2024 11,23 07:50 |
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2007 10,07 16:00 |
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良心なんて最初から無かった
昔のお医者はやる気があったとか。内からほとばしらんばかりの良心にあふれてたとか。爺医の人達のお茶のみ話。 よかった昔。医師は良心と奉仕、患者は慎みと公共心持ちよって、お互い美しい日々。 時代が代わって、医師は良心失って、患者は慎み無くして下品になって。お互い大切な何かを失って、だからこそ医療はこれだけ殺伐としたなんて。問題は全部現場のせいになって、司法とマスコミだけが高笑い。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
たとえば本能は弱肉強食ルールを叫んでいる状況で、実際には協調しながらの行動のほうが都合がよかったり、目先の利益を抑えこんで考えたほうが、後々のメリットが大きかったり。 直感が叫ぶ「獣の正解」と、状況から選択された、「人間の正解」と。 道徳とか良心なんて言葉が引っ張り出されるのは、獣レベルでは「不正解」のシグナルを出しているのに、目先の不利益を飲み込んで、誰か他の人との協調を選ばざるを得ない状況。 獣層と人間層で生じた認知的不協和を解消するために、みんな頭の中で合理的な説明を考える。 理論上、山登りのルートは無数に考えられるけど、実際には何本かの登山道に収斂してしまうように、認知の不協和を解消するための説明もまた、本来は無数に考えられても、それらはやがていくつかの代表的なやりかたに収斂してしまう。 収斂したそんな説明が、道徳であったり、良心であったり、あるいは理性であったり。 どれも合理的ではあるけれど、科学的な事実とは異なった何か。 「良心を持った医師」が消えたわけ 恐らくは患者さん側も、そんな医師の振舞いを強化することで何らかの利益が得られたから、医師は良心的に振舞って、患者さん側はそれを賞賛して、社会には自意識の通貨が循環して、経済圏を作っていた。 お互いの行動がお互いを強化しあう、こんな共依存関係が崩れたきっかけは、権利意識だとか、生意気な医者だとか、マスコミの陰謀なんかではなくて、単純に医学が発達したことなのだと思う。 たとえば冷蔵庫のなかった大昔。食材の保管をどんなにていねいに行ったところで、傷みの早い部分は必ずあるし、それらを捨てていたら、たぶん料理屋さんは採算がとれない。昔の料理屋さんでご飯を食べれば、運がよければ新鮮な食材にありつけるけれど、運が悪ければ、痛んだ食材を出されたかもしれない。 冷蔵庫が無かった昔と、技術が発達して、食材の全てを冷蔵可能になった現在と。 お互いがそれぞれ10人のお客さんに料理を出して勝負をすると、「一番おいしい料理」については、昔も今もいい勝負。現代技術は、もしかしたら昔の職人に勝てないかもしれない。 ところが「一番ダメな皿」で勝負をすると、これは間違いなく現代の料理人のほうがいい料理を作るはず。技術の進歩は、あるいはピーク性能を変えないけれど、「皿ごと」の偏差は少なくなって、平均性能は間違いなく向上させる。 医療の進歩もまた、もちろん「ピーク」も向上したけれど、何よりも平均値の進歩。技術の進歩は、医師の振る舞いが、医療行為の結果に寄与する割合を減らした。 主治医自ら試験管振ってた血液検査も、今ではマウスクリックひとつ。いろんな技術が進化して、上手な医師も、そうでない医師も、今ではできることはみんな同じ。おだてても、罵倒しても、受けられるサービスはそんなに変わらない。 患者さんには、医師の振舞いを賞賛しなくても同じ結果が得られるようになって、医師の側もまた、他の医師以上に頑張らなくても、同じ結果が出せるようになった。 技術の進歩は良心を消した。 「良心があった昔」たぶん、本来は不必要な賞賛、本来不必要だった頑張りというものを、それぞれ「公共心」、「良心」なんて名前を付けて合理化してきた状況。