10/5 朝の『株価材料』PART Ⅳ

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■株価材料

△一休<2450>、9月中間単独経常益3％増――高級ホテル新設など寄与
宿泊予約サイトを運営する一休の2007年9月中間期の単独経常利益は、前年同期比3％増の7億2000万円程度になりそうだ。従来予想は4％減の6億7000万円だが、一転して増益となる。社員数の増加による人件費負担が重しとなるが、新規開業した高級ホテルの利用増や、利用金額に応じて受け取る手数料率の見直しが寄与する。営業担当者やシステム技術者の強化で、社員数は前年同期から31％増の34人に増加した。人件費の増加に伴って営業費用は21％増の5億円程度となりそうだ。売上高は従来予想を4000万円程度上回り、前年同期比10％増の12億2000万円となる見通し。今春に開業したザ・リッツ・カールトン東京（東京・港）など高級ホテルの予約が増加。客室の平均単価が上昇した。

△プロミス<8574>、今期最終黒字160億円に拡大――三洋信販買収が寄与
プロミスの2008年3月期の連結最終損益は160億円程度の黒字（前期は3782億円の赤字）になりそうだ。従来予想は140億円の黒字。三洋信販を子会社化し、その分利益が上乗せされる。利息制限法の上限を超える金利（過払い金）に対する引当金を期初予想以上に積み増す可能性は、今の時点では低いとみられる。売上高に相当する営業収益は、前期比6％増の3900億円程度になりそうだ。従来予想は3351億円。改正貸金業法成立の影響で与信を厳格化。プロミス単体の営業貸付金残高は今期計画の1兆1989億円を下回る公算が大きい。ただ三洋信販の営業収益が下期から加わり、従来予想を上回る。

△三菱重工<7011>、国産旅客機エンジンに米Ｐ＆Ｗ製
三菱重工業は2012年の就航を目指す民間旅客機について、性能を左右するエンジンに米大手プラット・アンド・ホイットニー（Ｐ＆Ｗ）社製を採用する。エンジンを含めた事業化計画を来週初めに公表、同機の開発費は約1500億円と性能向上のため当初から300億円上積みする。三菱重工は来週から受注活動を始め、百機以上の受注を確保できれば、来春に事業化を決める。国産初の民間ジェット機は実現へ大きく前進する。新旅客機は、三菱重工を中心に開発する「ＭＲＪ（ミツビシ・リージョナル・ジェット）」（座席数は70―90席）。焦点のエンジン調達は英ロールス・ロイス、米ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）の二大メーカーを軸に調達交渉を進めてきたが、燃費性能などで優れる新エンジンを提案したＰ＆Ｗ社に決めた。

■ＩＨＩ<7013>、ボイラー撤退も・営業赤字転落、豊洲の土地売却へ
ＩＨＩの釜和明社長は4日、2008年3月期に営業損益が170億円の赤字に転落する見通しとなったことを受け、原因となったボイラー事業からの撤退を視野に入れていることを明らかにした。東京都江東区豊洲に保有する土地を売却するなどし、今期900億円強の特別利益を計上する。自身の責任については「収益回復を軌道に乗せるのが務め」としたが、「（社外メンバーで構成する）委員会の調査の結果、明らかに私に責任があるとなれば（進退を）考える」とした。同日、日本経済新聞記者の取材に答えた。当初計画で400億円の営業黒字から170億円の赤字に転落するのは、ボイラーやセメントプラントの設計や工事が混乱、エネルギー・プラント事業の損益が悪化するため。過去の同事業の原価見積もりが不適切だったとして、さらに営業赤字280億円が追加計上され、赤字額が450億円に膨らむ可能性もある。

