9/27 お昼の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△武田薬<4502>はコスモ証が「Ｂ＋」、目標株価８８００円を継続
武田薬品工業はコスモ証券が２５日付で「糖尿病薬アクトスの米国シェアアップが続く」とし、投資判断「Ｂ＋」、目標株価８８００円を継続している。同証券ではアクトスの好調から今０８年３月期、来期の業績予想を増額修正しているものの、株式市場全体のバリュエーション調整を考慮して目標株価は据え置いたとしている。連結業績について、今期は売上高１兆４３００億円（前期比９．６％増、会社側計画は１兆３９００億円）、営業利益５３５０億円（同１６．７％増、同４７００億円）、経常利益６６８０億円（同１４．２％増、同５８５０億円）、純利益４２２０億円（同２５．７％増、同３８００億円）、来期については売上高１兆４９４０億円（今期予想比４．５％増）、営業利益５５６０億円（同３．９％増）、経常利益６７９０億円（同１．６％増）、純利益４２４０億円（同０．５％増）と試算している。

△光通信<9435>株をフィデリティ投信が５％超取得
光通信株をフィデリティ投信が５％超保有したことが、関東財務局２５日受け付けの大量保有報告書で明らかとなった。大量保有報告書によると、同投信は同社株を５．５２％保有。また、共同保有者の米ＦＭＲ　Ｃｏｒｐが０．０９％保有している。

△仁丹<4524>が中間期見通しを上方修正
森下仁丹が２６日午後、今０８年３月期９月中間期の連結業績予想を上方修正。最終損益を２０００万円の黒字から１億３０００万円の黒字（前年同期８億６００万円の赤字）に修正した。前期に実施した減損会計に伴う減価償却負担の軽減や、効率化徹底などにより経費が大幅に圧縮された。また、投資有価証券の売却益が発生する見込み。

△シニア<2463>がスリープロ<2375>とシニア向け事業で業務提携
シニアコミュニケーションが２６日、スリープログループとの業務提携を行うと発表した。シニアとスリープロは、５０歳以上向けの商品販売サポートの人材派遣と、スリープロの子会社が開講しているパソコン講座において、シニアが運営するシニア層限定のコミュニティサイト「ＳＴＡＧＥ」を活用する予定。
（株式新聞ダイジェスト）

△住友化<4005>が年初来高値を更新
住友化学が７連騰となり、２月２日の年初来高値９８３円を更新した。特に新規の材料が出ているわけではないもようだが、連騰の基点となった１８日には同社とサウジアラビア国営石油会社サウジアラムコの折半出資であるラーピグの石油精製・化学品製造会社「ペトロラービグ」が年内の新規株式公開（ＩＰＯ）に向け準備を始めた、と一部に報じられている。ペルシャ湾岸では過去最大規模のＩＰＯとされ、市場では「外国人投資家が住友化を評価した買いを入れているのでは」との声も聞かれた。また、一部外資系証券では液晶部材である偏光板の需要増や、カラーフィルターの急回復などを評価している。

△フェローテック<6890>が高い、野村証は新規「２」
半導体・液晶製造部品などのフェローテックが高い。野村証券が同社株の投資判断を新規に「２」（やや強気）としたことが材料視されている。リポートでは「成長の布石として手掛けてきたＣＭＳ（受託生産）事業を通して、太陽電池用のシリコン単結晶引上げ装置の事業が立ち上がってきた」などとしている。
（ラジオNIKKEI）

△小児がん患者支援の自販機設置＝売上金の20％寄付－福岡
小児がん患者とその家族に経済的支援などを行う財団法人「がんの子供を守る会」（東京）に売り上げの一部が寄付される仕組みの清涼飲料水自動販売機が福岡県古賀市に設置され、27日に除幕式が行われた。同会九州北支部の張光陽幹事（48）が新たな活動資金確保や活動PRの方策として発案し、経営する飲食店の取引先であるコカ・コーラウエスト（コカ・コーラウエストＨＤ<2579>）ジャパン（福岡市）の担当者に相談。同社は地域貢献活動の一環として、2001年から自治体や団体を支援する同様の自販機を設置しており、協力を決めた。
（時事通信）

