10/1 お昼の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△阪急百貨店と阪神百貨店が統合スタート
阪急百貨店と阪神百貨店が１日、共同持ち株会社「Ｈ２Ｏリテイリング<8242>」（大阪市北区）を設立して経営統合した。大阪・梅田に２つの本店を構え、連結売上高が５０６８億円（平成１９年３月期単純合算）に上る国内７位、関西では最大の百貨店グループが誕生した。各店名は変えないまま今後も営業を続ける。阪急、阪神両百貨店の梅田本店では１日、地下食料品売り場などで共同イベントを開催、新体制スタートを盛り上げた。阪急百貨店の「うめだ大食品祭」には午前１０時の開店と同時に大勢の客が来店し、限定品の洋菓子などを買い求めていた。大阪市内から来た主婦（７３）は「経営統合後に、両方の百貨店の品ぞろえがいっそう充実してほしい」と期待を寄せていた。ただ、近接する両店の「融合」を避けるため、セールなどで顧客に統合を周知することはしない。Ｈ２Ｏの会長兼ＣＥＯ（最高経営責任者）には椙岡俊一・阪急百貨店会長が、社長には若林純・同専務執行役員が就任。きめ細かい収益管理システムなど阪急百の経営手法を阪神百側に導入し、グループの収益力を高める。
大阪では、来春に伊勢丹<8238>と経営統合する三越<2779>が２３年、ＪＲ大阪駅前に進出。大丸（Ｊ．フロントリテイリング<3086>）や高島屋<8233>、近鉄百貨店<8244>なども相次いで増床するなど、百貨店間の競争は今後激化する。Ｈ２Ｏは関西最大の商業地である梅田で圧倒的な売上高、売り場面積を持つことになる。顧客の混乱を避けるため、「高級感の阪急」「庶民性の阪神」という両本店の特徴はさらに際立たせる方針。また、イベント共催や、顧客を囲い込むためにポイントをためてもらうカードの共通利用などで両百貨店間の回遊性を高めることにしている。

△原発推進派が８連勝　上関町長選
中国電力<9504>の原子力発電所建設の是非をめぐり推進、反対両派の８度目の対決となった任期満了に伴う山口県上関町の町長選が３０日投開票され、推進派の無所属現職、柏原重海氏（５８）が、反対派の無所属新人で農業、山戸孝氏（３０）を破り再選を果たした。昭和５７年に原発建設計画が持ち上がって以来、推進派の８連勝。
（産経新聞）

△つやつやヘア実現
花王<4452>は、高級ヘアケア用品の「セグレタ」ブランドから、浴室で洗い流すタイプのトリートメント「セグレタ　ヘアエステ」を２７日に発売する。傷んでパサついたり、ざらついた髪を補修し、つやを出すという。週１～２回、髪を集中的に補修したいときに使う。クリーム状。１８０グラム。想定価格は１５７５円。

△圧力でコク焙煎
アサヒ飲料<2598>は、缶コーヒー「ワンダ　圧力仕立て　ブラック」を３０日に発売する。焙煎（ばいせん）に十分時間をかけたコーヒー豆を使用。圧力をかけて素早くコーヒーを抽出する製法を採用し、雑味を抑えてコクのある味わいに仕上げたという。２００ミリ・リットル入り。１１５円（税抜き）。

△潤いの肌あなたに
コーセー<4922>は、海洋深層水と温泉水の成分を取り入れたスキンケア用品「プレディア　スパ・エ・メール」シリーズから、保湿効果のあるミネラルを多く含んだ化粧水「ミネラルローションＥＸ」を１６日に発売する。海藻成分が角層のすみずみまで行き渡り、乾いた肌を潤すという。みずみずしいタイプと、まろやかなタイプがある。２５０ミリ・リットル。６３００円。

△携帯で定額データ通信
ＮＴＴドコモ<9437>は、携帯電話などを使ってパソコンでデータ通信するのに便利な、データ定額サービスを２２日に始める。高速の「ハイスピード」（利用データ量に応じて月額４２００～１万５００円）と低速の「６４Ｋ」（月額４２００円）のプランがあり、ネット接続料金（３１５～８４０円）が別途必要。「ハイスピード」は来年１月末までいくら使っても４２００円のキャンペーンを行う。

