動産整理損失として５億３２００万円の特別損失を計上したことによる。今期業績予想は、売上高２８０億円（前期比１１．６％増）、経常利益２７億円（同２．０％増）、純利益１３億７０００万円（同１９．８％増）、１株当り純利益２２円４３銭を見込む。
（証券日刊新聞）

△協和発酵<4151> 上方修正
協和発酵は、2007年9月中間連結決算予想を発表した。研究開発費等の経費発生の下期への一部ずれ込みや経費の節減等により、上方修正となった。売上高1920億円（前予想1930億円）、経常利益180億円（同160億円）、当期純利益110億円（同100億円）、一株利益27.65円（同25.13円）。
（証券新報）

△女性向け保険情報　アドバンスクリエイト<8798>　サイトへの提供開始
生損保通信販売代理店のアドバンスクリエイト（大阪市中央区）は、エキサイト<3754>（東京都渋谷区）が運営する女性向けインターネット情報サイト「Ｗｏｍａｎ．ｅｘｃｉｔｅ」にコンテンツ（情報の内容）の提供を開始した。商品情報や商品比較など、わかりやすい女性向け保険情報を提供することで、新規顧客の獲得につなげる考えだ。アドバンスクリエイトは、対面営業やカタログによる通信販売をはじめ、電話やインターネットの活用など、５つの販売チャンネルで保険の通販を展開。ここ数年については、インターネットや携帯電話からの資料請求や問い合わせ、相談が増加しており、こうした顧客向けのサービス拡充が販売増につながると判断。インターネットによる保険情報などのコンテンツ提供を始めることにした。Ｗｏｍａｎ．ｅｘｃｉｔｅ向けに提供する女性保険の比較では、保険料による比較だけでなく、資料請求ランキングによる人気度や保険期間、給付金などでも比べられるのが特徴だ。同社では、今年に入ってから「ＢＥＣＯＭＥ　ＪＡＰＡ」、「Ｓｏ－ｎｅｔ」、「フレッシュアイ」などの有力ポータルサイト（玄関口）と手を組んでいる。今後も「保険に関するコンテンツを拡充しながら、引き続き有力なサイトを開拓していく」（経営企画室）考えだ。

△ミツミ電機<6767>　地デジ・ＢＳ・ＣＳチューナー　容積率１９％縮小
ミツミ電機は、１台で地上デジタル放送、衛星デジタル放送（ＢＳ、１１０度ＣＳ）に対応できる一体型デジタルチューナー「ＤＭＴ３３－Ｊ０７Ｄ」を開発、２００８年１月から量産する。高性能復調ＩＣの採用などにより、従来モデルに比べ容積率を１８・６％小型化したのが特徴で、薄型テレビをはじめ、ＤＶＤレコーダー、パソコンなどに搭載しやすくした。生産は中国・天津市の天津三美電機で行い、０８年１月から月間５万個規模で量産を開始し、同７月からは３倍の同１５万個規模に生産量を引き上げる。サンプル価格は１個１万円（消費税別）。

□松下電工<6991>　アジアで植林３０万本
松下電工は１５日、アジアで展開している植林支援活動で植えた苗木が累計３０万本に達したと発表した。面積では甲子園球場５３個分に相当する２１４万平方メートルにのぼる。１８日に大阪府門真市の本社で開く「地球環境展２００７」で、協力支援企業に感謝状を贈る。同社は急速に森林が失われているといわれるアジア各国で、２００１年７月から植林支援活動を進めている。アジアから木材を輸入している住宅部材メーカーとして、“自然環境の緑”に恩返しする意味を込めた。インドネシアやタイ、中国など６カ国で、木材加工製品の材料となるチークなど９種類の樹木を植えており、今年９月に累計３０万本を達成した。同社はアジア各国から年間約３０万本分の木材を購入しているが、植林支援活動開始から６年以上を経て年間の使用量に達した。将来は年間３０万本の植林をめざしており、「木材の需要と供給のバランスを図った循環型活動として発展させたい」と話している。

△日立ソフト<9694>が新サービス　顧客メール一元管理
日立ソフトは、セールスフォース・ドットコム（東京都渋谷区）のＣＲＭ（顧客情報管理）システム「セールスフォース」内で、顧客に送信した電子メールの内容を自動的に登録・管理するサービス「イーメールトゥーアクティビティ」を開始した。これまで、顧客に送信した電子メールの内容を社内で一元管理して共有するには、活動履歴を管理する「セールスフォース」などのシステムに改めてデータを登録する必要があった。日立ソフトの新サービスは、メールクライアントから送信した電子メールの件名と本文を「セールスフォース」のＴｏＤｏ（件名と説明）情報に自動的に登録する。このため顧客からの問い合わせに対する回答や営業マンと顧客との折衝状況など、送信メールを一元管理でき、関係者間で情報共有が図れる。利用料は１クライアントにつき月額５２５円。