■松下電器<6752>社内ベンチャー　特別背任、元社長ら逮捕
松下電器産業の社内ベンチャー子会社の元社長が会社清算の際に売上金を別会社に移すなどして約４１３０万円の損失を与えたとして、東京地検は２６日、特別背任容疑で、アニメ製作会社「デセル」元社長、桑原英民（５３）と、アニメ関連会社「エッジワークス」社長、加月芳行（４１）の２容疑者を逮捕した。調べでは、桑原容疑者らは、平成１６年２月から６月までに、デセル社の売り上げ約３４５０万円を別会社の預金口座に振り込ませたほか、実在しない解約違約金約６８０万円をエッジ社から請求させ、損害を与えた疑い。両容疑者は容疑を否認している。デセル社は松下電器産業の社内ベンチャーとして１４年に設立されたが業績が振るわず、１６年に松下電器産業と会社閉鎖で合意していた。
（産経新聞）

■ＮＯＶＡ<4665>　外国人講師に賃金の支払い遅れ　労組が申告へ
経済産業省から一部業務停止命令を受けた英会話学校最大手・ＮＯＶＡ（統括本部・大阪市）の外国人講師らを支援する労働組合「ゼネラルユニオン」（山原克二委員長、同市）は２６日、講師らへの賃金支払いの遅れは労働基準法違反にあたるとして２７日にも大阪中央労働基準監督署に申告することを決めた。同労組によると、ＮＯＶＡの日本人スタッフは７月末から、外国人講師は今月１４日から、賃金の遅配が常態化しているという。同労組は今月２０日、猿橋望社長あてに賃金支払いの正常化などを求める文書を送付。２６日正午までの期限で回答を求めていたが、回答は「１０月５日まで待ってほしい」という内容だったという。

△石油各社　ガソリンカードで利用者の囲い込み競争激化
石油元売り各社がカード会社と提携して発行するクレジットカードの加入者が増えている。ポイント還元などより、ガソリン価格を直接割り引くサービスが、価格高騰で節約意識が高まる利用者に歓迎されているためだ。新規会員向けに割引率を上げるケースも目立っており、囲い込みに向けた競争が激化している。
出光興産<5019>の「まいどプラス」は、今年８月末の発行枚数が１７９万枚と、前年同月比２２％増。エクソンモービルの「シナジーカード」も３月末時点で１１９万枚と、昨年９月比で２７％増えた。値引き額は、ガソリン（ハイオク・レギュラー）と軽油が１リットル当たり２円、灯油は同１円というケースが多い。還元方法は請求時のキャッシュバックが一般的。新規入会向けサービスでは、期間や給油量限定ながら、１リットル当たり１２円を割り引く社もある。
最大手の新日本石油<5001>は、これまでポイント還元方式を採用してきたが「ＥＮＥＯＳカード」の発行枚数が減少するなど苦戦。「直接値引きにメリットを感じる利用者が多い」（広報部）と判断、１０月から値引き方式に追随する。太陽石油はポイント還元方式を続ける。１０月には各社がガソリン卸値を値上げする方向のため店頭小売価格も高値水準が続くと見られ、カード加入者増は続きそうだ。ただ、ガソリンは競争激化で利幅が薄くなっており、値引きサービスによる負担は重い。各社は囲い込みで販売量を確保するとともに、オイルなど付加価値の高い製品やサービス販売に力を入れ、生き残りを図る方針だ。
（毎日新聞）

