10/2 お昼の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△だいこう<8692>は「郵政民営化関連銘柄」、投信販売強化で“特需”期待高まる
だいこう証券ビジネスは「郵政民営化関連銘柄」として注目を集めている。同社は、日本郵政グループが販売する投資信託の取扱報告書の印刷・発送や、目論見書の保管・管理を一括で引き受けている。ゆうちょ銀行が郵政民営化を機に投信販売を強化することで、“特需”が期待できる銘柄だ。ＰＥＲは１５倍台、ＰＢＲは０．５倍台と割安感がある。

△コマツ<6301>は野村証が「１」（強気）継続、「アジア需要は好調、製品供給力を強みにシェア上昇」と
コマツに対し野村証券では１０月１日付で投資判断「１」（強気）を継続している。同証では同社のアジア拠点（インドネシア、タイ、インド）を訪問。その結果、（１）アジアの建設機械需要は好調で、東南アジア市場（インドを除く）は今０８年３月期に前期比２５％増が予想される（２）東南アジア市場でのコマツのシェアは前期の３９％から今期は４３％へ上がる見通しである、と予想。また、株式市場が敏感である北米リスクについては、同社の北米売上比率（今期）は１６％とエマージング地域合計５１％を大きく下回っていると指摘。成長が続く確度が高いエマージング地域の比率が高く、競争優位も高まっていることから、今後２年間の年平均営業増益率は年率２６％と機械セクター平均の１６％を上回ると予想している。

△ＣＣＣ<4756>がコミックレンタル導入計画を上方修正
全国に「ＴＳＵＴＡＹＡ」をフランチャイズ展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ（ＣＣＣ）が１日、同社の新事業であるコミックレンタルの導入計画を上方修正。同事業は０７年４月の本格導入以来好調に推移しており、前０７年３月期の９月中間期末までに計画を６カ月前倒しするペースで導入店１００店舗目を達成。今期末をメドにした導入計画を１５０店舗まで引き上げた。コミックレンタル導入店舗では、相乗効果によりＤＶＤやＣＤのレンタル売上も増加する傾向にあるという。同社では「お客様の多様なニーズに合わせた複合的なマルチ・ユース・ストアを展開することで、新たな需要が生み出され、市場を開拓していく」（広報室）としている。

△安川電<6506>はゴールドマン証が「ハイテク関連銘柄群の株価上昇のきっかけ」と
安川電機は９月２８日、９月の月次受注高が前年同月比１２％増と１１カ月ぶりに２ケタ増の伸びとなったと発表した（数値は非公開）。低迷が続いた主力のサーボモーターが同２１％増を達成した。ゴールドマン・サックス証券は１日付サマリーで、「サーボモーターが大幅増と受注に加速感があり、ポジティブ」と指摘。受注全体では会社計画を上回るペースで推移しており、機械セクターのハイテク関連銘柄群の株価上昇のきっかけになると見ている。投資判断「中立」、目標株価１６３０円は継続。
（株式新聞ダイジェスト）

△ＡＱインタ<3838>は新値追い、ＤＳ向けにソフト改良
前日に値幅制限いっぱいのストップ高に買われたゲームソフト開発のＡＱインタラクティブ（ＪＱ）はこの日も大幅上昇。連日で最高値を更新している。９月２８日付でＨＳＢＣ証券が人気ソフト「ポケモンバトリオ」の普及に伴う自社開発ソフトの採算改善や中期的な業績拡大の可能性などを指摘。新規に「オーバーウエート」の投資判断を示し、目標株価を８３万１０００円とするレポートを作成したことを手掛かりに、前日にはストップ高に買われていた。この日は昨日引け後に、マイクロソフトの家庭用ゲーム機Ｘｂｏｘ３６０専用ソフトとして昨年１２月に発売していた人気ソフト「ブルードラゴン」をニンテンドーＤＳ向けに改良して発売すると発表。これがさらに収益押し上げ要因になるとして好感買いが増加した。今年２月の新規上場から８ヶ月あまりしかたっていないこともあって「売り圧力が強くないことも上値の軽さに結びついている」（中堅証券）という指摘が聞かれている。

