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「株が怖い」、個人の懐に800兆円埋蔵 日本株再生へ壁高し Bloomberg NEWS 2012/12/07 13:16 JST http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MDIKOY0UQVI901.html 下がれば買い、上がれば売る。日本株売買シェアで外国人に次ぐ存在感を持ちながら、相場のキャスチングボートを握り切れない個人投資家。市場参加者の中心が変わり身の早いセミプロのためで、多くはいまだ株式を恐れ、資金を財布の奥深くにしまい込む。日本株を活性化し得る埋蔵金はなお眠ったままだ。 「新規の飛び込みで1日に100軒回ることもあった。1カ月で10人の顧客を獲得できたらいい方で、最初は99.9%が門前払い。断られるのが仕事だった」--。証券取引所の膝元、東京・日本橋で創業90年を超す藍澤証券 企画部・経営企画グループの岡本佳世子サブマネジャーは、2002年の入社から10年携わった営業時代をこう振り返る。 日本銀行の資金循環統計によると、ことし6月末時点の個人金融資産1515兆円のうち、現預金は844兆円と過去最高を記録、比率は56%に及ぶ。これに対し、株式・出資金はわずか6%の91兆円。欧米家計の資産構成は、米国が現預金15%、株式33%、欧州が現預金36%、株式15%となっており、日本の貯蓄信仰ぶりが際立つ。 それでも日本株市場での個人投資家 の影は薄くなく、売買代金シェアで見れば2割と、7割近くを占める外国人 に次ぐ投資主体だ。ただし、一部愛好層の短期的な動きが多く、中長期的な相場トレンドを形成する担い手にはなっていない。個人の売買のうち、約6割が主として半年以内に持ち高を決済する必要のある信用取引で行われている。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
リスクに門前払い 大手電機メーカーに勤める榎本俊哉さん(42)は、ITバブル期には株式投資でもうけた友人の存在に心を動かされたが、「損することへの恐怖が強い」とし、これまで一度も株を売買していない。過去に株で大損した祖父母の代から、株とギャンブルには手を出すなとの家訓があり、「親がそれに忠実なため、自然と従っている」と言う。 「日本人のリスクに背を向ける傾向は、投資行動にも影響している」と指摘するのは、著書「リスクに背を向ける日本人」で知られる玉川大学脳科学研究所の山岸俊男教授だ。日本では雇用制度を中心にセカンドチャンスが少なく、リスクを取れない制度の中で次第にリスクを取らない原理で行動する体質が染み付いている、と同教授は見ている。 ミシガン大学のロナルド・イングルハート教授らが中心となり、5年に1度まとめられる世界価値観調査。「リスクを取って行動することが重要と考えるか」との質問に対し、「どちらかというとそうでない」「全くそうでない」を合算した回答が、日本人は73%と調査対象の51カ国中で最も高い。冒険に消極的な日本人の特性を映し出す典型例だ。 ビッグバンに踊らず 手堅さを好む日本人の姿はプロ野球の世界にも垣間見え、05年のデータで公式戦1試合当たりのバント数はセ・リーグで0.64回と米国の0.33回の2倍近くに達した、との東京学芸大学の調査結果もある。 世界の経済、金融が密接に絡み合うグローバル化が進み、資金の効率的活用を促そうと日本の政策当局も間接金融偏重の修正には動いてきた。1996年の橋本政権の金融ビッグバン提唱を皮切りに、99年には株式売買手数料が完全自由化された。オンライン専業証券の登場でインターネット株取引が普及し、01年に小泉政権は骨太の方針で「貯蓄から投資へ」をうたい、03年からの証券優遇税制につながっていく。 11年度末の個人株主数は延べ4591万人とビッグバン翌年の97年から65%増えたが、1000社を超す新規上場会社の増加、株式分割・投資単位引き下げによる株主数の増加も含み、純粋に株式投資に積極的になった個人の姿を表してはいない。