▼東電<9501>　柏崎原発停止から３カ月　対策急ぐも復旧は遠く　統括部署設置／きょう住民説明会
７月の新潟県中越沖地震で大きな被害を受け、東京電力の柏崎刈羽原子力発電所の運転が停止してから、１６日で丸３カ月。東電は１５日付で本社内に現地業務を統括する専門部署「新潟県中越沖地震対策センター」を設置する一方、火災や台風など自然災害への防災を所管する「防災安全グループ」を新設するなど、柏崎刈羽原発の本格復旧に向け本社機能拡充を進めている。また、１６、１７の両日には、刈羽村と柏崎市で地元住民を対象にした説明会を実施。変電所火災など一連のトラブルについて詳しく説明するほか、炉内点検や地質調査などの状況を報告することになっている。「震災から３カ月が経過し、ある程度、具体的な報告ができるようになった」（東電）ためで、住民説明会には東電の武黒一郎副社長、高橋明男同発電所所長らが出席し、説明と報告にあたる。こうした取り組みは、今後の運転再開に向けた第一歩となるが、東電によると、「現時点で再開のめどは全く見えない状態。とても『再開に向けた』説明といえる段階ではない」（同）のが実情だ。同社の勝俣恒久社長は、柏崎刈羽原発の再開条件として、現在、陸・海域で進めている地質調査をもとに将来の耐震基準について国の判断を得たうえで、新たな耐震基準に見合う整備を行い、地元の理解を得る必要があるとしてきた。ただ、現状では柏崎刈羽原発７号機で微量の水漏れなどが判明、点検と並行して具体的な調査を行っている段階。今月末に予定されている２００７年度９月中間期の連結決算でも、「復旧への見通しや費用の算定などを伝えるのは困難」（勝俣社長）という。新潟県の泉田裕彦知事は、県議会で「（柏崎刈羽原発の）今後については白紙の状態。廃炉もあり得ると考えている」と発言。震災からの本格復旧にはなお時間がかかりそうだ。

△日立<6501>・神戸大発ＶＢがメタボ改善支援　運動消費量を正確に算出
日立製作所と神戸大学発ベンチャー企業（ＶＢ）のバイセンは、メタボリック症候群（内臓脂肪症候群）などの生活習慣病の改善を支援する「メタボレンジャー」を共同で開発した。日立が開発した小型の計測器具「日立エアセンス」を腰に付け、左右、前後、上下の３軸の行動を計測。そのデータをバイセンが開発した運動・行動解析ソフト「メタボレンジャー」で行動を解析し、消費カロリーや運動消費量を算出する。従来は歩数計でカロリー消費量を算出する方式が一般的だったが、実際の消費量との誤差が最大で４０％もあった。新開発したシステムは、十数種類の行動を計測・判別し、行動に応じた消費係数で計算するため、精度の高いデータを算出できるという。２００８年度からメタボリック症候群の予防・改善を目的とする「特定検診・保健指導」が義務づけられる。両社は来年４月に新システムを製品化し、各健康保険組合に導入を促す計画だ。

△バンダイ<7832>「マルベル堂のプロマイド」来月発売 小百合にアキラにひばりに若大将が蘇る
バンダイは１１月８日、懐かしい映画スターや歌手たちのブロマイドを封入した「マルベル堂のプロマイド」を書店やＣＤショップ、玩具店、雑貨店などで発売する。専門店の「マルベル堂」が作り続けているポートレートのうち、昭和３０年代に活躍したスターの写真を２枚セットにしてオリジナルのサイズで発売する。１パックに２種類入って価格は３８０円。「マルベル堂のプロマイド」の第１弾は「日活青春映画の時代」と「ロニオリンの時代」の２種類。「日活青春映画」には吉永小百合や浅丘ルリ子や赤木圭一郎、小林旭ら銀幕のスターたち、「ロニオリン」はザ・ピーナッツ、美空ひばり、加山雄三、山下敬二郎らポップスやロカビリーの人気歌手たちをラインアップしている。各シリーズで隠しスターも含めて２１種類のブロマイドがある。バンダイでは５０歳から６０歳の中高年層をターゲットに、来年３月末までに１５万パックの販売を見込んでいる。
（FujiSankei Business i）