△説明書なしでパチリ
オリンパス<7733>イメージングは、コンパクトデジタルカメラ「ＣＡＭＥＤＩＡ　ＦＥ―２２０Ｄ」を発売した。７１０万画素で、重さは１２２グラム、厚さは２センチ（最薄部）と軽量・小型。２．５インチ型の液晶モニターを備えた。初心者でも簡単に扱えるようガイド機能を付け、説明書なしで設定できるようにした。オープン価格だが、想定価格は２万３０００円前後。
（読売新聞）

△アルファシステムズ<4719>、インストールが不要なＣＤブート型のテレワーク専用ソフトを発売

△ＭｏｎｏｔａＲＯ<3064>、低臭タイプの防錆潤滑剤「匠シリーズ」２品を発売

△ソフトバンク・テクノロジー<4726>、ＩＴ全般統制対応アイデンティティ管理システムを販売

△東光<6801>、８０２．１１ｎ対応の超小型無線ＬＡＮモジュールを商品化

△シダックス<4837>子会社、レストランカラオケ店舗の秋冬用グランドメニューを改定

△スズキ<7269>、四輪車と二輪車の東京モーターショーへの出品概要を発表

△アールシーコア<7837>、ログハウスなど街づくり構想「ＢＥＳＳ街区」の全国展開を開始

△みずほ<8411>コーポレート銀行、中国輸出入銀行などと中国での省エネ・環境分野で連携強化

△Ｔ＆Ｄ（Ｔ＆ＤＨＤ<8795>）フィナンシャル生命、金沢信金で無配当変額個人年金保険「ハッピーデイズ」を販売

△アシックス<7936>、ジャケットやシャツなどウォームビズ対応の紳士服を発売

△太陽生命（Ｔ＆ＤＨＤ<8795>）、代理人で給付金など請求できる「指定代理請求特約」の取り扱い開始

△ミズノ<8022>、１５通りの弾道に調整可能なプロ・上級者向けドライバーを発売
（日経プレスリリース）

△日本一Ｓ<3851>、大幅続伸
日本一ソフトウェアが大幅続伸。大阪市をベースとするゲームソフトの事業会社システムプリズムの全株を取得、１００％子会社化すると発表したことが材料になっている。

△イオン<8267>が反発
イオンが反発。日銀短観で小売業の業況ＤＩの先行きが改善を示したことが材料となっている。

■テスコ<4226>は反応乏しい
テスコは今１月期を増収増益から減収減益に下方修正の発表をしたが反応薄い。主力顧客の外食各社が店舗の新築・改装投資を手控えているのが原因。気配は２７０円カイ、３３０円ヤリ。

▼クイック<4318>は急反落
クイックは急反落で安値更新。求人広告の企画制作が中心で今３月期の下方修正が嫌気された。前回予想の売上高１３０億円、経常利益８．３億円を各１２０億円、５億円に修正した。増収は確保するが減益転換の見通しになった。人員補強や事業所移転などが原因。

△ＮＴＴＤＩＭ<3850>　Ｗｅｂシステム構築基盤ソフトの販売が好調、チャート妙味からも９月７日高値６２万６０００円奪回に期待。

△富士紡<3104>　会社側は今期下半期からの反転攻勢に自信を持っているとされ、業績は急向上する見通しという。

△日本色材<4920>　みずほ銀アレンジャーで１８億円のシンジケートローン契約を締結。

△ＷＮＩウェザー<4825>は堅調
ウェザーニューズは堅調。海事気象情報事業が、好調に推移する。

△陽光都市<8946>は反発
陽光都市開発は反発。１０００株、１億円を上限に自社株買いの実施を発表した。また有限責任中間法人ＧＦトラストワン、合同会社ＧＦインベスターズワンを連結の範囲に含めることを、取締役会で決議した。
（株式市場新聞）

△田中化学研究所<4080>は大陽線出現。目先、調整後は中期で上値追いへ？
田中化学研究所は続伸。前場は一時、１６０円高の１６１０円まで買われた。年初来高値を更新し、日足ではみょうに長いローソク足が出現しているが、長期月足で見ると、２００５年の水準に戻したところだ。また、大手証券専門紙で「ハイブリッド車関連」として取り上げられたことも買い材料となっているもようだ。業績は好調で、前期２００７年３月期実績、今期２００８年３月期予想とも、大幅な増収増益。業界観測では、次期２００９年３月期も増収増益と見られている。今朝はみょうに買われているので、目先、調整は入ろうが、現在の株価でＰＥＲは１７倍台と割安、ＰＢＲは３倍台と市場の期待値大、という水準。地合いにもよるが、中期ではもう少し上値追いができると見る。技術力あり、実質無借金の堅実財務。大口株主には大手都銀、大手総合商社、生保などが入っている。