△村田製作所<6981>、センサーで海外２社と提携
村田製作所は携帯端末向けなどのセンサー事業拡大に向け、フィンランドと米国の2社と提携した。傾き検知と指紋認証のセンサーを仕入れ、国内外で携帯やパソコン、ゲーム機向けに販売を始めた。村田製作所が他社製品を本格的に販売するのは初めて。提携やＭ＆Ａ（合併・買収）を加速させ、世界首位のセラミックコンデンサー以外の電子部品事業の育成を急ぐ。提携したのは、フィンランドの「ＶＴＩテクノロジー社」と、米の「アトルア・テクノロジーズ社」。

△山崎製パン<2212>、外食の出店拡大
山崎製パンは外食店の新規出店を拡大する。焼きたてパンを提供するカフェ「ヴィ・ド・フランス」の西日本への出店を2008年12月期から本格化。新業態のレストラン「デリフランス」と合わせ、5年後に300店体制と現在の1.5倍に増やす計画だ。外食子会社の売上高は12年12月期に500億円と今期予想の6割増を目指す。
経営支援している不二家<2211>の飲食店とノウハウを共有し、同社の再建を早める狙いもある。ヴィ・ド・フランスは店内で冷凍生地から焼いたパンを約20種類販売し、飲食スペースを併設している。朝食時から集客できるため、駅ビルや商業施設から出店要請が相次いでいる。

△ＤＶＤ映像からネット通販・マイクロソフト、東芝<6502>と技術普及組織
米マイクロソフトと東芝は、次世代ＤＶＤ規格「ＨＤ―ＤＶＤ」の映像ソフトから直接インターネットに接続する技術を普及させるためのコンソーシアムを年内に設立する。この技術を使えば、映画観賞中に登場人物の衣装や持ち物が気に入った場合、リモコン操作でネットを通じて注文できるようになる。映像制作会社や流通業などの参加を呼びかけて、同ＤＶＤ規格の普及に弾みを付ける。5日に発表する。両社はＨＤ―ＤＶＤ規格を推進しており、マイクロソフトが開発した「ＨＤｉ」と呼ぶネット接続ソフトの普及を目指す。ＤＶＤの映像を再生中に、映画に登場した様々な商品をその場で注文したり、ロケ地の観光案内を入手したりできる。

△大証<8697>、中国株価連動のＥＴＦ上場
大阪証券取引所は中国の株価指数に連動するＥＴＦ（上場投資信託）を10月23日に上場する。海外の株価指数に連動するＥＴＦの国内取引所上場は初めて。中国の規制などから日本から中国株への投資手段は限られていたが、新商品が上場すれば個人投資家の選択肢が広がる。ただ、価格変動リスクのほか為替変動の影響も受けるため、売買には注意が必要だ。5日にも発表する。上場するのは上海証券取引所（上証）の主要50銘柄の株価指数「上証50指数」に連動するＥＴＦで、野村アセットマネジメントが管理・運営する。最低売買単位は1口で、現在の相場だと1口6万5000―7万円程度になる。市場に流通する総発行数にあたる設定口数は8万口の見通し。

▼投信への資金流入57％減・９月、金商法への対応影響
投資信託への資金流入が9月は大幅に鈍化した。調査会社ＱＵＩＣＫ・ＱＢＲの推計によると、上場投資信託（ＥＴＦ）を除く追加型株式投信への資金流入額は6300億円と前月に比べ57％減り、今年に入って最低の水準となった。内外の金融市場の動きが不安定だったことに加え、販売する金融機関が9月末に完全施行された金融商品取引法への対応に追われたためとみられる。ＱＵＩＣＫ・ＱＢＲが投信の純資産総額や基準価格をもとに推計した。不動産やヘッジファンドを投資の対象とする投信からはおよそ400億円の資金が流出したほか、日本株で運用する投信からも300億円の資金が流出した。

△英運用会社、常陽など地銀３行の筆頭株主に
英国の運用会社シルチェスター・インターナショナル・インベスターズが常陽銀行<8333>、岩手銀行<8345>、沖縄銀行<8397>の発行済み株式5―6％超をそれぞれ取得し、3行の筆頭株主になった。保有目的については「（増配など）資本政策の変更を要求することがある」と記載している。シルチェスターが9月中に関東財務局に提出した大量保有報告書によると、持ち株比率は常陽銀6.07％、岩手銀5.01％、沖縄銀6.19％。