今ではそんな物語を作らなくても、無理しないで同じ結果が得られるようになっただけのこと。 医師が良心を失ったわけでも、患者さんが公共心を失ったわけでもなくて、そもそもそんなものは最初から存在しなくて。 あくまでも生じたことは、技術の進歩。 極限値に収斂する業界の未来 たとえば医療以上に進んでいるのが、警察業界。 警察機能が完璧になって、検挙率がほとんど100%になったところで、殺す人は殺すし、騙す人は騙す。最後に残るのは閾値の問題だから、警察の捜査力がどんなに神がかるようになったところで、「境界ギリギリ」を目指す人は減らない。 完璧を目指せば目指すほど、その集団が動くときのコストは大きくなる。 警察組織は、個人として接するときには結構いいかげんなやりかたが通用するけれど、一度公式に動き始めると、ものすごい数の人が投入される。 病院外で亡くなった患者さんは、基本的に警察の検死を受ける。「病死の疑いが強い」のならば、警察の人も個人。みんなご家族に一礼して、手続きどおりの検死を行って、案外簡単に事務処理が進む。 ところが死亡診断書に「外因死の疑い」なんて書いた日には、その日一日潰れてしまう。警察官は倍増するし、いきなり目が怖くなる。言葉の全てに言質がとられて、さっきまでの世間話が、いつのまにか「調書」になって。 確実さが求められる業界の確実さを担保しているのは、莫大な手続きと、書類の山。それを人海戦術でこなすから、巻き込まれる人の数も莫大だし、こっちも大変。 警察当局に「事件性あり」で行動してもらうのは、すごく大変なのだそうだ。 素人に警察を動かすなんて到底無理で、刑事立件に慣れている弁護士の人が警察に日参して、あまつさえいろんなルートの圧力駆使して、4回目か5回目のお願いで、やっと「刑事事件」として公式に動き出すのだという。 極限値に収斂していく業界は、たぶんその進歩が究極に近づくにつれて、外から見るとどんどん「怠惰」になっていく。 警察を公式に動かすためには、たぶん莫大な予算であったり、マンパワーをつぎ込む必要があって、それをやり始めると止められないし、たぶん日常業務が回らなくなる。 ストーカー殺人なんかで警察の怠惰が叩かれていたけれど、恐らくそれは、「刑事」に舵を切るコストがあまりにも高くなってしまって、もはや現場の判断では、それを決断できなくなっているんだと思う。 良心無くした医者は、今は金目当てで怠惰になった。これもまたきっと、技術的必然。 まとめ それを仮定したほうが社会コストが少ない状況があって、技術が進歩して、今はそれがなくても大丈夫になって、良心は姿を消した。 良心ルールがあった昔、それにすがって社会回してきた人達にとっては、後に続く世代も同じ概念共有してくれたほうが、たぶん低コストで品質の高い労働力を得られた。 手段がいつしか目的にとって変わって、本当は存在しない、不合理を納得させるための物語でしかなかった道徳とか公共心が、いつしか利権を隠した真実として、教育されるようになった。 今の社会にはそんなもの必要なくて、むしろそれにすがっている人は割り喰ってばかり。 無いもの信じて失敗した人達が、最初からなかったものを今さら探そうとするから、犯人さがしが始まって。そんな認知的不協和を解決するための新しい物語、技術が進んだ現在の道徳というのが、あるいは「すべて医者が悪い」とか、「警察は全員腐ってる」とか。 安全率とコストとの見直しをするべきなのだと思う。確実さをわずかに上げるのにも莫大なコストがかかる昨今だけれど、進歩した技術は、安全率のわずかな低下さえ容認できるなら、本来莫大なコスト削減も実現できるし、「安全はお金で買うもの」なんて考えかたも広まるはず。 「道徳はマスコミと日教組の陰謀」なんて、新しい道徳をみんなが受け入れられるなら、世の中ずいぶん変わると思うんだけれど。 ・・・・・ってことで、前にも言いましたが、 「警察官」は「個人」と「組織」とでは、これも見方がガラリと ただ・・・この2業種共に言えることは「行い・・・仕事」によって、 勤務医の1ヶ月の労働時間を考えると、そりゃぁ~恐ろしい時間になります。 「警察官」に関しても、恐ろしい程の内外からのストレスがあります。 