パレスチナ「国家」格上げを国連総会が決議、米国は懸念表明
ロイターNEWS　2012年 11月 30日 08:56 JST
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE8AS07A20121129

　国連総会（１９３カ国）は２９日、パレスチナの国連でのオブザーバーとしての資格を「組織」から「ノンメンバー国家」に格上げする決議案を賛成１３８、反対９、棄権４１の賛成多数で採択した。今後、パレスチナは国連で「国家」としての扱いを受けることになる。
米国やイスラエルは反対の意向を示していた。ただイスラエルは、パレスチナが国際刑事裁判所（ＩＣＣ）への加盟を求めない限り、厳しい制裁を科すことはないとしている。

オーストリア、フランス、イタリア、ノルウェー、スペインなど欧州１７カ国が格上げを支持した。英国、ドイツなどは棄権した。

反対したのは米国とイスラエルのほか、カナダ、パナマや太平洋島嶼国などで、欧州からはチェコが加わった。

米国のライス国連大使は決議後、和平協議の早期再開を求めた。クリントン国務長官は格上げは和平への障害になるとの見解を示した。

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[2回]

イスラエルが入植決定
ロイターNEWS　2012年 12月 1日 09:14 JST
http://jp.reuters.com/article/kyodoMainNews/idJP2012120101001061

【エルサレム共同】イスラエルのメディアは１１月３０日、占領地の東エルサレムとヨルダン川西岸の入植地に計約３千戸の入植者住宅を建設することなどを政府が決定したと伝えた。パレスチナの国連オブザーバー資格を「組織」から「国家」に格上げする国連総会決議が２９日採択されたことへの報復措置。パレスチナ自治政府は決議が採択されれば、直ちに和平交渉再開に応じるとしていたが、和平機運は早くも収縮しそうだ。
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イスラエルが和平交渉するワケ無いじゃん。
今回の総会決議は安全保障理事会と異なり、
常任理事国の拒否権行使の対象とならない。
だから常任理事国の米国のヒラリーが何を言おうと無理。

･･･で、どのような決議が採択されても、あるいは採択されなくても、
イスラエルはパレスチナと和平交渉を行う意志はないわけで、
今回の採択で状況が劇的に変化する可能性は小さい。
･･･が、イスラエルが追い詰められつつあることは確かだ。
･･･っていうか、どの道を行こうが、そういう展開なんですよねぇ～･････

領土に関しては「大イスラエル」、つまり南はナイル川から北は
ユーフラテス川まで、西は地中海から東はヨルダン川までを
イスラエルの領土にするべきだと考えている。
つまりパレスチナ人はガザやヨルダン川西岸から追い出すつもりだ。
だから上記記事のように「入植」＆「違法入植」も計画に含まれている。
追放先として彼らが昔から想定しているのはヨルダン。

1973年の第4次中東戦争で追い詰められたイスラエル政府は、
劣勢を挽回するために核兵器を使用する準備を決めている。
これは当時のソ連の警告で実行されなかったのだが、
次の危機でどのような行動に出るか･･･は簡単に想像できる。
現在、中東＆北アフリカで最も危険な存在はイスラエルである。

要は毎度のパターンなんだけれども、
国際金融資本がこの様な決議を認めたのは、
イスラエルの孤立感を際立たせ、
シリア⇒エジプト⇒イラン空爆へと暴発させて、
10年ほど溜まった兵器の一掃＆新型兵器お披露目ショーで、
現在沈滞している世界の景気を、戦争という名の究極公共事業で
浮揚させようという意図なんですよねぇ～やれやれ･････

なので、危機は遠ざかったのではなく、
危機は近づいたと考えるべきなのです。

ちなみに、戦争が勃発したり、テロが発生したり、NYダウ急落
日経２２５下落、為替上高下激しい･････

そんな環境下で、貴殿・貴女はゴールドをのんびり買いますか？

普通ならば「売り」ヘッジをするはずです。

大金持ちの投資家やヘッジファンドは、
一般プレーヤーが「有事のゴールド買い」で買い付いた処を
利食いし売りを浴びせる。これ当然の行い。

イラクのクエート進行、イラク戦争勃発などその直後、
数十分は「有事のゴールド買い」･････
ところがその後は続かず、売りを浴びせられ続かず。

イラク戦争勃発時は前場、ストップ高、後場ストップ安。
買い付いた人は１日で足。

リーマンショック時も「有事のゴールド買い」は数日。
その後は、当時にしてみれば、現在で８０－１００ドル位下落したような
変動幅を感じる下落がありました。

有事（戦争）なんて、いつ起こるか判らないので、
まぁ～アタマに入れて置いて♪