8/4 『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

▼セブン銀の４―６月期、単独経常益２％減の55億円――経費増で
セブン＆アイ・ホールディングス<3382>傘下のセブン銀行が３日発表した2007年３月期の単独業績は、経常利益が前年同期比２％減の55億円だった。利用件数が伸びてＡＴＭ手数料収入が11％増え、一般企業の売上高にあたる経常収益は11％増の201億円となったが、ＡＴＭをリースから自社保有に切り替え中で減価償却費が増加した。純利益は11％減の30億円だった。
08年３月期通期の単独業績予想は据え置いた。経常収益は前期比10％増の832億円、純利益は９％増の138億円を見込む。

△ジェイテクト<6473>の４―６月期、連結純利益10％増・軸受けなど好調
ジェイテクトが３日発表した2007年４―６月期の連結業績は、純利益が前年同期比10％増の105億円だった。自動車向けにベアリング（軸受け）やステアリング、駆動系部品が伸びた。売上高は７％増の2669億円。自動車用部品は海外販売が好調だった。半面、自動車メーカー向けなどの工作機械は振るわなかった。営業利益は７％増の171億円。工作機械部門は営業減益だったが、自動車部品を扱う機械器具部品部門が28％の営業増益となり、全体の利益水準を押し上げた。円安効果もあって経常利益は15％増の187億円となった。
併せて、08年３月期通期の連結経常利益が前年同期比２％増の680億円になる見通しだと発表した。期初には横ばいの670億円を見込んでいたが、円安で営業外利益が膨らむ。純利益は11％減の400億円を見込み、従来見通しを変更しない。純利益が減るのは、前期に特別利益が膨らんだ反動が出るため。今期の売上高は３％増の１兆600億円、営業利益は４％増の670億円をそれぞれ見込み、従来予想を変更していない。

△三菱紙<3864>、中間純利益10億円に上方修正・円安効果で評価益など
三菱製紙は３日、2007年４―６月期の業績発表に併せ、07年９月中間期の純利益が前年同期比83％減の10億円になりそうだと発表した。従来予想（92％減の５億円）に比べ減益幅が縮小する。子会社の業績が好調に推移していることや、円安効果で一部外貨建て資産の評価益が見込めるため。受取配当金の増加による金融収支の改善も寄与する。08年３月期通期については下期の動向に不確実な要素が多いとして従来予想を据え置いた。中間期の連結売上高は５％増の1250億円、営業利益は３％減の30億円とそれぞれ従来予想を据え置いた。経常利益は３％減の23億円と従来予想に８億円上積みした。４―６月期の連結業績は、売上高が前年同期比９％増の638億円となった。印刷や情報用紙など紙・パルプ事業の売上高が11％増の560億円と伸びた。営業利益は２％増の21億円。紙・パルプ部門は減益だったが、写真感光材料部門の増益などが補った。経常利益は13％増の21億円となった。純利益は、64％減の５億3300万円となった。
（NIKKEI NET）

▼サッポロＨＤ<2501>が業績予想を下方修正、計画未達と工場閉鎖に伴う償却で
サッポロホールディングスは３日、２００７年１２月期の連結業績予想を下方修正すると発表した。国内の酒類と飲料で売上計画を達成できないため、売上高予想を引き下げたほか、大阪工場の閉鎖に伴う建物と設備の償却費用を計上するのが要因。サッポロによると、１―６月期の酒類事業で「うまい生」「ドラフトワン」など、第３のビールの売り上げが計画を下回ったほか、国内飲料も計画を達成しなかった。この影響で、売上高を従来予想の４８４０億円から４５８０億円、営業利益を同１３７億円から１２５億円にそれぞれ引き下げた。また、サッポロビールは２００９年３月末で老朽化した大阪工場の操業を停止するため、建物と設備の固定資産償却費を計上することも響く。法人税の調整額を差し引いて、当期純利益を同３３億円から３０億円に引き下げた。

▼キリンＨＤ<2503>、07年12月期営業益予想を1170億円に下方修正＝市場予測は1200億円
キリンホールディングスは３日、２００７年１２月期の通期業績見通しを下方修正した。連結営業利益は従来予想から４０億円下方修正し、１１７０億円（前年比０．６％増）とした。市場の縮小もあり、ビールを含む国内ビール系飲料の売上が期初見通しに達しないほか、原材料高が利益を圧迫している。売上高は前年比９．８％増の１兆８３００億円（従来予想は１兆８８００億円）、経常利益は同４．０％減の１１６０億円（同１２１０億円）となった。国内飲料や国際酒類事業が好調なほか、メルシャン(2536.T: 株価, ニュース, レポート) の新規連結が寄与するため、売上高は前年比プラスを見込んでいる。ただ、ビールの国内販売は、期初見通しの８３４０万ケースを８１００万ケースに下方修正。ビールや発泡酒、第３のビールを合わせたビール系飲料は、１億９７５０万ケースを１億８９６０万ケースに下方修正した。新発売の「キリン・ザ・ゴールド」も８００万ケースの売上計画を、６００万ケースに引き下げた。酒類事業の売上高は、年初１兆２０３９億円を見込んでいたが、１兆２００６億円に下方修正している。
国内酒類の下方修正に加え、酒類の原材料高は前年比８０億円増加する見通し。加藤壹康社長は、会見で「原材料高の収益面へのマイナスインパクトは想定以上だった」と述べた。営業利益予想の１１７０億円は、ロイターエスティメーツによる主要アナリスト１２人の予測平均値１２００億円を下回った。原材料高について、加藤社長は「短期ではなく、次年度以降も厳しいと見込まざるを得ない」としており「製品値上げをするのが良いか、しないほうが良いか、両面を検討する」と述べた。０７年６月中間決算は、売上高が８３６０億円（前年同期比６．８％増）、営業利益が４２８億円（同４．７％減）、経常利益が４５６億円（同３．１％減）、当期利益が１６７億円（同１．５％減）となった。