ちったぁ~最前線で働いている「警察官」の身にもなれってんだぁ~ それと、みぃ~んな冤罪(えんざい)は「警察官」のせいだと 冤罪(えんざい)の責任のほとんどは「検察官」の責任です。 自分たちでは「お絵かき」が上手なつもりでしょうが「お笑い」レベル 「お絵かき」ばっかりしているので、アタマが麻痺しているんじゃないかなぁ 「お絵かき」=絵を描く=話を作る=冤罪(えんざい) 元々「検察官」が「警察官」に捕まった連中を「どうせこうだから そうそう、!裁判官も持ち回り制なので、息の合う裁判官に これって一種の談合ですか??冤罪(えんざい)のための・・・ この世の中、冤罪(えんざい)だらけですよ。 上記を考えれば、一般的な解釈では到底理解に苦しむ裁判の判決等が マスゴミは捕まったことだけ大々的に放映しますが、 まぁ~「医者」も「警察官」も個人的には良い人が大多数なのですが、 大変なことは重々解っていますが、出来るだけ日常化している PR |
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コメント |
2年ほど前に読んで、たいへん衝撃を受けました。
いわゆる「サイコパス」についてですが、イヌイットのひとたちは社会悪としてあたりまえに「淘汰」するのです。 どう考えたらよいのか。頭がぐるぐるします。 この本の著者はたいへん良識があって、そういう人に傷つけられた被害者や家族に深い共感と、また医学者としての冷徹な眼で持って書き記されています。 Re:この本
よんさま お久しぶりです。お元気でしたか?CyberBizKizです。
流石ですねぇ~良くこのような著書を知っているとは・・・ビックリです。 よんさまであれば解ると思いますが、どちらかと言うと「サイコパス」は 都会に多いです。ですのでワタシはこのような人物を良く知っていますし、 非常に厄介なのも知っています。絶対に敵に回さずに離れていく必要があり、 しかし非常に執拗なのも事実です。 この話が空想なのであれば非常に嬉しい限りなのですが現実・・・っていうのが 悲しい限りです。 ワタシは断言するのですが、子ネズミは100%「サイコパス」です。 「サイコパス」で言う処の「一見ふつう」どころか、一見非常に魅力的で、 カリスマ性さえ感じさせる人間も多いと言い、彼らは人の心をあやつる術に長け、 総じて知能も高いからです。 子ネズミが「サイコパス」と考えれば、国会での発言が支離滅裂なのには 納得が行くと思いませんか?!・・・だとすると・・・・・ 日本では狂人を総理大臣に選んでしまった・・・そして郵政の件で、少しづつ 気が付いてきた・・・って状況でしょうか。 ちなみに「郵政」の件は子ネズミの個人的な恨みによるものです。 子ネズミが若いころに選挙で落ちたのも「郵政」票が得られなかったため。 「福田」が「田中」と総理の座で戦ったときに「福田」が落ちたのも「郵政」票が 得られなかったため。「田中派」=「郵政」だからぶっ潰したかったのです。 まぁ~ユ○ヤからの1兆円にものぼる献金もあったからでしょうが・・・1石2鳥ですね! まぁ~ケケ中は日本銀行を上場させたので2兆円ですが・・・・・ 「イヌイット」に関しては、よんさまは良く理解出来るかと思います。 日本でも今は「イヌイット」と呼びますが、それは日本でも「エスキモー」が 差別用語に当たるようになったからです。 ですので、一般の人は「エスキモー」と言った方が判りやすいのかもしれません。 本土の方々は知らない方が多数だと思いますが北に住む民族として日本にも 「アイヌ民族」がいます。「エスキモー」や「インディアン」と同様に あとから入植してきた人から「アイヌ人」は非常な差別を受けてきました。 海外と日本の差別の違いは「目に見えぬ差別」「見させないようにする差別」 の横行です。そして「目に見えるとき」・・・それは就職や結婚といった 人の節目・節目の大事なときに、必ず鬼の形相で出没します。 現実とは・・・本当に難儀なことばかりですね。 CyberBizKiz, |
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