△東京、タクシー値上げ・国交省が最終調整
国土交通省は4日、東京地区（東京23区と武蔵野・三鷹地区）のタクシー料金を12月をメドに引き上げる方向で検討に入った。来週中にも開く物価問題関係閣僚会議で了承を得たうえで、認可する。上限運賃の引き上げ率は6―9％程度とし、初乗り運賃の上限については、現行の2キロメートルまで660円を、 710円程度に引き上げる案を軸に最終調整する。東京地区のタクシー料金引き上げは消費税引き上げに伴う1997年以来、10年ぶり。同地区では昨年夏から秋にかけてタクシー各社から平均18.8％、初乗り運賃の上限を750―810円に引き上げる申請が相次ぎ、国交省が審査に着手。同省はいったん6月に認可する調整に入った。

△オリックス<8591>、海外で企業再生・まずタイで消費者金融
オリックスがアジア・中東地域など海外で、企業再生事業に乗り出す。第一弾として、約20億円を投じタイの消費者金融大手のキャピタル・オーケーを現地企業と共同買収することを決めた。日本国内で手掛ける消費者ローン事業のノウハウも活用しながら、買収先企業の立て直しを図る。これまでリース業が主力だった海外事業の収益源の多様化を進めていく。オリックスは4日、タイ現地資本のサービサー会社であるＡＣＡＰアドバイザリーと共同で、キャピタル・オーケーの全株を総額約37億円で買収することを決めた。出資比率はＡＣＡＰ側が51％、オリックス側が49％になる見通し。

△シチズン時計、米腕時計ブローバを買収
シチズンホールディングス<7762>は4日、傘下のシチズン時計が米腕時計会社のブローバ（ニューヨーク州）を買収すると発表した。買収金額は288億円。ブローバ社は北米で中価格帯の腕時計を企画・販売している。世界の腕時計産業はスイスのスウォッチグループが相次ぐ買収で最大手の地位を固めており、シチズンも買収でブランドを多様化し事業を拡大する。来年1月10日付で、ブローバ社の親会社で保険やタバコ事業を手がける米ロウズ（ニューヨーク州）からブローバの全株を取得する。ブローバは1911年設立の老舗で、小売価格が200―600ドルの中価格帯の腕時計を主に北米で販売しており、2006年12月期の売上高は238億円。米国の中価格帯の個数シェアは、シチズンやセイコーウオッチに次ぐ規模とみられる。シチズンの07年3月期の完成品腕時計の売上高は約900億円（外販用の基幹部品事業除く）で、地域別では北米向け売り上げが最も大きい。米国の腕時計市場は4000億円規模とみられ、金額は日本より小さいが個数では世界最大。

△ＧＥ・日立<6501>、米でウラン濃縮新技術開発
米ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）と日立製作所は米国でウラン濃縮の新技術を共同開発する。米原子力発電最大手のエクセロンなどと提携、原発の燃料に使う濃縮ウランを従来より割安に生産する。両社は原発事業を実質的に統合しており、機器から原子炉の建設、燃料販売まで一貫して手がけ、拡大が見込まれる米市場で攻勢をかける。開発の主体は、両社が今年6月に設立した米合弁会社のＧＥ―日立ニュークリア・エナジー（ノースカロライナ州）。ウラン鉱石を精製して原発で使える燃料にする「濃縮工程」でレーザーを活用し、コストを抑えつつ効率良く加工する実験に着手する。2012年の商業生産を目指す。エクセロンは米原子力発電最大手。米国内に合計で17の原子炉を保有し、原発の増設を検討している。ＧＥ―日立連合はエクセロンとの提携によって顧客の要望やノウハウを技術開発に反映し、濃縮ウラン施設の建設に必要な米原子力規制委員会の認可取り付けで協力を得る。