△オプテックス・エフエー<6661>はリバウンド続く。堅実業績の優良銘柄
オプテックス・エフエーは続伸。９０００円高の１６万６０００円で始まり、その後は１７万円台に乗せている。大証ヘラクレス市場値上がり率上位にランクインしている。とくに材料が出たわけではないようだが、ほかの多くの銘柄と同様、９月半ばに上場来安値１３万７０００円をつけて以降はリバウンド局面にあるが、まだ急落前の水準には戻していないところを買われているもようだ。
オプテックス<6914>系の光電センサーメーカーだが、自社で工場は持たないファブレスメーカー。業績は右肩上がりで来ており、今期２００７年１２月期、次期２００８年１２月期とも増収増益が見込まれている。実質無借金の好財務。現在の株価でＰＥＲは１２倍台、ＰＢＲは約１．９倍。まずは次のフシ１８万円ライン、続いて次のフシ２０万円ラインまでの戻りが目標となろう。

▼みずほフィナンシャルグループ<8411>が続落、神経質な動きが予想される
みずほフィナンシャルグループが、６０００円安の６４万９０００円と続落している。大手銀行６グループの２００７年９月中間期末の保有株式の含み益は約７兆８０００億円となり、３月末に比べて１５％減ったと前週末２９日の日本経済新聞朝刊が報じた。７月以降、米国の信用力の低い個人向け住宅融資（サブプライムローン）問題が世界の金融市場に影響を及ぼし、日本市場でも株安が進んだことが響いたとしている。銀行株は総じて軟調な展開となっており今後も神経質な動きとなりそうだ。

▼日立ソフト<9694>が続落し年初来安値に接近
日立ソフトウェアエンジニアリングが、７０円安の２１２０円と続落し９月２６日につけた年初来安値２０８０円に接近している。日立ソフトウェアエンジニアリングは前週９月２８日、９月中間期と通期の業績予想の修正を発表、中間期の最終赤字・通期最終の下方修正を嫌気した売り先行となっている。中間期最終損益が１９億円の黒字予想から一転して１７億円の赤字になる見通し。通期の業績予想は純利益を５３億円から２０億円に修正した。持ち分法適用会社、アイネスの業績低迷が主因としている。

△株マニ注目の三益半導体工業<8155>はギャップアップ→続伸。前場早くも目標株価に近く
株マニ９月２９日付『今週の注目銘柄』で取り上げた三益半導体工業はギャップアップ→続伸。２００円高の２７８０円まで買われており、記事で指摘した目標株価２８００円に、ほぼ近い水準となった。記事の指摘どおり、第１四半期の好決算と、押し目からの反発局面という好チャートと、信用売り残が消化されたことによる買い安心感から、買われているもようだ。

□テルモ<4543>は続伸も、そろそろ天井？　中期ではともかく、いったん調整の場面
テルモは続伸。１１０円高の５９１０円まで買われている。もともと上昇トレンドで来ていたが、今朝の日経産業新聞で「テルモ、細くても力強いバルーンカテーテル――重症患者の治療容易」と報道されたことも、手がかり材料となっているもようだ。しかし現在の株価でＰＥＲは２５倍台、ＰＢＲは４倍台と、割高めとなっている。オシレーター的にも「買われすぎの過熱」水準。信用残はかなりの売り長になっている。そろそろ天井か。中長期で続伸にしても、いったん調整が入る頃合いのようだ。

△ユニデン<6815>が反発、日経の観測報道を好感
ユニデンが、６３円高の８２４円と反発している。同社の２００８年３月期の連結業は、営業利益が前期の約７倍となる７５億円前後になりそうとの日本経済新聞社の観測報道を好感している。従来予想を５億円上回る。主力のコードレス電話は北米での販売が落ち込むが、海外生産の効率化や調達コストの削減で採算が改善。海上無線やデジタル家電も堅調な伸びを見込み、増益に寄与しそうとしている。株価は、７５０円処が下値として固まっており、直近９月５日の高値９３５円抜けとなれば、一段高へ向かう可能性もあろう。

