「Labor Day」米国市場休場

　８月３１日（金曜日）と９月３日（月曜日）の米国株式市場の休みを
間違えて本当に申し訳ございませんでした。

　その間違えた祝日っていうのが「Labor Day」っていうヤツで、
レイバーデー（労働の日）のことで、もともと労働組合の祝賀であった
「夏の最後を祝うお祭り」から来ているようです。
･･･それで間違えたのですが･･･

　労働者のためのお祭りというと５月１日のメーデーが思い起こされますが
基本的に共産主義、社会主義のお祭りなのでアメリカでは今ひとつ
受け入れられなかったようですねぇ～･･･。

･･･って、そんな事は、どうでも良いのですが･･･

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　朝の続き･･･
『米、救済策発表　ＦＲＢは利下げ示唆　サブプライム問題』
なのですが、

ブッシュ大統領の救済策で日経平均高・世界の株高を招いたと報じられて
いますが、実際には「金曜日」＆「月末」のお化粧買いのようです。

もし、ブッシュ大統領の救済策が効果があると市場が見れば少なくとも
４００ドル以上の株高になっていたわけですが･････
実際には１１９ドルしか上昇しませんでした。

今の株式市場は＜中央銀行の膨大な資金供給＞で何とか支えている構造に
なっていますが、これに＜ブッシュ救済策＞が登場し、
金曜日のニューヨーク株の１１９ドル高では･････
すでに限界に直面していることになります。

　まぁ～月曜日は月初の商いですから当然「買い」から入るでしょう！
月曜日の上げを見て証券会社などは一斉にお客さんに電話を
かけまくりますから、火曜日は当然上げて始まります。

さぁ～ここからなのですが、このシナリオどおりに月曜日・火曜日に
騰げた場合なのですが当然、水曜日には利食いとなります。

勿論！ファンドの破綻や金融機関等の経営危機のニュースが無い場合ですが。
要は、一旦、水曜日の寄りで売るか、火曜日の高い処で売るか･･･です。

　さぁ～次に米国にどのような救済策が登場するでしょうか？
そしてその都度、市場は反応するのでしょうが、カンフル注射が徐々に
効果を失うのと同じで、徐々に効果を失い、＜最後の段階＞を招くことに
なるはずです。ただ、それにはまだ時間がありますから準備をしたり
楽しむことも出来ます。

ただ･･･「楽しむ(?)」にも下記内容を知った上でのことですが･････

朝にも申し上げた通り『９月は三日新甫（みっかしんぽ）』です。

三日新甫とは、その月の１日が土曜日（休日）に当たり、
３日から立ち会いがスタートすることを指す相場用語ですが、
その月は一般的に荒れると言われています。
これって、いわゆる株式相場の「アノマリー」なんですが･･･と｡｡｡

市場崩壊前には上下の振幅が激しくなりますが、今、まさにこの現象が
起こっています。

ニューヨークダウ、日経平均の動きをみればよく分かりますが、
上げても下げても幅が異常に大きくなってきているのです。
今は、ニューヨークダウで２００～３００ドルの動きですが、
そのうちに５００ドル前後･････
日経平均で５００円前後の上下動に見舞われることになり、
最後には、一気に数千円の暴落に見舞われるかも知れません。

為替も今は誰も一ドル１００円、一ユーロ１２０円など想像もしていない
かも知れませんが、相場が崩壊しはじめれば、一気にここまで突っ込んで
くることもありえるのです。

前回の下げの一旦に主婦等のＦＸの追証売りが株式相場にも波及したことは
理解されているかと思いますが･･･

為替などは２４時間体制で監視していて、『急変にも逃げ切れる』と
自信がある方には楽しい相場になりますが、そうでない場合には、
朝起きて全てのポジションを吹き飛ばしてしまったということにも
なりかねません。前回のように･･･

今後、誰もが経験したことのない恐ろしい程の振幅の激しい相場が
出現するはずであり、ある専門家はこのように述べています。
『シートベルトをしっかり締めて目をつむっていた方が心臓に良い』と･･･

８月末の借換え債の期限だったのですが、今の処は大丈夫なようですが･･･
それがいつまで続けれるのか？

いまだ多くの金融機関・ファンドは借り換えが出来ない可能性大に陥っており、
このままいけば世界最大の住宅ローン会社である＜カントリーワイド社＞が
経営破たんに追い込まれます。
負債総額２４兆円にも上るといわれる＜カントリーワイド社＞ですが、
ここが経営破たんすれば他の住宅専門会社が軒並倒れ、まさに＜負の連鎖＞が
始まります。ＦＲＢは果たして救えるでしょうか？

残された時間は余りにも少なく、そして金融破たんの負債総額は２４兆円
どころか、一桁も二桁も違う膨大な金額に上ることをＦＲＢは知っている
はずであり、世界の中央銀行が束になっても到底救える金額ではありません。

最悪の事態に進みつつある金融市場ですが、８月末は助かったようですが、
９月２１日、そして１０月半ばが待ち受けています。
この日付は必ず覚えておいて下さい。

　ちなみに、この８月３０日（ドイツ時間）に
ドイツ、ザクセン州の州立銀行（もちろんAAA)がサブプライムの「秘密投資」
（この後の記事にサブプライムと書いてあったが恐らく、
サブプライムを仕込んだCDOだと思われる）でなんと４６０億ユーロの損失！！
約７兆円超･････

恐らくザクセンだけとは思えず、他の州立銀行も同じでしょう･･･

日本ではオーストラリア同様、全然ニュースにもなりませんでしたが、
この意味が判りますよねぇ～･･･まだ、みんな(ユ○ヤ)は逃げきっていない
証拠ですよねぇ～･･･ただ･･･彼らにはヘッジ(カラ売り)がありますから、
いつでもＯＫ･･･って事も忘れずに｡｡｡

Nevada＆ぐっちーさんに感謝！