△ホンダ<7267>、スポーツ二輪車に新型ＡＴ開発
ホンダは4日、大型スポーツバイクに搭載できるＡＴ（自動変速機）を開発したと発表した。小型化してエンジン内部に組み込めるため、車体デザインの自由度が高まる。新変速機を採用した大型スポーツバイク「ＤＮ―０１」を2008年前半に発売する。26日に開幕する東京モーターショーに出展する。ＤＮ―０１のエンジン排気量は680cc。一般走行モードとスポーツ走行モードの2種類のＡＴモードと、6速の手動変速とを切り替えられる。操作しやすいスポーツ車で、中高年層などの取り込みを狙う。

△品質経営度、シャープ<6753>１位・日科技連調査、全社的取り組み
日本科学技術連盟（御手洗冨士夫会長）が実施し、日本経済新聞社が協賛した第3回「品質経営度調査」で、シャープが総合ランキング1位となった。同調査は品質にかかわる現場の管理状況、人材育成策、顧客対応策などを評価したもの。シャープは2005年実施した前回調査で7位だったが、全社的な品質改善運動の取り組みが評価された。調査では「品質向上への仕組み作り」と「新製品開発と製造現場の実践活動」に大別して取り組みを聞いた。シャープは社員表彰制度の新設や、技術者を対象とした認定制度の創設など、「品質改善のモチベーションを高める取り組みを強化してきた」（同社）ことが高い評価につながった。調査は国内製造業の有力企業523社を対象に6月上旬から7月末にかけて実施。215社から有効回答を得た。日科技連を中心に品質経営に詳しい専門家による委員会を組織、アンケートを作成した。調査・解析は日経リサーチの協力を得た。

▼自動車保険の収入保険料、６社が減収・４―９月
大手損害保険6社の2007年4―9月の営業成績（速報ベース）が4日、出そろった。新車販売の不振を受け、全社が前年同期比で自動車保険の収入保険料を減らした。全体の収入保険料は、損害保険ジャパン<8755>と三井住友海上火災保険<8752>を除く4社が減収だった。
（NIKKEI NET）

△コマツ<6301>の建機レンタル子会社、首都圏で出店強化　シェア５％目指す

△企業の「セカンドライフ店」、「店員」操作を受託――テンプスタッフ<2476>

△東京エレクトロン<8035>、半導体製造装置の環境対応・省エネ強化

△ＪＦＥ<5411>、エネルギー分野向け鋼材輸出倍増へ

△高松建設<1762>、中小規模工場の受注強化――営業本格化、人員６割増

△ＮＴＴ<9432>など４社、ＯＳＳ基盤ソフト普及に向けサイトを共同開設
ＮＴＴ、ＮＥＣ<6701>など４社は4日、設計図が公開されているオープンソースソフト（ＯＳＳ）の企業システムにおける適用拡大で協業すると発表した。システムの信頼性を高めるＯＳＳの基盤ソフトに特化したウェブサイトを共同で開設、ソフトの使用説明書や技術情報を日本語で提供する。機能強化や品質テストでも協力し、利用を促す。ＯＳＳの基盤ソフト「ハートビート」に関する日本語情報サイトを開設する。同ソフトを使うと、あるサーバーで障害が発生した際に別のサーバーに切り替え、処理を引き継ぐことができる。

△物語作成ソフト・簡単にゲームのストーリー構築
サイト運営のミューチュアル<2773>は簡単にゲームなどの物語を作成できるソフトを開発、ウェブサイト上で提供を始めた。サイトの訪問者が「Ａ」「Ｂ」などの選択肢を選びながら、物語を構成できる仕組み。ブログ（日記風の簡易型ホームページ）の書き手など個人向けに無償で提供する。アフィリエイト（成果報酬型）広告に対応させ、年末より始めるアフィリエイト広告事業に活用する狙いだ。