■トヨタ<7203>の08年3月期営業利益見通しは2.25兆円、修正せず＝市場予測は2.45兆円
トヨタ自動車は３日、２００８年３月期の連結営業利益を２兆２５００億円とする通期業績見通しを据え置いた。この予想は、ロイターエスティメーツによる主要アナリスト２０人による事前予測値２兆４５３５億円を下回っている。

△トヨタ<7203>：4―6月営業益は+31%で過去最高、海外拡販と円安が寄与
トヨタ自動車が３日発表した２００７年４―６月期連結業績（米国会計基準）は、営業利益が前年同期比３１．８％増の６７５４億円となった。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト５人の予測平均値６１６８億円を上回った。海外における販売が堅調に推移し為替も円安で推移したため、原材料価格の上昇などを吸収した。営業利益は、売上高、当期純利益とともに、４―６月期として過去最高を更新した。営業増益要因の内訳は、円安効果が１０００億円、販売台数増や車種構成の向上が１０００億円、原価改善が２００億円となり、諸経費の増加５７０億円などの利益圧迫要因をはね返した。
５月に発表した２００８年３月期連結営業利益については「為替は当初想定より円安で動くなど変化はあるが、全体は不透明な要因があるので見直しを行っていない」と述べ、２兆２５００億円とした予想を据え置いた。過去最高の更新となるが、ロイターエスティメーツによる主要アナリスト２０人による事前予測値２兆４５３５億円を下回っている。
また、トヨタは同日、５００万株を上限に自己株の取得枠を設定した。取得総額は４００億円。７日から１７日までに買い付ける。

△戸田建設<1860>が500万株を上限に自己株取得へ、発行済み株式の1.5％
戸田建設は３日、発行済み株式総数の１．５％に相当する５００万株を上限に自己株を取得すると発表した。取得総額上限は３５億円。取得期間は８月７日から１２月２８日まで。

△太平製作所<6342>、30万株上限に自己株取得・発行済み株の2%
太平製作所は３日、発行済み株式の２．０％にあたる３０万株を上限に自己株を取得すると発表した。取得総額は６０００万円。６日から９月６日までに取得する。

△トヨタ<7203>、500万株・400億円上限に自己株取得へ
トヨタ自動車は３日、５００万株を上限に自己株の取得枠を設定したと発表した。取得総額は４００億円。８月７日から１７日までの期間に、信託方式で市場買い付けを行う。

□ＵＳＥＮ<4842>社長、保有するライブドア全株式を売却
ＵＳＥＮは３日、同社の宇野康秀社長が保有するライブドアホールディングス（東京都港区）の全株を売却するため、モルガン・スタンレー証券の関係会社と譲渡契約を結んだと発表した。宇野社長が売却するライブドア株は、保有する全株式１３３万株。ＵＳＥＮとライブドアは２００６年３月１６日に業務提携を結ぶとともに、宇野社長が個人名義でライブドア株式を取得した。取得した理由が、混乱期にあったライブドアをサポートするためであるとして、売却を決めたのは、宇野社長がその役割を終えたと判断したため、としている。ＵＳＥＮはライブドアとの事業領域で提携を続けるが、現時点で資本提携については考えていないとしている。
（ロイター）

▼エイチワン<5989> いちよし証券では2日付で、投資判断を「2-A-HR」から「2-B-HR」に引き下げている。
償却費負担増やコスト増が予想されるとして、09年3月期以降の利益予想を下方修正すると。また、フェアバリューは約1900円と試算されるため、バリュエーションを引き下げたとしている。

▼フルキャスＴ<2458> ストップ安売り気配。
親会社のフルキャストに連れ安しているようだ。厚労省によるフルキャストへの事業停止命令観測報道を受け、フルキャストはストップ安売り気配のまま推移している。

△三井造<7003>---来週への期待高まる
来週への期待高まる。年初来高値レベルでの膠着となっている。佐世保が強い動きをみせており、資金がシフトしている面もあるとみられる。ただ、佐世保が6月高値に接近しており、来週にも揃って高値トライへの動きが期待される。

△宇部興産<4208>---好決算評価で上昇、中間期を上方修正
業績上方修正受けて買われる。中間期の営業利益は150億円の従来予想から170億円に増額修正、化成品・樹脂セグメントにおけるマージンの改善などが背景の模様。、なお、第1四半期も営業利益は79.7億円と各社のコンセンサスを上回るレベルとなっている。

□ＯＭ製作<6213>---伸び悩む、決算インパクトは限定的で
決算発表後は伸び悩む展開へ。第1四半期営業利益は70％増益となったものの、中間期予想に対する進捗率は26％にとどまっている。当初より第2四半期に売上が集中する計画となっており、好決算ながらインパクトは乏しい状況のようだ。発表前に期待感が先行した分、短期資金の利食い売りが優勢に。
（フィスコ）

△ＵＥＸ<9888>が大幅続伸、第１四半期の大幅増益、１対２の株式分割を好感
ＵＥＸが大幅続伸、一時４４０円高の３９２０円まで買われる場面があった。ステンレス鋼などの販売を手掛ける同社は２日、今０８年３月期連結の第１四半期決算および１対２の株式分割を発表、好感買いが入った。経常利益は前年同期比４．８倍の２０億８１００万円、通期予想（前期比２４．８％増の５８億円）に対する進ちょく率は３５％と高い。ステンレス鋼やその他金属材料の販売価格上昇に伴い、在庫販売が利益面を押し上げた。また、９月末割り当ての１対２の株式分割も発表、買い材料となった。なお、期末配当は２７円５０銭（分割前予想５５円）と実質据え置いた。

□東インキ<4635>が伸び悩み、好決算支援も利食いが上値抑える
東京インキが一時１７円高の３２９円まで買われたものの、一巡後は利食いに押され伸び悩み。終値は２円高の３１４円だった。３日、今３月期の第１四半期業績（４～６月）を発表。連結経常利益は３億９８００万円（前年同期比４１．２％増）と大幅な増益だった。合成樹脂着色剤や樹脂成形材料といった化成品・加工品事業部門が好調。自動車関連での伸長が大きく貢献し、水処理関連でも堅調に推移した。好決算が刺激となったものの、流動性が低いこともあって、買い物が続かなかった。