△東ソー<4042>が１７年ぶり高値、収益の増額期待で
東ソーが続伸して一時８００円台に乗せる場面もあった。９０年２月以来およそ１７年半ぶりの水準。アジアや中東、アフリカなどの需要拡大を背景に塩化ビニール樹脂の市況が歴史的高水準で推移しており、収益の上方修正期待が高まっている。会社側では７月３１日の第１四半期業績開示の段階では９月中間期および０８年３月期通期の予想は変えていなかったが、オレフィン製品やポリエチレン樹脂などの石化、苛性ソーダほか基礎原料、さらに機能商品も販売は総じて堅調に推移しているもようで、ナフサなど原材料価格の高騰というマイナス要因はあるものの、市場ではそれを吸収して今後増額修正となる公算を指摘する声が増えている。

△三菱電機<6503>が２週間ぶり高値、通期増額期待
三菱電機が９月１９日に付けた上場来高値１４５９円を更新した。同社では７月３０日に今３月期第１四半期の決算を発表するとともに、中間期の業績見通しを増額修正した。営業利益の見通しを従来の８５０億円に対して１２００億円（前中間期比２８．２％増）に増額修正した。しかし、通期の営業利益については期初計画の２０００億円（前期比１４．２％減）を見直していない。下半期の予想収益水準が低く抑えられているとして、中間決算発表時に業績の増額修正が期待できると見た投資家の買いが入っているようだ。

△アイシン<7259>が高値更新、業績上積み期待で買い先行
アイシン精機が８月６日に付けた高値４７６０円を更新した。７月に発表した今３月期第１四半期の連結経常利益は前年同期比５割増の４３３億円となった。その時に会社側では中間期の経常利益を期初見通しの６００億円に対して７３０億円（前中間期比３３．５％増）に増額修正した。第１四半期における進捗率に照らせば、さらなる上積みも期待できると見た投資家の買いが先行しているようだ。（
（ラジオNIKKEI）

▼MRI爆発事故、逆転有罪＝東芝<6502>メディカル2社員－仙台高裁
福島県いわき市の松村総合病院で2003年、撤去作業中の磁気共鳴画像診断装置（MRI）が爆発し、病院職員ら8人が重軽傷を負った事故で、業務上過失傷害罪に問われた東芝メディカルシステムズ社員藤川博孝被告（43）と同百足敬悦被告（47）の控訴審判決公判が2日、仙台高裁で開かれた。木村烈裁判長は、両被告を無罪とした一審判決を破棄し、2人にそれぞれ禁固6月、執行猶予2年の有罪判決を言い渡した。一審の福島地裁いわき支部は昨年7月、爆発の危険性は予見できなかったとして両被告を無罪とし、検察側が控訴していた。
（時事通信）

▼グッドウィル<4723>　データ装備費「説明なし」
法的根拠のない「データ装備費」を給与から天引きされ、損害を受けたとして、人材派遣大手「グッドウィル（ＧＷ）」（東京）の派遣スタッフ２６人が、会社にデータ装備費の全額返還を求めた訴訟の第１回口頭弁論が１日、東京地裁（渡辺弘裁判長）で開かれた。原告側は「安全装備や情報管理の費用は会社が負担すべきもの」と主張。原告２人が意見陳述し、「ＧＷ側からは一切説明なく、データ装備費の天引きを同意したこともない」と訴えた。
（産経新聞）

△「大食い王決定戦」１９・７％…テレ東<9411>今世紀２位瞬間最高２８％超！
９月３０日にテレビ東京系で放送された「元祖！大食い王決定戦」が視聴率１９・７％を記録したことが１日、ビデオリサーチの調べ（関東地区）で分かった。同局では２１世紀に入ってから２番目の高視聴率だった。瞬間最高はタレント・ギャル曽根（２１）が敗退した直後の２８・８％。ギャル曽根は「食べるものの順番が違ってたら、絶対決勝までいけてたのにくやしー！　次回は絶対リベンジしてみせます」とコメントした。
（スポーツ報知）