△ぴあ<4337>、ＪＲ東<9020>と組み「駅ナカ」の情報サイト開設
ぴあは、東日本旅客鉄道（ＪＲ東日本）と組み、「駅ナカ」の情報サイトを開設した。駅構内のおすすめ店舗情報や駅弁特集、駅に関する連載コラムなどを紹介する。閲覧は無料。駅ビルや駅ナカにある約7000店の店舗を目的別や地域別に検索できるようにした。サイトでの情報配信を通じて駅ナカの利用を促す。新サイト名は「駅ぴあ」。特集では通勤途中に30分で朝食をとれる店やメニューなど、利用時間帯ごとの駅ナカ活用法を取り上げる。利用者の口コミ情報も募集し、サイト上で公開する。

△ＳＣＥ、モーターショー発表に合わせＰＳ３で「ＧＴ－Ｒ」試乗
ソニー<6758>・コンピュータエンタテインメント（ＳＣＥ）は26日開幕の「東京モーターショー２００７」で発表される新車を、アナウンス後間もなくプレイステーション３（ＰＳ３）用ソフト「グランツーリスモ５プロローグ」体験版で配信する。自動車メーカー各社の新車発表と連動し、自宅で新車に乗る仮想体験ができる。
日産自動車<7201>の新型車「ＮＩＳＳＡＮ　ＧＴ―Ｒ」はまずゲーム内で覆面車として配信するが、モーターショーでの発表後に車のカバーが外れる。内装も実際の車体を再現する。このほか数社の新車が登場する予定という。

△ヤフー<4689>、携帯向けに無料の辞書サービスを開始
ヤフーは無料のネット辞書サービス「Ｙａｈｏｏ！辞書」の携帯電話版を始めた。「デジタル大辞泉」「ポケットプログレッシブ英和辞典」「ポケットプログレッシブ和英辞典」（いずれも小学館）の３辞書を用意。約41万5000項目の見出し語を検索し、言葉の意味などを調べられる。検索したい言葉を誤って入力しても、正しいと思われる候補を表示する機能も採用。ＩＴ関連用語や若者言葉などを紹介する日替わりコラム「新語探検」も提供する。

△ＮＥＣ<6701>、コールセンター向けシステムを発売・従来価格の2/3で構築
ＮＥＣは4日、費用が従来比3分の2で構築できるコールセンター用システムを発売したと発表した。多くのセンターで共通して必要な機能に絞りパッケージ化。顧客の要望を聞き出して一からシステムを構築する場合と比べて、構築期間が半減する。価格は5250万円から。主に多店舗展開する金融業や小売業などに売り込み、今後2年間で60億円の売り上げを目指す。コールセンター用システム「ユニバージュ情報共有コンタクトセンターソリューション」を発売した。応対情報の共有、通話内容の集計・分析などの基本的な機能に絞って構築する。オペレーター数百席の規模に対応できる。規模や機能の拡張に柔軟に対応できる。

□双日<2768>、初の株主懇談会・11月に大阪で
双日は11月、初めての株主懇談会を開催する。財務の課題だった優先株の買い入れ償却が9月に完了したのを機に、成長事業へ経営資源を集中する姿勢を株主にアピール。株主重視の姿勢を示し長期保有などの理解を得る。懇談会は11月19日に大阪市のホテルで開く。8月下旬の株主名簿に載る約16万人を対象に、希望者から650人を抽選で招く。2007年9月中間期の業績や事業部門の動向を説明するほか、加瀬豊社長ら取締役・執行役員が株主と対話する。今回の結果などを踏まえ、来年度からは東京、大阪で年１回ずつ開けるかも検討していく。

△三菱化学メディエンス（三菱ケミカルＨＤ<4188>）、東京海上日動（ミレアＨＤ<8766>）系と共同で健保向けサービス
臨床検査受託大手の三菱化学メディエンス（東京・港、吉富敏彦社長）と東京海上日動メディカルサービス（東京・千代田、石井守雄社長）は4日、共同で健康保険組合向けサービスを始めると発表した。健康診断の予約代行から健診後の生活改善指導まで一貫して受託できる体制を作る。5年後に100万人分のサービスを受託し、100億円の売り上げを目指す。メディエンスは健診の予約代行など健保組合向け事業を手掛けている。全国の約1100カ所の健診機関と提携しており、現在は７つの健保組合から業務を受託している。2008年4月まで提携機関を2000カ所に増やす目標だ。