△戸上電<6643>が買われ高値が視野に、中間期業績予想の上方修正を好感
戸上電機製作所が一時２５円高の２５８円まで買い進まれ、７月２６日の年初来高値２６３円に迫った。出来高も５２万株とこの銘柄としては高水準。３日の後場に発表された好調な今０８年３月期の第１四半期連結決算と９月中間期業績予想の上方修正を好感した。第１四半期は前年同期比８０．０％の営業増益、７１．５％の経常増益、８８．９％の最終増益を確保した。配電盤関連の大型物件の集中受注や前期から続いている電力会社の更新需要を背景にしたもので、数量効果で売上原価率も好転している。このため同社では中間期予想数字を上方修正、営業利益を３億６０００万円（従来予想比２０．０％増、前年同期比２８．７％増）、経常利益３億７０００万円（同２３．３％増、同２８．６％増）、純利益３億円（同２０．０％増、同５０．８％増）となる見通し。

▼サカタインク<4633>が下値模索、第１四半期の経常減益受け３日続落
サカタインクスが９円安の６２４円と３日続落。２日、今０８年３月期第１四半期の連結経常利益が１３億円（前年同期比８％減）になったと発表、売り物が先行した。原油価格が高水準で推移した影響で、印刷用インキ事業が増収減益となった。半面、印刷用機材事業は、印刷データから直接刷版を出力するＣＴＰ（コンピューター・ツー・プレート）用を中心にしたデジタル用材料が好調で増収増益だった。直近の値下がりで連結ＰＢＲは０．９倍台と１倍割れの水準まで低下している。５月２２日の６０８円までフシらしいフシがないため、この水準で踏みとどまれるかが焦点になる。

△ＮＥＣエレ<6723>が好人気、化合物デバイス事業の売上拡大を高評価
ＮＥＣエレクトロニクスが好人気。株価は続伸し、一時１８０円高の３５３０円まで買われた。同社は２日、今後の高成長が期待される化合物デバイス製品の中でも、特にフォトカプラとガリウムひ素スイッチＩＣに注力し、１０年度には化合物デバイス事業の売上を０６年度の約１．５倍の７５０億円にすると発表した。世界規模で業界第１位のシェアを目指し、今後１年間でフォトカプラ１０品種、また、今後２年間ではガリウムひ素スイッチＩＣ２０品種の市場投入を行うという。フォトカプラでは２年以内に月産２億個、ガリウムひ素スイッチＩＣの小型・薄型品では今年度後半には前年度に比べ１０倍へ増強するという。株価は５日線が下から２５日線に接近しており、チャート上も戻り相場が予想される。

△古河機金<5715>が活況、今期予想の増額修正受け買われる
古河機械金属が出来高１３００万株超と活況。株価は後場一段高となり、一時２５円高の２７６円まで買われた。３日午後１時に今０８年３月期連結業績予想を上方修正。営業利益を９月中間期で５７億円から７５億円、通期で１２３億円から１４１億円に増額した。電気銅相場が想定を上回る水準で推移することが見込まれるという。同時に発表した第１四半期連結決算（４～６月）は営業利益で前年同期比２５．９％減の３７億７８００万円を計上している。当面は戻り試す展開が予想される。
（株式新聞ダイジェスト）

▼前日上場のフルスピード<2159>がストップ安、利益確定の動きが強まる
フルスピードが値幅制限の下限となる前日比10万円（13.48％）安の64万2000円まで下落して、ストップ安。同社は前日２日、51万円の公開価格を60％上回る83万円の初値を付けて東証マザーズ市場に上場を果たしていたが、初値が公開価格を大きく上回るものとなったことを受けて、過熱感が台頭、利益確定の動きが強まるところとなっている。

△住友不動産<8830>が高い、マンション好調で中間業績見通しの上方修正
住友不動産が一時、前日比240円（6.69％）高の3830円まで上昇。同社は前日２日、各事業とも順調に進捗しているのに加え、分譲マンションの営業利益率が期初想定を上回ったことなどを理由に2007年９月中間期の連結経常利益を従来予想の600億円から670億円に上方修正したことが買い手掛かりとなったようだ。１日に発表となった2007年の路線価は３大都市圏を中心に軒並み上昇するものともなっており、不動産市況の好調を示すものとなったことも手掛かりの一つとなっている。
（テクノバーン）

△アシックス<7936>、中間および通期予想を上方修正
アシックスは３日、０８年３月期の第１四半期連結業績を発表した。売上高は５６８億３８００万円（前年同期比１０％増）、経常利益は９１億２０００万円（同１．２％減）となった。国内外でランニングシューズなどが販売好調だったが、積極的な広告宣伝でコストが嵩んだ。一方で、海外子会社の売上げ好調、円安傾向などを踏まえ、中間および通期の連結業績予想を上方修正した。中間期の売上高は１０８０億円（前回予想比４５億円増）、経常利益は１２５億円（同５億円増）に、通期の売上高は２１８３億円（同５８億円増）、経常利益は２４０億円（同１０億円増）になる見込み。
（ラジオNIKKEI）

△８月中旬に「頭のよい子が育つ家」を販売開始　フジ住宅<8860>
フジ住宅（大阪府岸和田市）はこのほど、慶應義塾大学との産学連携による住宅総合ベンチャー企業・エコスコーポレーションと「頭のよい子が育つ家」のライセンス契約を締結し、大型戸建て分譲地「スカイフォレストさくら坂」（大阪府南河内郡河南町、総戸数183戸）の一部で「頭のよい子が育つ家」を建築すると発表した。同社の主力顧客である子育てファミリー層の教育への関心の高まりを背景に導入した。第１期分譲（19区画）は、８月中旬に開始する予定だ。「頭のよい子が育つ家」は、有名私立中学校の合格者の家庭の生活環境の調査結果をプランニングに反映させた住宅のこと。
（住宅新報）