△日本水産<1332>は続伸。「仏加工食品メーカー買収、欧州市場拡大」報道
日本水産は続伸。２円安の６０５円で始まったが、寄り後は６１８円まで買われている。今朝の日経新聞等で「日本水産はフランスの加工食品メーカー、シテマリン（本社・ケルビニャック市）を買収する」と報道された。１０月１日付けで同社の創業一族から発行済み株式の５９％を取得し、連結子会社化する。買収額は約２６億円と報道されている。報道によると、日水が欧州で加工食品メーカーを買収するのは初めて。欧州各地での冷凍食品拡販などを図る。２０１２年には同市場での売上を約１０００億円に引き上げる計画という。現在の株価でＰＥＲは１７倍台、ＰＢＲは１．５倍台と、「割安・期待値大」の水準。まずは次のフシであり２６週移動平均線でもある７００円ラインが目標となろう。

△マルエツ<8178>が反発し年初来高値を更新
マルエツが、１５円高の６３７円と反発し７月４日につけた年初来高値６３５円を更新している。９月２０日に発表した０７年８月中間期業績予想の上方修正が買い手掛かり。四季報秋号では、２０％出資したイオンとの提携は想定以上に早く進みそう。総菜開発、物流相乗り、小型店出店等検討。イオンがダイエーの残保有株を追加取得する可能性もと指摘している。信用取組倍率０．９１倍の好需給も支えに、押し目買い姿勢が強まりそうだ。

△損保ジャパン<8755>は続伸。きょう郵政民営化がスタート、保険・銀行・証券セクターが高い
損害保険ジャパンは続伸。２０円高の１３３８円で始まっている。今朝寄り後は、保険業、銀行、証券セクターが高く、東証１部業種別株価指数でも値上がり率トップを占める場面が続いている。
保険業セクターでは、同社をはじめとして、三井住友海上火災保険<8752>、日本興亜損害保険<8754>、ニッセイ同和損害保険<8759>、ミレアＨＤ<8766>など、軒並み買われている。きょう、郵政民営化がスタートした。日本郵政のもとに、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険、郵便事業会社、郵便局会社がそれぞれ事業を行なう。
（証券日刊新聞）

△豆高騰で体力勝負　きょう「コーヒーの日」　秋冬商戦火ぶた
１０月１日は「コーヒーの日」。秋冬の需要期に入り、飲料メーカー各社の販売合戦の火ぶたが切られた。各社はチルド（冷蔵）カップコーヒーや缶コーヒーの新商品を相次ぎ投入、シェア争奪戦に拍車がかかる。その一方で、原料となるコーヒー豆の価格高騰が収益を圧迫しており、経営体力の消耗戦が懸念される。各社が成長市場と期待を高めるのがチルドカップ分野。２００７年の市場規模は７５０億円（見込み）とまだ小さいが、年率で２けた台の高い伸びを持続しているからだ。
シェア５４％（０６年度）を握る首位の森永乳業<2264>は、高級商品「マウントレーニア」シリーズに、砂糖不使用でカロリーを抑えた新商品「プレミア　深煎りアロマ」を１６日に追加投入する。他の２商品と合わせて、シリーズを８商品に拡充し、コンビニなどで“陳列棚ジャック”をもくろむ。
２位のサントリーは、人気カフェチェーン「スターバックス<2712>」ブランドから砂糖不使用の商品「スターバックス　ディスカバリーズ　パリ」を２日から順次発売する。委託生産工場を２工場に増やして増産体制も整備し、森永を追撃する構えだ。
缶コーヒーでは、シェア３４％と首位の日本コカ・コーラと、１６％で２位のサントリーのバトルが熱くなりそうだ。日本コカが先月３日、「ジョージア」ブランドから、熟成させたコーヒー豆を使用した「ヴィンテージ　レーベル」を発売。追うサントリーは同２８日、エチオピアの生産者農協連合と共同開発した豆を使った「ボス・レジェンドブレンド」を売り出した。チルドカップ、缶コーヒーは“定価販売”が多く、メーカー各社にとっては安定した収益源。ただ、中国などでの需要増を背景にコーヒー豆の高騰が各社の収益を圧迫している。「いつまで価格を維持できるか体力勝負」（業界関係者）との声も聞こえる。

