10/3 朝の『株価材料』PART Ⅱ

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■株価材料

▼秋物衣料の販売軒並み不振、ユニクロ<9983>売上高12.9％減・9月
秋物衣料の販売が、出足から不振に見舞われている。カジュアル衣料店最大手のユニクロが2日発表した9月の既存店売上高は前年同月に比べ12.9％減少するなど、衣料品専門店や百貨店の販売は軒並み前年実績を下回った。30度を超える厳しい残暑が続いたことに加え、株式市場の不安定な動きなどが消費行動に影響を与えたとの指摘もある。ユニクロの既存店売上高のマイナスは5カ月連続。カーディガンなど長袖の服の販売が伸び悩んだ。客数も11.2％減で、「残暑に加え、台風の影響もあり、客足が鈍かった」（同社）
西松屋チェーン<7545>はベビー用パジャマなど、ライトオン<7445>では主力商品のジーンズの販売が振るわなかった。
百貨店も苦戦している。高島屋<8233>は全18店の9月の衣料品販売（速報値）が、紳士服で10.6％減、婦人服で12.4％減だった。三越<2779>も15店合計の速報値で紳士服、婦人服とも前年実績を下回った。

△近鉄エクスプレス<9375>、羽田―上海虹橋線活用・輸送を半日以上短縮
国際物流大手の近鉄エクスプレスは2日、9月29日に就航した羽田―上海虹橋空港線の航空機を使った中国から日本への輸送サービスを始めたことを明らかにした。従来の成田―上海浦東空港線に比べて輸送時間を半日―1日短縮できる。新路線に就航した4社の全便活用を視野に入れており、荷主の事情に合わせたきめ細かな輸送を可能にする。虹橋から羽田に向かう便は午前と午後の2便ずつ。同社は上海市で午後6時ごろまでに預かった貨物を翌日午前出発の便に搭載し、その日のうちに首都圏の顧客に引き渡すことができる。成田を使った従来のサービスの場合、航空機の運航スケジュールや同空港での貨物の混雑の影響で、顧客への引き渡しが成田到着日の翌日午前になるケースが多かった。
羽田―虹橋線では日本航空<9205>が中国の物流会社である蘇州物流中心と提携し、日航の便を使った輸送サービスを始めた。

△ＪＲ東日本<9020>、東京駅八重洲口に新商業施設
東日本旅客鉄道（ＪＲ東日本）は東京駅・八重洲口で建設中の超高層ビルに新しい商業施設「グランアージュ」を設ける。地下1階フロア（約800平方メートル）に、ビストロやお茶漬け専門店など7店を誘致し、ビジネスマンらを呼び込む。開業は11月6日。隣接する高層ビル「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」の商業施設とも連絡通路で結び、年8億4000万円の売上高を目指す。

△8月の鉄鋼輸出量、4.6％増の319万トン
日本鉄鋼連盟は2日、8月の鉄鋼輸出量が前年同期比4.6％増の319万トンとなったと発表した。2カ月連続で前年実績を上回った。最大の輸出先である韓国向けが2カ月連続で増加。全体の7割を占める普通鋼鋼材が7.0％増と4カ月ぶりに増えた。米ドルベースの金額も31億5148万ドルの13.1％増と、15カ月連続で伸びた。一方、輸入は12.0％減の66万トンと、2カ月ぶりに減少した。

△マツダ<7261>、出力2割高めた新型エンジン開発
マツダは2日、最高出力を現行モデルより約2割高めた新型ロータリーエンジンを開発したと発表した。排気量も1300ccから1600ccに引き上げた。同エンジン搭載のスポーツカーのコンセプト車「大気（たいき）」を26日開幕の東京モーターショーに出品する。新型エンジンは出力向上と同時に、部品の一部にアルミを使って軽量化し燃費効率も高める。同エンジン搭載車は2010年代前半に商品化する計画。マツダは同ショーに水素で走行できる距離が現行車の2倍となる200キロメートルの新型水素自動車なども出品する。

△塩野義製薬<4507>、医薬品の品質分析・管理子会社を設立
塩野義製薬は医薬品の品質分析・管理を手掛ける全額出資の子会社を設立すると発表した。2つの自社工場と原薬製造子会社に分散していた品質管理機能を集約、業務効率を高めて生産コストを圧縮する。グループ外からも医薬品の試験や分析業務を受託する計画だ。新会社「シオノギ分析センター」（兵庫県尼崎市）を2008年1月に設立する。資本金は2億円で従業員数は80人。医薬品の各製造工程で、原料、中間体、製品それぞれについて有効成分の含有量、水分量などを分析する。