□楽天<4755>のホーム球場、名称変更も＝フルキャスト<4848>事業停止受け－宮城知事
人材派遣大手フルキャスト（東京）に対する厚生労働省の事業停止命令を受け、宮城県の村井嘉浩知事は3日、「契約解除も視野に今後の対応を慎重に検討する」と述べ、同社と結んでいる県営宮城球場（仙台市）のネーミングライツ（命名権）契約を解除する可能性を示唆した。記者団の取材に応じた。プロ野球「東北楽天ゴールデンイーグルス」のホーム球場として親しまれている「フルキャストスタジアム宮城」は、今秋にも名称が変わる可能性が出てきた。

▼93年から安価鋼材＝フジテック<6406>とJFE系販社－強度不足エレベーター・国交省
フジテック（滋賀県彦根市）が2002年9月以降に製造したエレベーター約1万2700基に強度不足の鋼材が使われた問題で、「JFE商事<3332>建材販売」（大阪市）からの強度不足の安価な鋼材納入は1993年から行われていたことが3日、分かった。同年から02年までの間、少なくともエレベーターとエスカレーター計約1000基に使われており、国土交通省は早急な強度検証を両社に指示した。　

■批判派抑える狙いか＝逮捕の枚方市長―清掃工場官製談合・大阪地検
大阪府枚方市発注の清掃工場建設工事をめぐる談合・汚職事件で、競売入札妨害容疑で逮捕された枚方市長中司宏容疑者（51）が、大林組<1802>の工事落札を了承したのは、市議会の批判勢力を抑え、自らの影響力を保つ狙いだった可能性のあることが3日、関係者の話で分かった。　

△大和証券グループ<8601>、丸善株を大日本印刷に105億円で譲渡＝10日に
大和証券グループ本社は3日、丸善 <8236> 株式を大日本印刷 <7912> に105億円で譲渡すると発表した。譲渡するのは優先株4万4480株（議決権所有割合25．58％）で、8月10日の予定。　

△武富士<8564>、4―6月期連結最終益は183億8100万円☆差替
2007年4―6月期連結決算は、営業収益が前年同期比14．2％減の738億9400万円、経常利益が約2．8倍の170億6900万円、最終利益は約5倍の183億8100万円だった。灰色金利撤廃をにらんだ融資審査の厳格化などで減収となったものの、利息返還損失引当金繰入額の減少などで増益となった。　

△消費者金融大手、黒字を確保＝過払い金返還は増加―4―6月期
消費者金融大手4社の2007年4―6月期連結決算が3日、出そろった。4社とも最終黒字を確保したものの、過払い利息の返還金が増加しており、今後は引当金の積み増しを余儀なくされる可能性がある。通期で前期の大幅赤字から黒字転換できるかどうかは不透明だ。

△国内初の即時決済、開始へ＝株取引活発化狙う、「投機助長」の声も―松井証券<8628>
インターネット専業大手の松井証券が今秋にも導入する国内初の「即時決済取引」が注目を集めている。東京証券取引所は株式取引の約定から、株券や現金の受け渡しまで4営業日と定めているが、松井は同社独自の私設取引システム（PTS）を利用し、時差なしで決済。短期間に何度も売買を繰り返すデイトレーダーにとって、取引の利便性が高まるなどの利点がある。　

△トヨタ<7203>、世界全地域で増益達成＝アジアも不振から回復
トヨタ自動車が3日発表した2007年4―6月期決算は、円高にも支えられ、売上高、利益とも四半期ベースで過去最高を記録した。主力の北米や欧州は引き続き好調で、特に07年3月期に不振にあえいだアジア地域での業績回復が顕著。世界全地域で営業利益が前年同期を上回り、07年の販売台数で「世界一」達成が確実なトヨタが、世界各地で足場を固めつつある状況が浮き彫りになった。伊地知隆彦常務役員は「バランスの取れた収益構造」と胸を張る。　

■柏崎刈羽原発、クレーン破損さらに1カ所＝作業靴、圧力容器内に落下か―東電<9501>
東京電力は3日、新潟県中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発で、6号機の原子炉建屋天井クレーンに新たに1カ所の破損が見つかったと発表した。また、1号機では作業用のゴム靴が地震の揺れで原子炉内に落ちた可能性があることを明らかにした。　

△汗からアルコール検出＝飲酒運転防止で試作車－日産<7201>
日産自動車は3日、シフトレバーに設置したセンサーでドライバーの汗に含まれるアルコール分を検出し、酒気帯び運転（呼気1リットル当たり0．15ミリグラム）相当以上の量を感知すると発進できなくする試作車を開発したと発表した。今後、実用化に向けた検証実験を行う。検出装置に息を吹きかけるタイプの飲酒運転防止技術は、既に実用化されているが、汗からアルコールを検出する技術を開発したのは「おそらく世界で初めて」（広報・CSR部）。運転席には呼気用のセンサーを搭載、酒気帯び運転の可能性がある場合は、音声やカーナビ画面を通じて警告する。助手席や後部座席にも呼気用のセンサーがあり、飲酒しているのがドライバーか同乗者かを区別する。　
（時事通信）

▼キリン<2503>、「ザ・ゴールド」目標を下方修正
キリンホールディングス（ＨＤ）は３日、傘下のキリンビールが１７年ぶりの定番ビールを目指して発売した「ザ・ゴールド」の年間販売目標を８００万ケース（大びん２０本換算）から６００万ケースに下方修正したと発表した。発泡酒や第３のビールと比べ、ファンの固定化が進むビールで新商品の浸透の難しさを浮き彫りにした。キリンは３月、創業１００周年記念の大型商品としてザ・ゴールドを発売。販促に力を入れ、最初の１０日間で１６０万ケースを販売するなど好調なスタートを切った。しかし、ビール類市場が縮小する中、大手各社が２０以上の新商品を投入する今年上半期の激戦に巻き込まれ、失速した。ビールでは平成２年にキリンが「一番搾り」を発売して以来、高級ビールや季節限定商品を除いて新商品の定番は出ていない。キリンＨＤの加藤壹康社長は「ザ・ゴールドは一定の支持を得ており、基幹商品として定着させたい」と強調した。