△ネットマークス<3713>、高速ファイル転送ソフト「Ａｓｐｅｒａソフトウェアシリーズ」の新バージョンを発売

△ＣＴＣ<4739>、ネットワーク運用監視ツールとネットワーク設計ツールを販売

△ＩＩＪ<3774>とネットケア、「ネットケア仮想プラットフォームサービスｆ．ａ．ｓ．ｔ」を提供

△オリンパス<7733>、臨床診断検査事業拡大で全自動化学発光酵素免疫分析装置など発売

△三井不動産<8801>販売、不動産活用ナビサイト「Ｒｅａｌ　Ｅｓｔａｔｅ　Ｄｅｓｉｇｎを開設

△ＳＡＰジャパン、王子製紙<3861>に内部統制強化で「ＳＡＰ　ＧＲＣ　Ａｃｃｅｓｓ　Ｃｏｎｔｒｏｌ」を導入

△ナカバヤシ<7987>、エアダスター全製品をＤＭＥガス（ノンフロン）使用に切り替え

□Ｔ・ＺＯＮＥホールディングス<8073>、親会社「ＫＥホールディングス」との合併中止

△メディビックグループ<2369>、抗がん剤「Ｇｌｕｆｏｓｆａｍｉｄｅ」の米国での第ＩＩ相試験結果を発表

△カネカ<4118>、機能性食品素材「天然型Ｎ－アセチルグルコサミン＜高純度結晶品＞」を本格販売

△沖電気<6703>、ワンセグ放送受信用ＯＦＤＭ復調ＬＳＩ「ＭＬ７１２７」をサンプル出荷、ＩＰテレフォニーシステム「ＳＳ９１００　Ｔｙｐｅ　Ｍ」をシードへ納入

△スリーエフ<7544>、レンジで簡単調理の「生鮮レンジ鍋」を発売、厳選された特産品など冬ギフトの予約承りを開始

△森永製菓<2201>、バータイプの「ウイダー　プロテインバー　ウェファータイプ」など２品を発売、スナックチョコレート「森永チョコフレーク〈カフェラテ〉」を発売、おいしく野菜を食べられる「ニコニコやさいクラッカーおやつパック」を発売

△三井住友<8316>銀行、個人年金保険「ピースフルデイズ」を取り扱い開始

△鹿島<1812>、長岡市の商業施設に「ハイフレッド橋脚」採用の高耐震・低コストな歩道橋が完成

△三井住友ＦＧ<8316>、環境マネジメント規格「ＩＳＯ１４００１」を取得

△ハーバー研究所<4925>、メイク仕上げ用ジェル「つや肌しっとりメイクＩＩ」など秋の限定品を発売
（日経プレスリリース）

△任天堂<7974>、2か月ぶり６万円台
任天堂が大幅高となり３日続伸。７月３１日以来、約２か月ぶりに６万台を回復した。携帯型ゲーム機「ニンテンドーＤＳ」、据え置き型ゲーム機「Ｗｉｉ」が全世界で好調で、7月下旬に今3月期の連結経常利益予想を２９００億円から４１００億円（前期比４２％増）に上方修正している。

△エスバイエル<1919>　大証金の持株比率が大幅にアップしている。ただ株価は一貫した下げに見舞われており、担保不足による差し入れとの見方もある。

△サンケン電気<6707>　目先の売り一巡、ＰＢＲ１倍割れで見直し機運高まる。

△ワイエイシイ<6298>　大幅下落で値頃感。液晶用ガラス基板エッチング装置が台湾向け回復、中国への展開にも注目。

△シャープ<6753>が３連騰
シャープが３連騰。米国株高に加えて、１０万円を切る次世代ＤＶＤ機の発売が手掛かりになっているようだ。

△トラストワークス<2154>が堅調
トラストワークスが堅調。業務請負と人材派遣を手がけ、自動車向けなどに受注が拡大している。
（株式市場新聞）

△三菱ＵＦＪニコス<8583>が続伸し２２５採用銘柄の値上がり率ランキング第１位に
三菱ＵＦＪニコスが、前場１８円高の２２６円と続伸し２２５採用銘柄の値上がり率ランキング第１位になっている。今期の中間、通期決算は大幅な下方修正となり、中間で１１９４億円、通期で１１１８億円の巨額最終赤字となる。未定だった今期配当の無配も正式決定を受け、２５日に２００円割れの１８８円まで下落していたが、切り返す動きとなっている。日証金ベースでは貸借倍率が０．９３倍、逆日歩５銭も発生していることから買い戻し主導の動きとなったようだ。同社は２００８年８月下旬には、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ＜８３０６＞（東１）の完全子会社となり、上場廃止となる予定だが、回復基調が明らかになるまでは乱高下する動きとなりそうだ。

△王子製紙<3861>は「重油価格引き上げ」報道で続落して始まるも、なぜかその後は反発
王子製紙は続落→反発。６円安の５４５円で始まり、その後は５５０円台に戻している。
今朝の日経新聞で「燃料重油、２４年ぶり高値」「印刷紙や輸送価格、上昇圧力」として、新日本石油<5001>と王子製紙は２６日、産業用燃料であるＣ重油の７～９月の取引価格を２．４半期連続で引き上げることに合意したと報道。続落して始まったものの、その後はなぜか反発している。テクニカル的に、続落→下値がためが続いていたので、さすがに反発局面ということか。きょうの前場は、日経平均株価が続伸し、２４９円５５銭高の１万６６８５円２９銭まで上げている。東証１部業種別株価指数でも、ほぼ全セクターが上げている。同指数内で、パルプ・紙セクター内でも全銘柄が買われているが、王子製紙だけ下げている。また、ほぼ全セクターが上げるなか、石油・石炭セクターは下げており、新日本石油のほか、コスモ石油、出光興産などが売られている。王子製紙の今年に入ってからのチャートを見ると、１月につけた６９２円が年初来高値となり、以降は続落。この１～２ヵ月ほどは、５００円台央で下値を固めている。このまま小幅続伸して、２５日移動平均線５６０円ライン、２６週移動平均線６００円ラインまで、まずは戻していきたいところ。