■ＪＲ東日本<9020>社長、「“駅ナカ”課税で約20億円の負担」
東日本旅客鉄道（ＪＲ東日本）の清野智社長は2日、都内で記者会見し「いわゆる“駅ナカ”課税で新たに約20億円の負担が生じる」と語った。そのうち東京都に納める金額は約13億円という。総務省が打ち出した基準を基に算出した。公共性などが配慮される駅用地は隣接する土地の3分の1で評価され、固定資産税などの負担が軽い。だがここ数年、駅構内に新しい商業施設が相次いで誕生。周辺の商店街などから税負担が不公平との声があがっていた。総務省は東京都などの打診を受け、課税強化を表明していた。

△米シティ、三角合併方式で日興コーデ<8603>を完全子会社化
米シティグループは２日、子会社の日興コーディアルグループの全株式を三角合併方式で取得すると発表した。2008年１月中に取得する。日興コーデ株１株当たり1700円に相当する数のシティ株と交換する。シティは日興コーデ株を発行済み株式数の約67.2％取得している。交換取引の総評価額は約 5300億円となる見込み。シティは既に東京証券取引所に上場申請をしており、株式交換の効力発生（2008年１月中）前の上場を目指す。株式交換後、日興コーデ株は上場廃止となる見込み。

△携帯電話のカメラ、09年にも800万画素時代に
携帯電話に搭載するデジタルカメラが2009年にも800万画素時代を迎えそうだ。東芝<6502>、ソニー<6758>などは08年末から「電子の目」となる画像センサーで高精細な写真を撮影できる携帯向けの800万画素品を出荷する。現行の最高クラスは500万画素だが、再来年以降は一般のデジカメ並みの画素数を持つ携帯が普及することになる。東芝はカメラ付き携帯電話に搭載する800万画素のＣＭＯＳ（相補性金属酸化膜半導体）センサーを08年末から量産し、ソニーも同時期に供給を始める方針。東芝は現在、消費電力が少なくて済むＣＭＯＳ型で320万画素品までを量産しており、来年初めには510万画素、来年末には800万画素品に引き上げる。

△しまむら<8227>、中間連結純利益８％増――品ぞろえ拡充など奏功
しまむらが２日発表した2007年８月中間期の連結決算は、純利益が前年同期比８％増の91億円だった。低価格商品を縮小する一方、人気商品の品ぞろえ拡充や、組み合わせ販売などで拡販効果が出た。売上高は７％増の2013億円。商品拡充などで主力業態「しまむら」の客単価が上昇した。営業利益は４％増の159億円。配送センター収入が増え、経常利益は５％増の164億円となった。08年２月期通期の連結業績予想は従来見通しを据え置いた。売上高は８％増の4223億円、経常利益は19％増の402億円、純利益は16％増の218億円をそれぞれ見込んでいる。
（NIKKEI NET）

▼日興コーディアル<8603>株式を10月2日付で監理ポストに割り当て＝東証
東京証券取引所は２日、日興コーディアルグループ株を１０月２日付で監理ポストに割り当てたと発表した。シティグループは２日、日興ＣＧを株式交換で完全子会社化することで合意したと発表した。これを受けた措置。

△村田製<6981>、売上高は計画より若干上振れる可能性
村田製作所の村田恒夫社長は２日、ロイターとのインタビューで、２００８年３月期の売上高見通しについて、前年比増加率が当初計画の８．５％から１０％程度に上振れる可能性を示した。年末商戦向けの部品受注、特に携帯電話向けが好調だという。村田社長はサブプライムローン（信用力の低い借り手向け住宅ローン）問題にも触れ、来年度にＡＶ（音響・映像）市場にも影響が出るかもしれないと語った。村田社長は「例年は年末商戦向けに９月に受注のピークを迎えるが、今年は１カ月早い。部品の取り込みを急ぐセットメーカーが多いという印象を受けている」と述べた。そのうえで０８年３月期の売上高予想について「予算上は（前年比伸び率）８％程度だが、１０％程度になりそう」と語った。世界的にローエンドの携帯電話向けの受注が伸びているほか、薄型テレビ向けも好調だという。利益面の見通しについては慎重な姿勢を崩さず、「発表している計画のレベル」とした。減価償却や開発投資の負担が大きいほか、販売などの経費がふくらむ可能性があるという。村田社長は、サブプライムローン問題に揺れる米経済の足元の状況にも言及。同国市場は家電メーカー各社が主戦場としているだけに、部品を供給する村田製作所にとっても重要だが「影響はまだない。自動車も悪くないと聞いている。年末商戦は大丈夫だろう」と述べた。ただ来年度については「ＡＶ市場には影響が出るかもしれない」と懸念を示した。