△プロ棋士の「第六感」解明　理研と富士通<6702>が共同研究
理化学研究所と富士通は３日、プロ棋士が対局中に駆使する直感の仕組みを解明する共同研究を始めると発表した。日本将棋連盟が協力し、約２０人の棋士をＭＲＩ（磁気共鳴画像装置）で解析する。コンピューターにはないプロの「カン」をモデル化し、将来的には、情報処理システムやＩＴ（情報技術）分野への応用を探る。プロ棋士は、情勢判断や差し手の決定で高度な思考をしていることが知られており、「脳機能を研究する上で絶好の対象」（理研の野依良治理事長）という。将棋を指している最中のプロとアマ１０人ずつを対象に、脳活動をＭＲＩで分析。将棋が強い人は、小脳で無意識に直感思考を働かせているとする仮説を証明する。理研は２年後をめどに研究成果をまとめる。ＩＴ技術や情報システムが高度化・複雑化し、いったんトラブルが起きると社会に大規模な影響が出るようになった。このため、富士通は将来、「コンピューターが自動的にトラブル解決するシステム」（幹部）の開発を視野に、研究成果を活用する考えという。
（産経新聞）

□イオン<8267>　食品や日用品年内値上げせず　割安感アピール
スーパー最大手のイオンは３日、大手メーカー製の食品や日用品など１００種類の通常店頭価格を年内は引き上げないという「価格凍結宣言」を７日に行うと発表した。原材料価格の高騰でメーカーの値上げ発表が相次いでいるが、イオンは割安感をアピールして売り上げ増につなげる狙いだ。
（毎日新聞）

△松下<6752>、３方式で手ブレ補正のデジカメ
本体の厚さがわずか２２ミリの「ＤＭＣ－ＦＸ３３」　松下電器産業は、デジタルカメラ「ＬＵＭＩＸ（ルミックス）」シリーズのコンパクトタイプの新製品３機種を８月２５日に発売する。シーンに合わせた最適な撮影が可能な「おまかせｉＡ（インテリジェントオート）」機能が付属。被写体への距離、顔の有無などを自動判断するとともに、「光学式」「高感度」「動き認識」の３方式で手ブレを補正する。本体の厚さがわずか２２ミリの「ＤＭＣ－ＦＸ３３」、３インチの大型モニターを備えた「ＤＭＣ－ＦＸ５５」、光学１８倍ズームレンズ搭載の「ＤＭＣ－ＦＺ１８」の３機種。
（読売新聞）

△「DS」を１、2年の全学生に貸与　大阪電通大
大阪電気通信大学は07年内をめどに任天堂<7974>の携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」を1、2年生全員(約2400人)に貸与して、授業などに使うことにした。現在、約300台を実験的に貸与し使用しており、学生が前向きに集中して学習することがわかったためという。授業では市販の英語学習ソフトなどを使う。同大学はJ-CASTニュースの取材に対し、「DSを情報端末機という位置づけにし、学習だけでなく、出席を取るなど様々な用途に使って生きたい」と話している。また、同大学にはデジタルコンテンツに関わるデジタルゲーム学科などがあるため、DS用の学習ソフト、ゲームソフトを作る「開発チーム」を結成し、将来は市販を目指す。

▼東京都もタクシー全面禁煙へ（日本たばこ産業<2914>）
東京乗用旅客自動車協会は加盟する法人タクシーの全車両を08年1月めどに全面禁煙することを、2007年8月3日に開かれた理事会で了承した。同協会には法人タクシーのおよそ9割が加盟しており、協会は個人タクシーの業界団体などにも全面禁煙を呼びかける方針だ。タクシーの禁煙化の動きが全国に広がることになりそうだ。
（J-CASTニュース）

△「パワプロ」北米進出へ　メジャーリーグ版に
コナミ<9766>デジタルエンタテインメントは8月3日、野球ゲームの定番「実況パワフルプロ野球」シリーズ最新作を今秋、北米市場で発売すると発表した。「MLB POWER PROS」をWiiとプレイステーション 2向けに販売する。メジャーリーグの球団や選手の実際のデータを使い、日本向けで培った野球ゲームのノウハウを活用することで、北米市場で受け入れられやすい要素を盛り込んでいくという。北米市場ではリアルなグラフィックの野球ゲームが主流だが、パワプロは「キャラクターを採用した、数少ない本格的な野球ゲームソフトとして、。子どもにも親しみやすい内容」だとしている。パワプロは累計1480万本超を販売したヒットシリーズ。

□ラオックス<8202>「ザ・コンピュータ館」9月末に閉鎖
ラオックスは8月3日、東京・秋葉原の「ザ・コンピュータ館」（千代田区外神田1-21）を9月30日で閉鎖すると発表した。ビルは売却し、有利子負債の完済に充てる。同店名を使った別店舗の運営などは現在検討中だとしている。

△試合結果にポイント賭ける「Yahoo！ズバリ予想」
ヤフー<4689>はこのほど、ユーザーがスポーツの試合結果を予想し、ポイントを賭けて楽しむ「Yahoo！ズバリ予想」β版を始めた。「巨人対阪神、どっちが勝つ？」など、試合の結果や順位を予想してポイントを賭け、予想が当たればオッズに応じてポイントがもらえる。外れるとポイントは没収される。予想に対してコメントを投稿することも可能だ。
（ITmedia News）

