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2012 12,01 12:00 |
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【日本株週間展望】4週続伸、政治期待で海外資金流入-買い疲れも 12月第1週(3-7日)の日本株は、4週続伸が見込まれる。衆院選後の政権交代と金融緩和観測を背景に、為替の円安傾向は目先続くとみられ、需給面では海外投資家からの資金流入が支援しそうだ。ただ、直近の急ピッチな上昇で買い疲れ感も出てきており、一本調子の上げは難しい。 大和住銀投信投資顧問の門司総一郎チーフ・ストラテジストは、「政権交代への期待感が下支えになり、強い基調は続く」と予想。政策うんぬんではなく、「民主党政権への評価があまりに低い状況で、今よりは良くなるだろうという期待、現政権が変わる可能性が高いことへの安堵(あんど)感がある」と言う。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
11月4週の日経平均株価 は欧米株の堅調も手伝い、前の週に比べ79円(0.8%)高の9446円と3週続伸。しかし、円安の動きが鈍る場面が見られたことなどで、目先の損益を確定する売りも徐々に出て、週間上昇率は第3週(3.8%)を大きく下回った。 国内政局をめぐっては、12月4日に衆院選(16日投開票)が公示される。最新のマスコミ各社の世論調査によると、比例代表の投票先では自民党が軒並み首位を維持。自民党は21日に公表した衆院選の政権公約で、デフレ脱却へ向け2%の物価上昇率を目標とした政策協定(アコード)を政府・日本銀行が締結することなどを明記した。市場では、自民党中心の新政権が誕生した場合、日銀に追加金融緩和を求める圧力が一段と高まるとみられている。 選挙後の政策歩み寄り可能 こうした中、「政策期待が相場のメインテーマ」と話すのは、みずほ証券の倉持靖彦投資情報部長だ。「円高とデフレへの対応強化は各党とも共通しているため、選挙後、どういった政権の枠組みになったとしても政策の歩み寄りは可能」と指摘。為替は、日銀への追加緩和プレッシャーが強まるとの見方に加え、経常収支や資本収支といった需給面も円安に向かいやすく、「1ドル=83円台まで円安が進行すれば、収益にプラスとなる輸出関連株への買いが再び強まるだろう」と読む。 海外情勢に目を向けると、欧州では27日のユーロ圏財務相会合で、ギリシャへの追加支援が決まった。歳出削減と大型減税の失効が重なる米国の「財政の崖」問題をめぐっては、ベイナー下院議長(共和党)が記者団に対し財政協議で「大きな進展はない」と発言。一方、民主党のシューマー上院議員は進展ありと述べたとされ、情報は錯綜(さくそう)気味だ。中国では、HSBCがまとめた11月の製造業購買担当者指数(PMI )速報値が50.4と、節目の50を1年1カ月ぶりに上回るなど直近の経済指標はおおむね改善傾向にある。 3つの不安、2つが改善方向 大和住銀投信の門司氏は、海外ではこれまで米欧中と大きく3つの不安材料があったが、「欧州と中国については改善してきており、12月から来年1月にかけて世界的に株価が上向く形になっていく」とみる。米財政の崖問題は、足元で少し楽観論が広がっているが、年をまたいで協議が続きそうで、「株価の上値抑制要因」との認識だ。 相場上昇には、売買代金シェアで6割を超す海外投資家 の買いが欠かせない。東京証券取引所が29日に発表した11月3週の売買データによると、海外勢は2週連続の買い越し。買越額は2538億円と前の週の2倍近くに達し、海外株高や円安を受け日経平均が1万円台を回復した3月2週以来の水準に膨らんだ。海外勢は東証でのTOPIX型、大証での日経225型先物(ミニ含む)でも3363億円買い越した。 東海東京証券の仙石誠マーケットアナリストは、海外勢が現物を2週連続で1000億円以上買い越したのは、日銀が市場にサプライズを与えた「バレンタイン緩和」前後の2月2-3週以来で、現物と先物がそろって大幅買い越しとなった点に着目。日経平均は7月以降、8000円台前半を下値、9200円台を上値にしたレンジ相場が続いてきたが、「海外勢買いの強まりで、抜けるべくしてレンジを上抜けた」と指摘する。 需給面では、想定外のネガティブ材料が発生しない限り、いったん勢いづいた海外勢の買いは継続するとの見方が多い。東海東京証の仙石氏は、足元で3月期決算企業の中間配当が支払われる時期に差し掛かっており、「投資家の手元には配当金の支払いで、比較的潤沢な資金がある」とし、底堅い相場展開の継続を見込んでいる。 上値は限定、騰落レシオも高水準に もっとも、11月中旬からの急ピッチな上昇で、利益確定や戻り待ちの売りも出やすく、株価指数の上値は限定的となりそうだ。14日の衆院解散決定を受け、日経平均は翌15日から30日までの11営業日で781円(9%)上げた。日経平均の25日移動平均線からの上方乖離(かいり)率は、過熱局面入りとされる5%に接近。また、東証1部の上昇・下落銘柄の割合を示す騰落レシオ は29日に113%と、3カ月ぶりの高水準を付けた。同レシオは、120%以上が短期過熱感を表すとされる。 12月1週に控えるイベントは、3日のユーロ圏財務相会合、4日の欧州連合(EU)財務相理事会、6日の欧州中央銀行(ECB)理事会など。経済統計は、米国で3日に11月の供給管理協会(ISM)製造業景況指数、5日に11月のADP雇用統計、7日に雇用統計が公表予定。中国では5日に11月のHSBCサービス業PMI、欧州では6日に7-9月期のユーロ圏GDP、国内では3日に7-9月期の法人企業統計、11月の新車販売台数、7日に10月の景気動向指数がある。
この中で投資家の関心が高いのは、米国のISM製造業景況指数 と雇用統計だ。11月のISM指数はブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の予想中央値が51.4と、前月(51.7)からやや低下するものの、製造業活動の拡大と縮小の境目を示す50を3カ月連続で上回る見通し。米雇用統計は、非農業部門雇用者数の予想中央値が前月比9万人増となっている。10月は17.1万人増だった。 『為替は、日銀への追加緩和プレッシャーが強まるとの見方に加え、経常収支や資本収支といった需給面も円安に向かいやすく、「1ドル=83円台まで円安が進行すれば、収益にプラスとなる輸出関連株への買いが再び強まるだろう」と読む。』
さて、この「円安」が次はいつスタートするのか?・・・ですが、
◆12月07日(金)
上記指標どれもが、中国&欧州の影響を受けて、非常に悪い数字が 『海外ではこれまで米欧中と大きく3つの不安材料があったが、「欧州と中国については改善してきており、12月から来年1月にかけて世界的に株価が上向く形になっていく」とみる。米財政の崖問題は、足元で少し楽観論が広がっているが、年をまたいで協議が続きそうで、「株価の上値抑制要因」との認識だ。 』
この『楽観論』が出だすと実は怖く成るんですよねぇ~・・・・・ PR |
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