△株マニ注目の東洋ゴム工業<5105>が連日の高値更新
株マニ注目の東洋ゴム工業が、２５円高の６８３円まで買われ連日の年初来高値更新となっている。８月１０日に９月中間期業績予想の上方修正を発表、売上高は前回予想を８０億円上回る１７２０億円、経常利益が同４０億円上回る４９億円、純利益が３５億円上回る３９億円と大幅上方修正している。８月１３日の四季報速報では、会社側の上方修正はなお保守的とみており、９月中間期経常利益５９億円と予想、予想ＰＥＲ１４倍台と割安感。信用取組倍率０．４６倍の売り長の好需給。株価は、７月２日に年初来高値６５７円をつけた後、８月１０日に５００円、暴落した８月１７日は５２６円と下値を切り上げる動きを鮮明にしている。０５年１１月高値６７７円奪回から一段高へ向かう公算大。

△サイトサポート・インスティテュート<2386>はギャップアップ、ストップ高ラインタッチも
サイトサポート・インスティテュートはギャップアップ→続伸。１７０円高の８６０円で始まり、一時、ストップ高８９０円ラインにタッチする場面も出ている。東証マザーズ市場値上がり率上位にランクインしている。きのう大引け後に、業績予想の上方修正を発表した。２００８年３月通期の売上高以外は全て、９月中間、３月通期とも、売上高、営業・経常・純利益とも、上方修正した。修正後の数値は、２００８年３月通期で、売上高は前回予想３０億円据え置き、営業利益は前回予想比１億２０００万円増額（２７．９％増）の５億５０００万円、経常利益は同１億２０００万円増額（２７．８％増）の５億５１００万円、純利益は同４０００万円増額（１７．４％増）の２億７０００万円。チャートを見ると、まずは前のフシ８５０円ラインまで戻したので、地合いにもよるが、いったん調整は来るだろう。が、中期では、次のフシ１０００円台乗せ、４ケタ株価奪回も視野に入る。

△メディビックグループ<2369>が続伸、欧州癌会議で第Ⅱ相試験の結果について発表
メディビックが、１８０円高の１万５６３０円と続伸している。同グループが共同開発中のGlufosfamide の米国における第Ⅱ相試験の結果について、欧州癌会議(ECCO)にて、２６日（現地時間）に発表したことを材料視している。特に今までのゲムシタビン単独またはゲムシタビンとTarceva（タルセバ）との併用試験の結果と比較して、１年間生存率が予想以上に高かったことから、グルフォスファミドはすい臓がんの治療において一定の役割を持つものと思われるとしている。

△川崎重工業<7012>が続伸、ＪＲ東海・ＪＲ西日本がＮ７００系の追加投入計画
川崎重工業が、１８円高の４４７円と続伸している。前日、東海旅客鉄道<9022>と西日本旅客鉄道<9021>が「のぞみ」Ｎ７００系の追加投入計画を発表した。川崎重工業には、のぞみ車輌の受注獲得を期待した買いも入っているようだ。Ｎ７００系については、サービス向上と地球環境保全から、追加投入計画を決定したとしている。ＪＲ東海は従来計画（平成１８年５月２６日公表）を一部前倒しするとともに平成２１年度から２３年度に３８編成を、ＪＲ西日本は平成２１・２２年度に４編成を追加投入する。概算費用約２，０００億円（ＪＲ東海約１，８００億円、ＪＲ西日本約２００億円としている。川崎重工業は新幹線電車に代表される高速車輌ではでは実績があり、環境・燃料の面などで世界的に鉄道が見直される機運があり、注目度は高まろう。