△新日本石油<5001>、川崎事業所の「川崎工場」と「浮島工場」間を結ぶ海底トンネルが完成

△ヒビノ<2469>、徳島大学と大型ＬＥＤディスプレイを裸眼で立体的に見せるシステムを開発

△松下電工<6991>、パルス通電によるフッ素イオン導入がエナメル質の耐酸性向上など検証

△ブリヂストン<5108>、欧州子会社「ＢＳＥＵ」が初めて環境報告書を発行

△カゴメ<2811>、フルーツ味でおいしく続けられる黒酢ドリンク３種類を発売

△ＵＳＥＮ<4842>、宇野社長が保有のライブドア全株式をモルガン・スタンレー関係会社に譲渡

△サイバーステップ<3810>、シンガポールなどでゲーム「ゲットアンプド」の有料サービスを開始

△東セロ<3971>、古河工場に無延伸フィルム設備を新設

△リサ・パートナーズ<8924>など、長崎銀行との業務および資本提携、九州地域特化型の企業価値向上ファンドを組成、西日本シティ銀行<8327>と戦略的な業務提携

△ソフトバンク<9984>テレコム、子会社「アイ・ピー・レボルーション」と１０月に合併

△森永乳業<2264>、和風アイス　エスキモー「涼風堂　栗の香」を発売、分別しやすい容器に変更した「クラフト１００％パルメザンチーズ」を発売

△インテリジェンス<4757>、「職種別　求職者の注目ポイント」調査結果を発表

▼中外製薬<4519>、急性前骨髄球性白血病治療剤「ベサノイドカプセル」の特定ロットを自主回収

△コナミ<9766>デジタルエンタテインメント、「実況パワフルプロ野球」シリーズを北米市場に投入

△ＮＴＴデータ<9613>、ＩＴ基盤トータルソリューション「ＶＡＮＡＤＩＳ」にシングルサインオン機能を追加

△さくらインターネット<3778>とネプロアイティ、携帯メールサービス「ｍｙｍ．ｓｇ」を刷新

△ジグノシステム<4300>、ＴＯＫＹＯ　ＦＭのデジタルラジオでデータ放送活用の通販番組を開始

△大和証券<8601>ＳＭＢＣＰＩ、丸善の優先株式を大日本印刷に譲渡する最終契約書を締結

△学研<9470>、中国の大手出版社と北京市に幼稚園向け教材販売などの合弁会社を設立

△テクモ<9650>、ニンテンドー<7974>ＤＳ向け本格推理アドベンチャーソフトの発売予定日を決定

△シャープ<6753>、「容積４０ｍ３（約１０畳）空間におけるセラチア菌の除去効果」を検証

△シード<7743>、埼玉県鴻巣市に使い捨てコンタクトレンズの生産新工場を竣工

△東リ<7971>、プリントタイル「テラストーン」など５品種で新色を発売

△理化学研究所と富士通<6702>、直感思考の仕組みを解明する共同研究プロジェクトを開始

△ヤマハ<7951>、コンパクトボディに本格タッチの鍵盤を搭載した高音質デジタルピアノ２種を発売

△三井物産<8031>など、アンゴラＬＮＧプロジェクトから新造船の長期定期傭船契約内示を受領

△三井物産<8031>、日野自動車<7205>製小型トラックでメキシコに新規参入

△日産自<7201>、飲酒運転の根絶に向けて飲酒運転防止コンセプトカーを開発

△三洋電機<6764>、脱臭能力がアップした「空気清浄機」など家庭用３商品を発売

△ローソン<2651>、店舗面積や営業時間に柔軟性を持たせた小型店舗を展開
（日経プレスリリース）

△ＮＴＴデータ<9613>、複数のシステム認証を１回で済ませることのできる機能を開発
ＮＴＴデータは認証が必要な企業内の複数システムへのアクセスを１回のログイン処理で済ませることができるシングルサインオン機能を開発した。システムごとに管理していたＩＤやパスワードを１つにまとめることでシステム利用時の認証作業削減やセキュリティ向上につなげることができる。新機能は認証連携の標準化団体「リバティアライアンス」の仕様に準拠。ウェブシングルサインオンシステム「バナディスＳＳＯ」のオプション機能として提供を始めた。企業のイントラネットとアプリケーション・サービス・プロバイダー（ＡＳＰ）方式のサイト、企業グループネットワーク間の連携システムを可能とするソリューションとして０９年までにシステム構築全体で１５億円の売り上げを見込む。

△ユニコムグループＨＤ<8744>、グループ会社の事業再編－オンライン事業など統合
ユニコムグループホールディングスは、グループ会社の事業を再編する。グループ内で共通する事業を集中させ能率向上を図るのが狙い。具体的には、商品先物取引、外国為替取引、証券取引の各オンライン事業をサンライズキャピタル証券（東京都中央区、西孝夫社長）に統合する。これにより日本ユニコム（同、河島毅社長）は商品先物対面営業、日産センチュリー証券（野澤正平社長）は証券対面営業、サンライズキャピタル証券はオンライン取引にそれぞれ特化しする。日本ユニコム、日産センチュリー証券を分割会社、サンライズキャピタルズ証券を継承会社とする吸収分割方式で、１１月末－１２月をめどに再編を実施する。またサンライズキャピタルズ証券は２９日に社名を「アイディール証券」に変更する。
（日刊工業新聞）

△インフォマート<2492>　「ＷＥＢ販売支援システム」業務用酒販卸会社向け提供開始
インフォマートは、６月６日付にて開示していた食品食材・消耗品資材を扱う卸売企業の売上増と業務効率化をサポートする新システム「ＷＥＢ販売支援システム」を、８月より、業務用酒販卸会社の饒田（神奈川県座間市）へ提供を開始した。饒田は、既存得意先（外食企業・店舗が中心）との受発注に同システム搭載のＷｅｂ受発注機能を「ｎｅｔでオーダー」の名称で利用開始することで、既存得意先はパソコンおよびインターネット環境のみでこのシステムを無料で利用でき、従来の電話・ＦＡＸによる発注からＷｅｂ発注へ移行することが可能となる。「ｎｅｔでオーダー」の利用得意先は、毎日の発注業務に加え、仕入内容や金額等をリアルタイムで把握できるほか、Ｗｅｂメールによる直接の商談も可能となる。業務用酒類卸としては初の試みであり、得意先からの期待も大きい。饒田では当面、既存得意先の１割を中心に導入を促進していく。「ＷＥＢ販売支援システム」は、「ＡＳＰ受発注システム」との連動が可能なことからＷｅｂによる受注業務の相乗効果が望めるほか、自社の基幹システムとの連動も可能なため、Ｗｅｂ受注から伝票発行までの業務がスムーズに行えるといったメリットがある。さらに、Ｗｅｂでの発注データ、受注データは利用企業間で情報を共有できるので、受発注におけるミスやロスを防ぐ効果もある。