△ありがとう８８番　Ｖセールに沸く札幌
プロ野球の北海道日本ハム<2282>ファイターズがパ・リーグ２連覇を果たし一夜明けた３０日、地元札幌市内のデパートやスーパーマーケットは優勝を記念した各種のセールやキャンペーンを行った。
札幌三越<2779>（札幌市中央区）では２日まで日本ハムの２連覇を祝うフェスティバルを開催、洋服や食料品など、お買い得商品を用意している。また、福袋のように色々な商品が入った「勝ち袋」（８４０円～）を販売、人気となった。このほか、選手の背番号の入ったボール型のメロンパンとクリームパンを１０５円で、グラブ型のパンを５２５円で販売。同店の広報担当者は「日本ハムの優勝で札幌の街全体がお祭りムード。背番号入りのパンも１人で１０個程度まとめ買いしていく人も多い」と話す。
大手スーパーのイトーヨーカドー（セブン＆アイＨＤ<3382>）アリオ内札幌店でも優勝を祝う「感動をありがとうセール」を２日まで開催する。同店では２連覇に導いたヒルマン監督の背番号８８番にちなみ、キャベツや焼きそば、ヨーグルトなどの食料品を８８円でセール中。

△Ｆ１日本ＧＰ　トヨタ<7203>、ホンダ<7267>無念　ハミルトン優勝
Ｆ１世界選手権今季第１５戦「フジテレビ<4676>日本ＧＰ」は３０日、３０年ぶりのＦ１開催となる富士スピードウェイ（静岡県小山町）で６７周の決勝が行われ、ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン（英国、マクラーレン・メルセデス）が雨中の乱戦を制し、今季４勝目を挙げ、Ｆ１史上初の新人での総合優勝に王手をかけた。早ければ次戦の中国ＧＰ（７日決勝）でタイトルが確定する。ホームコースでのレースとなったトヨタはヤルノ・トゥルーリ（イタリア）が１３位、ラルフ・シューマッハー（ドイツ）はリタイア。ホンダはルーベンス・バリケロ（ブラジル）が１０位、ジェンソン・バトン（英国）が１１位。山本左近（スパイカー・フェラーリ）が１２位、佐藤琢磨（スーパーアグリ・ホンダ）は１５位だった。今シーズンのＦ１でトヨタ自動車の渡辺捷昭（かつあき）社長は「表彰台の真ん中に立つことを信じている」と、初優勝に強い意欲を示した。昨シーズン、単独参戦として３９年ぶりに１勝を挙げたホンダの福井威夫社長も「さらに多く表彰台の頂点に立つ」と宣言していた。しかし、両チームともに表彰台はまだゼロ。トヨタは今年、生産、販売で世界一が確実視されている。Ｆ１でも頂点を極めたいところで、残り２戦の結果が注目される。

△ダイエー<8263>、カッコよくウオームビズ　素材・デザイン重視
ダイエーは夏の「クールビズ」に続き、冬のオフィスでのビジネススタイルを提案する「ウオームビズ」関連商品の販売を全国の主要店舗で１日から始める。販売期間は来年２月２９日まで。地球温暖化対策の一環として、冬場のオフィスの暖房温度を下げる「ウオームビズ」運動も徐々に広がりを見せ始め、それに適した衣料もアパレルや流通各社が競う格好で販売している。ダイエーは２００５年度からスタートし、主にジャケットや機能性インナーを中心に展開してきた。今年度は薄くて暖かいうえに、格好の良さにこだわった商品に重点を置く。メンズでは「暖然快適」として軽くて暖かいジャケットや、デザインシャツをベースにニットベストやセーターとウールのネクタイなどとのコーディネイトを提案する。インナーでは吸湿発熱効果のある機能性素材を使用したオリジナル品をそろえる。また、レディスではほどよく体のラインにフィットし、着心地のよいセーターのほか、ジャケットではツイードを使用するなど暖かい素材やデザイン、シルエットにこだわった商品をラインアップ。さらに、肌触りがよく膝かけとしても使える大判ストールなども販売する。