△三菱重<7011>、中国の電力会社から温室効果ガスの排出権を獲得
三菱重工業は２日、中国の電力会社である寧夏発電集団（寧夏回族自治区）と温室効果ガスの排出権購入契約を締結したと発表した。１９９０年度比で二酸化炭素（ＣＯ２）の排出を６％削減するという自主目標の実現に向けた取り組みの一環。寧夏発電集団が建設・運営する風力発電施設で得られる排出権を、２００８─２０１２年の５年間で約３３万トン購入する。三菱重工はＣＯ２排出量を、１９９０年度の４７万２０００トンから２０１０年度には約６％減の約４４万３０００トンに引き下げる自主目標を掲げている。ただ、０６年度の実績は５２万７０００トンで、排出量が拡大しており、目標実現には自助努力のほかに排出権の購入を通じた取り組みが有効と判断した。購入額は明らかにしていない。

△親和銀を格上げ、ふくおか<8354>による完全子会社化完了＝フィッチ
フィッチ・レーティングスは１日、ふくおかフィナンシャルグループによる完全子会社化が完了したことを受け、親和銀行（長崎県佐世保市）の個別財務格付けをＦからＤ／Ｅに、サポート格付けを３から２に引き上げた。
フィッチによると、サポート格付けの引き上げは、親和銀行が経営統合後、資産規模で横浜銀行<8332>と並ぶ国内最大の地方金融グループのひとつとなったふくおかフィナンシャルグループの完全子銀行となったため、ふくおかフィナンシャルグループ、もしくは必要が生じた場合には政府からも支援を受ける可能性が高いとの見解を反映している。

▼フリード<9423>が上場廃止の恐れ、時価総額5億円未満で
ジャスダックは２日、フリードの９月の上場時価総額が５億円未満となったため、上場廃止の恐れがあると発表した。１２月３１日までに事業の現状や今後の事業計画などを記載した書類を提出した場合には１０月１日―２００８年６月３０日の期間において、提出しなかった場合には１０月１日―１２月３１日の期間において、上場時価総額が５億円以上とならない場合には、上場廃止となる。

△ＤＲＥＡＭＶ<3772>が500株上限に自己株取得へ、発行済み株式の5.4％
ドリームバイザー・ドット・コムは２日、発行済み株式総数の５．４％に相当する５００株を上限に自己株を取得すると発表した。取得総額上限は７０００万円。取得期間は２００７年１０月３日から２００８年３月３１日まで。

▼ノエビア<4916>が東証に追加上場、予定日は25日
ノエビアは２日、東京証券取引所から上場承認を受けたと発表した。東証１部か２部かは未定だが、１０月２５日が上場予定日となっている。上場に際しては、公募５５０万株、オーバーアロットメントによる売り出し４０万株（上限）を予定している。公募による手取り資金約６５億円のうち、設備投資に４１億円、連結子会社に対する融資に４億８０００万円、残額は借入金の返済に充当する予定。

■中部電<9502>の浜岡原発5号機タービン復旧は日立<6501>が負担
中部電力は２日、タービンが損傷した浜岡原子力発電所５号機の復旧工事費用について、タービン製造メーカーの日立製作所が全額を負担すると発表した。復旧の範囲などについての精査が完了し、両社間で協議が整った。一方、タービン損傷による火力発電への振替費用などは両社で引き続き協議する。
（ロイター）