△宇部興産<4208>が４日ぶりに急反発、中間期の上方修正を好感
宇部興産が、２３円高の３７８円と４日ぶりに急反発している。本日、午場立会中に第１四半期決算と併せて中間期業績予想の修正を発表、１Ｑ２ケタ増益と業績予想の上方修正を好感している。中間期の売上高が前回予想を９０億円上回る３２８５億円、経常利益が同２５億円上回る１３０億円、純利益が同６０億円に修正した。３９０円処のフシ突破となれば、新たな相場展開も期待できるが、果たしてどうか。

△デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム<4281>は後場も続伸
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムは後場も続伸。４９００円高の６万４５００円まで買われている。大証ヘラクレス市場値上がり率上位にランクインしている。とくに材料が出たわけではないが、今月１日から、大証、大証金が賃借銘柄に選定した。また、今年に入ってからのチャートを見ると、下値６万円、上値９万５０００円ラインで、三角保ち合いを形成。また、この１ヵ月ほどは続落しており、反発→上放れのタイミングに来ていた。
博報堂ＤＹホールディングス<2433>・アサツー　ディ・ケイ<9747>系のネット広告事業者で、業界２位。現在の株価でＰＥＲ３０倍台、ＰＢＲ４倍台と、ネット関連企業にしては、アク抜けで頃合いの良い数字になってきた。業績も好調。２００７年１１月期、２００８年１１月期とも、増収増益が見込まれている。まずは次のフシ７万円、中期では今年高値９万５０００円までの戻りを狙ってみる。
（証券日刊新聞）

▼フェローテック<6890>、第1四半期は経常93％増益
フェローテックの第1四半期連結は、売上高82億5000万円（前年同期比17％増）、経常利益5億6600万円（同93％増）、純利益3億5100万円（同91％増）だった。3月通期は、売上高335億円（前期比3％増）、経常利益21億5000万円（同3％増）、純利益13億5000万円（同20％減）を見込む。

▼大紀アルミ<5702>、第1四半期は経常61％減益
大紀アルミニウム工業の第1四半期連結は、売上高448億2900万円（前期比14％増）、経常利益8億8600万円（同61％減）、純利益5億9300万円（同54％減）だった。3月通期は、売上高1850億円（前期比9％増）、経常利益48億2000万円（同25％減）、純利益27億2000万円（同7％減）を見込む。

■京成<9009> 第一四半期業績 増益 通期は減益で据置
京成は、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高574億円（前年同期比1％減）、経常利益67億円（同10.8％増）、当期純利益41億円（同16.8％増）。通期業績予想は、当期純利益104億円（同10.8％減）と据置した。

△ケアネット<2150>、第1四半期は経常16倍増
ケアネットの第1四半期業績は、売上高6億8300万円（前年同期比61％増）、経常利益1億4400万円（同16倍）、純利益1億4300万円（同17.8倍）だった。3月通期は、売上高27億8500万円（前期比12％増）、経常利益4億8500万円（同20％増）、純利益8億3200万円（同2倍）を見込む。

▼西日本シティ銀行<8327> 第一四半期 通期下方修正
西日本シティ銀行は、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。経常収益457億円（前年同期比4.4％減）、経常利益125億円（同19.6％増）、当期純利益76億円（同23.7％増）。通期予想は、当期純利益190億円（同25％減）、なお、子会社の長崎銀行の不良債権処理で2008年3月通期連結予想は、当期純利益190億円（前予想210億円）となる。市場予想は、クイックコンセンサスで250億円であった。

□エイベックス<7860>、第1四半期は赤字幅縮小
エイベックスＧＨＤの第1四半期連結は、売上高200億7000万円（前年同期比1％増）、経常損益1億1100万円の赤字（前年同期3億0900万円の赤字）、純損益1億1700万円の赤字（同5億3000万円の赤字）だった。3月通期は、売上高1140億円（前期比12％増）、経常利益68億円（同13％減）、純利益31ｌ九円（同1％増）を見込む。

△田淵電機<6624> 上方修正
田淵電機は、2008年3月通期連結予想を発表した。円安効果や、デジタルＡＶ機器関連商品やアミューズメント機器関連商品が好調に推移し、不動産売却による特別利益も計上したことで、上方修正となった。売上高345億円（前年同期比330億円）、経常利益9億円（同8億円）、当期純利益10億円（同8億円）。

▼インプレス<9479>、第1四半期は最終赤字転落
インプレスＨＤの第1四半期連結は、売上高45億4800万円（前年同期比21％増）、経常利益1100万円（同94％減）、純利益1億0900万円の赤字（前年同期5900万円の黒字）だった。3月通期は、売上高205億円（前期比19％増）、経常利益5億円（同36％減）、純利益4億円（同13％増）を見込む。

△グンゼ<3002> 100万株の自己株取得枠設定
グンゼは、100万株上限（発行株0.44％）7億円上限の事故株取得枠を設定した。取得期間は、8月6日～9月20日。

△グンゼ<3002> 第一四半期業績 減益 通期据置
グンゼは、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高397億円（前年同期比0.7％減）、経常利益26億円（同7.8％増）、当期純利益18億円（同19.3％減）。通期業績予想は、当期純利益85億円（同1.4％増）と据置した。市場予想もクイックコンセンサスで85億円。

△ラウンドワン<4680> 第一四半期業績 通期据置
ラウンドワンは、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高179億円、経常利益36.8億円、当期純利益21.43億円。通期予想は、当期純利益105億円（前年同期比7.9％増）と据置した。クイックコンセンサスは、同104億円。