△日産<7201>、低公害車に新車種
日産自動車は、小型トラック「アトラスＨ４３」に「ディーゼルハイブリッド車」、「ＣＮＧ車（圧縮天然ガス自動車）」を追加した。「ディーゼルハイブリッド車」は、重量車モード燃費がクラストップレベルの一リットルあたり１１キロメートルと燃費に優れるうえ排出ガスもクリーン。さらに、エンジンとモーターが別軸に配置され、万一ハイブリッドシステムに異常が発生しても、ディーゼルエンジンのみで走行できる。「ＣＮＧ車」はクリーンな排出ガス性能を実現しながら、クラストップレベルの動力性能を確保した。アイドリングストップ＆スタートシステムを標準装備した。二酸化炭素（ＣＯ２）の排出量削減を中心とした日産の中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム　２０１０」の一環として、今回、新車種を追加した。希望小売価格はディーゼルハイブリッド車が４９０万６６５０円（税込み）から、ＣＮＧ車が４１９万８９５０円（同）。

△ウエストホールディングス<1407>　明野住宅を子会社化
住宅リフォーム業のウエストホールディングス（広島市西区）は、戸建てからリフォームまでを行う明野住宅（大阪府高槻市）の全株式を経営者らから取得し、子会社化した。取得価額は２億９３６４万円。ウエストＨＤは、家電量販店や百貨店など多様な販売チャンネルを持ち、業務提携による見込み客獲得や地域密着営業などを展開している。明野住宅は１９７１年の創業以来、大阪北部で累計３０００棟の戸建て住宅を供給した実績を持ち、増改築やリフォームもグループ内で対応してきた。今回、明野住宅の子会社化で、京阪地区における施工体制と住宅リフォーム事業基盤を拡充する。明野住宅の２００７年５月期の売上高は３９億３０００万円、最終利益は７０００万円。

△日本風力開発<2766>　１０年度経常益６．１倍に
風力発電の開発を手掛ける日本風力開発（東京都港区）は、２０１１年３月期を最終年度とする４カ年の中期経営計画を策定した。最終年度となる１１年３月期の連結売上高を０７年３月期比４１％増の１１４億円、連結営業利益を同６・２倍の５６億円、連結経常利益を同６・１倍の３８億円に増やす計画だ。目標を達成するため、収益柱となる風力発電の開発を急ピッチで進める。０７年３月末時点で１９発電所だった風力発電所数を、１１年３月末までに３５発電所にまで増やすほか、風力発電機数も、０７年３月末の９９基から１１年３月末までに２９３基に増やす。これにより、風力発電容量は０７年３月末の１４万７０００キロワットから、１１年３月末までに４７万９０００キロワットにまで高める予定だ。

△アイ・エム・ジェイ<4305>　独占広告販売権を獲得
ウェブ構築のアイ・エム・ジェイ（ＩＭＪ、東京都品川区）は、イーストビーム（東京都渋谷区）が展開するゲーム情報サイト「Ｗａｚａｐ！」の独占的な広告販売代理権を取得した。同サイトは、独Ｗａｚａｐの日本法人イーストビームが展開する、日本のゲーム情報を網羅するサイトで、裏技、攻略方法の交換、投稿などができる。ネットレイティングスの８月のネット視聴率調査では、ゲーム分野で３位のページビューを獲得している。今回、ＩＭＪの子会社ＣＣＣコミュニケーションズが、独Ｗａｚａｐからイーストビームの株式６０株（比率０・６％）を譲り受けることで販売権を得る。ＩＭＪは、グループで展開するウェブ構築や映像制作事業などを活用し、同サイトの広告獲得に取り組む。

△ウィズ<7835>　玩具２社と資本提携強化
おもちゃ企画会社のウィズ（東京都中央区）は、フィギュアや食玩メーカーのフジトーイ（埼玉県三郷市）とクワガタ（東京都台東区）に対し、全額出資の販売会社ウィズランドの株式７００株ずつをそれぞれ３５００万円で譲渡した。パートナーシップの強化が狙い。ウィズは玩具ヒット作「たまごっち」などを開発した会社で、０６年にテレビアニメ企画制作の葦プロダクションとゲームコンテンツ制作のｅｐｉｃｓをグループ会社として玩具とデジタルコンテンツ（情報の内容）の融合を図っている。フジトーイはソフトビニール玩具、クワガタはプラスチック玩具を製作。ウィズは、２００６年に結んだ資本提携の合意に基づき、すでに２社の発行済み株式の１８％を取得している。