△富士通<6702>子会社、情報システムプロジェクト管理の研修コース新設
富士通子会社で研修サービス運営の富士通ラーニングメディア（東京・大田、岡田恭彦社長）は、情報システムプロジェクトを管理するスキル習得の研修コースを新設する。少人数で実際のプロジェクトを疑似体験し、進行状況把握、予算・技術者の管理ノウハウを学ぶ。富士通の経験豊富な講師が、部下との接し方や顧客企業との交渉方法なども伝授する。11月から「エリートプロジェクトマネジャー養成講座」を開始する。受講者は、過去に実際あった赤字案件を教材として、疑似的にプロジェクト管理の指揮を執る。部下からの報告書などを判断材料に短時間で方針を決め、プロジェクトを軌道修正する。失敗プロジェクトの傾向を知り、兆候を見抜く力を養うのがねらい。

△日本オラクル<4716>、20社と共同で中堅向けＥＲＰソフトのセット商品
日本オラクルは4日、日立<6501>コンサルティング、東洋ビジネスエンジニアリング<4828>などパートナー企業20社と共同で、中堅企業向けの統合基幹業務システム（ＥＲＰ）ソフトのセット商品を提供すると発表した。オラクルのＥＲＰソフトにハードウエアや導入支援サービスを組み合わせて提供する。各パートナー企業には業種別のセット商品を開発してもらい、中堅企業に売り込む。今後1年間で100社の導入を目指す。「オラクル・アクセラレート」の名称で年末までに30種類のセット商品をそろえる。対象となるＥＲＰソフトは、「オラクルＥＢＳ」と「ＪＤエドワーズ・エンタープライズワン」の２種類。それぞれ業種別に設定のひな型を用意し、短期間で導入作業が済むようにする。一から導入作業をする場合に比べて、 30―40％の期間短縮が期待できるという。

△クラリオン<6796>、車載用高音質スピーカーなど15機種
クラリオンは車載用の高音質スピーカーなど全15機種を10月中旬から順次発売する。「プラズマフィールドシリーズ」の「ＳＲＴ１７５４Ｓ」など７機種は高音域を再生するツィーター部に独自の密閉構造を採用した。振動板の動きを滑らかにすることで中音域の音を自然に再生できるようになった。価格は1万 7850―3万450円。シリーズで年2万300台の販売を目指す。高音、中音と低音の再生部をユニットにした「サウンドリフレクトシリーズ」の６機種は8190―1万2600円。年販売目標は4万2500台。

△帝国ホテル<9708>、お正月プラン発売・１室100万円超も
帝国ホテルは2008年のお正月宿泊プランを発売した。１室100万円を超す高額プランも用意。年末年始に家族連れや夫婦でゆったりと過ごしてもらう。期間中に1000件の販売を目指す。滞在日数や期間の異なる４種類のプランを用意した。特別階インペリアルフロアに4泊5日（12月31日―1月4日）の「福寿プラン」はスイートＡルームが１室２名利用で１室133万7000円。年越しそばやお節料理、カウントダウンコンサートの料金などが含まれる。スタンダードルームに2 泊3日（1月2―4日）の「初春プラン」は１室２名利用で１室20万円。

△ライオン<4912>、バラの香り楽しめる衣料用洗剤「ブルーダイヤ」
ライオンは衣料用洗剤「ブルーダイヤ」ブランドでバラの香りを楽しめる新商品を発売する。同ブランドは2006年10月に天然ハーブの香り成分を商品に初めて配合。香りを楽しみたいという声が多かったため、従来品と異なる香りの派生商品の発売に踏み切る。19日に発売するのは「ブルーダイヤ　フレッシュローズの香り」。ハーブの一種であるバラの秋の開花時期に合わせ、、やさしく甘い香りを楽しめるという。酸素系漂白剤配合でシミやにおいをすっきりと落とし、色柄のある衣類にも安心して使える。価格はオープンだが店頭実勢は398円前後の見通し。数量限定で発売から約2カ月間程度販売する見込みだ。

