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2012 11,08 08:30 |
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米議会の「ねじれ」継続で株価下落、「財政の崖」に警戒感
7日の米国株式市場は急反落。主要3指数がそろって2%超下落、ダウは300ポイント超値下りした。 S&P総合500種も6月21日以来の大幅な下げとなり、指数を構成する10セクター全てが値下りした。 ニューヨーク証券取引所、ナスダックに上場する銘柄の80%以上がマイナス圏で引けた。 S&P総合500種は節目の1400ポイントを割り込むのは8月30日以来、ダウが1万3000ドルを割り込むのは8月2日以来となる。 ダウ工業株30種.DJIは312.95ドル(2.36%)安の1万2932.73ドル。 ナスダック総合指数.IXICは74.64ポイント(2.48%)安の2937.29。 S&P総合500種.SPXは33.86ポイント(2.37%)安の1394.53。
■NY株急反落、米財政問題や欧州情勢が再び焦点に(7日)(03:25) 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
欧州委員会がこの日発表した秋季予測で、ユーロ圏の今年の成長率見通しを従来予想から引き下げ、来年についてもプラス0.1%のわずかな成長にとどまるとの見通しを示したことも、欧州経済が短期的に改善することへの期待に水を差し、相場を圧迫した。 アップル(AAPL.O)は3.8%安となりナスダックを押し下げた。9月につけた過去最高値から20%超下落し弱気相場入りした。 ロムニー候補の勝利を見込んでいた一部投資家の買いを集めて前日上昇していた防衛関連株やエネルギー株に売りが出た。 防衛関連株指数は2.9%安と1年ぶりの大幅な下げとなった。ユナイテッド・テクノロジーズ(UTX.N)は2.9%安、ロッキード・マーチン(LMT.N)は3.9%安。 エネルギー株はオバマ政権下で規制が強化されるとの見方から売られ、アーチ・コール(ACI.N)は12.5%と急落した。ピーボディ・エナジー(BTU.N)も9.6%安。 金融株も同様の規制強化観測から売られ、JPモルガン(JPM.N)が5.6%安、ゴールドマン・サックス(GS.N)も6.6%安となった。 ヘルスケア関連株はまちまちとなった。オバマ大統領の再選を受け、医療改革法が全面的に廃止される可能性はなくなったものの、実際に実施されるのはどういった内容になるのかをめぐり不透明性が残っている。S&Pヘルスケア株指数は1.9%安。テネット・ヘルスケア(THC.N)は9.6%上昇した。 今回の連邦議会の上下両院選では民主党が上院で過半数を、共和党が下院で過半数を維持し、「ねじれ」議会が継続することになった。 アメリプライス・フィナンシャルの首席マーケット・ストラテジスト、デービッド・ジョイ氏は、「ねじれ」議会が継続することには失望させられると発言。「ねじれ」議会となっているためにこれまでの財政をめぐる協議は手詰まり状態になり、打開の糸口がみつけられていないと指摘した。
ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、ナスダックの3市場の出来高は約78億1000万株と、昨年の1日平均の78億4000万株を若干下回った。 PR |
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