△帝人<3401>と米カーギル社、バイオポリマーのメーカー「ネイチャーワークス社」に共同出資

△松下<6752>、録画用４倍速追記型Ｂｌｕ－ｒａｙディスク５種類を発売、ＨＤＤ搭載ハイビジョンブルーレイディスク／ＤＶＤレコーダー「ＤＩＧＡ」６機種を発売

△日本ユニシス<8056>、構築ノウハウを標準化したサービス「ＳｈａｒｅＰｏｉｎｔ　らくらくパック」を提供開始

△独キマンダとソニー<6758>、ゲーム機器など向けカスタムＤＲＡＭ設計を行う新会社を設立

△ゴールドウイン<8111>、「サバイバルスーツ」をモチーフにしたスノーボードウエアを発売

△イーピーエス<4282>、米メディデータとＥＤＣ関連事業強化で提携

△アイレップ<2132>とＤＡＣ、リスティング広告サービスなど提供する合弁会社を設立

△三菱ＵＦＪ<8306>投信、「三菱ＵＦＪ　グローバル農業関連株式ファンド」を募集・設定
（日経プレスリリース）

△ＦＢ<3843>、続伸
フリービットが続伸。９月１８日に７７万５０００円まで下げた後は、６連騰で切り返し１２０万円台まで戻すなど値動きの激しい展開。９月６日の１３万９０００円を取りに行く展開とみられる。

△サイバー<4751>、大幅反発
サイバーエージャントが大幅反発。新興マーケットが回復する兆しが出始めており、戻りつつあるとはいえ、年初来高値に比べ３分の１の水準で割安感から買われている。８月の売上高の大幅増収も手がかり。

△ニコン<7731>が年初来高値更新
株式市場新聞が既報のニコンが反発、１４０円高の４０７０円と９月２８日の年初来高値４０６０円を更新してきた。先週、９月中間期の連結経常利益が従来予想の５００億円から５６０億円程度と過去最高になる見通しと一部で報じられて弾みがついてきたようだ。

■あさひ<3333>は小口売り
あさひは小口売りに５日ぶりに反落。今２月期中間は売上高９５．８４億円、経常利益１２．１８億円と前年同期比２０％増収、２６％増益を達成した。既に中間、通期を上方修正しており、とりあえず材料出尽くしの格好となったようだ。

■アウン<2459>は５日ぶり反落
アウンコンサルティングは５日ぶり反落。１日に今５月期第１四半期決算を発表した。売上高１３．１９億円、経常利益１．８億円と前年同期比９．７％増、１８．５％増を達成した。中間に対する進ちょく率は各４３％、４１％。前日は７月１９日以来の２０万円台を回復していた。

△東亜ＤＫＫ<6848>　４００円台で丹念な玉集め継続。環境関連として上放れ近いとも。

△トランスデジ<9712>　ファンドの持株売却の動きが続いているが、売り一巡後は見直しの動きが続きそうという。

△綜合ＨＤ<2399>　９月度の調剤売上は既存店で６．７％増。前月に続き併設店中心に処方せん枚数が堅調。

▼ＧＦ<3751>が安い
ジー・エフが安い。上場時価総額が５億円未満となったことで、上場廃止規準抵触の可能性がでてきた。

△タカラＢＩＯ<4974>は反発
タカラバイオは反発。ガゴメ昆布フコイダンが示す抗腫瘍作用が、ナチュラル・キラー細胞の活性化によって発揮されることを発見した。

△日立線<5812>は値ごろ感で買われる
本紙推奨の日立電線が急伸。底値を確認しての出直り局面にあるところに、今期業績の上ブレ期待で見直し買いが入っている。

▼グッドウィル<4723>は投資不適格を売る
グッドウィル・グループが売り気配。日本格付研究所が同社株の長期優先格付けをトリプルＢマイナスから、投資不適格とされるダブルＢプラスに引き下げると発表したことを受けての動き。