△ヤクルト本社<2267>は「９月中間、営業増益」報道で小反発も、戻りは限定的か
ヤクルト本社は小反発。８０円高の２５５０円で始まり、寄り後は、その前後１０～２０円幅で推移している。今朝の日経新聞に「ヤクルト本社の９月中間期は、連結営業利益が前年同期比１％増の１２０億円程度になりそうだ」との観測記事が出た。記事によると、従来予想（８％減の１１０億円）を上回り、一転して営業増益となるという。医薬品事業は主力の抗がん剤が好調に推移、乳製品「ヤクルト」も海外や国内で販売が拡大すると報じられている。今年に入ってからのチャートを見ると、２月につけた年初来高値３８１０円をピークに続落トレンド。９月１８日に年初来安値２３５５円をつけて底を打った。まずは１３週・２６週移動平均線２８００円ラインまでの戻りが目標となろう。ただ、長期チャートでは高値圏、ＰＥＲは２９倍台、ＰＢＲは１．９倍台と高め水準ではある。地合いにもよるが、本格的な上昇局面とはならず、戻りは限定的となるか。

△豊田自動織機<6201>は材料続出でギャップアップ。前のフシ５５００円ラインまで戻したい
豊田自動織機はギャップアップ。７０円高の４９５０円で始まっている。
きのう大引け後に、液晶ディスプレイパネル等の製造を行なう、ソニー<6758>との合弁会社２社の統合について発表した。合弁会社は、エスティ・エルシーディ（本社・愛知県東浦町）と、エスティ・モバイルディスプレイ（本社・滋賀県野洲市）。両社はモバイル機器向けの低温ポリシリコンＴＦＴ液晶ディスプレイパネル等を製造している。また、同日、自動車部品の製造・販売連結子会社の、東久（本社・愛知県大口町）、東海精機（本社・静岡県磐田市）、イヅミ工業（本社・愛知県大府市）との株式交換契約締結も発表した。いっそう強固な関係を築くことにより、企業体質強化を図るとしている。
さらに、同日、トヨタ自動車<7203>が新型車『マークＸジオ』を発売した。月間販売台数は４０００台、発売後３ヵ月で２万台の販売を目指すとしている。豊田自動織機の長草工場（愛知県大府市）で生産すると報道されている。豊田自動織機の現在の株価で、ＰＥＲは２２倍台、ＰＢＲは０．９倍台。信用残は売買ほぼ拮抗。前のフシ５５００円ラインまでの戻りが目標か。

△スルガ銀行<8358>が３日続伸、ゆうちょ銀行との提携を引続き材料視
スルガ銀行が、７６円高の１３３７円と３日続伸している。１０月の郵政民営化で発足するゆうちょ銀行が前日、住宅ローンの仲介・販売で地銀中堅のスルガ銀と提携する方針を固めたとの報道を引続き材料視した買いが入っている。株価は。２１日につけた年初来安値１１７８円を底にリバウンド局面となっているが、２５日移動平均線１３８１円抜けとなるか注目されよう。

△新日本製鐵<5401>が６連騰し直近高値を上回る
新日本製鐵が、１５円高の８４２円と６連騰し直近４日高値８３５円を上回っている。同社は前日、大同特殊鋼＜５４７１＞（東１）の持ち分法適用会社で普通鋼メーカーの王子製鉄（東京・中央）株２４万株（発行済み株式数の３５．６％）を１１月をメドに取得し、持ち分法適用会社化すると発表した。新日本製鐵は、原材料の共同購入や技術供与などグループ電炉との連携策を進めたいとしており、新日本製鐵関連を物色する動きが強まりそうだ。日経平均株価も１万６５００円処のフシ突破の動きになっている。

△森永製菓<2201>は下げ止まりの様相。スイス社との業務提携も材料に
森永製菓は小っちゃいギャップアップ。３円高の２５６円で始まっている。きのう大引け後に、バリーカレボー（本社・スイス、チューリッヒ市）との業務提携について発表した。提携内容の骨子は、塚口工場（兵庫県尼崎市）内の減益製造設備をバ社に売却し、運営に必要な土地・建物を貸与。バ社から年間最大９０００トンのチョコレート原液を購入する。契約期間は１０年。バ社は現行製造能力、年１万トンから同２万トンに製造能力を増強する。報道によると、カカオ豆の高騰が続く中、世界各地で事業展開する大手を組み、安定調達を目指す狙いという。森永製菓の株価を見ると、今年に入ってから続落し、３００円台から２００円台央まで下落した。今月に入ってから２５０円ラインで下げ止まりの様相を見せている。まずは２６週移動平均線２６６円ラインまでは戻したいところだ。
（証券日刊新聞）

▼ＳＦＣＧ<8597> 下方修正
ＳＦＣＧは、2007年7月通期連結予想を発表した。株式売却益201億円がグループ内取引として連結消去となり下方修正となった。売上高1098億円（前予想1070億円）、経常利益341億円（同300億円）、当期純利益22.9億円（同150億円）。