△ハイビック<7845>　日東木材産業の株式取得
住宅部材メーカーのハイビック（栃木県小山市）は、同業の日東木材産業（浜松市浜北区）の株式６７・５％を経営者らから取得し、子会社化した。取得価額は３億７００万円。ハイビックは、在来木造住宅やツーバイフォー住宅向けに工場で加工する「プレカット木材」を供給。関東から東北、東海、近畿に営業エリアを広げ、５月には材辰をグループ化して信越エリアにも進出した。日東木材産業は、プレカット製品の先駆者として、木造住宅において部材が密着するように工夫した金物を活用する「ロケット構造」、無垢（むく）の断熱パネルを活用する「テラ構造」といった新技術を持っており、特許も取得している。ハイビックは今後、これら技術をグループ会員の工務店に紹介していく。

△ウィルソン・ラーニング　ワールドワイド<9610>　広報企画事業を買収
社員教育支援や採用支援などを展開するウィルソン・ラーニング　ワールドワイド（東京都中央区）は、ダイレクトマーケティング事業などを手掛けるエス・アイ・シー（東京都新宿区）の広報企画事業を１０月１日付で譲り受ける。ウィルソン・ラーニングでは同事業の譲り受けにより、採用支援事業での相乗効果が見込めるほか、採用広報市場で経験豊富な人材の獲得が可能となり、ビジネスチャンスが広がると期待している。広報企画事業では、入社案内や採用ホームページ、ダイレクトメールなど採用広報ツールの企画・制作のほか、採用管理システムやセミナーの企画・運用、面接官の派遣など採用実務のサポートを主に行っている。譲り受け価格については明らかにしていない。

△アスクプランニングセンター<9756>　ドリームタウンＡＬｉ開業
商業施設の企画から設計、施工などを展開するアスクプランニングセンター（東京都渋谷区）が２００４年から開発計画に携わってきた青森市浜田３丁目の商業施設「ドリームタウンＡＬｉ（アリー）」が２８日に開業した。ドリームタウンアリーは、事業主体であるドリームタウンからの依頼で、アスクプランニングセンターがプロジェクトマネジメントを担当。敷地面積約３万６３００平方メートルを複合商業施設として開発した。アスクプランニングセンターでは、「地方再生に寄与する複合商業施設の開発に取り組み、中長期的にみた不動産の付加価値向上や、近隣不動産一体化の魅力を高め、今後も地方再生の役割を担っていきたい」（経営統括室）と意気込んでいる。

△ピープルスタッフ<2324>　美濃加茂支店を開設
東海地区を中心に人材派遣業を展開するピープルスタッフ（名古屋市中区）は、岐阜県美濃加茂市に美濃加茂支店を１０月２２日付で開設する。岐阜県内の拠点は同店で２店目。新支店の開設により、岐阜県地域の企業のニーズに合った人材を確保すると同時に、同地域の雇用創出へつなげていく考えだ。２００４年３月の愛知県と岐阜県を結ぶ東海環状自動車道の開通などで、岐阜県の有効求人倍率は１・４倍と全国平均の１・０７倍を上回り、人手不足が際だっている。同社は新たな拠点を開設することで、ビジネスチャンスを広げる。仕事相談会やスキルアップ研修を開催し、個々の登録者に合わせたきめ細かいカウンセリングを実施するなど、地域に密着した人材サービスを提供していく。

△ネクスト<2120>　サイトで“第２の人生”特集　自分流ライフスタイル探す
住宅・不動産情報ポータル（玄関）サイト「ＨＯＭＥ’Ｓ」を運営するネクスト（東京都中央区、東証マザーズ２１２０）は、まちや住まいに関するナレッジ（知識）を紹介するコーナーとして、サイト内に３０～４０代男女をターゲットとした「セカンドライフ特集」の掲載を始めた。同コーナーは、第２の人生の過ごし方として、生活に便利な「都会」、自然がたくさんの「田舎」、いいとこどりの「とかいなか」という３つのライフスタイルを提案。それぞれの象徴的スポットの取材記事をベースに、注目のスポットを紹介する。スペシャルインタビューとして、小説家の田口ランディさん、パーソナリティーの坂上みきさん、俳優の細川茂樹さんら著名人の記事も掲載する。また、抽選で２０人に２２種類の体験チケットが当たるプレゼントキャンペーンを１０月３１日まで実施。北は北海道から南は沖縄まで、都会・とかいなか・田舎が体験できるチケット（河口湖自然暮らし体験、ハンググライダー飛行体験、ディナークルーズ）を用意した。
（FujiSankei Business i）