△アクロディア<3823>が５連騰
アクロディアが５日続伸。携帯電話向けゲームに特化した、ゲームコンテンツの統合開発環境を共同で開発した。

△証券株がＮＹ最高値で人気
野村ホールディングス<8604>が寄り付きから買い物となるなど、証券株が揃って買われている。ＮＹ市場が最高値を更新、東京市場も復活の気配が出始めたことが手掛かりとされているようだ。その一方で、廃止が予想される証券優遇税制いかんでは、今後の相場の波乱も予想される。
（株式市場新聞）

△イメージ　ワン<2667>は反発。テクニカルに加え、「ピンクリボン」キャンペーンで連想買い？
イメージ　ワンは反発。今朝は３１５０円高の３万８９５０円まで買われている。大証ヘラクレス市場値上がり率上位にランクインしている。とくに材料が出たわけではないようだが、９月２５日につけた上場来安値３万２６００円を底に、反発局面となっている。また、きのう１日から、乳がんの早期発見・早期治療を呼びかける「ピンクリボン　フェスティバル」が始まった。同社の医療画像事業のひとつに、乳がん検診関連商品の取り扱いがあることから、連想買いが入っているのかもしれない。同社は、衛生画像などの輸入・販売を行なっている。医療画像事業、衛生画像事業、セキュリティ・ソリューション事業の３セグメント。業績は、前期２００６年９月期は純損失計上となったが、今期２００７年９月期は増収増益かつ黒字転換が見込まれている。業界観測によると、次期２００８年９月期もさらに増収増益と見られている。大口株主は、筆頭株主の梨子本紘社長のほかは、伊藤忠商事、ＮＴＴデータ、生保・信託銀行など堅い。買い安心感は充分だ。現在の株価でＰＥＲは３３倍台、ＰＢＲは約０．９倍。オシレーター的には「買い時」となっている。まずは次のフシであり、２６週移動平均線でもある４万５０００円ライン奪回が目標となろう。

△日立建機<6305>は「地雷除去機の新技術」報道も、目先調整。中期で伸びしろあり、押し目待ち
日立建機は続伸。今朝は１３０円高の４６６０円まで買われている。もともと続伸傾向で来ていたが、今朝の日経産業新聞で「日立建機、地雷処理能力４倍の除去機――爆風にも強く」と報道されたことも、手がかり材料となっているもようだ。次のフシは７月につけた上場来高値５０８０円だが、信用買い残が膨らんでいることもあり、目先、調整が入ると見る。しかし、業績は好調に右肩上がり、大口株主は日立製作所<6501>(東1)をはじめとして、信託・信託銀行など堅い。最近人気の外需銘柄でもある。地合いにもよるが、中期では、まだ伸びしろがあると見る。押し目待ち。

△ケミプロ化成<4960>が４日ぶりに急反発、ソニーが有機ＥＬテレビを発売
ケミプロ化成が、５４円高の４００円と４日ぶりに急反発している。
ソニー<6758>が前日、世界で初めての商品化となる有機ＥＬ（エレクトロ・ルミネッセンス）テレビを１２月１日に２０万円で発売すると発表、これを受け有機ＥＬ用薬剤を手掛けているケミプロ化成が恩恵を受けるとの期待から買われている。株価は、６月８日につけた年初来高値５３０円から９月１９日に３０６円まで大幅に下落、半値戻りの４５５円処が目先の上値として意識される展開か。

△きのうの株マニ「リアルタイム注目銘柄」三陽商会<8011>は今朝も続伸
株マニ１０月１日付け「リアルタイム注目銘柄」の三陽商会は続伸。今朝は１３円高の８８５円まで買われている。今夏の地合い悪化のツレ安で、７月の１１００円ラインから、９月の８００円ラインまで急落していた。現在はほかの多くの銘柄と同様、反発→戻り足の途中。現在の株価でＰＥＲ１５倍台と、優良株の割安・買い時となっている。

