加賀谷 豊　画
木村カエラ - BUTTERFLY

　おはようございます。お目覚めはいかがですか？
ご機嫌はいかがですか？

　本日は２月14日 木曜日、"St. Valentine's day"です。
さて、本日の株式相場は甘ぁ～い動きとなってくれるのでしょうか？

今朝は"木村カエラ"さんの"BUTTERFLY"です。

本日は"SWEET"チャンスに上手に乗っかって儲けて行きましょうね！
もし宜しければ、お目覚めの一曲をどうぞ ^^♪ 木村カエラ - BUTTERFLY

[3回]

　この話は少し真面目に読んで欲しいです。

当ブログで、２～３度ほど過去に「フェアトレード」として
この「チョコレート」の話は取り上げたのですが、
ワタシの子供に対しては、幼稚園の頃から「チョコレート」を食べるとき、
タマに話をしていた内容です。

どうしても皆さま「知って欲しい」事実があります。

「チョコレート」には日本では知られていない、
１００％カカオのチョコレートよりも苦い事実があるのです

実は「チョコレートを知らない子どもたちがチョコレートの原料を作ります。」

2001年4月13日世界の新聞やテレビがある事件を報道しました。（上記写真）
西アフリカのギニア湾で、10歳から14歳の子ども227人を乗せた船が
行方不明になったのです。
ギニア湾の沿岸国家はこの船の寄港を禁止したため、
1週間ほど近海をさまよった後、出発地だったベニンの港町、コトヌーに
戻ってきました。ところがその時、子どもの数はわずか23人に減っていました。
残りの200人は海に捨てられたとも、沿岸で下ろされたとも推測されています。

この船の子どもたちは、コートジボワールのカカオ豆農園に売られて
送られる途中だということがわかりました。
全世界のカカオ豆の7割は西アフリカで、
特に4割はコートジボワールで作られています。

「殴られるのは生活の一部。ココアの袋を担がされて、落としてしまっても、
誰も助けてくれない。 もう一度担ぎ直すまで殴られ続ける。」

以前、カカオのプランテーションで、奴隷として働かされていた少年の言葉です。
彼は幸運にも、奴隷から開放されました。

「奴隷」と聞くと19世紀の遺物のように思えますが、
実は21世紀の今日でも奴隷は存在します。

インド、パキスタン、ネパール、バングラディシュのようなアジアの国々、
そしてコートジボアールなどの、西アフリカのカカオプランテーションで
奴隷が存在します。
Free the SlavesというNGOによるとその数は、2700万人に上るということです。

コートジボアールは、世界最大のカカオ産地で、
世界全体の43％のカカオを作っています。

2000年のアメリカ国務省の報告によると９歳から12歳の少年が、
コートジボアール北部のコーヒーやカカオのプランテーションで奴隷として
働かされているということです。
法律的には違法なことなのですが、半ば公然と行われているようです。

子供たちは、さらわれたり、だまされたりして連れて来られます。
子供たちの仕事は、カカオを収穫して、実を切り開いて
中身を取り出すといった作業です。
危険な農薬を撒かされることもあります。
農薬を防ぐ防具などはまったく与えられません。

仕事は長時間できつい作業です。
朝６時くらいから畑に出て、夕方暗くなる６時半ころまで働きます。
この国だけで、12,500人の子供たちが奴隷として隣国などから
連れて来られたと思われます。 （世界熱帯農業研究所調べ　2002年８月）

子供たちは隣国のマリ、ブルキナファソ、トーゴなどからやって来ます。
親に売られて来る子もいます。「売られて」というよりだまされてです。
親たちは、コートジボアールで子供たちがまともな仕事に就いて、
そのうち稼いだお金を送ってくれると信じて、子供たちを送り出します
（売り渡します）。

でもコートジボアールに着くと、そんなことはウソだということがわかります。
子供たちに給料が支払われることはありません。

奴隷だから。

学校にも行かせてもらえません。

奴隷だから。

子供たちすべてが奴隷ではなく、給料をもらう子もいます。
･･･が、その子たちもなかなか学校には行かせてもらえません。
だから、コートジボアール全体では就学率は64％なのですが、
カカオ農園で働いている子供たちの就学率は、わずか34％でしかありません。
1/3だけです。2/3の子供たちは学校すら経験しないのです。