△バンダイ<7832>、組み立て時間30分のインテリアコースター
バンダイは小型のボールがレールの上を転がるインテリアコースター玩具「スペースワープ」の品数を増やす。11月中旬に初心者向けの商品を発売する。新たに暗闇の中で光るボールも追加し夜間も楽しめるようにした。20―50代の男性を中心に需要を見こみ、新商品単体で2008年3月末までに10万個の販売を目指す。新商品「スペースワープ　デスクトップ」＝写真＝は、レールの部品をパズルのように組み立てる仕組みで30分程度で完成する。これまでは組み立ての工程が多く3―4時間かかっていた。転がすボールは従来は銀色の鉄球だけだったが、新たに暗闇の中で緑色に光る「夜光球」を追加。明るい所では鉄球、暗い所では夜光球と使い分けて遊ぶ。単三電池３本で動き、価格は5250円。

△ヨネックス<7906>、防水性４倍のウオーキングシューズ
ヨネックスは10月下旬、防水性を高めたウオーキングシューズ「パワークッション　アイスキャッチ」＝写真＝を発売する。靴の内側全体を防水フィルムで袋状に包み込むようにしたことで、深さ4センチの水の中に8時間置いても靴に水が入ってこないという。昨年発売したこの靴の前モデルよりも、水が内部に浸透しない時間は4倍になった。靴底はガラス繊維を混ぜたゴムで、凍った路面でも滑りにくい。男性用と女性用があり、価格はともに1万6800円。発売開始から1年間で計1万足の販売を目指す。
（日経産業新聞）

△ナガセ<9733>：早稲田アカデミー<4718>の発行済み株式総数の 6.41％まで買い増したことが大量保有報告書で明らかになった。
合計49万 2200株を保有し、発行済み株式総数に対する割合は従来の5.16％から6.41％に増加した。保有目的は「政策投資」。

▼三菱ケミカルＨＤ<4188>：2011年と2013年をそれぞれ満期とするユーロ円建て保証付き取得条項付の転換社債型新株予約権付社債（ＣＢ）を700億円、額面総額の上限が計1400億円となる発行を決議した。
また株式総数に対する割合で16.6％に当たる３億株の自己株式消却も決めた。

▼鈴丹<8193>：天候不順により主力のレディース小売部門で春・夏とも苦戦を強いられたほか、メンズものも伸び悩み、８月中間期の連結純利益は前年同期比80％減の7300万円に落ち込んだ。
08年２月通期の連結純利益は前期比 30％減の３億1000万円を予想している。

△井上工業<1858>：完成工事総利益が計画を上回ったことで、９月中間期の連結純利益が前年同期比38％増の２億7500万円になったもよう、と発表した。
従来予想は２億1000万円。

□ミタチ産業<3321>：主要取引先の自動車業界でカーナビゲーション向けの商材が伸びた上、アミューズメント業界で液晶や半導体の販売が伸びたことが重なり、第１四半期（６－８月）の連結営業利益は前年同期比22％増の２億2900万円となった。
ただ、固定資産売却損や固定資産除却損などを計上したため、純利益は同17％減の１億1500万円にとどまった。
（ブルームバーグ）

△本格「オートマバイク」、来年にも市販＝新型トランスミッション開発―ホンダ<7267>
ホンダは4日、二輪車用の新型オートマチックトランスミッション（AT）を開発したと発表した。来年にも市販予定の新型二輪車「DN―01」（排気量 680cc）に搭載する。二輪のAT車は原動機付き自転車やビッグスクーターでは主流となっているが、本格的なATオートバイはほとんど例がなかった。　
（時事通信）