▼ユニクロ<9983>の９月既存店売上高は12.9％減、秋物不振－５カ月連続減
カジュアル衣料の製造・販売を手がけるファーストリテイリングは２日、主力ブランド「ユニクロ」の国内事業の９月既存店売上高（速報ベース）が前年同月比12.9％減だったと発表した。残暑が厳しく、秋物商品の販売が伸び悩んだためで、５カ月連続でマイナスとなった。ニットやジャケットなどを早めに投入したほか、ニット商品の３割を占めるカシミヤ衣料の大半を９月には店頭に並べていた。ただ、気温の低下が例年に比べて遅く、購買の動きが鈍かった。ユニクロで販売するカシミヤ衣料の価格は１万円前後。高級素材カシミヤとしては低価格だが、ユニクロ全商品の中では高価格で「売上げ寄与度の大きい商品」（広報部の青野光展氏）のため、販売不振の一因となった。これからは気温の低下とともに、秋冬物の動きも活発化するとみている。カシミヤについても、今年は自社開発に加え、国内外の有名デザイナーを初起用したほか、デザイン数もセーター、ワンピースなど男女あわせて30種類と昨年から５種類増やした。同社は今シーズンの同商品の国内売上高について前年比 50％増を目指している。

△旭化成<3407>：日本化薬<4272>と産業火薬事業で新会社を設立－折半出資で
旭化成は２日、完全子会社の旭化成ケミカルズ（東京都千代田区）と日本化薬が手掛ける産業火薬事業を2008年１月に統合し、新会社を折半出資で設立することで基本契約に合意したと発表した。統合により、縮小する産業火薬の国内市場に対応し、事業集約による経費削減や生産性の向上で存続を図る。両社がそれぞれの産業火薬事業を分割し、日本化薬の子会社である北洋化学を承継会社として事業統合し、新会社としてスタートする予定。統合実施は2008 年１月２日で、資本は6000万円、売上高は2008年度で約100億円を見込む。
（ブルームバーグ）

▼クインランド<2732> ストップ安売り気配。
大証が監査意見の不表明を理由に監理ポストへの割り当てを発表した9月26日の翌27日以降、前日まで3日続けてストップ安比例配分となっている。大証では1日、有報提出遅延を理由に2日付で監理ポストへの割り当て理由を追加した。なお、本日は値幅制限の下限が通常の2倍に拡大されている。

□トレンド<4704>---大台での値固め、踏み上げ圧力高める展開
5日ぶり反落も5000円を挟んで値固めの展開。DMI（14-14）のADXは-DIとのクロスオーバーを達成し、今後のテクニカルな形状はさらに上値を追う展開を示唆している。9月21日段階での信用売り残は1096500株と、浮動株に対する比率は10％超。相場が高値圏にあるなか、踏み上げ圧力の高さを示している。
（フィスコ）

△ブリヂストン<5108>スポーツ、ゴルフボール特許で米社と和解
ブリヂストンスポーツ（東京）は２日、ゴルフボールの核の素材や構造についての特許10件を侵害したとして、米アクシネット社を提訴していた米国での係争が９月28日に和解したと発表した。詳細は明らかにしていないが、数件の特許についてアクシネット社が特許使用料を払う内容という。アクシネット社は「タイトリスト」のブランドで知られるゴルフメーカー。ブリヂストンスポーツの河野久社長は「大変喜ばしい。弊社の技術力と保有する知的財産の価値の高さを示すもの」とコメントを出した。同様の内容でアクシネット社の日本法人に輸入販売の差し止めと約60億円の損害賠償を求めた訴訟は継続している。
（共同通信）

△アクロディア<3823>がストップ高、２日付株式新聞「発掘！有望株」で紹介
アクロディアが大幅高に５日続伸。４万円ストップ高の３０万６０００円まで上げた。出来高は１万１７１４株。株式新聞が２日付「発掘！有望株」で推奨銘柄に取り上げていた。また１日引け後には米アズテックモバイル・コーポレーションと共同で、携帯電話機器向けゲームに特化したゲームコンテンツの統合開発環境「ｔｏｏｌｚＱｉｔ」を共同で開発したと発表している。同社はモバイル端末用組み込みソフトを手掛ける。株式新聞では新興市場に足元復調感が出てきたことを受け、同社株が主力株の見直しムードに乗りそうだと指摘していた。同社では携帯電話のメニューを自由にカスタマイズできる機能を支える主力製品「ＶＩＶＩＤ　ＵＩ」の普及が本格化しており、国内主要３キャリアとライセンス契約を結んだことで来０９年３月期には搭載実績が急拡大する見通しがある。海外では韓国サムスン電子への独占供給契約が今期で切れるため、以後自由に顧客を開拓できることが大きい。他の世界大手と話が進む思惑もあり、さらなる成長が見込まれる。また「ｔｏｏｌｚＱｉｔ」の開発については、アクロディアがかねてから掲げるエンターテインメント分野強化の一環となる動き。モバイルゲーム向けでは初の統合開発環境となるもので、今後ゲーム製作会社による活用が増すと、ユーザーを囲い込むことにより中長期で収益を押し上げる可能性がある。