△株マニ注目のカヤバ工業<7242>が続伸し一目均衡表の雲の上限を抜く
株マニ注目のカヤバ工業が、１６円高の５７５円と続伸し日足一目均衡表の雲の上限を抜いている。
ＪＲ東海<9022>とＪＲ西日本<9021>が２６日、２０１１年までに東海道・山陽新幹線「のぞみ」のすべての定期車両に新型車両「Ｎ700系」を導入すると発表。両社で計２０００億円の追加投資を実施する計画。カヤバ工業は、新幹線用セミアクティブシステム、新幹線用セミアクティブサスペンション用コントローラ、路面清掃装置装着のキャリバーブレーキ、ダンパなどを手掛けている。
また、トヨタ自動車<7203>が２７日、８月の国内生産・輸出・国内販売・海外生産実績を発表。国内生産は前年同月比３．３％増の３１万３６７台と、２カ月ぶりに増加した。カヤバ工業は、トヨタ中心にショックアブソーバー製造でトップとなっており、俄然注目を集めそうだ。足元の業績について、四季報秋号では、今３月期営業利益１６０億円（前期比９．７％増）、来期は営業利益１７５億円を予想している。ＱＵＩＣＫコンセンサスでは、来期の営業利益が四季報予想を６億５０００万円上回る１８１億１５００万円予想し、１株利益が４２．９円に膨らむとしている。需給面では、信用買残がピーク時５０２万株・取組倍率が７．８１倍であったが、先週末は同３９３万株で同１．９４倍と好転している。株価は、８月１７日安値４９２円、９月１０日安値４９５円の二番底形成から反騰局面入りとなってきた。

△ジャステック<9717>は３Ｑ好決算でギャップアップも、寄り後は下落。フシ上抜けるか
ジャステックはギャップアップ。７３円高の１１００円で始まっている。東証１部値上がり率上位にランクインする場面も出ている。きのう大引け後に、第３四半期（２００６年１２月～２００７年８月）決算を発表した。連結で、前年同期比増収増益。売上高は前年比２ケタ増収、経常・純利益はそれぞれ同２倍以上の増益となった。ソフトウェア開発事業で、優良案件の受注獲得、既存顧客の深耕、受注リスク管理の徹底が奏功。また、営業外収益では、不動産投資ファンドの償還による、投資有価証券投資利益が増加した。チャートを見ると、今朝は高寄り後、下落ぎみとなっており、１１００円のフシは上抜けない様子だ。現在の株価でＰＥＲは２０．３倍台と、確かに割安とはいえない水準。今朝は日経平均株価が反発し、１万７０００円台に乗せている、地合いの良い状況。その勢いに乗って、フシを上抜けたいところなのだが･･･。

■東急不動産<8815>は「９月中間営業益の減益幅縮小」観測報道も、調整続く
東急不動産はギャップアップ→反落。３９円高の１２００円で始まったが、その後は１１００円台に下落している。今朝の日経新聞等で「東急不動産の９月中間連結の営業利益は、前年同期比１３％減の２００億円前後になったようだ」「減益幅が従来予想（２６％減）に比べ縮小する」と報じられた。チャートを見ると、現在の株価１２００円ラインは、８月急落前の水準まで戻したところ。年初来高値１５００円ラインまで上値余地はあるが、現在の株価でＰＥＲは２０倍央、ＰＢＲは３倍台後半と、高め水準ではある。地合いや今後の業績にもよるが、目先、しばらく調整が続きそうだ。

□ＫＤＤＩ<9433>は高寄り後は下落。新料金体系報道も微妙でモミ合い
ＫＤＤＩは１万円高の８７万５０００円で始まったが、寄り後は８６万円台まで下げている。今朝の日経新聞等で「ＫＤＤＩ（ａｕ）、携帯通話料３割値下げ」と報道された。１１月から、携帯電話端末の価格を引き上げる代わりに、通話料金を安くする新しい料金体系を導入すると報じられている。チャートを見ると、８月７日につけた年初来安値７５万３０００円を底に、反発したが、９０万円のフシを越えられずにモミ合っている。現在の株価でＰＥＲは１７倍台央と充分に割安なのだが･･･。上記報道も、好材料とも悪材料ともいえず、微妙なところだ。