▼ＳＡＮＫＹＯ<6417> 第一四半期業績 大幅減益
ＳＡＮＫＹＯは、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高294億円（前年同期比36.4％減）、経常利益31億円（同81.7％減）、当期純利益21億円（同80.3％減）。通期業績予想は、当期純利益400億円（前年同期比12.4％増）と据置とした。市場予想は、396億円。

□クボタ<6326> 第一四半期業績 微増益
クボタは、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。鉄スクラップなど原材料価格の高騰や、販売価格の下落に伴う採算悪化で、伸び悩みしたとしている。売上高2690億（前年同期比6.3％増）、税引き前利益427億円（同6.4％増）、当期純利益239億円（同7％増）。通期業績予想は、当期純利益765億円（同0.1％増）で据置とした。

■野村不動産ＨＤ<3231> 第一四半期業績 減益も通期据置
野村不動産は、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高844億円（前年同期比23.4％増）、経常利益84億円（同4.7％減）、当期純利益48億円（同5.8％減）。通期業績予想は、当期純利益310億円（同17.9％増）。市場予想は、クイックコンセンサスで同323億円。

□キリンＨＤ<2503> 業績修正 純利益は増加
キリンＨＤは、2007年12月通期連結予想を発表した。販売数量の見込みの下方修正や原材料価格の高騰で、売上・経常利益は減少となった。売上高1兆8300億円（前予想1兆8800億円）、経常利益1160億円（同1210億円）、当期純利益560億円（同550億円）。

△グローバルワン投資法<8958> 大幅増配
グローバルワン投資法人は、2007年9月運用状況を発表した。営業収益48.35億円（前予想48.28億円）、当期純利益18.02億円（同17.74億円）、分配金1万8600円（同1万8300円）。2008 年3月運用状況予想は、営業収益83.87億円（前予想49.16億円）、当期純利益53.68億円（同18.5億円）、分配金5万5400円（同1万 9100円）。スフィアタワー天王洲を信託する信託受益権を売却し借入金の一部を返済したことで、上方修正となった。

△カプコン<9697> 上方修正
カプコンは、2007年9月連結中間予想の上方修正を発表した。コンシューマ用ゲームソフト事業が好調に推移し、上方修正となった。売上高303億円（前予想293億円）、経常利益28.5億円（同18億円）、当期純利益13.5億円（同7.5億円）。

△ロート製薬<4527> 第一四半期業績 通期上方修正
ロート製薬は、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高224億円（前年同期比19.4％増）、経常利益17.77億円（同95.1％増）、当期純利益10.7億円（同147.1％増）。2008年3月通期連結予想は、売上高1050億円（前予想1040億円）、経常利益106億円（同100億円）、当期純利益68億円（同64億円）。

□コスモ石油<5007> 第一四半期業績 大幅増益
コスモ石油は、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高7603億円（前年同期比9.9％増）、経常利益223億円（同60.7％増）、当期純利益131億円（同170.8％増）。9月中間業績予想は、当期純利益170億円（前年同期比19.2％減）。

□丸大食品<2288> 第一四半期業績
丸大食品は、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高486億円（前年同期比0.8％増）、経常利益5.84億円（同29.5％増）、当期純利益4.05億円（同6.1％減）。通期業績予想は、当期純利益20億円。

▼ラオックス<8202> 下方修正
ラオックスは、2007年3月連結予想を発表した。資産売却が予想を下回ったことや、在庫圧縮により売上が予想を下回り、下方修正となった。売上高607億円（前予想720億円）、経常利益30.3億円赤字（同2.5億円）、当期純利益10.1億円赤字（同35億円）。

△武富士<8564> 第一四半期業績 大幅増益
武富士は、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。与信基準の厳格化等を進めており、これにより、営業貸付金残高については一定程度減少が見込まれ、営業収益は減となるが、利益は増益となるとしている。営業収益738億円（前年同期比14.2％減）、経常利益170億円（同179.9％増）、当期純利益183億円（同404％増）。通期業績予想は、当期純利益536億円と据置した。市場予想は、クイックコンセンサスで246億円。

▼丸井<8252> 第一四半期業績 大幅減益
丸井は、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高1174億円（前年同期比6.3％減）、経常利益34億円（同60.3％減）、当期純利益18億円（同45.2％減）。通期業績予想は、当期純利益140億円（同229.6％増）と据置した。市場予想は、クイックコンセンサスで同139億円。

▼大日本印刷<7912> 第一四半期業績 大幅減益
大日本印刷は、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高3856億円（前年同期比8.6％増）、経常利益197億円(同17.9％減）、当期純利益89億円（同29.4％減）。通期業績予想は、当期純利益495億円（同9.7％減）と据置した。市場予想は、クイックコンセンサスで483億円。

△トヨタ<7203> 第一四半期業績 大幅増益
トヨタは、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高6兆5226億円（前年同期比15.7％増）、税引き前利益7390億円（同33.2％増）、当期純利益4915億円（同32.3％増）。通期業績予想は、当期純利益1兆6500億円（同0.4％増）で据置した。市場予想は、クイックコンセンサスで同1兆7518億円。

■日東電工<6988> 第一四半期業績
日東電工は、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高1765億円（前年同期比8.8％増）、経常利益149億円（同20％減）、当期純利益98億円（同12.3％減）。通期業績予想は、当期純利益440億円（同6.8％増）と据置とした。市場予想は、449億円。

▼ユアサ商事<8074> 第一四半期業績 大幅減益
ユアサ商事は、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高996億円（前年同期比1.6％減）、経常利益3.86億円（同34.7％減）、当期純利益1.76億円（同38.6％減）。通期予想は、当期純利益42億円（同15％増）と据置した。

□日本精工<6471> 第一四半期業績 ほぼ予想通り
日本精工は、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高1828億円（前年同期比5.1％増）、経常利益144億円（5.1％増）、当期純利益87億円（同4.5％増）。通期業績予想は、当期純利益390億円（同11.9％増）と据置した。市場予想は、387億円。
（證券新報）