△保土谷化<4112>は有機ＥＬ関連、ソニー<6758>人気が波及
保土谷化学工業が３日ぶりに急反発、一時３４円高の３３７円まで上昇した。出来高も９８万１０００株（１日は１７万３０００株）と高水準。ソニーの有機ＥＬ（エレクトロ・ルミネッセンス）テレビ発売発表を受け、「有機ＥＬ」関連として物色された。０．７倍台の連結ＰＢＲも見直し材料。有機ＥＬ関連ではトッキ <9813> も高い。

■ソースネクスト<4344>が軟調、ＩＢＭによる訴訟の提起を嫌気
ソースネクストが反落。一時、７０００円安の１３万１０００円まで売られた。出来高は１０４３株と前日の７１０株から膨らんだ。２日、日本アイ・ビー・エム（日本ＩＢＭ）より１日付で訴訟の提起を受けたと発表し、嫌気された。両社は日本ＩＢＭのウェブページ作成ソフト「ホームページ・ビルダー１１」について独占ライセンス契約を結んでいたが、ソースネクストは日本ＩＢＭが独占契約に反し、他社に対してもライセンスを供与したと主張。非独占契約となったため、独占契約分である約３億円の支払義務がなくなったとして、日本ＩＢＭに対して債務不存在確認請求訴訟を起こしていた。これに対し日本ＩＢＭはソースネクストとの契約解除を決定。逸失利益約３億円が生じたとして、今回の訴訟提起に踏み切った。ソースネクストは今後裁判で自社の正当性を訴えていく方針だが、独占販売部分の約３億円は当初の契約時に費用として織り込んでいるため、日本ＩＢＭ側の主張が認められたとしても業績に与える影響はないとしている。

▼創建<8911>がストップ安比例配分、特別損失計上で今期は一転の減益見通し
創建ホームズが１万円ストップ安の７万１６００円で比例配分。９月２１日の７万４２００円を割り込んだ。出来高は１２３株、４６８３株の売り物を残した。１日に今０８年２月期連結業績予想の下方修正を発表した。８月中間期の純利益を７億３０００万円→３億１２００万円、通期の純利益を１８億７０００万円→１２億１０００万円（前期１３億３３００万円）に減額し、一転の減益見通しとなった。主に、子会社の創建ハウスに伴う特別損失の発生が要因となっている。のれん代を一括償却、展示場を閉鎖する。販売管理費や支払利息の増加も利益を圧迫した。

△フェローテック<6890>が新高値、太陽電池関連に注目高まり買い先行
半導体・液晶製造用部品で世界シェア８割のフェローテックが急伸。一時１２１円高の１１７３円まで買われ、９月３日の年初来高値１０９８円を更新した。究極のクリーンエネルギーとして注目度が高まっている太陽電池の関連銘柄として脚光を浴び、買いが先行した。１日、太陽電池パネル基板用単結晶シリコン引き上げ装置で中国企業から大口受注を獲得したと発表。フェローテックは半導体、液晶製造用部品の世界トップ企業で、太陽電池にはその技術、ノウハウを応用して０５年に参入。同分野での受注実績は初年度３０台弱、前年度約６０台だったが、今回は一気に１５０台（総額４０億円相当）の受注を獲得した。太陽電池パネルは日本や欧州メーカーが先行するが、同社の手掛ける川上分野は中国などでも導入が国策として進められている。フェローテックでは足元、需要急増を受けて生産設備を増強中。「期初は月産１０台程度だったが、足元では同２０～３０台に、近い将来は同４０台程度まで増強する」（総務）という。

△銀行株が高い、個人投資家や証券ディーラーも参戦、サブプライム問題は織り込み済みと
銀行株セクターが急騰。東証業種別値上がり率上位に躍り出た。三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306>は７２円高の１１２７円まで上昇している。前日１日は、売買が再開された三菱ＵＦＪの急騰をきっかけに、メガバンク株に見直し機運が高まったが、後場失速。サブプライム（信用力の低い顧客向け）ローン問題の影響を受け、欧米の金融機関の損失額が明らかになったことが銀行株の足を引っ張った。ただ、市場では「メガバンクのサブプライム向け金融派生商品の投融資残高は、大きな懸念材料にはならない」（銀行担当アナリスト）との認識が広がっており、２日付の株式新聞１面トップ記事で指摘したように、２日の上げは「ここからの下げは絶好の買い場」になった格好だ。また、銀行株セクターは出遅れが鮮明で、外国人投資家のほか「目先のリバウンド狙いで個人投資家、証券ディーラーも参戦している」（準大手証券）という。
（株式新聞ダイジェスト）