実際、10月末公表の「家計の金融行動に関する世論調査」でも、2人以上の世帯で、今後の金融商品の保有希望として株式と回答したのは6%と、99年の調査開始以来で最低だった。 株安のトラウマ 認知科学が専門の東京大学大学院の植田一博教授は、原子力発電所事故のように一度悪い結果が起こると、日本人はそれを避けようと「経済合理性で判断しない傾向がある」と指摘。日本株は2度のバブル相場とその崩壊を経験し、今やTOPIXは史上最高値からおよそ8割安い水準で推移、投資家にとって株安はトラウマとなっている。 大和住銀投信投資顧問の門司総一郎チーフ・ストラテジストは、「この20年間は株式を持つより、銀行預金にしておいた方が良かった。一時的にITブーム時の株価上昇などがあったが、その後再び下落し、ブームが一過性にとどまってしまったことの影響が大きい」と見る。 東京ガスを60歳の定年まで勤めた木内強(72)さんは、退職時に人生で初めて証券会社のラップ口座に1000万円を投資した。しかし、残り数千万円は銀行預金で、「老後資金に不安はあるが、自分で投資しようとは思わない」と話す。玉川大の山岸教授は、「日本では定年制により一定年齢を過ぎると無収入になり、資産を失うことへの恐怖心が大きい」とし、一定の能力があれば年を重ねても働ける環境をつくらないと、日本人はリスクを負った資産運用をしないと分析している。 0.02%に眠る資金 日本株市場の国際競争力、利便性や効率性を高めようと来年1月に大阪証券取引所 と合併する東京証券取引所グループ では、ことし3月に「日本株市場の活性化~日本経済応援プロジェクト~」を公表した。アクションプランとして毎年60社以上の新規株式公開(IPO)推進、新たな個人投資家層の裾野拡大などを掲げ、個人育成では「+YOUニッポン応援全国キャラバン」を定期開催。カリスマファンドマネジャーらが講師となり、投資未経験者らとの交流に取り組む。
東証キャラバン隊の講師でもある独立系投資信託会社、さわかみ投信の澤上篤人会長は、日本の名目国内総生産(GDP )約470兆円の1.8倍の資金が0.02%の利子に寝ているため、日本経済は成長しないというのが持論。家計が「預貯金を抱え込まず、5%、10%でもいいから長期投資に回せば、日本経済は元気を取り戻す」と訴えてやまない。 『米国のサブプライム・ローン問題を契機に、世界の株式は08年から翌年3月にかけ大きく下落。その後各国の景気刺激策を受け出直り、主要90指数中、09年3月末からことし10月末までに78指数が上昇した。ベネズエラの8倍を筆頭に欧米主要国も50から80%上げたが、TOPIX は4%安と債務危機に直面したギリシャ、イタリアと並び下落グループに属する。』
普通・・・極々普通の思考回路の持ち主ならば、 22年間、右肩下がりだぞ。
一般素人が"NIKKEI 225"のチャートを観て、それでも参加するとなれば
リーマン・ショック後でさえ、ベネズエラの8倍を筆頭に 何コレッ? こんな状況下で投資しろと?!
投資とは最低数年間は持ち続ける事を指すんだよなぁ~・・・・・
一体、誰がこの現状を観て投資するんだ??? 投機は更に相場を知っていなければ、金がとけて行く。 「大手電機メーカーに勤める榎本俊哉さん(42)は、ITバブル期には株式投資でもうけた友人の存在に心を動かされたが、「損することへの恐怖が強い」とし、これまで一度も株を売買していない。過去に株で大損した祖父母の代から、株とギャンブルには手を出すなとの家訓があり、「親がそれに忠実なため、自然と従っている」と言う。」
この話は至極真っ当な話である。
引き合いに出した話で、
これは笑わせて戴いた。しかも「セ・リーグ」と名指しこそしていないが、
まぁ~お笑いは別にして、
しかし、株式相場を続けている皆さんが儲けようとするならば、 PR |
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