△トーセイ<8923>は値上がり益と配当取りの両方が狙える
トーセイは続伸。２０００円高の８万２２００円で始まり、寄り後は８万４０００円まで買われている。きのう大引け後に、第３四半期決算、１１月通期業績予想の一部上方修正、増配を発表した。第３四半期（２００６年１２月～２００７年８月）連結決算は、前年比増収減益。１１月通期業績予想は、連結・個別とも、売上高は下方修正としたが、前年実績比では増収。また、連結・個別とも、営業・経常・純利益とも、上方修正となった。１００％公害者のトーセイ・リート投資法人の東証への上場計画を、東京ＲＥＩＴ指数の動向などに鑑み、延期するため。配当金は、１１月期末（年間）２０００円の予定から、２００円増額の２２００円とする。現在の株価で、利回り約２．６％となる。現在の株価でＰＥＲは７倍台と割安。ＰＢＲは１．９倍台。チャート的にも、押し目からの戻り足の途中に見える。インカムゲインとキャピタルゲインの両方が狙えそうだ。
（証券日刊新聞）

△外食トップ狙う　ドトール・日レスＨＤ<3087>が発足
外食大手のドトールコーヒー、日本レストランシステムを傘下に置く持ち株会社「ドトール・日レスホールディングス（ＨＤ）」が１日、発足した。今後、ドトールのカフェ、日レスのレストランを融合した新店舗を年明けにもオープンするなど、統合効果を追求していく方針だ。同日、都内で会見したドトール・日レスＨＤの鳥羽（とりば）豊社長（ドトール社長）は「グループ価値の最大化を図る」と抱負を述べた。また、大林豁史（ひろふみ）会長（日レス会長）も「（日本の外食企業で）ナンバーワンになる第一歩だと考える」と意気込みをみせた。同ＨＤの２００８年２月期の連結業績は売上高が１０１４億円、最終利益が５９億円になる見通し。会見ではこのほか筆頭株主である大林会長の保有比率（１３・３％）を、鳥羽博道名誉会長（ドトール名誉会長）の保有比率（１０％強）を若干下回る形へ引き下げる考えも示した。同日、上場した同社株の終値は２０１５円だった。

△東芝<6502>　携帯電話用カメラ、体積３割小型化　受像素子に部品を一体、世界初
東芝は１日、携帯電話に搭載する超小型カメラ部品「ＣＳＣＭ（チップ・スケール・カメラ・モジュール）」を世界で初めて製品化すると発表した。従来に比べて体積で約３割小型化。生産も簡素化でき大幅なコスト削減が可能という。２００８年１月から生産を開始し、同年６月に月産５００万個に引き上げる。ＣＳＣＭは、「ＣＭＯＳイメージセンサー」と呼ばれる携帯カメラ部品の基盤となる受像素子そのものにレンズなどの部品を実装した部品。従来は基盤とレンズ部分を結合していたため小型化に限界があった。これを一体的に製造することで小型化を実現した。こうした方式による携帯カメラ部品の量産は世界で初めてという。これまでは基盤とレンズ部分の結合工程をグループ外の企業に生産委託していたが、ＣＳＣＭはグループ内で一貫生産が可能となり、大幅なコスト削減も実現した。大分工場（大分市）で生産した素子を子会社の岩手東芝エレクトロニクス（北上市）でＣＭＯＳイメージセンサーとして仕上げる。東芝はＣＳＣＭ製品化により携帯電話カメラ部品事業を強化。ＣＭＯＳイメージセンサーの生産量を０７年上期の月産１２００万個から０８年度には月産１５００万個に引き上げ、そのうち３分の１を来年６月までにＣＳＣＭに切り替える。

△中部電力<9502>　変電・送電工事、配電工事を再編
中部電力は１日、子会社で展開している配電工事事業と変電・送電工事事業を再編したと発表した。
中部電力が５０・０１％出資するトーエネック<1946>の変電・送電工事事業を、同６７・６５％出資のシーテックに会社分割方式で移管するとともに、シーテックの配電工事事業をトーエネックに移管した。
（FujiSankei Business i）