▼光通信<9435>が急落、ＫＤＤＩ<9433>が携帯端末販売価格を11月から値上げ
光通信が一時、前日比310円（8.71％）安の3250円まで下落するなど大幅安。２日付日本経済新聞朝刊が「11月から携帯電話端末の価格を引き上げる代わりに通話料金を安くする新しい料金体系を導入。標準プランで端末価格を２万円程度高くする一方、通話料金は現行の30秒14円から約３割安くなる」と報じたことが懸念材料となったようだ。
他、テレパーク<3738>が一時、前日比4000円（3.33％）安の11万6000円まで下落、丸紅テレコム<9447>が一時、前日比3100円（3.49％）安の8万5800円まで下落するなど、携帯電話販売各社の株価は軟調に推移している。
（テクノバーン）

△ＡＢＣマート<2670>の９月売上、既存店は３ヶ月ぶりプラス
ＡＢＣマートが２日発表した９月の月次売上高は、既存店が前年同月比４％増と３ヶ月ぶりにプラスに転じた。全店ベースは１６．９％増。既存店は客数がほぼ横這いだったが、客単価が伸びた。台風の影響で秋物の立ち上がりが遅れたものの、テレビや雑誌での販促効果により、ハイソールスニーカーを中心に婦人物が好調だった。

△バルス<2738>の既存店売上高、９月は１３．２％増
インテリアショップ「フランフラン」を展開するバルスが２日発表した９月の月次売上高は、既存店が前年同月比１３．２％増、全店ベースも２８．２％増と今季最高の伸び率になった。客単価は８ヶ月連続で前年割れが続いているが、客数の伸びが寄与した。
（ラジオNIKKEI）

△「ラ・フェット多摩南大沢」12月14日にスケールアップオープン　三井不動産<8801>
三井不動産は12月14日に、増床計画を推進しているアウトレットパーク「ラ・フェット多摩南大沢」（東京都八王子市）をスケールアップオープンすると発表した。増床部分の名称は「Factory Outlets Villa」（ファクトリーアウトレットヴィラ）で、増床により30店舗が増加し、全体では112店になる。増床部分の延床面積は6,300平方メートル（立体駐車場の面積は含まず）、店舗面積は4,660平方メートル。増床部分には、ファッション・雑貨のセレクトショップ・アウトドアショップを誘致し、「THE NORTH FACE」など８店舗が関東でのアウトレット初出店となる。

△18年連続でグッドデザイン賞を受賞　ミサワホーム<1722>
ミサワホームは10月２日、18年連続でグッドデザイン賞を受賞したと発表した。今回、木質系住宅「GENIUS Link-Age with kids」が建築・環境デザイン部門、「涼風制御システム」（商品デザイン部門）が同賞を受賞したことにより、18年連続となった。これにより、通算35 商品・62住宅部品・２施設で同賞を受賞したことになる。また、今回「GENIUS 蔵のある家」がロングライフデザイン賞を受賞した。ロングライフデザイン賞は、グッドデザイン賞選定後、10年経過した商品で、現在も製造・販売されているものを対象とし、再度審査を行い決定される。「GENIUS 蔵のある家」は、96年にグランプリを受賞した後も順調に売上を伸ばし、「蔵タイプ」は同社受注の４割占めている。

△吉祥寺で３層設計マンションの分譲開始　積水ハウス<1928>
積水ハウスは９月29日から、「グランドメゾン吉祥寺コート」（総戸数16戸）の販売を開始した。同社ブランド「グランドメゾンシリーズ」としては初めて、３階建てのテラスハウス「トリプレックス」を採用した。ＪＲ吉祥寺駅から徒歩11分に立地し、同社の戸建住宅用分譲地「コモンステージ吉祥寺・桜の杜」に隣接する。平均専有面積は108平方メートルで、永住型のプランとした。所在地は、東京都武蔵野市吉祥寺東町３丁目。間取りは２ＬＤＫ（１戸）と３ＬＤＫ（15戸）。販売価格は6,680万円から8,280万円。
（住宅新報）