△ngi グループ<2497> 上方修正
ngiグループは、2007年9月中間連結決算予想を発表した。売上高26億円（前予想21億円）、経常利益3.9億円（同3億円）、当期純利益2.1億円（同1億円）。
（証券新報）

△今年のカシミア　ユニクロ<9983>、パリコレデザイナーとコラボ　
カジュアル衣料品大手のユニクロは２６日、カシミヤを使った２００７年秋冬商品の説明会を開催した。カシミヤ衣料では初めて、有名デザイナーが手がけた商品も売り出し、前年比５０％増の販売を目指す。ユニクロが軽くて肌触りの良い高級素材カシミヤを販売して５年目になる。節目となる今秋冬商品では、パリコレクションに参加して１０年になる丸山敬太さんら３人のデザイナーを起用した。デザインにこだわる半面で、１万円程度で販売することで「いいものを安く」というユニクロのブランドイメージを消費者に改めてアピールする狙いもある。説明会に出席した丸山さんは「『進化するベーシック』をテーマに自分もほしくなるものをデザインした」と話した。丸山さんデザインの「カシミヤフルジップパーカー」（銀座店のみ販売、１万９９００円）をはじめとして男性・女性用合わせて３０種類が販売される。価格は男性物セーターが８９９０円から、女性物セーターが６９００円から。この説明会後には、東京シティ・バレエ団の団員がカシミヤを来て登場し、華やかなバレエを演じて新製品をアピールした。ユニクロは、フリース素材衣料を大ヒットさせるとともに、衣料品の低価格化を先導したが、フリース素材には、もはやかつての勢いはみられない。その巻き返しの戦略商品と位置づけるのがカシミヤ素材の衣料やジーンズだ。ジーンズは毎年流行を取り入れ、昨年はスキニーと呼ばれる細身のタイプの販売が４００万本に達するなど大ヒットを記録した。カシミヤ衣料は、すでにニューヨークでも販売し「好調に推移している」（勝田幸宏・執行役員）と期待する。

△データ通信専用カード向け端末　ドコモ<9437>「定額制」を導入　ＫＤＤＩ<9433>はＧＰＳ初採用　携帯大手進出
携帯電話各社が、パソコンにつないでインターネット接続を行う「データ通信専用カード」の新端末を相次ぎ設定している。ＮＴＴドコモが１０月５日、受信時に最大毎秒３・６メガビットの高速通信を実現する端末を投入するのに続き、「ａｕ」を展開するＫＤＤＩも１０月下旬に同３・１メガビットの端末を売り出す。
同カードでは、すでにＰＨＳ（簡易型携帯電話）専業のウィルコムと携帯４位のイー・モバイル（イー・アクセス<9427>）が積極展開しているが、携帯大手のドコモ、ＫＤＤＩの本格展開により、顧客争奪戦が激化するのは必至だ。ドコモが発売するのは韓国ＫＴＦ製「ＦＯＭＡ　Ａ２５０２ハイスピード」。パソコンのＵＳＢ端子につなぐだけでネットに接続できる。現在の携帯電話で最速の通信速度を実現する「ＨＳＤＰＡ」方式に対応しており、価格はオープン。通信速度は受信時に最大３・６メガビット、送信時に同３８４キロビットを実現する。またドコモはデータ通信端末の普及を促すため、通信量にかかわらず料金が一定の「定額制」を大手携帯事業者としては初めて１０月２２日に導入する。料金はＨＳＤＰＡに対応した「ハイスピード」で、ドコモのホームページを月１２８ページ閲覧した時の通信量に当たる５０万パケット以下なら月額４２００円。５０万パケット以上は１パケットあたり０・０１２６円の課金が発生するが、１万５００円を上限にしている。
一方、ＫＤＤＩが投入する京セラ<6971>製「Ｗ０４Ｋ」は、コンパクトフラッシュ（ＣＦ）タイプのカードで、パソコンのカード挿入口に接続して使う。データ通信カードとしては初めてＧＰＳ（衛星利用測位システム）を採用したのが特徴。通信速度は受信時毎秒３・１メガビット、送信時は同１・８メガビット。ドコモ方式より受信は遅いが、送信時は速い。価格はオープン。通信料の定額制はまだ導入しておらず、通信料に応じて課金される。
（FujiSankei Business i）