日本では子供たちの大好物のチョコレート。

でも、原料のカカオを作っているのは、奴隷として連れて来られた
同年代の子供たちだという現実が世界にはあります。

「ぼくは、チョコレートが何か知らないんだ。」

カカオ農場の奴隷から開放された、先ほどの幸運な少年は言います。

日本の子供たちが大好きなチョコレートですが、
その原料となるカカオを作っているのは、 同年代の少年たち、
しかも奴隷の少年たちという現実が世界にはあります。

『知らなければ何も変えられない事実』なのです。
だからこそ知って頂きたいのです。
１人でも多くの方々がこの事実を知ることで、
この事実を変えて行けるのです。世論が形成されて行くのです。
奴隷を使っているのなら給料を払わなくていいから、
農園主は儲けているのだろうと、あなたは思うかも知れません。
でも、実際は、農園主もまた貧しいのです。

世界熱帯農業研究所（IITA）の2002年の報告によると、
ココア農業で得られる収入は、 家族一人当たり30～110ドルです。
これでは必要なものを買うことすら満足にできません。
労働者を雇って生産することもできず子供を奴隷として働かせることになります。

原因は、政府によるココア豆の買取り価格が安すぎるから。

ココア農場では、生産に必要なコストさえ出すのが難しい状況です。
村にはポンプをつけるお金もなく、住民は近くの川への水汲みに疲れ果てている。
質の悪い水で病気になる･･･といったことも報告されています。

このような悲劇が起こる背景にはFTAやTPP等の「自由貿易」があります。

対外債務を抱える途上国では、食料を輸入してでも、自国の産品を輸出して
外貨を稼ぐことが「IMF」などから求められています。

他に外貨を得る方法がない以上、生産を続けなければなりません。
いくつもの国で同じことをすれば、カカオがだぶつき、
国際価格が下がることになります。

「それぞれの国が、それぞれ得意なものだけを作って輸出すれば
みんなが得をする」という比較優位、 自由貿易の考え方は、
貧困と失業と環境破壊を途上国にもたらしました。
得をしたのは、先進国の商人だけです。

「アジェンダ」を連発している連中が言っていることや、
ｹｹ中を筆頭とする経団連、三木谷が率いる「新経済連盟」が言っている
「自由化」「民間主導」の本質である「自由」！！
こいつらの「自由」の本質は上記なのです。
「新自由主義」と呼ばれるモノですね。

なぜ「規制」があるのか？？･･･の議論はありませんね！
なのに何かに付けて「規制撤廃」を声高らかに主張します。
「規制」を掛けるには「規制」を掛けるだけの理由があったはず？！
なのになぜ「規制」があるのか？？･･･の議論は全くありません｡｡｡

「規制」の理由を議論もせずに、聞こえの良い「自由」という言葉に
今まで幾度あなたたちは騙されてきたのですか？？

「自由」とは、何をするのも「自由」なのです。
値段を下げ続け、労働条件を圧迫し続けるのも「自由」であれば、
ヘッジファンドが利ざやを稼ぐ為にガソリンを暴騰させるのも
「自由」なのです。一体、何が言いたいか判りますよね。

米国＆日本が良く使う「新自由主義」や「資本主義」の本質は、
上記記事を含めた全てが本質なのです。

そう！！「金」の「奴隷」。

これが１番なのです。
相手を「自由」に「奴隷」のごとく扱えるのも「金」なら
勝手に「殺し合ったり」「自殺」したり「死」に追いやるのも「金」。

「金」の「奴隷」にさせることが、米国が良く使う「自由」の本質です。

皆さん、覚えて置いて下さい。
「新自由主義」とは「焼畑農業」と原理は一緒なのです。

購買層のある処へ、購買層のある処へと移りながら物を自由に売るシステム。

極力、賃金の発生しない機械に頼って人件費を削減し、
必要な労働力には規制を撤廃し、労働者を奴隷の如く安い賃金で働かせ、
安い賃金で働かされた労働者たちは購買力が失われ、
また購買力のある土地へと移ります。
そしていつかは･･･近い将来、購買層がいなくなる。

そして貧困⇒暴動⇒戦争へと負の連鎖となるのです。

富裕層は「戦争」でまた一儲け。
そして戦争が終わると「復興」でまた一儲け。

世界が安定してくると「焼畑農業」再開。
そして貧困⇒暴動⇒戦争へ･････

庶民は負の連鎖。
富裕層は、益々儲かるシステムなのです。 まるで"Humpin’around"する"BUTTERFLY"のよう･････