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2013 01,05 11:00 |
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堅調地合い、政策期待や外部環境改善で先高観根強い=来週の東京株式市場 来週の東京株式市場は堅調な値動きとなる見通しだ。国内の政策期待や外部環境の改善を背景とした先高観が強く、買い遅れた投資家などによる日本株への物色意欲は旺盛とみられている。震災前の水準を回復したことでいったん達成感も出やすいが、利益確定売りを吸収しながら上値をうかがう動きが期待されるという。 日経平均の予想レンジは1万0500円─1万0900円。
■12月雇用統計を好感し、S&P500終値が約5年ぶりの高値(4日)
2013年新春相場は年末にかけた堅調地合いが続く見通しだ。マネックス証券チーフ・ストラテジストの広木隆氏は「アベノミクスの本格出動に伴って国内政策が大転換する可能性があるうえ、欧州・中国における最悪期からの脱出、良好な米経済指標に表れる米景気の改善など世界経済の回復も後押しし、株高トレンドは続く」とし、日本株に対する強気スタンスを変えていない。日経平均は目先、2011年2月17日の高値1万0891円60銭更新をうかがう値動きが期待されている。 もっともテクニカル指標では騰落レシオ(東証1部、25日平均)が146.90%(4日時点)と引き続き高水準にあるうえ、日経平均の25日移動平均線(9765円15銭=4日)とのプラスかい離率は9.4%と、2009年4月10日の同9.96%以来のかい離幅まで拡大。過熱感解消のために自律的な調整に入る可能性も指摘されている。「日経平均が東日本大震災前の水準を回復したことで目先的な達成感が出る可能性もある」(東洋証券ストラテジストの檜和田浩昭氏)という。 ただ、商いが増加傾向にあることで市場の先高観はより強まっている。大発会4日の東証1部の売買代金は連休の谷間にもかかわらず2兆円近い大商いとなった。昨年末の急ピッチな上昇過程で買い遅れた投資家による押し目買い需要が見込まれているほか、「年末年始の休暇や米『財政の崖』問題を控えて昨年末に手控えられていたものが、年明けの相場再開とともに活発化し、上値を試す動きになりやすい」(松井証券シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏)とみられている。
主なスケジュールでは、国内で11日に11月経常収支や12月景気ウォッチャー調査が発表される。海外では10日の欧州中央銀行(ECB)理事会や11日の11月米貿易収支などが注目される。
■1月の『重要変化日』
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